挿絵
GID

私たちGIDは多くの夢を持って生まれた
すばらしい人種だと思います
エー 何となくそう思いたいのです
だって 夢だらけの毎日だったから
夢が 夢でなく現実に近づいていく
その時を 身体で感じられる
それは 自分から 自ら
現実に変えようと動き出したから
私たちGIDは多くの夢を
叶えられるすばらしい人種だと思いま

August 21, 2000


春が来る

今ここに 背中を丸め、
冷たい脚を 抱きかかえたわたしが居ます
歩き出すことさえ 辛い冷気です
わたしの命は春生まれ
ただ 春が来るのを待ってます

  今そこに 肩を落として
  行き場を無くし 生につかれたあなたが居ます
  話しかけることさえ 辛い気持ちです
  あなたの命は秋生まれ
  でも 春が来るのを待ってます

春一番 吹きだす頃には
ふたりの脚に 明るい陽射しが照るでしょう
疑うのは男よ 女は無心 
ふたりの命は 明日にある 
だから 春が来るのを待ちましょう
February 3, 2001


犠牲?

"犠牲の美学"それは下を向いている
それは我が身だけの満足
"共有の美学"それは上を向いている
それは分かち合える満足
上から地上を眺める心と
下から天上を見つめる心
果たしてどちらが幸せなのでしょう
命はいくつも生まれおちている
February 16, 2001


透明な空間

朝  突然の雪景色
太陽の光が眩しく反射しています
空気は白くなく、透明です
こんなにすがすがしい雪の日を感じるのは久しぶり
空間を漂う空気がこんなにも
心を変化させている
心を憂鬱にさせるのは、
濁った空気が身体に触れるから・・・
March 9, 2001


空が好き

私は空を眺めるのが好き
いつも
朝起きたら一番に空を確かめます
どんよりした灰色一色の
空だけは遠慮したいのですが
少しでも模様有る空は
何かを感じさせてくれます
私の身体は地上に
足をつけて生きています
なのに私の心は宙を飛び回る
いつも フラフラ漂い
そしてさまよっているみたい
どんなに年を重ねても
必ず半分 子供
March 10, 2001


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