夢の中
チュンチュン サンサン
小鳥のさえずり 明るい陽射し
少女の私は まだ眠っっています
おまえは 本当によく眠る
う〜ん 私は夢の中 夢心地
大好きな夢を うんと見て
心に夢を抱えて 目を覚ます
自然の中で 良かったね
まわりは みんな お友達
少しずつ 少しずつ
大人になるよ
私 ホントは 元気なお転婆娘
April 11, 2001
忘れないで
覚えておられるでしょうか
小雨の中 一緒に歩きましたよね
そこには
ふたりの 景色だけ
他には 何もみえない
あなたの人生 わたしの人生
見失わないように 確かめ合った
覚えておられるでしょうか
小雨の中 わたしは
あなたの腕に 寄り添った
忘れないで 雨の日を
April 14, 2001
影
落ち行く夕陽を 背中に
私の影を見る
それは 私の分身
北を向けば 北を向き
歩き出せば ついてくる
人に踏まれても 消えないわたし
脚を蹴り上げ 靴を舞い上げる
二度も 裏向くなんて
明日は 逢えない 私の影に
いいよ いいよ 夕陽の素敵な日でいいよ
いつか いつでも並ぶ影になりたいな
長く長く 続く 並んだ影に
私の頬が 赤くなっても
隠してくれるよね
April 16, 2001
想い出すこと
雪の降る日
マフラーも手袋もないわたし
一枚のマフラーで
ふたりの首を巻き わたしを抱いて
歩いてくれました
ちいさな私の手は ポケットのなか
赤くなったあなたの手が わたしを包む
雨の降る日
大きな重たい傘ひとつ
左の腕ひとつで
充分重たい わたしを抱いて
雨をしのいでくれました
ブラブラしたわたしの手は あなたの首に
母親のようなあなたの愛が わたしを包む
辛い日々は 遠くのかなた
想い出すこと それはしあわせ
掴めそうで掴めない しあわせを
今 知りました
しあわせ それは感じ取るもの
想い出すと その中にある
(***従姉妹のお姉様へ***)
April 18, 2001
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