Bunnys in the Midnight

不思議な夜が来る

秋の最中に春風の香り
真夜中なのに
私 おはようって訪ねるの
真夜中なのに
私 温かさを感じているの

漏れる月明かりに照らされて
見えない穴でにらめっこ
紅い眼 並べて
貴女らしさが笑えば
私らしさも笑う

赤い色のある部屋で
乾かぬ瞳 ふかふか輝かせ
飾らぬ想いが馳せている

Sept, 13. 2002

詩のイメージ画像
(ちゃお HP開設1周年、おめでとう♪)

line


あなたの空気


きょうの空は水の色
集まる雲は雪だるま
こんなに綺麗な空が被ってる
なのに
不思議不思議が舞ってくる

私のまわりの空気は味気ない
静かに吸っても 大きく吸っても
味気ない

私に向かって吹きかけて
遠くからでも吹きかけて
あなたの空気は美味しいわ

Oct, 22. 2002

詩のイメージ画像


line


【詩の画像乗せ】「晩秋」 冷たい風が頬を撫でると 想い出す いつか逢えると信じていた日々を 冷たい風が地を這うと 想い出す 糸の繋がり信じていた日々を  幾度 秋の終わりを迎えても わたしは忘れない 愛を囁きたかった あの日のわたし 寂しがりやだった 本当のわたし
Oct, 29. 2002


line



鳥を見た


秋は終わったのでしょうか?
色づく葉が踊る路を
まだ歩いていないのに
雪の舞う姿を遠くに
浮かべてしまう
冷たく澄んだ高い空

雪を知らせているのでしょうか?
どこからともなく飛び出した
白いからだをした鳥は
冷気を切り刻んで消えて行く
見上げる私の耳には風の音
空は既に冬を待っている

ほんの少し
私の秋も味わいたいのに・・・

Nov, 5. 2002

詩のイメージ画像


line


PREV  NEXT