奏(かな)でるカノン
大きなピアノの前の
ちいさなふたり
並んで奏でるカノンに
微笑むお月様
笑いをこらえているのは
貴女のいたずら仔猫
明るい月夜の空で
少女に戻ったふたり
いつまでも詩おうね
遠い日の恋 あしたの夢
やさしい風の流れに乗せれば
恋の歌 夢の詩
星空へと舞い上がる
JULY 05. 2001
美月じゅんさんからの贈詩「月夜のパーティー」
(私のサイト開設一周年記念詩)
への返詩として。
「B型の詩姫」サイトに掲載されました。
今宵の短冊
まだ恋にも
あこがれのなかった
七の日の星
短冊に書いた願いは
空を飛べますように
私の故郷 夜空で光る
短冊の願いが
叶わぬものだと思った日々
夜空は 私の夢隠す
私が恋を育てる今宵
七の日の空
数百数千万の
ロマンを抱いた天の川
私の心に橋架けて
夢と恋を導いて
JULY 07. 2001
故郷(ふるさと)の星
私の星が 震えてる
可愛く 切なく 震えてる
山を照らし 谷を照らし
花を照らし 私を照らす
私の星が 震えてる
私の想いが届くよう
水に浮かんだ光を
すくい上げ
幾年待たずに
飛んで帰りたい
JULY 09. 2001
わがまま
私のことば あなたに
大好き
何回 繰り返したら
あなたのことば 私に
大好きだよ
返してくれるの?
ことばがなくても
伝わる空間
それでも
耳元で聞きたい
胸に聞かせたい
わがまま言えるの
あなただけ
じゃれること出来るの
あなただけ
JULY 10. 2001
美雨さんの「この涙が枯れるまで」に投稿しました。
メール
飛んでいる 雲の上
飛んでいる 風の中
電波という名に変えて
愛の想い 空を飛ぶ
はやる気持ちを抑え
西へ西へと家路を急げば
夕陽の眩しさ 恥じらい隠す
しあわせ顔の私が
帰ってクリックすれば
あなたの想い
ことばに変わり
私を優しく撫でる
JULY 11. 2001
美雨さんの「この涙が枯れるまで」に投稿しました。
ペーパープレーン
久しぶりに持ったペン
真白い紙に綴ります
想いを込めて折り込んだ
私のメールは空を飛ぶ
青い空と雲色した
エアプレーン
夕立の中風の中
飛び続けて受け手を捜す
健気な姿に泣きました
JULY 12. 2001
美雨さんの「この涙が枯れるまで」に投稿しました。
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