路地の子猫
ひとりぼっちでうずくまり
雨に打たれてくちゃくちゃになった
雑巾みたいなちいさな子猫
あなたの大きな手で救われた
偽りの場所でいいから
わたしをそばにおいて
孤独に震えたあの路地には
もう帰りたくない
from ちゃおさん
返詩:MIE
雪に眠った子猫
わたしいまだに寂しい子猫
雪が思いださせる傷がある
冷気の麻酔に震えた子猫
あなたの小さな瞳に救われた
偽りの場所でいい
この少しの暖さえ夢の中
歌うことさえ出来ない冬と
もう出会いたくない
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