白い空
何処まで続く白い空
青い空が見えなくて
両手を広げて待ってるよ
何も掴めぬ手が寂しそう
何処まで同じ白い空
青い空が恋しくて
静かに目を閉じ待ってるよ
愛しき人の香りを想い
優しい風が吹く時を・・・
July 29,2002
手の中に
時が流れても
消えて行かない物が有る
あなたの町が瞼の裏に
あなたの夢が手の中に
幾度 新しい朝を迎えても
私の手は 明日を握りしめたまま
あの日 ベッドの中でそうしたように
August 4,2002
未来が過去に
行く場所も無く 戻る場所も無く
ひとり
立ちつくしてしまったとき
振り返らずに 目を閉じよう
後ろを向かずに 想い出そう
どんな風に未来を 作っていたのかを
描いた未来が過去に続く人生を
望み続けよう
前を向いたまま
August 9,2002
リンゴジュース
リンゴジュースを飲むと
甘酸っぱい味がした
出逢った頃の味だよね
向き合えたときの
喜びと
振り向いても貰えなかった時の
切なさが
今 口の中で笑っているよ
飲み込んでしまえば
すべて 穏やかな優しさの中
ほらねっ すやすやと夢心地
August 14,2002
 夜 何も出来ずに陽が暮れて行く 見上げれば 空に有るのは丸い月 三日後 十日後 姿を変えても きっと あなた自身は丸い月 言葉を知らないあなたが 微笑みかけて 「おまえはおまえだよ」・・・ 物足りなさに抱かれて眠るのも あしたの夢を抱いて眠るのも わたしが迎える同じ夜 遠い日想えば 柔らかな光に包まれて きのうと違う夜がある August 25, 2002 |
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