雪降る夜に
静かに静かに目を開けて
深く茂った愛の象徴
緑の森に光る星群
四つの瞳に光ってる
小さなお鼻に
人差し指のせてありがとう
鼻歌の歌い方教えてあげよ
花びらみたいな
ピンクのホッペにありがとう
KISSの貰い方教えてあげよ
あなたの出来ること
無邪気という仕草で
泣くことと笑うこと
なのに私はいつも
そんなあなたにありがとう
見つめてくれた
たくさんの笑顔にありがとう
一緒に笑うよ雪降る夜に
December 7, 2001
(未来と未来の末娘、あーたんに)
寒いね
あなた
自由を目の前にしたのかしら
わたし
以前と少しも変わらないのに
この頃
目と目を合わせて貰えない
寒いね
と言って冷たい手を出すと
そうだね
と強く握り返してくれたのに
きょうの
わたしの手はまだ震えてる
横顔しか見ること出来ない夜に
わたしは目を閉じる
暗い瞼の裏に雨が降り
笑っていたあなたが
滲んで映る
December 8, 2001
ブルーな朝
暴れる笹のとなりで
柿の実ゆらゆら揺らぎ
初冬の朝が目を覚ます
白い靴を履いて出かけよか
ゴム長選んで出かけよか
濡れた路面に問いかける
霧を上げてる緑の山の
煙ったふもとへ私のブルー
笹に紛らし飛ばしてみよう
ふぅ〜っ 白い寒さが歩き出す
December 13, 2001
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