Oldies Pops Part 2
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 `50〜60年代の所謂オールディーズ・ソングです。
 この項目も100曲に到達して終いましたので、新たに101曲目から再開という事で、また綴り始めます。

My Home Town  Cry, Cry, Cry  Sad Story I Wouldn't Buy A Used Car
From Him
Poetry in Motion 
Bye Bye Love Sherry North Wind  Thanks a Lot Kaw-Liga

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 ※Cover Singer (Group) 部分の緑字は持っていない音源


Title Original Singer or Group Cover Singer or Group Song Writer
My Home Town Paul Anka (1960's Single)
Paul Anka

 ポール・アンカの曲はオールディーズ欄で "Cinderella" をジャンル不問欄でも数曲記していましたが、オールディーズ・ソングではやはりABCパラマウント時代の曲が中心に成りますが、わたしがレコード盤を買えるように成った時代には既にポール自身がABC時代の音源を管理して販売停止の状態でした。RCAでの再録盤しか入手できなかったのですが、`76年にCBS-Sony. が Epic レーベルを通して旧音源の発売をしてくれました。直ぐに入手しました。再録盤と2〜3年の違いですがやはり声質は若く初々しさが魅力です。
‘70年代のUA時代、`80年代の Columbia 時代のポール・アンカは違った魅力を持ったシンガーで



Title Original Singer or Group Cover Singer or Group Song Writer
Cry, Cry, Cry Jack Scott (1962's Single) Jack Scott
 
 ジャック・スコットは前ページで一番好きな "My True Love" を記していましたが、あの曲はBB誌HOT100で3位迄上がり本国カナダでは1位、イギリスでもヒットしていた曲ですが、日本で最もヒットしたのはこの曲 "Cry, Cry, Cry" だったそうです。結構早く小学生の頃から洋楽にハマっていたのですが、この曲のヒット当時はさすがに遊びに夢中だった時代ですね。`70年代後半に知った曲です。
 本国カナダやアメリカではヒットせず、日本東芝の関係者が探し出してシングル発売したのは流石ですね。若い頃のポール・アンカが作りそうな、日本人がイメージするアメリカン・ポップスそのものです。
`60年代はこうした、日本独自のヒット・ソングが沢山生れていました。インターネット回線など全くなかった時代だからこそでしょう。現在はアメリカでのヒットした曲しか話題に成らなくなった様です。ジャック・スコットは今では好きな歌手です。




Title Original Singer or Group Cover Singer or Group Song Writer
Sad Story (悲しきストーリー) Jack Scott (1962's Single) Jack Scott
 
 ジャック・スコット連続ですが、 "Cry, Cry, Cry" の次に日本でヒットした曲(米国では間にもう一枚シングルが有った)。この曲 "Sad Story" も "Cry, Cry, Cry" と同様タイプの曲です。`50年代デビュー時のLPを最初に買ったのですが、その Curlton レーベル時代はロカビリー、カントリーっぽい曲調が主でしたが、Top Rank レーベルを経て大会社 Capitol レーベル移籍後の曲はカントリーの味付けは残したまま明らかにポップ調を主にした感じです。この曲もアメリカン・ポップスからイメージ出来る曲です。




Title Original Singer or Group Cover Singer or Group Song Writer
I Wouldn't Buy A Used Car From Him (恋の中古車) Norma Jean (1965's Single & Album "Pretty Miss Norma Jean") Harlan Howard
 
 ノーマ・ジーンというカントリー歌手の名前を知っている人は今や少ないと思います(ロックバンドの名前で日本・アメリどちらにも存在する様です)。`60年代に多くのヒット曲を放っていますがBB誌HOT100以内に入った曲は一曲も無く (134位というのが一曲だけありました)、すべてがカントリー曲チャートでのランクインです。 わたしは若い頃からカントリーが好きでしたので知っていましたので、`70年代後半に`68年発売の日本盤を中古ショップで購入しました。そのショップは宮下静雄さんが自宅収納から店舗新設で始めたばかりのオールディーズ専門ショップ「フォーエバー」でです。ノーマ・ジーンが既にオールディーズに成っていると思いました。
 この曲はポップ・カントリーなので、充分オールディーズ・ポップスソングと云えますし、ノーマ・ジーン緒代表曲の一曲でしょう。C・チャートで8位まで上がっています。




Title Original Singer or Group Cover Singer or Group Song Writer
Poetry in motion Johnny Tillotson (1960's Single) Mike Anthony,
Paul Kaufman
 
 ジョニー・ティロットソンは "Cutie Pie" を日本でのデビュー曲として前に選んでいまして、自作曲でしたが、この曲は提供された曲です。全米2位、全英1位、他ヨーロッパ各国、そして勿論日本でも4〜5年遅れでヒットしました。指揮者が棒を振るビッグバンドの演奏で歌っていた時代が思い浮かぶほどにバックの演奏が気持ち良い曲です。
 彼は典型的なアメリカ男性の好青年といった容姿の持ち主で、一気に人気が出た様です。日本でのヒット曲の多くは Cadence レーベル時代 (キングからSeven Seas 経由) の曲で、MGMに移籍後は何故か本国ヒット曲よりも日本の作曲家の曲を日本語で歌った物がヒットしていました。持っている「涙くんさよなら」「ユー・アンド・ミー」等のシングル盤にはメトロ映画でお馴染みのライオンマークが付いています。




Title Original Singer or Group Cover Singer or Group Song Writer
Bye Bye Love The Everly Brothers (1957's Album "The Everly Brothers" & Single) George Harrison (1974;s Album)
Simon & Garfunkel (1970's Album)

& Others
Felice Bryant, Boudleaux Bryant)

 エヴァリー・ブラザースの曲はそのハーモニーの魅力でドリーミィーな部分で人を惹きつけている事が多いのですが、また多くのシンガーやグループにカヴァーされていることでも有名です。ただ、カヴァーされている曲の多くはハーモニー・ヴォーカルで歌わなくてもメロディー自体にその要素が有るのが判ります。この曲は自作曲ではなくソングライター・チームのフェリスとダイダリウスのブライアント夫妻作の曲です。ドリーミィーな要素は無く、失恋の歌なのに、ロック調でどこかに「くじけないでまた新しい恋をさがそう」といった前向きな部分を感じ取れる曲です。





Title Original Singer or Group Cover Singer or Group Song Writer
Sherry The Four Seasons (1962's Single &
Album "Sherry & 11 Others")
Danny Iida & Paradiseking (1963's Single)
Bob Gaudio

 フォー・シーズンズは前のページで "Wall Like a Man (恋のハリキリボーイ)" を彼らの中で一番好きな曲として記していましたが、あの曲を聴くと映画『ワンダラーズ (The Winderers)』を想い出します、映画館の入替性も無かった時代でしたので冒頭部分のあの曲が流れるシーンを再度観てから退場した程です。
 そのフォー・シーズンズ最初の全米No.1ヒットで且つデビューヒットがこの曲。この曲は`60年代にも日本でヒットしていましたが、子供時代でしたので、フォーシーズンズのヴァージョンという認識はなく初代「コメットさん」の九重佑三子さんが (パラダイスキングで) 歌っていた日本語ヴァージョンが元歌だと思っていました。
 フォーシーズンズの多くの曲はハーモニーの素晴らしさもありますが、メンバーのボブ・ゴーディオの曲作りの凄さもあるでしょう。トレメローズでヒットした "Silence Is Golden" も彼の曲でした・




Title Original Singer or Group Cover Singer or Group Song Writer
North Wind (北風) Slim Whitman (1953's Single) "Texas" Bill Strength (1956's Single)
Kazuya Kosaka & Wagon Masters (1957's Single)
Rod Morris
 
 テキサス・ビル・ストレングスの歌で`50年代後半に日本でのみヒットしていた様で (昔はアメリカでもヒットしたと思っていました) `60年代にも日本で再ヒットしていました。その再ヒット時に知った曲で、大好きになった曲でした。日本では小坂一也&ワゴンマスターズの日本語訳と相まってかなり長い期間に渡ってラジオで流れていました。小坂一也さんはどことなくジョニー・ホートンに似ていて日本のカントリー・シンガーの中では一番好きでした。(十代が終わる頃にアルバムも買っています)
 「テキサス・ビル・ストレングス」という名前から最初はグループだと思っていましたが、どうも「Bill Strength」という男性の名前の様でアメリカでもヒット曲の無いシンガーなので詳しいことはわからにまゝ年数が経っていました。その後数年経ってオリジナル録音はSlim Whitman という大御所でこの曲は米カントリー・チャートで8位迄上がっていたという事を知りました。日本ではオリジナルではないヴァージョンが大ヒットしていたのですね。ちなみにこの曲がギターの弾き語りでわたしが人の前で歌った最初の曲でした(原語歌詞で覚えていました)。



Title Original Singer or Group Cover Singer or Group Song Writer
Thanks a Lot Johnny Cash (1959's Single) Ernest Tubb (1963's Single) Charlie Rich
 
 京都という街は昔から (他地域からの下宿住まいの人も含めて) 学生の多い所ですので、音楽を聴かせる喫茶店や音楽を演奏する若者が多い事でも有名でした。`60年代後半の岡林信康、高石友也、フォーク・クルセダーズなど「京都フォーク」が生まれる前の`60年代前半にはカントリーを歌う学生バンドがかなり有ったと聞いていましたし、`60年代後半でもラジオで頻繁に聴きました。
その様な影響が長く続いていてハンク・ウィリアムスとアーネスト・タブはよく聴いた記憶があります。
 この「サンクス・ア・ロット」は特にタイトルが気に入っていましたが、後に知った事はオリジナルはジョニー・キャッシュだったという事実。サン・レコード時代に吹き込んでいたのでした。
どちらにも良さがありますが、ジョニーの方がカントリーチャート12位アーネストの方はカントリーチャート3位と若干ポップさの違いがそこに表れていたようです。




Title Original Singer or Group Cover Singer or Group Song Writer
Kaw-Liga (カウ・ライジャ) Hank Williams (1953's Single) Kazuya Kosaka & Wagon Masters (1957's Single)
Charley Pride (1969's Single)
Hank Williams, Fred Rose
 
 10代前半の頃にラジオで流れていた洋楽曲の殆どはアメリカン・ポップスとヨーロッパのポップスで遅れてブリティッシュ・バンド組でしたが、負けないくらいに カントリー・ソングも結構流れていました。特にハンク・ウィリアムスが一番良く流れていたと思います。後に他の曲も気に入るのですが、最初はこの曲の異様なリズムが印象的で、ハンクと云えば「カウ・ライジャ」が一番に思い浮かぶ曲となりました。「カウ・ライジャ」も小坂一也とワゴンマスターズが日本語カヴァーしていました。」






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