不思議な想い

ある日
ふと寂しくなるとき
あなたが恋しくて
ただ待ってしまっている
いつもの言葉を聞きたくて
この不思議な気持ちを隠せない
ある日
また寂しくなるとき
私は妬いている
ほんの少しのジェラシーを
捨て去ってしまいたい
この不思議な瞬間が憎らしい
変わらぬふたりなのに
この不思議な想いが切なくて

Feburary 3, 2002
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話す影


 お昼を食べたら空が青く色づいた 
寒さを語った小さな焚き火は
今は寝息を吐いている
青い空から白い土
周りを囲んだ椅子に影を見た
沈んだ空が扉を開けると
私の足にも影が現われる
葉のない枯れ木に影が出来
小さな石ころまでにも影がある
沈んだ空が扉を開けると
沈んだ心に話すわたしが現われる

Feburary 6, 2002
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魔法の鍵

宝箱のふたを開けたら
あの愛らしいオルゴールの
音色が挨拶したように

数年前のこと
私の心の扉を私は自ら開けたわ
ずっとずっと開けたままで
流れ続ける"乙女の祈り"

あなた自由に出入りしてね
挨拶なんていらないわ
だって
閉ざされたあなたの心の扉を
開ける魔法の鍵を私は持っている

だから
あなた自由に出入りしてね
いつもいつも
私の心を充たし続けて欲しいの

Feburary 7, 2002

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夜明け前

ほら もうすぐ夜明けも間近
夜空のお星様たちも眠るころ
私たちも眠りましょう
語りあった夢の続きを
眠りの中まで持ち越して
私 いつでも夢の中では
あしたが晴れるといいなと
少女に戻る
遠く離れたあなたの街の
あしたも晴れたらいいなと
少女に戻る

Feburary 10, 2002
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小さな恋

いつもいつも
前を向いて歩いている
ただ一直線に
幼い頃に渡った吊り橋の
下を見る怖さが頭をよぎり
振り返る距離さえ知りたくなくて
今の未来も 昔の未来も
私の未来はいつの日も
あなたの優しい笑顔
あなたの優しい言葉
橋の向こうで 道の向こうで
待っている
ただそれが見たいだけ
ただそれを聞きたいだけ

Feburary 16, 2002
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