故郷
朱色の門に朱色のぼんぼり
ろうそくの光に照らされた
桜の花ビラが 舞っている
小さな靴の上に 模様をつけた
白い靴が ピンクに成りました
ここは私の二番目の 故郷です

底がみえるほどに 澄んだ水
背中のお日様 水面(みずも)で揺らぎ
足を入れれば 魚が動く
木々を貫く 川の音 
紅い葉っぱを 踏みしめた
ここは私の三番目の 故郷です

ただひとつ 私が見失ったのは
一番大切な ひとつめの それ
何度 朝日が昇っても
見つけられない ひとつめは
夜空の星の中に 埋もれた
私は いつでも空を 眺めます
April 22, 2001

挿絵

聞こえるでしょう
始めて逢ったときも そう
眩しい陽射しでもない筈なのに
下を向いていた あなた
何故そんなに 悲しむの
私は いつでも乗り越えてきた
ただ夢中に 夢遊病者のように
そうしないと 人を愛せない
今 再び 下を向くあなた
もう一度 耳を立てて
聞こえるでしょう
私の愛を運ぶメロディー
STAND BY ME
上を向いてよね
April 26, 2001

挿絵 挿絵



また逢おうね
眠れない
逢えて良かった また逢おうね
そら言のように 駆けめぐる
私は 今まで使わなかった
嘘? 本当? 信じられない?
いつも いつも 
人の言葉を 信じて生きてきた
不安の中でも 信じたい
また逢おうね また逢おうね
今夜は その声を聞きながら
眠りたい
April 28, 2001

挿絵
挿絵

茶色の道
太陽の光を浴びて 歩く日は
両手をブラブラ ひとりでいても
いつもあなたが いるみたい
茶色の道を 歩いていると
たんぽぽ 菜の花 黄色い拍手
羨ましそうに 色づくよ
手をつないで 歩くって ひさしぶり
明るい陽射しと 綺麗な空気
不安を 消し去って くれたよう
May 1, 2001

挿絵

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