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JEFF BECK

FROM MY COLLECTION

 ヤードバーズ出身の三人のギターリストのうち、わたしが一番魅かれたのがジェフ・ベックであり、その後全ギターリストの中で一番好きなギターリストと成って行きました。
 常に変化し続けた人ですので、好みでない作品を続けた時期も少しありましたが、やはり追いかけて良かったと思えるミュージシャンです。(これはわたしにとって David Bowie と全く同じです)
 多くのギター好きに愛される人間味豊かなジェフ・ベックの事記して置きたいと思います。


 ジェフ・ベック、1944年6月24日生まれで本名は[Geoffery Arnold Beck (ジェフリー・アーノルド・ベック)]、GeoffをJeffに変えて愛称として使用していたのでしょうか?(わたしの憶測)
10代の頃の知り合いジミー・ペイジの紹介でヤードバーズに途中加入、ヤードバーズが一番人気あった時代を受け持ちながら、自分からバンドを去ってしまったベック。 名腕プロデューサーながらもそこは商売人のミッキー・モストにヴォーカルを強いられ、ポップソング風のシングル"Hi Ho Silver"や"Tallyman"を自身のヴォーカル曲として出さされたり、ユーロビジョン・ソング・コンテストで人気を博したフレンチ・ポップス"Love Is Blue 恋は水色"を演奏してシングル発売されたりと、意思に判する仕事を暫くこなしていましたが、遂にはロッド・ステュアートと出会い、固定した自分のグループを作ることが出来ました。
(ミッキー・モストの思惑通りそれらのシングル盤はイギリスでそこそこのヒットを記録しています)
 [The Jeff Beck Group] レコードデビュー時のメンバーはヴォーカルにロッド・ステュアート、ベースにロンウッド、ドラムスにミッキー・ワーラーという構成。曲によってはジミー・ペイジ、ジョン・ポール・ジョーンズ、ニッキー・ホプキンスといった面々が参加しています。
デビュー・アルバム『TRUTH』トップの曲はヤードバーズ時代のヒット曲 "Shapes Of Things"。同じ曲だと思えないほどに変化しています。
 ロッドのヴォーカルとジェフのギターが絡みあうスリリングな展開が聴き物です。この手法はジミー・ペイジのレッド・ゼッペリンでも成功しています。クラプトンのクリームはトリオ編成という小編成での楽器間で絡み・戦いのような緊張感を活かしていました。"I Ain't Superstitious"はハウリン・ウルフで有名なブルース・ナンバー、当時イギリスで起こったブルースブームの中でハウリン・ウルフは人気の様でした。彼のしわ枯れた声とロッドお声は似ており、ジェフ・ベック・グループのこのカヴァーは特に評判を呼んだようです。確かに味のある曲です。
 セカンド『BECK-OLA』はエルヴィス・プレスリーのカヴァーが2曲入っています。A面はブルース・ロック寄り、B面はインプロビゼーション重視でクラプトンのクリームに近い感じです。どちらにも味があり、この奇妙なドデカりんごのジャケットの影響もあり想い出深き作品となります。
ただ、ラストの"Rice Pudding"が途中で急に針を上げたかのように終了するのが妙でした。30センチLP盤の片面収録時間は概ね20分程度が主でした。このアルバムのB面収録時間は16分未満ですので中心部の音質劣化防止を意図したのでしょうか?
それならせめてフェイドアウト処理でもした方が…と思ってしまいます。ちなみにこのアルバムではピアノでニッキー・ホプキンスが参加しています。
 この二枚のアルバムの好評に応えて直ぐにアメリカへのコンサートツアーを開始、ただ途中でどうもベックの機嫌が悪くなりウッドストックフェスティバルを辞退して勝手にイギリスへ帰って仕舞いました。(ここら辺の若き日の失踪劇はわたしの中ではマイケル・シェンカーと被ります)
 後の話しでは同時期デビューのペイジのレッド・ゼップとの人気の差にショックを受けた様なのです、バンドとしての音楽構成のアプローチ力がレッド・ゼップは凄かったです。不満が態度に出るようになり、不仲強まりグループは解散。

イギリスに戻ったベックはヴァニラファッジのカーマイン・アピス、ティム・ボガートと新グループを組むべき準備していた矢先に自動車事故を起こし入院してしまいました。(この事故は飛び出してきた子犬を避けた際に起こした事故という事でベックの優しさが記事に成っていました))
この新グループ結成は後回しに成り、退院後のベックは顔の似通ったドラマーのコージー・パウエルと意気投合、クライヴ・チェイマン(base)、マックス・ミドルトン(keyboard)にヴォーカルのボブ・テンチを加えて再度[The Jeff Beck Group] を再結成。メンバー総入れ替えですので前者を第一期、後者を第二期と呼ぶようになりました。

 そして第二期ジェフ・ベック・グループの第一作『ROUGH AND READY』のトップ曲 "Got The Feeling" はいきなりレッド・ゼップばりのペイジ得意のギターリフのイントロから始まります。違うところはキーボードが絡むところです。ブルース・ロックからの脱却、ハード・ロック寄りに成りレッド・ゼップへの対抗心を感じられますが、レッド・ゼップより格段にソウル・ミュージック寄りに成っています、対抗だけでなく挑戦した新生ジェフ・ベック・グループの誕生です。(二人の仲は良いのですがライバル心はベックの方が強いようです)
初期のアルバムの中でもこのアルバムは好きなアルバムと成ります。"Got The Feeling"、"Situation" と続くファンクとジャズ要素が入り混じった2曲は特に好きです。コージー・パウエル、マックス・ミドルトン、クライヴ・チェイマンというリズム隊とのマッチングの妙でしょうか。

 『JEFF BECK GROUP』は第二期ジェフ・ベック・グループの二作目、前作よりソウルっぽさを増したと思いきやいきなりボブ・ディランの "Tonight I'll Be Staying Here With You 邦題:今宵は君と" ジミ・ヘンドリックスもデイラン・ソングをレパートリーにしていましたが、ディランの凄さを改めて知らされました。曲はボブ・テンチをフィーチャーしていて良い出来だと思います。
 このアルバムの中での目玉は"Going Down"です、この曲がきっかけで作者のドン・ニックス知り、彼のレコードを追いました。サザーン・ソウルよりのシンガー・ソングライターでわたし好みの曲を作る人です。
第二期ジェフ・ベック・グループのアルバム2枚もそこそこ売れはしていますが、やはりレッド・ゼップのアルバム群と比べてセールス的に劣っていました。そのような時期、ベックよりも風来坊要素の強いコージーが抜け、他のメンバーも継ぎ、またまた解散の結末と成りました。

 そして自動車事故の為に成しえなかったカーマイン・アピス、ティム・ボガートとのトリオバンドをようやく結成。第一弾アルバムを`73年前半に発表します。『BECK, BOGERT & APPICE』ここでも "Black Cat Moan"、"Sweet Sweet Surrende" の2曲がドン・ニックスの作品です。特に"Sweet Sweet Surrende"の方はわたしの大好きな演奏です。このアルバムの評価を高めたのはスティヴィー・ワンダーンーカヴァー "Superstition"で今では本家よりB,B&Aヴァージョンの方が有名に成っています。
  "Sweet Sweet Surrende"よりもソウル色の強いのがインプレッションズのヒット曲"I'm So Proud"これも大好きです。モータウン系グループの中で一番好きなのがインプレッションズで、ベックが好きそうなのも嬉しいところです。(後にまたインプレッションズ・ナンバーを吹き込んでします)

 そしてこのB,B&Aのメンバーでベックにとっての初めての来日公演が‘73年5月に開催され、ライブ盤が発売されました。『BECK, BOGERT & APPICE LIVE』
 この年、東京と名古屋で各一回公演、大阪で二回の計四公演を行い大阪での録音が使われています。スタジオアルバムで紹介されなかった "Boogie"などは熱のこもった演奏で楽しさもあります。当時、ジェフ・ベックによる正規ルート販売のライブ盤はこれが最初で(ヤードバーズ時代のライブが出るのはもう少し後の事)貴重であり、そして内容も素晴らしく、日本のスタッフの頑張りが評価されました。

TRUTH BECK-OLA ROUGH AND READY
TRUTH (1968)
 The Jeff Beck Group
(Japan) Odeon OP-8916
LP

A
1.Shapes Of Things
2.Let Me Love You
3.Morning Dew
4.You Shook Me
5.Ol' Man River

B
1.Greensleeves
2.Rock My Plimsoul
3.Beck's Bolero
4.Blues Deluxe
5.I Ain't Superstitious

BECK-OLA (1969)
 The Jeff Beck Group
(Japan) Odeon OP-8814
LP

A
1.All Shook Up
2.Spanish Boots
3.Girl From Mill Valley
4.Jailhouse Rock

B
1.Plynth (Water Down the Drain)
2.The Hangman's Knee
3.Rice Pudding
ROUGH AND READY (1971)
 The Jeff Beck Group
(Japan) Epic ECPN-13
LP

A
1.Got The Feeling
2.Situation
3.Short Business
4.Max's Tune

B
1.I've Been Used
2.New Ways Train Train
3.Jody
JEFF BECK GROUP BECK, BOGERT & APPICE BECK, BOGERT & APPICE LIVE
JEFF BECK GROUP (1972)
 The Jeff Beck Group
(Japan) Epic ECPL-33
LP

A
1.Ice Cream Cakes
2.Glad All Over
3.Tonight I'll Be Staying Here With You
4.Sugar Cane
5.I Can't Give Back The Love I Feel For You

B
1.Going Down
2.I Got To Have A Song
3.Highways
4.Definitely Maybe
BECK, BOGERT & APPICE (1973)
 Beck, Bogert & Appice
(USA) Epic EPC-65455
LP

A
1.Black Cat Moan
2.Lady
3.Oh To Love You
4.Superstition

B
1.Sweet Sweet Surrender
2.Why Should I Care
3.Lose Myself With You
4.Livin' Alone
5.I'm So Proud
BECK, BOGERT & APPICE LIVE (1973)
 Beck, Bogert & Appice
(Japan) Epic ECPJ-5-6
LP

A
1.Superstition
2.Lose Myself With You
3.Jeff's Boogie

B
1.Going Down
2.Boogie
3.Morning Dew

C
1.Sweet Sweet Surrender
2.Livin' Alone
3.I'm So Proud
4.Lady

D
1.Black Cat Moan
2.Why Should I Care
3.Plynth/Shotgun (Medley)

May 18 and 19, 1973
at Koseinenkin Hall, in Osaka

 リズム隊の念願だったカーマイン・アピス、ティム・ボガートと組んだB,B&Aもティム・ボガートとの衝突で解散してしまったベックは、組んでも直ぐに解散さすミュージシャンとして世間で認識されるようになってしまいました。
 心機一転ソロ名義での新作に成ります、ヴォーカリストも参加しておりません、完全インストゥルメンタル・アルバムです。買ったのは輸入盤ですが当時の邦盤タイトル『ギター殺人者の凱旋』は結構インパクトがあり忘れられないタイトルです。原題は『BLOW BY BLOW』です。
プロデュースはビートルズで有名なジョージ・マーチン。タイトなTシャツとベルボトム・ジーンズそしてギブソン・レスポールを構えたジャケットデザインは印象的でした。元のメンバー、マックス・ミドルトンにも参加してもらい "You Know What I Mean"の曲作りも共作、ジョージ・マーチンの関係かビートルズの "She's A Woman"と続く2曲でベックのギターは当時のロック・ファンの注目をかなり集めました。
"Constipated Duck" はジャズ的要素も相当に含んでいてジャズマンたちにも注目を集めています。ハービー・ハンコック作のようにも感じますが、ベックのオリジナル・ナンバーです。良い曲だと思います。
 このジャズ寄り作風はジョージ・マーチンをプロデューサーに迎えた事が要因なのですが、この方向を願ったのはベック自身でした。
B面では "Thelonius"、"Freeway Jam"の流れが好きです。 "Thelonius"ではクレジットこそされませんでしたがスティーヴィー・ワンダーがクラヴィネットを弾いているとの事。尚、このアルバムは全米アルバムチャートで4位まで上がるヒット作と成りました。
バンド時代に無しえなかったアメリカでのアルバムセールスがソロで実現したのです。

 再びプロデュースにジョージ・マーチン、キーボーディストにマックス・ミドルトンを迎えての次作が『WIRED』。選曲の中にチャールス・ミンガスの作品やドラマーにナラダ・マイケル・ウォルデン、シンセサイザーのヤン・ハマーの参加を受けてかなり、ジャズ系クロスオーバーのアルバムと成っています(現在はフュージョンと呼ばれている)。このソロ作二作品でジェフ・ベックのギターリストとしての認知度は格段に上がりヤン・ハマー作曲の "Blue Wind" (邦題:蒼き風)はエレキギター練習時の必須ナンバーと成りました。ラストの "Love Is Green" はナラダ・マイケル・ウォルデンの作曲なのですが、タイトルが皮肉っぽくて面白いです。RAK時代、ミッキー・モストにやらされた "Love Is Blue" のインストゥルメンタル・ナンバーを連想します。もしかして、曲作りはナラダでもタイトル付けはベック?

 ソロ・ギターリストとして世界に飛び出したベック人気の中、『THE BEST OF JEFF BECK』は東芝ENIが出した英RAKレーベル在籍時のジェフ・ベック、ヤードバーズ時代のベスト集。シングル発売のみだった "Hi Ho Silver"、"Tallyman"、"Love Is Blue"を始めてアルバム収録したものです。

 『JEFF BECK WITH JAN HAMMER GROUPE LIVE』 は『WIRED』収録時に意気投合したヤン・ハマー・グループのライブにジェフ・ベックがゲスト参加した形で行われたコンサートのものですが、ジェフ・ベック登場分の曲を収録したアルバム。 "Earth" はファンク・ロック系で、わたしの好きなグラハム・セントラル・ステーションの "It Ain't Nothing But a Warner Brothers Party 邦題 これしかないぜ!"
に似た曲です。 "Full Moon Boogie"もファンキー・ナンバーで良い感じです。 "She's A Woman"は所々でトーキングモジュレーターが出てきます。パンでも食べながらの暇な雰囲気で聴き続けるBGM的です。 "Scatterbrain" では4分経過くらいから普段はしない超高速速弾きをしています。ラストは "Blue Wind"インストゥルメンタルナンバーでヒットしたお馴染みの曲、途中ヤードバーズ時代のフレーズらしき音が?この頃のベックはストラトキャスターをよく使っていました。

 『THERE AND BACK』は日時を開けた`78年暮と`80年前半の二つの録音をまとめたアルバムに成っています。前半3曲はキーボード、シンセシザーでヤン・ハマーとの録音、残りの曲はキーボードにトニー・ハイマス、ベースにモ・フォスターへと変えての録音(ドラムスはどちらもサイモン・フィリップス)。曲の好みは後半の "El Becko"、"The Final Peace"に成りますが、『BLOW BY BLOW』以降のインストゥルメンタル・アルバムの中では相当に地味感を感じます。

 『THE HONEY DRIPPERS VOLUME ONE』は久しぶりにバンド構成のアルバムに成りますが、このバンドのリーダーはエルヴィス・プレスリーの大ファンだったロバート・プラントに成ります。ギターが曲によりベックとジミー・ペイジが交代。リズム・ギターがナイル・ロジャース他のメンバー。ベックが加わるのは "I Got a Woman"と "Rockin' at Midnight"、ペイジが弾くのは "I Get A Thrill"と"Sea Of Love"。`50年代ロカビリーの雰囲気を再現しています。私的に目玉はどちらも参加していない"Young Boy Blues"、これは "Stand By Me"で有名なベン・E・キングが歌った曲でフィル・スペクターが書いた曲。オールディーズ・ファンに有名な曲ですがロバート・プラントが歌ったのが凄いです。"I Got a Woman"はレイ・チャールズより私的にはプレスリーやハンブルグ時代のビートルズの曲のイメージが強いです、ベックのギターはバンドのメンバーの一員としての演奏で個性は特に出していません。

BLOW BY BLOW WIRED THE BEST OF JEFF BECK
BLOW BY BLOW (1975)
(UK) Epic EPC-69117
LP

A
1.You Know What I Mean
2.She's A Woman
3.Constipated Duck
4.Air Blower
5.Scatterbrain

B
1.Cause We've Ended as Lovers
2.Thelonius
3.Freeway Jam
4.Diamond Dust


WIRED (1976)
(USA) Epic/CBS PE 33849
LP

A
1.Led Boots
2.Come Dancing
3.Goodbye Pork Pie Hat
4.Head For Backstage Pass

B
1.Blue Wind
2.Sophie
3.Play With Me
4.Love Is Green
THE BEST OF JEFF BECK (1976)
 The Jeff Beck Group & Others
(Japan) RAK ERS-40051
LP

A
1.Hi Ho Silver (single)
2.Tallyman (sibgle)
3.Love Is Blue [L' Amour Est Bleu]
   (single)
4.Rice Pudding

B
1.Rock My Plimsoul
2.I've Been Drinking
3.Shapes Of Things
4.I Ain't Superstitious
5.Plynth (Water Down The Drain)

JEFF BECK WITH JAN HAMMER THERE AND BACK THE HONEY DRIPPERS VOLUME ONE
JEFF BECK WITH JAN HAMMER GROUPE LIVE  (1977)
(USA) Epic PE 344-33
LP

A
1.Freeway Jam
2.Earth (Still Our Only Home)
3.She's A Woman
4.Full Moon Boogie

B
5.Darkness / Earth in Search Of A Sun
6.Scatterbrain
7.Blue Wind
THERE AND BACK (1980)
(USA) FE-35684
LP

A
1.Star Cycle
2.Too Much To Lose
3.You Never Know
4.The Pump
B
1.El Becko
2.The Golden Road
3.Space Boogie
4.The Final Peace


THE HONEY DRIPPERS VOLUME ONE (1984)
(Japan) Esparanza P-5196
LP

A
1.I Get A Thrill
2.Sea Of Love
3.I Got A Woman

B
1.Young Boy Blues
2.Rockin' At Midnight


Robert Plant - vocals
Jeff Beck - guitars ("I Got a Woman," and "Rockin' at Midnight")
Jimmy Page - guitars ("Sea of Love" and "I Get a Thrill")
Nile Rodgers - rhythm guitar
Paul Shaffer - piano
Dave Weckl - drums
Wayne Pedzwater - bass
Keith Evans - saxophone ("Rockin' at Midnight")

 『FLASH』は久しぶりのロッド・ステュアートの共演曲 "People Get Ready" がMTVで何度も流れて話題に成りました。二人は何度かケンカ別れを繰り返しているのに結構仲が戻る旧友のようです。お互い一時的な感情の揺れでしょうか。このインプレッションズの曲を選んで貰えたのが凄く嬉しかったです。そして本作は久しぶりに全曲インストゥルメンタル仕上げではなくヴォーカル・ナンバーがいくつも入っています。おまけに`60年代ミッキー・モストに歌わされた感たっぷり以来の歌唱曲が2曲あります。"Stop, Look And Listen"と"Ecstas"の2曲、どちらも歌いあげるといった感じではなく前者はラップ風、後者はセリフ風です。他の曲のヴォーカルは Wet Willie というバンドのジミー・ホールが参加して歌っています。また、久しぶりにカーマイン・アピスも参加しています。
 アルバム中、最もロック寄りで好きな曲は "Gets Us All in the End"です。ベックのギターも疾走感がありヘビー・メタル・ナンバーとして捉えても良い感じです。 "Escape"のみヤン・ハマー参加の曲であの例のサウンドです。

 『THE LATE 60S』は英RAKレーベル時代の編集物、アナログ時代の『THE BEST OF JEFF BECK』を元に曲数を増やした物です。

 『BECK, BOGERT & APPICE LIVE』、~80年代後半、アナログ録音盤のCD化が結構あり、ベックの盤も順にCDを買っています、その中から一番嬉しかった盤を一種。LPで4回裏がえしていたのが、一回の入れ替えで済むのが良かったですね。

 『JEFF BECK'S GUITAR SHOP』このアルバムはまず、カバーが秀逸ですね、ベスト・アイデア!
B,B&A以来のトリオ編成、キーボードにトニー・ハイマス、ドラムスにテリー・ボジオです。ドラマーは毎回よく入れ替わっています。 ベース無しなのとトリオ編成の為なのかこのアルバムではドラムの音がかなり前面に出て重要な役割をしています。 "Stand On It"は正しくドラムスが主役、脇役のギターがまるで無邪気な子供が自由に遊びまわっている感じがします。この頃のベックらしいギターは"Savoy"でしょうか。正確なリズム陣の間に割って入る様にギターで飛び回る風来坊的な雰囲気です。この空間を楽しんでいる様ですね。
 "Big Block"ジャズ・ロック風ながらギターはかなりヘビーで耳に残るフレーズです。

 『BECKOLOGY』CD三枚組です。殆どが重複する曲なのですが、未発表曲が紛れ込んでいるのでやはり買わされてしまいます。   ヤードバーズ加入前に少しの期間ザ・トライデンツというバンドに途中加入していましたが、その時代の曲が収録されています。おそらくレコード発売はされていないと思われますが、録音テープが有ったのでしょう。1曲目〜3曲目迄がそれでブルーズを演奏しています。ヴォーカルが誰とのクレジットはありませんが "Wandering Man Blues"はベックだとの記事を見ました。もしそうならば良い雰囲気じゃないでしょうか。

 『FRANKIE'S HOUSE』「報道カメラマンがベトナム戦争で体験した友情を描いたオーストラリア製作映画」という程度しか情報が無いのにジェフ・ベックファンの間ではタイトルだけはそこそこ有名な映画のサウンドトラック盤です。ジェフ・ベックと組んで音楽を担当したのはキーボーディストのジェド・リーバーという人。今までに映画の挿入曲でいくつか演奏しているベックですが、それらとは明らかに違うタイプです。挿入曲は映画から離れても充分聴けますが、映画音楽と成るとテーマ音楽位しか一般的にひとり立ちしないでしょう。映画の各シーンを演出するBGMとして存在する曲を、映画を見ないままで全編通して聴くのはきついです。ベックのギターの音色だけを追って聴く感じです。ただ一曲 "White Mice"は覚えやすいメロで後々迄残る曲でした。

FLASH THE LATE 60S BECK, BOGERT & APPICE LIVE
FLASH (1985)
(USA) Epic FE 39483
LP

A
1.Ambitious
2.Gets Us All In The End
3.Escape
4.People Get Ready
  guest vocal : Rod Stewart 

B
1.Stop, Look And Listen
2.Get Workin'
3.Ecstasy
4.Night After Night
5.You Know, We Know
THE LATE 60S (1988)
(UK) EMI CDP-7-4671

1.Hi-Ho Silver Lining
2.Tallyman
3.Love Is Blue
4.Beck's Bolero
5.Rock My Plimsoul
6.I've Been Drinking
7.Shapes Of Things
8.Let Me Love You
9.Morning Dew
10.You Shook Me
11.All Shook Up
12.Spanish Boots
13.Jailhouse Rock
14.Plynth (Water Down The Drain)
15.Hangman's Knee
16.Rice Pudding
17.Ol' Man River
18.Greensleeves
19.I Ain't Superstitious

BECK, BOGERT & APPICE LIVE (1989)
 Beck, Bogert & Appice
(Japan) Epic ESCA 5067-8

Disc-1
1. Superstition
2. Lose Myself With You
3. Jeff's Boogie
4. Going Down
5. Boogie
6. Morning Dew

Disc-2
1. Sweet Sweet Surrender
2. Livin' Alone
3. I'm So Proud
4. Lady
5. Black Cat Moan
6. Why Should I Care
7. Plynth / Shotgun (Medley)
JEFF BECK'S GUITAR SHOP BECKOLOGY FRANKIE'S HOUSE (soundtrack)
JEFF BECK'S GUITAR SHOP (1989)


1.Guitar Shop
2.Savoy
3.Behind The Veil
4.Big Block
5.Where Were You
6.Stand On It
7.Day In The House
8.Two Rivers
9.Sling Shot
BECKOLOGY (1991)
(Japan) Epic ESCA 7723-5

Volume One

1.Trouble In Mind
   The Tridents (unreleased)
2.Nursery Rhyme (live)
   The Tridents (unreleased)
3.Wandering Man Blues
   The Tridents (unreleased)
4.Steeled Blues
   The Yardbirds (single)
5.Heart Full Of Soul
6.I'm Not Talking
7.I Ain't Done Wrong
8.Train Kept A Rollin'
9.I'm a Man
10.Shapes Of Things
11.Over Under Sideways Down
12.Happenings Ten Years Time Ago
13.Hot House Of Omagarashid
14.Lost Woman
15.Rack My Mind
16.The Nazz Are Blue
   The Yardbirds (single)
17.Psycho Daisies
   The Yardbirds (single)
18.Jeff's Boogie
19.Too Much Monkey Business (live)
   The Yardbirds (BBC Studios, 1965)
20.The Sun Is Shining (live)
   The Yardbirds (BBC Studios, 1966)
21.You're a Better Man Than I (live)
   The Yardbirds (BBC Studios, 1965)
22.Love Me Like I Love You (live)
   The Yardbirds (BBC Studios, 1965)
23.Hi Ho Silver Lining
   Jeff Beck (single)
24.Tally Man
   Jeff Beck (single)
25.Beck's Bolero

Volume Two

1.Shapes Of Things
2.I Ain't Superstitious
3.Rock My Plimsoul
   The Jeff Beck Group (single)
4.Jailhouse Rock
5.Plynth (Water Down the Drain)
6.Drinking Again
   The Jeff Beck Group (unreleased)
7.Definitely Maybe
8.New Ways Train Train
9.Going Down
10.I Can't Give Back the Love I Feel for You
11.Superstition
12.Black Cat Moan (live)
13.Blues Deluxe/BBA Boogie (live)
   Beck Bogert Appice (unreleased)
14.Jizz Whizz
   Beck Bogert Appice (unreleased)

Volume Three

1.'Cause We've Ended as Lovers
2.Goodbye Pork Pie Hat
3.Love Is Green
4.Diamond Dust
5.Freeway Jam (live)
6.The Pump
7.People Get Ready
   featuring Rod Stewart
8.Escape"
9.Gets Us All in the End
10.Back on the Street
   Jeff Beck (single)
11.Wild Thing
   Jeff Beck (UK single only)
12.Train Kept A-Rollin'
   Jeff Beck (Twins soundtrack)
13.Sleep Walk
   Jeff Beck (Porky's Revenge! soundtrack)
14.The Stumble
   Jeff Beck (Twins soundtrack)
15.Big Block
16.Where Were You


FRANKIE'S HOUSE (soundtrack)
by Jeff Beck/Jed Leiber (1992)

1.The Jungle
2.Requiem For The Bao-Chi
3.Hi-Heel Sneakers
4.Thailand
5.Love And Death
6.Cathouse
7.In The Dark
8.Sniper Patrol
9.Peace Island
10.White Mice
11.Tunnel Rat
12.Vihn's Funeral
13.Apocalypse
14.Innocent Victim
15.Jungle Reprise
 『CRAZY LEGS』 ジェフ・ベックの初期の演奏ザ・トライデンツ時代やImmedtateレーベルに残した録音などはブルースに傾倒して時代の音源ですが、ギターを始めるキッカケと成ったのはジーン・ヴィンセントのロカビリー、そしてそのバックバンドブルー・カップスのギターリスト、クリフ・ギャラップ(Cliff Gallup)のギターに魅かれたからだとの事。ビートルズのジョージ・ハリソンがロカビリアン、カール・パーキンスに魅かれてギターを始めたとかの話やロバート・プラントがエルヴィスに憧れたなども有名な話で、当時のイギリスの若者たちはロカビリーやエルヴィスに夢中になっていたのが解ります。ここでのベックのギターはストラトでなくグレッチのデュオジェット。ジョージ・ハリソンもデビュー前〜デビュー後初期に愛用していましたネ。ロカビリーレジェンド達は一応一通り聴いてきましたが、ネオ・ロカビリー・バンドの事まで知りませんでしたのでビッグ・タウン・プレイボーイズを聴くのは初めてです。「ベックらしさ」を求めることは出来ませんが、一枚は作っておきたかったアルバムなのでしょう。

 『JEFF BECK SESSION WORKS』はこの時期までにベックが参加した他のミュージシャンにセッションマンやゲストとして参加した曲を集めた物で日本編集アルバムです。既に持っている音源もありますが、マルコム・マクラーレンのアルバムなどはまず買わないですからそれはそれで貴重なアルバムです。他ではビヴァリー・クレイヴェンの2曲も珍しかったです、ベックらしい音が見つけられません。

 `99年に出た『WHO ELSE!』が実質のベックの新作という事に成りますが、『JEFF BECK'S GUITAR SHOP』から実に10年間も空きました。多くの曲は前作『JEFF BECK'S GUITAR SHOP』でも一緒にしていたトニー・ハイマス単独か共作に成っています。ただ一曲だけヤン・ハマーが作り彼がキーボードを弾く"Even Odds"が入っています。録音年が違うのかも知れないです。
 アルバムの方ですが、「おまたせぇ〜」といった感じで始まる "What Mama Said"は「やっぱりベックだ!」と安心させてくれる曲です。この曲はジェニファー・バトゥンという女性ギターリストと、ハイマス、ベックの共作とクレジットされています。ジェニファーはマイケル・ジャクソンのツアーバンドで知名度が上がった人との事です。
2曲目、"Psycho Sam"はかなりデジタルエフェクトまみれの音ですが疾走感あり良い感じです。 "Brush With The Blues"はドイツでのライブ録音との事ですが、こうしてゆったりと弾いているライブ映像を何度か見たことありますね。 "Declan"、"Another Place"もゆったりとした奇麗な曲、`70年代ではまず奏らなかったタイプの曲でしょう。
 反対に"Blast From The East"は如何にもベックらしいプレイで独自な特徴を持っています。
表カバーは独りひっそりとストラトを弾く姿、裏カバーは疲れ果てたのか居眠りをしている写真でした…

 そして『YOU HAD IT COMING』の裏写真も疲れて壁に手を添えながら辛うじて歩いているような写真が使われています。このタイトルも「あんたの自業自得だよ」という意味を表しているとか、指引き酷使で指が変形しちゃったのでしょうか?
 前作邦盤の帯にベックの「今世紀最後のアルバム」と記してありましたが、本作は2000年11月新譜で発売されました。
これが20世紀最後のベックのアルバムでしょう。ベースがランディ・ホープ・テイラー、ドラムスがスティーヴ・アレクサンダー、そして再びジェニファー・バトゥンさんも参加しています。他に1曲イモージェン・ヒープというシンガーがヴォーカルで参加しています。
 本作はかなりデジタルエフェクト、コンピュータープログラミングの電子音との融合だらけで、私的には少し聴くのに身構えが必要です。
 "Rollin' and Tumblin'" はマディ・ウォーターズの有名ブルースですが、電子音をバックにイモージェン・ヒープさんが歌っています。
ラスト2曲は自然に帰った様なリラックスムードのギターの音色。打ち込み音楽の波が静かに消えていった感じがします。ベックさんもお疲れだったのでしょうね?

 『JEFF』、2003年発表のアルバムです。またまた裏カバーの写真に目をやると、ジャケットのポケットに手を突っ込んで寂しそうに下を向いている写真です。 前作、前々作同様にプロデュースはアンディ・ライト、コンピューター・プログラミングの打ち込みサウンド中心です。
 曲によりヴォーカルが入るものもありますが、声も楽器の一部のような役目で使われていますので、「ヴォーカリスト誰々」と記すほどでもないでしょう(複数おられます)。
 トップの "So What"はスピード感がありライブの出だし曲には良いのかも知れませんが、家でひとりで聴くと何故か単調に聞こえてしまいます。"My Thing"も軽快なリズムでコンサート会場向けには良い感じでしょう。
本作も(日本盤ボーナスを除いた)ラスト2曲は自然に帰るようなのどかで奇麗な曲です。またまたお疲れだったのでしょう。
 ボーナス収録では "My Thing (David Torn Remix)"は本編収録ヴァージョンよりも電子音楽調が薄く、ベックのギターもよく聴けてこちらの方が好きですね。自宅視聴向きです。

JEFF BECK CRAZY LEGS Jeff Beck Session Works WHO ELSE!
CRAZY LEGS (1993)
Jeff Beck And The Big Town Playboys
(USA) Epic/Sony EK-53562

1. Race with the Devil
2. Cruisin'
3. Crazy Legs
4. Double Talkin' Baby
5. Woman Love
6. Lotta Lovin'
7. Catman
8. Pink Thunderbird
9. Baby Blue
10.You Better Believe
11.Who Slapped John?
12.Say Mama
13.Red Blue Jeans And A Pony Tail
14.Five Feet Of Lovin'
15.B-I-Bickey-Bi-Bo-Bo-Go
16.Blues Stay Away From Me
17.Pretty Pretty Baby
18.Hold Me, Hug Me, Rock Me
JEFF BECK SESSION WORKS
-ROCK 'N' ROLL SPIRIT VOL.Ⅱ - (1994)
(Japan) Epic ESCA-7550

1. Call A Wave (Malcolm McLaren)
2. House Of The Blue Danube
   (Malcolm McLaren)
3. Bad Stuff (UPP)
4. Jeff's One (UPP)
5. Don't Want Nothing To Change
    (UPP)
6. Back Where I Started
   (Box Of Frogs)
7. Another Wasted Day (Box Of Frogs)
8. Barabajagal (Donovan)
9. Journey To Love (Stanley Clarke)
10. Hello Jeff (Stanley Clarke)
11. Jamaican Boy (Stanley Clarke)
12. Love Is The Light
    (Beverley Craven)
13. Winner Takes It All
   (Beverley Craven)
14. The Stumble
    ("Twins" Soundtrack)
15. I'd Die For This Dance
    ("Twins" Soundtrack)
16. The Train Kept A-Rollin'
    ("Twins" Soundtrack)
WHO ELSE! (1999)
(Japan) Epic ESCA-7437

1.What Mama Said
2.Psycho Sam
3.Brush With The Blues (live)
4.Blast From The East
5.Space For The Papa
6.Angel (Footsteps)
7.THX138
8.Hip-Notica
9.Even Odds
10.Declan
11.Another Place
YOU HAD IT COMING JEFF
YOU HAD IT COMING (2000)
(Japan) Epic ESCA-8232

1.Earthquake
2.Roy's Toy
3.Dirty Mind
4.Rollin' And Tumblin'
5.Nadia
6.Loose Cannon
7.Rosebud
8.Left Hook
9.Blackbird
10.Suspension
JEFF (2003)
(Japan) Epic EICP-195

1.So What
2.Plan B
3.Pork-U-Pine
4.Seasons
5.Trouble Man
6.Grease Monkey
7.Hot Rod Honeymoon
8.Line Dancing With Monkeys
9.JB's Blues
10.Pay Me No Mind (Jeff Beck Remix)
11.My Thing
12.Bulgaria
13.Why Lord Oh Why?

Japananese edition bonus tracks
14.Take A Ride (On My Bottleneck Slide)
15.My Thing (David Torn Remix)


 『JEFF BECK LIVE : B.B. KING BLUES CLUB & GRILL NEW YORK』はジェフベックのWEBサイトのみで限定販売されていたものを購入。見開き製でもない一重の厚紙ケースにタイトルのみ記されたそっけないCDが一枚入っているだけです。(その後、Sony Online Shop上、次いで一般販売されました)B.B.キング・ブルース・クラブでの録音で録音日はおそらく、`03年9月10日(10月9日の記載も見かけますが)。CDの裏には09/10/03との記載、California米国式記述では月が最初の筈です。
 打ち込み多用の『WHO ELSE!』『YOU HAD IT COMING』『JEFF』からの曲もかなり入っていますが、ライブの為にコンピユータープログラミングの打ち込みはほぼなくエフェクターで作り出す音が主体です。たっぷりとベックのギターが聴けます。デジタル機器に囲まれたスタジオでなくコンサートホールでレコーディングして欲しいものです。
 『BLOW BY BLOW』からの"Freeway Jam"などソロで華々しく再出発した時代の曲など聴くとモヤモヤが吹っ飛びますね。 [ギター殺人者の再凱旋]!
 "Scatterbrain"でもヤン・ハマーとのライブと同じような速弾きをしていますが、当時はピック使用、この時は指弾きでしょうからかもしれませんが、速弾き時間が若干短く感じます。 "Seasons"は完全にこちらのヴァージョンが素晴らしい出来です。
 "People Get Ready" もロッドのヴォーカルこそないですが、あの`80年代と何ら変わらないムード一杯です。 "My Thing"は前作ボーナス・ヴァージョンよりもロック色が強く良い感じです。
バックのお供は『JEFF BECK'S GUITAR SHOP』時のキーボードにトニー・ハイマス、ドラムスにテリー・ボジオの様です。

 『OFFICIAL BOOTLEG USA '06』、引き続きライブ盤です。L.A.ハリウッドの [ハウス・オブ・ホール]での2006年4月のコンサート、ベースがピノ・パラディーノ、ドラムスがヴィニー・カリウタ、キーボードがジェイソン・リベロという布陣です。
 最初からベックのギター・プレイ全開でライブ盤の方が断然良いじゃないですか。おまけにブートレグ仕様という事でスタジオミキシングを殆ど施していないので初っ端トップ曲から抑揚感がまるで違います。"Cause We've Ended As Lovers 悲しみの恋人たち"は聴き物ヴァージョンです。中頃に位置する "Big Block" がまたベック・ベックしたプレイでニヤッと思わず顔が緩んじゃいますね。
ラストの "Over The Rainbow"の選曲には驚きました。ミッキー・モストの元に居た時代ならともかく、ミュージカル・スタンダードをここで披露するとは…です。二作連続ライブは聴き物でした。

 そして三作連続となるライブ盤『LIVE AT RONNIE SCOTT'S』の発売です。2008年11月に100分ほどの映像盤と音源盤が同時発売され、国内盤は翌2009年2月に成って発売されました。CD盤は多分3曲少ないのだと思います。
曲目やメンバーは前作2006年ハリウッド時と似ています。ベースがピノ・パラディーノからタル・ウィルケンフェルドという女性ベーシストに変わったくらいです。 "Stratus"はこちらの方が良いでしょうか。 "A Day In The Life"も2003年ライブよりこちらの方が良い感じです。
 "Blast From The East"は初めてのライブ音源でやはりベック印を味わえる曲です。
JEFF BECK LIVE : B.B. KING BLUES CLUB & GRILL NEW YORK OFFICIAL BOOTLEG USA '06 LIVE AT RONNIE SCOTT'S
JEFF BECK LIVE : B.B. KING BLUES CLUB & GRILL NEW YORK (2003)
(USA) www.jeffbeck.com 82796 90893-2

1.Roy's Toy
2.Psychosam
3.Big Block
4.Freeway Jam
5.Brush With The Blues
6.Scatterbrain
7.Goodbye Pork Pie Hat
8.Nadia
9.Savoy
10.Angel (Footsteps)
11.Seasons
12.Where Were You
13.You Never Know
14.A Day In The Life
15.People Get Ready
16.My Thing

recorded live on 09/10/03



OFFICIAL BOOTLEG USA '06 (2007)
(Japan) CBS MHCP-1362

1.Beck's Bolero
2.Stratus
3.You Never Know
4.Cause We've Ended As Lovers
5.Behind The Veil
6.Two Rivers
7.Star Cycle
8.Big Block
9.Nadia (The River)
10.Angels
11.Scatterbrain
12.Led Boots
13.Goodbye Pork Pie Hat /
      Brush With The Blues
14.Blue Wind
15.Over The Rainbow

recorded live on April 5, 2006
at "House of Blues" in L.A.
LIVE AT RONNIE SCOTT'S (2009)
Original Released 2008
(Japan) Eagle SICP-20074

1.Beck's Bolero
2.Eternity's Breath
3.Stratus
4.Cause We've Ended As Lovers
5.Behind The Veil
6.You Never Know
7.Nadia
8.Blast From The East
9.Led Boots
10.Angel (Footsteps)
11.Scatterbrain
12.Goodbye Pork Pie Hat /
      Brush With The Blues
13.Space Boogie
14.Big Block
15.A Day In The Life
16.Where Were You

recorded live on November 27,
   〜 December 01, 2007
at "Ronnie Scott's Jazz Club"
  in London
 スタジオ新作は7ん年ぶりとなる『EMITION & COMMOTION』、今回は7〜8年前のように電子プログラミングの打ち込み曲は少なくじっくりと聴けます。 ライブでも披露していた"Over The Rainbow"を今回はスタジオ収録で再演しています。曲を気に入ったというよりもジュディ・ガーランドの歌うこの曲が心に染みたことの様です。ここまでの4曲のうち3曲がこうした奇麗な曲で始まっていますが、 "Hammerhead"だけはヘヴィーなギターリフが印象的な曲。 "I Put A Spell On You" はベック世代のブリティッシュ・ロック・バンドならばほぼ演奏経験のあるスクリーミング・ジェイ・ホーキンスの超有名ブルース、この手のブルース・ナンバーをジェフは数年間演奏してなかったと思いますが偽さしぶりです。ヴォーカル入りでジョス・ストーンという23歳のイギリスの女性シンガー、黒いフィーリングで魅力ある歌唱です。そして"Lilac Wine"語りかけるようなジャズ・フィーリングの曲でがしっとりと歌っています。ベックのギターはサポートに徹している感じです。
 "There's No Other Me"は再びジョス・ストーンのヴォーカルをフィーチャー、今度はブルースではなくソウル・ミュージックです。歌唱力はかなりあり、白人ながら実力派ですね。ここでもギターはサポート役です。
日本盤ボーナス曲の "Poor Boy"はトラディショナル・ブルース、イメルダ・メイは今度はブルージィに歌っています。ベックのブルースサウンドははやはり良いですね。
そして、ジュリー・ロンドンでヒットした古くからのスタンダード・ナンバー、"Cry Me a Rover"がラストとは!充分に楽しめたアルバムです。今回の参加メンバーはかなりの人数でした。またクレジットではオリビア・セイフ 嬢が2曲ヴォーカルで参加フィーチャーとありますが、歌うというより声を楽器のように響かせているのでヴォーカル扱いには成りにくいです。

 『LIVE AND EXCLUSIVE FROM THE GRAMMY MUSEUM』は2010年4月22日グラミー・ミュージアムでのライブ音源。
『EMITION & COMMOTION』の収録曲が中心です。メンバーはベースがロンダ・スミス、キーボード、ジェイソン・リベロ、ドラムスがナラダ・マイケル・ウォルデンとごく少数カルテット編成です。アルバムと同じ流れで続いた "Hammerhead"はこちらの方が弾きまくっています。やはりライブ仕様なのでしょう。そしてお気に入りの "Over the Rainbow / 虹の彼方に"へとガラッと調子を変えています。そして今までは披露しなかった本格ジャズ・スンダード "How High The Moon"を織り込んでいます。混声コーラスが入っています。常に変化していて予測のつかない人ですが驚かされますね。ラストは "People Get Ready"懐かしの曲で締めくくっています。
「みんな、準備は出来たかい」」

 『LIVE IN TOKYO 1999』、これはカバー写真が違うので、買ったのですが同じ日の録音の様です。1999年5月23日〜6月3日にかけて行われた日本公演のうち、6月2日分(NHK放送用録画録音)の音源です。EU盤の方は [Februaly 6,] と記載されていますが米式の [06/02/1999] を読み取り違いした物と思われます。
 『グラミー・ミュージアム・ライブ』よりほぼ10年程前のベックの姿、結構打ち込み電子音楽と融合していた時期ですが、やはりライブでは『B.B.キング・ブルースクラブ・ライブ』のように結構弾きまくっています。メンバーは『YOU HAD IT COMING』のアルバム録音時と同じベースがランディ・ホープ・テイラー、ドラムスがスティーヴ・アレクサンダー、そしてギターにジェニファー・バトゥン。
 ライブ盤と言いながらもレコード盤やCDに成った場合は家で聴きますので、会場で多くの人と一緒に聴くのとまったく違います。
そして感じたのが、"Blast From The East"の演奏がここでは宇宙空間を一人乗り宇宙船に乗って飛び回っているような感じにさせてもらえたことです。 全編を通じてそのような空間を感じるアルバムでした。
EMITION & COMMOTION LIVE AND EXCLUSIVE FROM THE GRAMMY MUSEUM LIVE IN TOKYO 1999LIVE IN TOKYO 1999 2
EMITION & COMMOTION (2010)
(Japan) Atco WPCR-13813

1.Corpus Christi Carol
2.Hammerhead
3.Never Alone
4.Over The Rainbow
5.I Put A Spell On You
    (featuring Joss Stone)
6.Serene  (featuring Olivia Safe)
7.Lilac Wine (featuring Imelda May)
8.Nessun Dorma
9.There's No Other Me
    (featuring Joss Stone)
10.Elegy For Dunkirk
    (featuring Olivia Safe)

 -Japananese bonus track-
11.Poor Boy (featuring Imelda May)
12.Cry Me A River
LIVE AND EXCLUSIVE FROM THE GRAMMY MUSEUM (2010)
(Japan) Atco WPCP-978

1.Corpus Christi Carol
2.Hammerhead
3.Over The Rainbow
4.Brush With The Blues
5.A Day In The Life
6.Nessun Dorma
7.How High The Moon
8.People Get Ready

recorded April 22, 2010
at the Grammy Museum in L.A.
LIVE IN TOKYO 1999 (2011)
(EU) Immortal IMA-104256
(Japan) King Street KING2CD4085 (2019)

Disc-1
1.What Mama Said
2.Psycho Sam
3.Brush With The Blues
4.Star Cycle
5.Savoy
6.Blast From The East
7.A Day In The Life
8.Declan
9.Thx 138

Disc-2
1.The Pump
2.Cause We've Ended As Lovers
3.Space For The Papa
4.Angel
5.Even Odds
6.You Never Know
7.Blue Wind
8.Big Block

recorded June 2, 1999
at Tokyo International Forum

 『ROCK 'N' ROLL PARTY HONORING LES PAUL』は2009年8月12日に94歳で亡くなられたレス・ポールに敬意を表して行われたライブ記録音源です。2010年6月の録音ですので日本から帰国後まもない時期だと思われます。
レス・ポール氏はギブソンの有名ギターモデル名に迄なるギターの共同開発者になるギターリストですが、わたしは特に彼がリーダーやフィーチャーされたアルバムを聴いたことがありませんでした。
わたしが最初にギターリスト単独アルバムを買ったのはチェット・アトキンスの全集(子供時代に最初に興味を持ったジャンルはカントリーでした)次がチャーリー・クリスチャン(学生時代ロック同様ジャズもお気に入りでした)、レス・ポール氏はそれらの人たちよりも多くのギターリスト達にリスペクトされている人なのですね。
 内容は『Creazy Legs』とほぼ同じのロカビリー大会、メンバーはヴォーカルにイメルダ・メイ(最も多くの曲で歌っています)、そしてダレル・ハイアム(セミアコも担当)、ストレイ・キャッツのブライアン・セッツァー、ゲイリー・U.S.ボンズなど。
 ロカビリー主体ですが、レス・ポール(&メアリー・フォード)でヒットしたジャズ系ポピュラーソングも演奏、歌われています。
映像版も発売されていますが、音源だけを取り出してのこのCD盤も楽しいアルバムです。

 『JEFF BECK LIVE IN JAPAN 2006』は2006年ベック10度目の来日公演となった「ウドー・ミュージック・フェスティバル」富士スピードウェイ分の収録音源です。演奏されている曲は色々出ているライブ盤と同じ曲が多く特に新鮮さはありません。

 『YOSŌGAI』はフルアルバムではなく3曲入りの超コンパクトアルバムという事に成ります。2014年に13回目の来日公演が予定されることを記念して発売された日本独自発売品になります。
ROCK 'N' ROLL PARTY -HONORING LES PAUL JEFF BECK LIVE IN JapanAN 2006 YOSOGAI
ROCK 'N' ROLL PARTY -HONORING LES PAUL- (2011)
(USA) Atco R2 526629

1.Double Talking Baby
2.Cruisin' (feat. Darrel Higham)
3.The Train It Kept A Rollin'
  (feat. Darrel Higham)
4.Cry Me A River
  (feat. Imelda May and Jason Rebello)
5.How High The Moon
  (feat. Imelda May)
6.Sitting On Top Of The World
   (feat. Imelda May)
7.Bye Bye Blues (feat. Imelda May)
8.The World Is Waiting For The Sunrise
   (feat. Imelda May)
9.Vaya Con Dios (feat. Imelda May)
10.Mockin' Bird Hill (feat. Imelda May)
11.I'm a Fool To Care
  (feat. Imelda May)
12.Tiger Rag (feat. Imelda May)
13.Peter Gunn (feat. Jason Rebello and Trombone Shorty)
14.Rocking Is Our Business
  (feat Darrel Higham, Jason Rebello
  and Trombone Shorty)
15.Apache
16.Sleep Walk
17.New Orleans
   (feat. Gary U.S. Bonds
  and Jason Rebello)
18.Walking In The Sand
   (feat. Imelda May)
19.Please Mr. Jailer (feat. Imelda May)
20.Twenty Flight Rock
   (feat. Brian Setzer)

recorded June 2010
at Iridium Jazz Club in New York City
JEFF BECK LIVE IN JAPAN 2006 (2013)
(EU) Immortal IMA-105031

1.Beck's Bolero
2.Stratus
3.You Never Know
4.Cause We've Ended As Lovers
5.Behind The Veil
6.Nadia
7.Angel (Footsteps)
8.Scatterbrain
9.Big Block
10.Star Cycle
11.People Get Ready
12.Goodbye Pork Pie Hat /
     Brush With The Blues
13.Blue Wind
14.Over The Rainbow

recorded july 22, 2006
from "Udo Music Festival" in Sizuoka

bass-guitar : Rabdy Hope-Tayler
Keybords : Jason Rebello
Drums : Vinne Colaiuta
YOSŌGAI (2014)
(Japan)  Atco WPCR-15682
1 Loaded
  Bass - Rhonda Smith
  Drums - Jonathan Joseph (2)
  Guitar - Nick Meier*
  Lead Guitar - Jeff Beck
  Violin - Lizzie Ball

2 Why Give It Away
  Featuring - Sophie Delila
  Bass - Eric Appapoulay
  Drums - Cassell The Beatmaker
  Lead Guitar - Jeff Beck

3 Danny Boy
  Bass Guitar, - Al Gare
  Drums - Steve Rushton
  Featuring - Imelda May
  Guitar - Darrel Higham
  Lead Guitar - Jeff Beck
  Trumpet - Dave Priseman
  Vocals - Imelda May

recoeded 2011
at "Moody Theatre" in  Austin, Texas
 2014年来日公演のライブは映像版のみでCD発売はされず、2014年 [US Tour] の模様のライブ盤が出ました。それにプラスして『YOSŌGAI』と同じセッションで録音されたスタジオ録音曲2曲も含まれています。
 『JEFF BECK LIVE+』この日本盤、[輸出禁止商品]と記されています。わたしの買ったのは初回限定盤でしたのでベックの写真カード12枚とギターピックが1枚おまけについています。昔のLP盤ならば大きなポスターがオマケに付いていて壁に貼ったりしていましたが、CDサイズのカードは壁に貼ってもショボイので扱いにくいオマケです。ピックは嬉しいですね。
 このライブ盤で嬉しいのは "Morning Dew"他ソロ・デビュー期の頃の曲を演奏していること、同じ曲のライブ録音ばかりでは家庭で聴いていても余程のアレンジ違いでないとそうそう違いが判りません。
 また、初めてのサム・クックナンバー"A Change Is Gonna Come"サザン・ソウル系ナンバーを取り上げてくれたことは嬉しいです、きっと、ジミー・ホールが選んだのでしょうね。彼が参加すると『Flash』のようにソウルっぽい曲が選ばれます。
 また、ジミ・ヘンドリックスの "Little Wing"もかなり珍しい選曲です。ジミヘンがまだ無名だったころ既にヤードバーズは有名でジェフやクラプトンに憧れた時期も有ったそうですが、後年ジェフがジミの演奏を聴いて「凄すぎて廃業を考えたよ」などと驚いたという話の記事を見た記憶があります。

 『GUITAR THUNDER: RADIO BROADCAST 1984』は1984年に録音されていたFMラジオ放送用のスタジオライブ音源。おそらく無マスタリングのままの様な荒い音質ですが味があります。これはハーフ・オフィシャルな形での発売です。
ただ、SRVもまた大好きなギターリストの一人ですのでわたしにとってはとても有難い貴重な音源です。弾きまくるブルース・ロックという感じですが、二人のギターはかなり似ています。選曲はSRV主体でしょう。発掘されたのも故人となったSRVの音源という名目だったと思います。

 『LOUD HAILER』は『EMITION & COMMOTION』以来、6年ぶりのスタジオアルバムに成ります。初回プレスの日本盤にはまたまた写真カードがオマケで9枚付いていました。前回はストラトを抱えたライブのアップばかりでしたが今回はライダース・ジャケットを着てバイクに乗ったり、新しく一緒に演奏することに成った女性ふたりとの屋外ショットだったりと、まぁ写真的には珍しいものですので良かったです。その新しいメンバーはヴォーカルのロージー・ボーンズ、ギターのカーメン・ヴァンデンバーグになりますふたりはBONESというバンドのメンバーで年齢的にはジェフさんの孫世代になります。
 そして、このふたりの参加で、Jeff Beck Group (一期、二期) 、Beck, Bogert, & Appice時代以来、ヴォーカルが主体に成るアルバムと成っています(インストゥルメンタル・ナンバーはトラック3、8のみ)。バンド名義を名乗っていませんがほぼ、バンド仕様の形です、ギターはヴォーカルのサポートという初期の形。ロージー・ボーンズというシンガーは若干ハスキー声の持ち主でベックの好みの声質です。ヴォーカル入りの曲はベックと彼女たちの共作で新しい作風を感じます。どの曲もかなり新鮮で良い曲です。一番気にったのは"Scared For The Children"ここでの中間ギターソロも良いですね。次が "Shame"、"The Ballad Of The Jersey Wives"、"Shrine"などかなり多いですが、メロもヴォーカルも良いですし、曲間のギターソロが泣けます。
 長らく相性の合うヴォーカリストに巡り合えずソリストを貫いてきましたが、『EMITION & COMMOTION』以降、何曲かでヴォーカル入りナンバーを演奏してきていました。ギターという楽器は本来、歌伴楽器だったのですから、やがて戻るのかも知れないですね。
JEFF BECK LIVE+ GUITAR THUNDER: RADIO BROADCAST 198 LOUD HAILER
JEFF BECK LIVE+ (2015)
(Japan) Atco WOCR-16491

1.Loaded
2.Plan 9 *
3.Morning Dew
4.You Know You Know
5.Why Give It Away
6.A Change Is Gonna Come
7.A Day In The Life
8.Superstition
9.Hammerhead
10.Little Wing
11.Big Block
12.Where Were You
13.Danny Boy
14.Rollin' And Tumblin'
15.Going Down
16.Tribal
   [Studio Recording]
17.My Tiled White Floor
   [Studio Recording]

* : japnese edition only bonus track

Jeff Beck- Guitar
Rhonda Mith - Bass
Jonathan Joseph- Drums
Nicolas Meier- Guitar
Jimmy Hokk- Vocal (3,5,6,8,10,14, 15)
Ruth Lorenzo- Vocal (16)
Veronica Bellino- Vocal (17)

GUITAR THUNDER: RADIO BROADCAST 1984 (2015)
Jeff Beck & Stevie Ray Vaughan
(EU) Laser Media LM- 623

1.Testify
2.Voodoo Chile
3.Pride & Joy
4.Tin Pan Alley
5.Mary Had A Little Lamb
6.Love Struck Baby
7.Couldn't Stand The Weather
8.Things That I Used To Do
9.Your Alone
10.Stangs Swang
11.Wham
12.Texas Blues
13.Last Call
14.Jeff's Boogie
LOUD HAILER (2016)
(Japan) Atoco WPCR-17361

1.The Revolution Will Be Televised
2.Live In The Dark
3.Pull It
4.Thugs Club
5.Scared For The Children
6.Right Now
7.Shame
8.Edna
9.The Ballad Of The Jersey Wives
10.O.I.L. (Can't Get Enough Of That Sticky)
11.Shrine

Jeff Beck - guitar
Carmen Vandenberg - guitar
Rosie Bones - vocals
Giovanni Pallotti - bass
Davide Sollazzi - drums

 『LIVE AT THE HOLLYWOOD BOWL』、2016年8月10日、ハリウッド・ボウルでのライブ録音盤、メンバーは『LOUD HAILER』時の女性コンビ、ロージー・ボーンズ(vo)、カーメン・ヴァンデンバーグ(g)、にジミー・ホール(vo)、ロンダ・スミス(b)、そしてジョナサン・ジョセフ(ds)。
ベックのデビュー50周年記念の意味も有ったのでゲストも結構豪華です。バディ・ガイ、スティーヴン・タイラー、ヤン・ハマー、ビリー・ギボンズ、ベス・ハート、トッド・オキーフが添えています。
 50周年記念ライブらしく、ヤードバーズ時代の曲をホントにもう珍しく演奏しています。これは嬉しい選曲です。バディ・ガイの参加が凄く嬉しいです。ベックより8歳も年上なのに凄いです。彼も大好きなブルースマンですので、彼の事を記したページも残しておきたいです。
 "Train Kept A-Rollin'"を歌うスティーヴン・タイラーはエアロスミスでもカヴァーしていたヤードバーズでも有名な曲、"Shapes Of Things"もヤードバーのヒット曲。彼はヤードバーズのファンだったことを明かしていました。
 『Purple Rain』はプリンス・アンド・ザ・レヴォリューションのヒット曲、ベーシストのロンダ・スミスは元々プリンスのバックバンド [New Power Generation] の一員でプリンスとゆかりのある人、彼女の選曲かも知れませんが良い曲ですよね。昔この映画をビデオで見て彼のレコードも買いました。とても意義のあったライブアルバムです。

 『LIVE TRUTH! US TOUR 1968』はなんと50年前の録音の発掘音源盤です。ロッド・ステュアートを加えた第一期ジェフ・ベック・グループが『TRUTH』の録音を終えて、発売されるまでの間に行ったコンサートの音源です。
前半のサンフランシスコ音源は、かなり慣れた録音師の物らしいのですがテキサスの方はファンの隠れ録音とのこと。
`70年代中頃〜`80年代前半、カセットテープの性能が上がるにつれコンサート会場にカバンの中にSONYのカセットデンスケなどを忍ばせて録音する違法者(洋楽アーティストライブは殆どが録音禁止催事でした)が沢山いた様です。
   -----ただ、現在そのような音源を買い取り正規に商品化することが貴重だと受け入れられる様になっています-----
1968年ではまずオープンリールのデッキでしたからそれをを持ち込んだファンが居たのですかね?
音を聴く限りでは観客席で拾った音ではなさそうなので、ただの観客ファンではないでしょう。

  『BLOWING IN DETROIT』も、正規発売をするために録音した音源ではくラジオ放送用音源です、大会社が発売用にと小まめに収録してもなかなか常に同じペースで演奏してくれないベックの事。意図しないコンサート会場で凄いプレイをすることが多々ありますが、この盤の録音は、凄いプレイの連続です。多いに気に入ったライブ盤と成りました。
  もう全曲凄い!の連続です。今までのライブ盤が霞むプレイです。

LIVE AT THE HOLLYWOOD BOWL LIVE TRUTH! US TOUR 1968 BLOWING IN DETROIT
LIVE AT THE HOLLYWOOD BOWL (2017)
(EU) Atco 603497865024

Disc- 1
1.The Revolution Will Be Televised
  (Feat. Rosie Bones)
2.Over Under Sideways Down
  (Feat. Jimmy Hall & Todd O'keefe)
3.Heart Full Of Soul
  (Feat. Jimmy Hall & Todd O'keefe)
4.For Your Love
  (Feat. Jimmy Hall & Todd O'keefe)
5.Beck's Bolero
6.Medley: Rice Pudding /
             Morning Dew
  (Feat. Jimmy Hall)
7.Freeway Jam (Feat. Jan Hammer)
8.You Never Know
  (Feat. Jan Hammer)
9.Cause We've Ended As Lovers
  (Feat. Jan Hammer)
10.Star Cycle (Feat. Jan Hammer)
11.Blue Wind (Feat. Jan Hammer)
12.Big Block

Disc- 2
1.I'd Rather Go Blind
  (Feat. Beth Hart & Jan Hammer)
2.Let Me Love You
  (Feat. Buddy Guy)
3.Live In The Dark
  (Feat. Rosie Bones)
4.Scared For The Children
  (Feat. Rosie Bones)
5.Rough Boy (Feat. Billy Gibbons)
6.Train Kept A-Rollin'
   (Feat. Steven Tyler)
7.Shapes Of Things
  (Feat. Steven Tyler)
8.A Day In The Life
9.Purple Rain
  (Feat. Jan Hammer, Beth Hart,
   Rosie Bones,
  Jimmy Hall & Steven Tyler)

recorded August 10, 2016
at The Hollywood Bowl

LIVE TRUTH! US TOUR 1968 (2018)
 The Jeff Beck Group
(Japan) Eternal Grooves EGRO-0014

1. You Shook Me
2. Let Me Love You
3. Morning Dew
4. Jeff's Boogie
5. The Sun Is Shining
6. Hi Ho Silver Lining
7. I Can't Hold Out
8. Sweet Little Angel
9. Shapes Of Things
10. Beck's Bolero
11. Rock My Plimsoul
12. Oh Pretty Woman
13. I Ain't Superstitious


tracks: 1-6
recorded July 24, 1968
at Fillmore West Concert in CA

tracks: 7-13
recorded July 17, 1968
at Lu Anne's Club in Dalls, Texas
BLOWING IN DETROIT (2021)
(UK) Good Ship Funke GSF063

1.Constipated Duck
2.She's A Woman
3.Freeway Jam / Definitely Maybe
4.Superstition
5.Cause We've Ended As Lovers
6.Power
7.Got The Feeling
8.Diamond Dust
9.You Know What I Mean

recorded May 9, 1975
at Masonic Temple Theatre, Detroit
for FM Broadcast

 2019年頃から吹き込みを始めていたというベックとジョニー・デップ。ジョニー・デップの本業は映画俳優で俳優としてのデップはそんなに好きではありません。しかしベック久しぶりの新作という事も有り予約時点での購入となりました。
 デップはミュージシャンとしての活動も少なからずあり、姿を想像せずに聴く彼のヴォーカルはまぁまぁ [雰囲気で聴かせてしまう] といったタイプで曲調にピタッとハマっています、"Venus In Furs"、"Isolation"他、二人の仲はかなり良好の様で息が合っているのでしょう。
ベックのギターは最高でございます。"Time"そしてソウル畑のミラクルズやマービン・ゲイの "Ooo Baby Baby"、"What's Going On"他やはり彼のギターは唯一無比です。
18 (2022)
 Jeff Beck and Johnny Depp
(Japan) Atco/Rhino  WPCR-18536

1.Midnight Walker
2.Death And Resurrection Show
3.Time
4.Sad Motherfuckin' Parade
5.Don't Talk (Put Your Head On My Shoulder)
6.This Is A Song For Miss Heady Lamarr
7.Caroline, No
8.Ooo Baby Baby
9.What's Going On
10.Venus In Furs
11.Let It Be Me
12.Stars
13.Isolation

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Text by Mie