4人の女の子と1人の男の子、5人ともミュージシャン。スージーは4番目の子。
美人ばかりのお姉さん達に比べ、チビのスージーは(チビといっても161cmか162cm で私と同じくらい)身長だけでなくそのBODYもグラマーなお姉さん達に比べ男の子に近い体型。 一緒にバンドしていたって目立たないし自分を表現できないと単身イギリスへ渡ることに。彼女がイギリスで21歳の時に出したデビューシングルはミッキーモストがプロデュース、 以後ミッキーと一緒に仕事続けるのだけれど、このミッキー あの天才ギターリスト ジェフベックに「恋は水色」を演奏させた男。 デビューシングル「ローリングストーン」はヒットしなかったけれど、1973年「キャンザキャン」「48クラッシュ」でイギリスを制覇、ジャンプスーツに身を包みとても ハンサムとは思えない汚い男達を従えて必死に、そしてひたむきに歌うスージー、 その姿は、日本にも多くのスージーファンを作った 彼女のファンは最初は女の子ばかりで、男たちはただの女の子のお遊びロックと彼女の事を大して評価したがらなかった。この現象は以前のビートルズ、 その後のクィーンの時と全く同じ。 (私はこのどちらのグループも馬鹿な男連中達よりも早く彼らを愛し最も初期のファンの一人に成っていったたことを誇りに思っています) 徐々に男性ファンが増えてゆき、23歳にも成っていたスージー、相変わらず女の色気とは縁が無し、でもやたらカッコよかったし身体全身で声を張り上げて歌う彼女の姿は、 充分私たちの心を動かし世界で始めての、 本物の女性ロックシンガー誕生を印象づけた。 *彼女は「ベースギターは子宮に響くのよ」と言いベースギターに恋していた* スージーは私たちの国、日本も凄く愛してくれていて、74年から4年間続けて来日してくれたしバンドのギターリスト、レン・ターキーとの結婚式も日本で和式スタイル。 (別にしゃがんで挙式したわけではありません) レン・ターキーって人、顔は極道、身体はデブちゃん、あの可愛いスージーとは決してお似合いじゃない・・・そう思っていたのに、恋愛を始めた彼女はみるみる女っぽく成り、 その心は女の子から大人の女性としての可愛さに身を包まれて歌がコロッと変ってしまう。やんちゃなヤンキー娘が純粋さを持ったまま立派で素敵な女性に変身! ・・・・・それまで、恋愛なんて無縁 ロックとソウルミュージックが恋人と、思っていた私、始めて恋愛への憧れ。でも急に相手見つからないし 変身に失敗。 Suzi Quatro、今でも彼女が理想、 私は永遠にスージーのファンでいたい。 <2000年7月> |