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GUEST
秋桜
美月じゅんさん
色に憧れて
紅蓮さん
     
 
MIE
赤いチューリップ ふたりの小舟 太った紫陽花 つつじの誘惑 秋桜 夜桜


赤いチューリップ

ひとつ ふたつ みっつ 数えられないね
双子 三つ子 四つ子 いくつ子なのでしょう
わたしたち
姉妹揃って春を待ち 姉妹揃って花を持つ
この素晴らしい赤色 何のため
この美しい赤色 誰のため
みんな みんな あなたのためよ
わたしたちは この世で踊る
バレリーナ


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秋桜

乙女の祈りのような淡さで
あなたは風にゆれて咲く
その花びら色の口紅があれば
わたしは少女の日に返れるのに
まっすぐに切り揃えられた
前髪のような素直さで
あの人に想いを告げられるのに

from 美月じゅんさん

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「秋桜」はじゅんさんが選んでくださった詩です。
可憐で可愛い詩ですね♪
秋桜って花びらの色に依って花言葉が変わりますよね。
お似合いは勿論、ピンクの秋桜---「少女の純潔」。
艶やかな花に負けずに咲く、可憐な秋桜を忘れないで!。
じゅんさんのあの人、そして私のあの人、いつまでも。


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色に憧れて

昔ね
そう昔なんだけど・・・
雨の日に
着物の上に牡丹色のコートを着た女性の姿に
憧れたの

でもね
本当は大輪の牡丹の花そのものに
憧れたの・・・

今は紫色を含む鮮やかな赤色の躑躅色に
憧れている

いつまでも色を求めている
どんどん私の中で変化していく色
今も追い求めている・・・

いつか撫子色の
わずかな紫がかった薄紅色で河原撫子の色に

from 紅蓮さん

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2002年5月18日、出会ったその日に
この詩を贈って下さいました。「紫がかった薄紅色」
好きな色です。ありがとう♪紅蓮さん。


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ふたりの小舟

ふたりの小舟を浮かべましょう
待ちに待った 春ですよ
ゆったり流れる 川だから
下手な船頭 笑わない
私は 貴方の 舵取る
お姫様
少しのあいだの お姫様
桜のアーチを 抜けましょう
桜吹雪を 浴びながら

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太った紫陽花

私の顔と 同じくらいの
紫陽花を 見たんだよ
小雨の中で 重たそうに
自分の身体を 支えている
藤紫色の 太った紫陽花
あなたは 何を食べているの?
太りたい私は 思わず訊いたの
答えは 戻ってはこなっかた
でも 葉と葉の間に
染み入る 雨が教えてくれたんだ
私 泣き虫だものね
いつも 身体から
水が 流れていくんだよ
藤紫色の 紫陽花
黄色だったら ひまわりみたい

by MIE
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つつじの誘惑

マゼンタ色の 甘い蜜
春の残り香 押しのける
羨望の中での頬撫では
風の隙間の 小さな微笑み
負けないで 誘われないで
わたしは ここで咲いている
小さな花びら 忘れないで

by MIE
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秋桜

花びらがそよいでる
秋の香りが気持ちよく
ゆらぁ ゆらぁ と
そよいでる
こうして貴方の風に
頬撫でされる
秋桜のままでありたいと
いつまでもいつまでも
そよいでる

by MIE
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夜桜

春がど真ん中
優しい夜が始まるよ
黄色い光に照らされて
舞い散る花びらは
誰かの愛したくちびるみたい
淡いピンクがいじらしく
爽やかな風に乗って
私に降り注ぐ
今  最後の桜に守られる
髪に飾られた花のかんざしに
いつも 春を被った気分で
眠りにつくわ

by MIE
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MUSIC ♪乙女の祈り♪バダジェフスカ 
from ソラリスの海