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GUEST
ひこうき雲
美月じゅんさん
空と私
COSMOSさん
     
 
MIE
ひこうき雲 羽毛布に包まれて 落陽のシルエット メール 70%の晴模様 動かぬ空
空の青さ 鰯雲        




ひこうき雲

白い浮き雲
十字(クロス)に抜けて
静かな空に描かれた
白い軌跡はまるで恋
切なく滲んだ涙のように
擦って消して
蒼さに溶けたら
笑顔のように晴れる

ひこうき雲
いつも
夢の時間を刻んでる
夕映えの私は
ピンクに染まり
閉じた瞳に時忘れ
淡い想いを乗せている
ふたりで描く
夢のキャンバスに

by MIE
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ひこうき雲

空のキャンバスに描く

ひこうき雲のような君の夢

少年の眼差しのように

まっすぐに伸びる美しい直線

いちばん好きな雲の形を

ほほえみながら

見つめている午後

わたしも空を飛んでゆきたい

from 美月じゅんさん

バナー

美月じゅんさんの「ひこうき雲」、<HP-B型の詩姫>はこの詩が
きっかけで生まれたそうです。じゅんさんにとっては大切な記念の詩です。
掲載させて戴きましたこと深く感謝いたします。
(じゅんちゃん、ありがとう♪ 言葉で言い表せない程の感謝です)
"少年は飛行機に憧れ、少女はひこうき雲に想いを馳せる"確かにそう想います。
理由はみんながそれぞれ少年だった頃、少女だった頃を振り返れば分かりそう。
子供の頃も大人になった今もひこうき雲が大好き。ひこうき雲のある空が好き。
いつもひこうき雲が伸びますように。


ここをクリックするとイメージページへ

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空と私

明日

1日だけ

空を見ていて下さい

朝焼けだったら私です

夕焼けだったら

もっと


私です

from COSMOSさん

バナー

ここのコーナーでMIDI素材をお借りしているCOSMOSさんです。
そう言えば私はこの詩を他で見つけて彼女のHPを訪れたのでした。
出会いを戴いた想いで深き詩ですね。
朝日とか夕陽に照らされる雲は 下半分だけが紅くって幻想的な光景です。


ここ をクリックするとイメージページへ


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羽毛布に包まれて

あなたの秘密 わたしの秘密
そっと ゴム風船に
忍び込ませて 飛ばしましょ
雪のように 白い綿雲
身動きせずに 待っててくれる
一番大きな 綿雲 通り抜け
誰も居ない 雲の上
こそこそ ひそひそ
秘密と秘密の 話し合い
ここは 羽毛布のように
優しく あたたかく
秘密を 包んで くれますね
きっと あしたは
内緒のない ふたり

by MIE
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落陽のシルエット

太陽と戯れていた
流れる雲も 遊び相手を
失なった夕暮れに
ふたりの 視界から遠ざかる
山の向こうの 明るさが
消えゆくまでに 確かめあいたい
ふたりの楽しみ ふたりの苦しみ
いつも 一緒であることを
埋め込んでしまいたい
この落陽の シルエット

by MIE
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メール

飛んでいる 雲の上
飛んでいる 風の中
電波という名に変えて
愛の想い 空を飛ぶ
はやる気持ちを抑え
西へ西へと家路を急げば
夕陽の眩しさ 恥じらい隠す
しあわせ顔の私が
帰ってクリックすれば
あなたの想い
ことばに変わり
私を優しく撫でる

by MIE
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70%の晴模様

雲が太陽を隠してる
70%の晴れ間を眺めてる
雲が泳ぐのじっと待つ
風の助けをじっと待つ
独りじゃ駄目だよ
いつもふたりだよ
雲の上で約束したね
雲の上では100%の晴模様
私の夢はあなたと同じ
あなたの夢は私と同じ
泣き伏せるあなたの横で
じっと待つ
泣きやむあなたを私
じっと待つ

by MIE
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動かぬ空

三十七度の暑さの中
風も何処かで
涼んでいるのでしょうか
いくつもに分かれた
わた雲の群れは
身動きしない
視界の中で
世界を止めている

日傘と日傘のあいだから
空を眺めると
黙っているのでしょうか
いくつもに分かれた
わた雲の群れは
無言の空と
戯れあって
世界を止めている

エンジン音とため息の中
汗を流した人間だけが
時を刻んでる
そんな夏の日
夢は空でなく ここにある

by MIE
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空の青さ

雲と雲の隙間から
微笑みかける
空の青さは変わらない
何分 何時間 何日
隠れていようと
空の青さは変わらない
いつも いつも
微笑みかける
愛をも恋をも越えた
優しき恵み

似ています
あなたの微笑みに

by MIE
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鰯雲(いわしぐも)

空は焼けていない
涼しさが駆けてきた
どこかの娘の
オセンチ引き連れて

空は高く広がり
恋しさをつのらせた
どこかの娘の
小さくかよわき恋に

空を見上げれば
あの娘の秋が
わたしの青春みたいに
散らばっている
優しき鰯雲に似て

by MIE
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