（1）

お姉ちゃんが望んだキラキラ輝いている娘時代というのは、

私は、多分経験していると思います 。

私は、ズーッと女の子を愛することできませんでした。

コレでは、男ではありません、そして、心は女性でいました。

性別の区別に反抗し、無性別を装い生きていました、今、この時代を

私の娘時代と置き換えても、何ら違和感ありません。

昼間は結構青春を楽しんで生きていました。キラキラしていました。

あれは、私の輝かしき娘時代？　まともな恋が出来なかった・・・ただそれだけ。

お姉ちゃんに、巡り会えなかった、あのころ、お姉ちゃんは何をしていたの？

　

そして、今　私には泣き叫ぶ赤ちゃんも、腕白息子もおりません。

子供を育てる楽しみなんて、何にもありません。

お姉ちゃんには、お母さまのまねごと出来る日々がある。

お姉ちゃんが、赤ちゃんこさえていた頃、ＭＩＥは何していたのだろう？

　

（2）

お姉ちゃん、今は、聞き流してくれてもいいけれど、いつか絶対、絶対、思い出して

ＭＩＥの幼稚な頭で、考えても、ひとつだけ判ることがある。

お姉ちゃんが一番幸せに成れるのは、今の奥様、愛してあげること。

お姉ちゃんの身体がどんな形に成っても、愛は変らない。

愛することそして愛されることに、心身尽くしてください。　　　ＭＩＥ

　

（3）

お姉ちゃんとMIEの記録

　

　　　　　　ほか、もっと考えよう

　

（4）

MIEからお姉ちゃんへ、

ふたりの年齢の差って、本当はいつまでもおんなじ筈なのに、何故か、私はゆっくりゆっくりしか大きくならない。お姉ちゃんは、どんどん綺麗に成っていく、成長しているね。

私って本当、生きること、へたくそ。

お姉ちゃんが２歩いても、MIEは１歩しか歩けない。

　

（5）

お姉ちゃんは秘密が多い。

ある日、急に私の前から、お姉ちゃんが消えた。

どこを捜しても、見あたらない、悲しくて、悲しくて　また涙

お姉ちゃんは死んでしまったのかしら？

怖い、Mieはおいてけぼり、お姉ちゃんが居ないなら、Mieは幸せに成れない

私は、お姉ちゃんのあとを追って死にたい。

次の日、お姉ちゃんが戻ってきた。

お姉ちゃんを見たとき、Mieの涙は床までボトボト落ちた、止まらない

鼻水まで一緒に成って、不細工な顔が、もうクチャクチャになった。

　

（6）

お姉ちゃんが一言、Mieに云ってくれた。

「私たちはいつも一緒」・・・嬉しくて、嬉しくて　また涙

私の心の中の一番奥深く、ゼッタイに無くならないところに

隠しておこう。Mieの宝物。

　

（7）

お姉ちゃんが、Mieに「私、秘密多い？」

反発したお姉ちゃんが、何故かかわいく感じた

アッ私より、幼いところあるな・・・そう思えた。

　

（8）

お姉ちゃんは、超食いしん坊だ、食べ物にうるさい、怒られた。

私は、牡蠣に触るのも嫌なのだけれど、牡蠣フライ作って

食べさせてあげたい、喜んでくれるでしょうか？

MIEは、エビフライが大好物なので、自分用には、大きなエビを

買ってこよう。

　

（9）

私の心が、どうしようもなく、落ち込んだとき、

勇気づけてくれるのは、ロックンロールと、

お姉ちゃんの言葉、有り難う。　　MIE

　

（10）

私とお姉ちゃん、別々のところで生まれ落ちたのだけれど

本当は、ひとつの心、身体が別れていただけ

最後はひとつに成って、暮らすんだ。

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Music Mozart piano sonata inC K545 "Andante"