Uriah Heep ユーライア・ヒープ HRバンドの曲と云えども、まだドーナッツ盤のシングルレコードがアルバムに先立って発売されてい頃。Deep Purple の [Black Night] などと一緒に買ったのが Uriah Heep の [Look at Yourself (対自核)]、Led Zeppelinはデビュー時からロック通には注目されていましたので、アルバムから買い始めた人達が多かったと思いますが(本人達がシングル盤発売を好まなかった事も有りましたが)D.Purple や U.Heep の場合はシングル盤で先に聴いた人の方が多いでしょう。 (D.Purple の Black Night は一定時期までアルバム未収録であったため聴くためにはドーナッツ盤が必要でした) シングル[対自核]は毎日のようにラジオでかなり流れてそして曲はヒット、メンバーの写真などが音楽誌に掲載され出すと、少なからずと驚いたものです。 どうみてもLed Zeppelinたちのカッコ良さに比べて見劣りすること見劣りすること・・・ '70年代初期、新人ロックバンドは10代20代が当然だと考えられていた時代、写真のメンバーは見るからに『中年ローカルバンド』していて意外物でした。 ただ、当時の初期主要メンバーはKen Hensley(keyboards)、1945年生まれ、Mick Box(guitars), David Byron(vocals),1947年生まれ、と実際は20代半ばの若者達だった訳です。 LPアルバム『対自核』も売れ出しその後, 遡り再発売されたファースト(Vertigoレーベル時代に日本フォノグラムから出ていたらしいです),セカンドアルバムも相次いで買ったのですがその超重量級の分厚い音に魅了されました。この初期3枚のアルバムは今なおとてつもなく好きな作品です、特にそれぞれのA面一曲目の曲はmustですね。独特のハイトーンコーラスは中毒になります。 あと忘れてはならないのが[July Morning 七月の朝]、この爽やかさとけだるさが同居した不思議なむーどに綺麗なメロディ、ファンの方が多い有名な曲です。 ユーライア・ヒープは前述の三人が60年代後半に奏っていたSpice スパイス というバンドが母体で、ファーストアルバムの数曲はスパイス時代の'69年12月に録音されて居た模様。その後Uriah Heep と名を変えたのは70年代に入って直ぐのこと。[Look at Yourself] がヒットするまでの僅か1年半〜2年の間に他のメンバー(ドラムスとベース)はコロコロ変わっていました。 以下、わたしが買い追いかけてきたヒープの足跡です。 |
VERY'UMBLE VERY'EAVY 1970 LP Japan Bronze YS-2724(1972) SIDE-A 1 Gypsy 2 Walking in Your Shadow 3 Come Away Melinda 4 Lucy Blues SIDE-B 1 Dreammare 2 Real Turned on 3 I'll Keep on Trying 4 Wake Up (Set Your Sights) |
SALISUBURY 1971 LP Japan Bronze YS-2672(1972) SIDE-A 1 Bird of Prey 2 Park 3 Time to Live 4 Lady in Black SIDE-B 1 High Priestess 2 Salisbury |
LOOK AT YOURSELF 1971 LP Japan Bronze YS-2649(1972) SIDE-A 1 Look at Yourself 2 I Wanna Be Free 3 July Morning SIDE-B 1 Tears in My Eyes 2 Shadows of Grief 3 What Should Be Done 4 Love Machine |
サードアルバムが日本でヒットしだした頃、既にその録音メンバーだったベーシストは交代しており, Gary Thain ゲイリー・セインに成っていました。長身で脚が長くヒープに似合わないカッコ良さ、悲劇が起きるまでのしばらくはバンドのメンバー構成も固定していました。'72年〜'74年の彼等の代表作が連続した時代のベースシストとして『ヒープのベーシスト=ゲイリー・セイン』を連想する人は多いでしょう。 『DEMONS AND WIZARDS(悪魔と魔法使い)』,『THE MAGICIAN'S BIRTHDAY(魔の饗宴)』,『SWEET FREEDOM(スウィート・フリーダム)』『WONDERWORLD(夢幻劇)』.....ゲイリーが参加したスタジオ録音盤4枚です。初期3枚で見られた沈むくらいの重たさを持った分厚い曲が減り、アコースティックサウンドを交え、憂いおびてなお繊細で夢想的なナンバーがいくつか入るとゲイリーの上下するメロディアスなベースは効果的で印象多々でした。 どのアルバムも思い入れ深く、ヘッドフォンを耳に当てて聴いていた時代を懐かしく想い出します。 またこの当時のジャケットは夢想的幻想的な曲調に似合せた、ファンタスティックな Roger Dean (ロジャー・ディーン)作が2作(『悪魔と魔法使い』と『魔の饗宴』),使われて、ジャケットと内容が繋がり脳裏に残るというLPレコード時代を象徴する作品のひとつひとつに成っています。アメリカで最も人気があった時期でヒープの黄金時代です。 ただ、この有名なジャケットと対に成って想い出が甦る悲しい出来事が有ります。'74年秋のアメリカ公演の演奏中、ゲイリー・セインが感電事故に遭ってしまいました。 リハビリするもまともにプレイすることが出来ないと判ると精神安定剤を多量に服用するように成り一年後に彼は旅立ってしまいました。 ところでこの[Gary Thain]という綴り、パッと見で[Gravy Train]と良く読み違えてしまいます。グラヴィー・トレインはイマイチ有名になりきれなかったバンドですがヒープと同じくVertigoレーベルからデビューしたブリティッシュハード系のバンドで好きなわたしのバンドです。 このゲイリー・セイン在籍時の正規ライブ盤が『LIVE JANUARY 1973』 。イギリスでの'73年1月のライブ音源。この年ヒープは日本公演を行っておりこれと同じようにラストにロックンロールメドレーが演奏されたことに、国内では不評でしたが、この当時何処のライブでも奏って居たことが判ります。ゲイリー・セイン在籍時のライブなので貴重です。 |
DEMONS AND WIZARDS 1972 LP Japan Bronze YS-2737 SIDE-A 1 The Wizard 2 Traveller in Time 3 Easy Livin' 4 Poet's Justice 5 Circle of Hands SIDE-B 1 Rainbow Demon 2 All My Life 3 Paradise 4 The Spell |
MAGICIAN'S BIRTHDAY 1972 LP USA Mercury SRM 1-652 SIDE-A 1 Sunrise 2 Spider Woman 3 Blind Eye 4 Echoes in the Dark SIDE-B 1 Rain 2 Sweet Lorraine 3 Tales 4 Magician's Birthday |
LIVE JANUARY 1973 1973 LP USA Mercury SRM 2-7503 SIDE-A 1 Sunrise 2 Sweet Lorraine 3 Traveller in Time 4 Easy Livin’ SIDE-B 1 July Morning 2 Tears in My Eyes SIDE-C 1 Gypsy 2 Circle of Hands SIDE-D 1 Look at Yourself 2 The Magician’s Birthday 3 Love Machine 4 Rock ‘n’ Roll Medley |
SWEET FREEDUM 1973 LP Japan Bronze YZ-46 SIDE-A 1 Dreamer 2 Stealin' 3 One Day 4 Sweet Freedom SIDE-B 1If I Had The Time 2 Seven Stars 3 Circus 4 Pilgrim |
WONDERLAND 1974 LP Japan Bronze YP-7067 SIDE-A 1 Wonderworld 2 Suicidal Man 3 Shadows and the Wind 4 So Tired 5 The Easy Road SIDE-B 1 Something or Nothing 2 I Won't Mind 3 We Got We 4 Dreams 5 What Can I Do |
1973年作のLP『SWEET FREEDUM』にも[One Day]といったモロアメリカンサウンドが有りしましたが、1975年以降数年間はアメリカンっぽい曲が多く入るように成ってきました。従来の如何にも "ブリティッシュ" 歴然としていた陰り有るサウンドは極端に影を潜め驚いたものでした。 多くの純ブリティッシュ・ハード一直ファンがヒープに見切りを付け始める中、わたしは演歌以外はどのジャンルでも守備範囲、気に入る曲が一曲でもあり続けば「次も、また次も」と何十年にも跨ってファンで有り続ける事が出来ます。 『RETURN TO FANTASY』に、[Your Turn To Remember (忘却への道)]、『HIGH AND MIGHTY』には[Weep in Silence (静かなる涙)]といったスロー〜ミディアムタイプの特に好きな曲が一曲ずつあります。(70年代、My Favorites Songs を作るのはレコードからカセットテープに曲ごとに抜き出しダビングして車で聴いたりしたのですが、[Your Turn To Remember]は幾つものカセットに入れていたほど好きでした。) そしてその次の『FIREFLY』に至ってはアルバム丸ごと大好きな一枚です。 そうそう、この時代ベースがキング・クリムゾンでプレイしていたJohn Wetton に代わりました。彼はイギリス人ですが陽気そうな甘いマスクで他のメンバーと並んだ写真を最初に見たときジョン・ウェットンはアメリカ人なのか?と思えました。裏を返せばわたしは他のメンバーをやや影のある風貌と捉えていたのです。 そして David Byron も『High and Mighty』を最後にヒープを離れます。(酒癖の悪さや態度がデカく成ってきたという理由で追い出されたらしいですが)ケン・ヘンズレイと並びヒープ独特のサウンドを維持し看板だったデヴィッド・バイロンが抜けるとバンドの特質が変わるのは判りきっていますが、もともとケン・ヘンズレイが徐々にアメリカンサウンド指向に成っていた時期だけに上手くバンド全体も変化していったようです。 アルバム『Innocent Victim』の[Free Me] なんかはとてもケン・ヘンズレイが作ったとは思えない程のポップな曲。テンプテーションズとかスモーキー・ロビンソンとミラクルズなどのモータウン系コーラスグループがステップダンスをしながら歌う様な曲でした。 デヴィッド・バイロンは好きなヴォーカリストでした。タイプは違いますがクィーンのフレディ・マキュリーにも通じる個性、ハイトーンヴォイスが荒々しく鋭いだけでなく、凄くクリアーで澄んだ声質、リリカルな面も表現できるヴォーカリストしたので、どんなタイプの曲でも他の人には表せない・真似できない個性を感じたものです。 そんなバイロンの後釜選びは大変だったでしょうが、オーディションの結果、ドイツのLUCIFER'S FRIEND で歌っていたJohn Lawton (ジョン・ロートン) が加入。同時にジョン・ウェットン脱退後のベーシストオーディションも行われ、デビッド・ボウイのバックバンドだった Spiders from Mars のベースマン Trevor Bolder も加入。アルバム『Firefly』が出されました。 先ほども書きましたが、このアルバムは結構好きなのです。特に四曲目の[Wise Man]はよく聴きました。マイク・ブルームフィールドやリック・グレッチ、カーマイン・アピスといった有名どころが結成した結成したKGBというバンド(ヴォーカルはレイ・ケネディ)が存在していまして、ファーストアルバムは結構売れました。ブルーズよりの音かと思ったものですが全体的には南部フィーリング漂うソウルフルな曲が多かったのです。その中のKGBの一曲[High Roller]が特にお気に入りでしたが、このヒープの[Wise Man]を聴いたとき、まず、一番に「同じタイプだ!」と感じ、以来連続で聴くこと多かったです。 ロートンはどちらかというと"歌いあげるタイプ"のシンガーなのでこうしたソウルフルな曲は聴き応え有ります。[Rollin' On]も然り。 バンドの楽器パートで歌を受け持つ人をヴォーカリストと云い、どの様なタイプの曲も歌いこなせる歌い手をシンガーとして区別するならロートンは間違いなくシンガーでしょうネ。 ジョン・ロートンはベースのトレヴァー・ボルダーと一緒に3枚のスタジ録音盤を出して脱退するのですが、ジョン・ロートンのヴォーカル時代は、英米都市部でパンク・ロックが注目を浴びて、世界的にはウエスト・コースト・ロックモロのイーグルスが巨大セールスを記録していた時代。ブリティッシュ・ブルース派代表だったフリートウッド・マックまでもがアメリカの空気を一杯感じさせる 『Rumours(噂)』をミリオンセラーにしていました。時代の流れから見てもHR臭さが消えていても仕方ないと思えます。 それでも[Sympathy 哀れみの涙]という曲は歌謡曲調のマイナーキーのメロを持ちながらも明らかにハードロックナンバーで初期のヒープサウンドを充分再現していますし、ロートンは見事に溶け込んでいます。 ロートン在籍時の正規ライブ盤はなかなか発売されなかったのですが 後年'86年、2000年に発売されました。ここで初期の[ジプシー][七月の朝]などを聴けますが、'73年バイロン時代のライブと聴き比べてみると、やはりこの手の若干プログレがかったハードロックサウンドではバイロンに分が有りますね。ジャズヴォーカル界に『サックスのように歌う』と言った意味の『ホーンライクヴォーカル』という言葉が有りますが、いわば楽器のように歌うという意味でも有りますし、バイロンの声はそれを成しえていたようでしたね。 |
RETURN TO FANTASY 1975 LP USA Bronze/Warner BS 2869 SIDE-A 1 Return to Fantasy 2 Shady Lady 3 Devil's Daughter 4 Beautiful Drea SIDE-B 1 Prima Donna 2 Your Turn to Remember 3 Showdown 4 Why Did You Go? 5 Year or a Day |
HIGH AND MIGHTY 1976 LP UK Bronze 1LPS 9384 SIDE-A 1 One Way or Another 2 Weep in Silence 3 Misty Eyes 4 Midnight SIDE-B 1 Can't Keep a Good Band Down 2 Woman of The World 3 Footprints in the Snow 4 Can't Stop Singing 5 Make a Little Love 6 Confession |
FIREFLY 1977 LP USA Bronze/Warner BS 3013 SIDE-A 1 Hanging Tree 2 Been Away Too Long 3 Who Needs Me 4 Wise Man SIDE-B 1 Do You Know 2 Rollin' On 3 Sympathy 4 Firefly |
わたしにとっては中期中、最も名盤になった『Firefly』のあとはコブラが気味悪い「罪なき犠牲者」といった意味のアルバム『Innocent Victim』(邦盤タイトル「罪なきいけにえ」) (関係ないですが、「罪なき」を変換しようとしたら「罪な木」だって!Atok おばかさん) なんか.....ブリティッシュの臭いがしてきたぞと思って針を落とすと出てきたのは、女性コーラスから始まり、途中手拍子が入るパワーポップ, 軽快な曲の[Keep On Ridin'] 当にアメリカン。 ポップであってもロートンのヴォーカルは力強く縦横無尽に駆け巡り聴き終わるとカッコ良いロックナンバーでした。 A面トップがポップで、B面トップは[Free Me]というなおポップなナンバー(シングルヒットしてました)、サウンドはアメリカンなのですが、メロは哀愁おびて北欧風なのでアバを感じましたが歌って似合うのはスコットランドのパイロット(JanuaryやMagicのヒット有りグループ)でしょうか...少し甘酸っぱい青春の香りがするんです。ヒープの音的な変換はケン・ヘンズレィの作風変化が多いに関係していたのでしょうね。 ロックンローラー、ミック・ボックスが曲作りに絡んだ[フリー・ン・イージー]がアルバム中で最も初期に近いのでした。 [The Dance][Choices]といったじっくり聴かせる曲はロートンならではでしょう。これも好盤です。 '78年発売の『Fallen Angel』も何でも歌えるロートン在籍時ならではのヴァラエティ豊さで、色々なタイプの曲が有ります。ハードロック系、ロッカビリー系、ポップス系・・・そしてやはり歌心ある人なのでじっくりと歌いあげるタイプの曲が印象に残りますね。[Come Back To Me]は実に良いです。ロッド・ステュアートが歌いそうですね。 ところでわたしのこのLPアルバムは米盤、英盤や邦盤と曲順がちょっと違いました。昔は米盤だけが曲順や曲数が違うことホント多々有りましたね。(このアルバムのジャケ・イラストは嫌いです) ジョン・ロートンはこの後ヒープを去るのですが、後々のライブでは応援参加・客演参加しておりますのでミック・ボックスとの不仲ではなかったのでしょう。 でも、ロートンが去った影響は別な形で波紋を広げた様でした。 次の『Conquest』発売前に全盛期を叩いたドラマーのLee Kerslake リー・カースレイク がケン・ヘンズレイとの不仲表面化で辞めてChris Slade クリス・スレイド に代わり、次は『Conquest』でヴォーカルを務めたJohn Sloman ジョン・スローマン とケン・ヘンズレイの不仲原因でなんとケン・ヘンズレイが飛び出してしまうという大事態に成りました。 URIAH HEEPと書かれたフラッグが倒れないようにメンバーが支えているジャケット、これが妙に皮肉っぽく見えますね。 内容は昔と比べて小粒に成った感はアリアリで、URIAH HEEPというスーパーバンドの看板や大旗を掲げるには物足りなさも有りますが、そこそこのレベルは保っていますし駄作ではないでしょう。わたしは[Feelings]というポップチューンが好きでカセットにも入れていました。 |
INNOCENT VICTIM 1977 LP UK Bronze/EMI BRON 504 SIDE-A 1 Keep on Ridin' 2 Flyin' High 3 Roller 4 Free 'N' Easy 5 Illusion SIDE-B 1 Free Me 2 Cheat 'N' Lie 3 Dance 4 Choices |
FALLEN ANGEL 1978 LP USA Bronze/Chrysalis CHR-1204 SIDE-A 1. One More Night 2. Falling in Love 3. Woman of the Night 4. I'm Alive 5. Come Back to Me SIDE-B 1. Whad 'Ya Say 2. Save It 3. Love Or Nothing 4. Put Your Love on Me 5. Fallen Angel |
CONQUEST 1980 LP Japan Bronze WBS-81308 SIDE-A 1 No Return 2 Imagination 3 Feelings 4 Fools SIDE-B 1 Carry on 2 Won't Have to Wait Too Long 3 Out on the Street 4 It Ain't Easy |
ユーライア・ヒープのサウンドを支えてきたヘンズレイの脱退で、一時は崩壊したバンドをミック・ボックスは再編復活させました、ヘンズレイが居なくなったのでドラムスはリー・カースレイクを呼び戻し、最も重要なヴォーカリストは Trapeze に居た Pete Goalby ピート・ゴールビーが迎えられました。 トラピーズはディープ・パープルにグレン・ヒューズが加入したとき、グレン・ヒューズが元居たバンドとして一部で注目を浴びて、少し名が売れて、わたしもアナログ盤時代に初期のアルバムを3枚買いましたが、中途半端なプログレ系で1〜2度聴いただけで後は聴かなく成ったバンドでした。ただ、その時代にピート・ゴールビーはまだ参加して居ませんでした。 ベースはBob Daisley ボブ・デイズリー、キーボードは John Sinclair ジョン・シンクレア。再編されたヒープでの新作は『Abominog』(邦題は魔界再来)、どうもあのコブラのジャケット以降、アルバムの顔であるジャケットアートのセンス悪いですね。(インパクトは有るのでしょうが.....) メロディー・メーカーだったヘンズレイが居ないのでこの後のヒープのアルバムは他人のカヴァーが増えてきます。驚いたのは Sue Sadd and the Next というアメリカのNew Wave系バンドの [Presoner]を取り上げた事。 わたしは男どもをバックに従えて女性シンガーがリードを取るバンドは積極的に聴くほうでしたので、大して売れなかったこのバンドのアルバムを持っていて結構お気に入りでした。 Sue Sadd and the Next は 同時期に出た Pearl Harbor and the Explosions と似たタイプで、直ぐに消えていったバンドでしたが、この[プリズナー]は特に好きな曲でした。 ヒットはしていなかったのでヒープが選んだのは意外でしたが嬉しかったですね。[Running All Night]』のイントロは[Smoke on the Water]そっくり。 時代は変わって、70年代後期に売れなく成っていたハードロック系作品が、Judas Priest、Iron Maiden、Def Leppard らの作品が"New Wave Of British Heavy Metal"と呼ばれ、新しい形態のジャンルとして広がって行きました。その音を感覚的に表すと、70年代前半のハード・ロックに疾走感や重たさ・硬さをプラスした感じでしょうか?初期ハード・ロックには随所に有った尖ったような鋭さや切れ込みよりも、重量級音が塊でドドドドーッっと迫り来る感じですね。 そして、このNWOBHMがドイツや北欧など全世界に広まりヘヴィー・メタル全盛時に流れて行くのですが、ヒープの『Head First』もこの流れに乗っています。 Bryan Adams のカバーなどカバー曲も少し有りますが、前作よりもポップ度も少々上がり乍らもHR/HM度は更に増しています。 全体としてこの『Head First』は非常に良い仕上がりで好きなアルバムですね。 ところが、このアルバム発売後、契約していたBronzeとゴタゴタが有ったらしく、契約先をPortraitに変えました。 またメンバーもベースがボブ・デイズリーが抜けてトレヴァー・ボルダーが戻って来ました。 そして発表されたのが『Equator』,A面一曲目の[Rockarama]のテクノサウンドから始まるのにはには驚かされましたが、ラストを締める[Night of Wolf]が往年のヒープサウンドに近く全体的にはまぁまぁの平均作でしょう。 ところが、またまた異変が。新生ヒープの再始動から四年目(足かけ五年目)、ヴォーカルのピート・ゴールビー離脱。ジョン・シンクレア脱退となり、活動停止状態に成りました。 長期間在籍していたBronzeレコードが倒産。 停止状態の間にジョン。ロートン在籍時のライブ音源や集大成的なアンソロジーアルバムが発表されました。 わたしの方も、ヒープを買い続けるのが一旦休止状態に成りました。HM全盛期に突入で他をいろいろ効き出していました。全盛期だったビデオ・クリップ(現PV)によるMTV放映によく登場した人達などもそうです。 '70年代デビューのメタル系で今なお追い続け、買い続けているのはScorpions、Accept、Michael Schenker、David Coverdale、Dokken(→Lynch Mob→Lynch Solo)、そして'80年代初期デビュー、POPに成ったと言われようが好きなBon Jovi等です。 この頃、アナログレコード全盛の時代も終わりCDでの発売に移行しています。 |
ABOMINOG 1982 LP UK Bronze BRON 538 SIDE-A 1 Too Scared to Run 2 Chasing Shadows 3 On the Rebound 4 Hot Night in a Cold Town 5 Running All Night (With the Lion) SIDE-B 1 That's the Way That It Is 2 Prisoner 3 Hot Persuasion 4 Sell Your Soul 5 Think It Over |
HEAD FIRST 1983 LP USA Bronze/Mercury 812 313-1 SIDE-A 1 Other Side of Midnight 2 Stay on Top 3 Lonely Nights 4 Sweet Talk 5 Love Is Blind SIDE-B 1 Roll-Overture 2 Red Lights 3 Rollin' the Rock 4 Straight Through the Heart 5 Weekend Warriors |
EQUATOR 1985 LP UK Portrait/CBS PRT21414 SIDE-A 1 Rockarama 2 Bad Blood 3 Lost One Love 4 Angel 5 Holding On SIDE-B 1 Party Time 2 Poor Little Rich Girl 3 Skools Burning 4 Heartache City 5 Night of Wolf |
ANTHOLOGY 1986 CD UK Castle PAWCD-012 1 Gypsy 2 Bird of Prey 3 Lady In Black 4 Look At Yourself 5 Salisbury 6 Love Machine 7 Easy Livin' 8 The Wizard 9 Sweet Lorraine 10 Magician's Birthday |
LIVE IN EUROPE 1979 1986 CD UK Castle PAWCD-030 1 Easy Livin' 2 Look At Yourself 3 Lady In Black 4 Free Me 5 Stealin' 6 The Wizard 7 July Morning 8 Falling in Love 9 Woman Of The Night 10 I'm Alive 11 Sweet Lorraine 12 Free 'N' Easy 13 Gypsy |
LIVE AT SHEPPERTON '74 1997 (original LP 1986) CD UK Castle ESMCD590 1. Easy Livin' 2. So Tired 3. I Won't Mind 4. Sweet Freedom 5. Something or Nothing 6. Easy Road 7. Stealin' 8. Love Machine 9. Rock 'N Roll Medley: 10. Out-Takes: ..................The Easy Road .................Sleazy (Easy Livin') .................Easy Livin' 11. Stealin' 4,10,11=bonus tracks |
.....と言うわけで下記3枚は発売後すぐに追いかけた物ではなく、しばらくしてから、遡って買ったものに成ります。 ヴォーカルがこの時期からBernie Shaw に成っています。 『Live in Moscow』は現ロシアがソビエト連邦時代の'87年に行われたライブを収録したもの。再々出発の新生メンバーでの第一作がライブ盤というのは意外でした。始動はしたものの新曲誕生がまだまだだったのでしょう [Corina]、[Mr.Majestic]、[Pacific Highway]の3曲が新曲です。 それまでは他のライブ盤ではあまり聴けなかった [Bird Of Prey]、 [Stealin'] が聴けるのは嬉しかったです。どちらもバイロン時代の曲ですが、やはり特徴は違います。[Stealin'] はバイロン時代よりアメリカンっぽく成っていますが(彼はカナダ人)この曲に関してはバーニー・ヴァージョンの方が気に入りました。 バーニーのヴォーカルは歌いあげるジョン・ロートンに近いですがロートンよりはキレが有るのでロック向きでしょうか。 『Rasing Silence』はいきなりArgrntの古いヒット曲で驚きました、全体的に強いインパクトは無かった物の悪くはないです。 『Diffrent World』は『Rasing Silence』よりも全体の印象は薄かったですが、[Cross That Line] のゆったり浪々感が良いですね、これは好きです。 |
LIVE IN MOSCOW 1992 (Original 1988)CD EEC Castle CLACD276 1 Bird Of Prey 2 Stealin' 3 Too Scared To Run 4 Corina 5 Mr. Majestic 6 Wizard 7 July Morning 8 Easy Livin' 9 That's The Way That It Is 10 Pacific Highway 11 Gypsy (B-Side On 12" Of Easy Livin'/Corina) 12 Rockarama 13 Heartache City |
RASING SILENCE 1992(Ogiginal 1989) CD EEC Castle CLACD277 1 Hold Your Head Up 2 Blood Red Roses 3 Voice On My Tv 4 Rich Kid 5 Cry Freedom 6 Bad Bad Man 7 More Fool You 8 When The War Is Over 9 Lifeline 10 Rough Justice 11 Miracle Child 12 Corina 13 Mr Majestic 14 Pacific Highway 15 Blood Red Roses 16 Hold Your Head Up 17 Corina |
DIFFERENT WORLD 1991 CD UK Legacy LLCD137 1 Blood On Stone 2 Which Way Will The Wind Blow 3 All God's Children 4 All For One 5 Different World 6 Step By Step 7 Seven Days 8 First Touch 9 One On One 10 Cross That Line 11 Stand Back 12 Power's An Addiction 13 Winds Of Time 14 Holy Roller 15 Blood On Stone 16 Cross That Line |
'90年代に入り、明らかに正統派メタル臭わす作品を作るバンドは殆ど無くなっていました。仮に出していたとしてもブーム遅れの感で話題にも成らなかった様な時代でしたからね。 Erick Clapton の全編アコーステイックサウンドの Unplugged がベストセラーに成ると Michael Schenker までもが 『Thank You』 なるアコーステイック作品を出すはと、流れは反メタル・反スティールとへ向かっていました。テレビのMTV番組が終了したのもこの頃でしたね。 そして、「昔のヒープサウンド復活!」とか、そういた内容の記事を見てもの凄く期待して買ったのが『Sea of Light』、一曲目を聴いてビックリ。どこかで聴いたような出だしながらミックのギターのキレは抜群でえらく若々しい響きじゃないですか! ケン・ヘンズレイがいた頃の様なheavyなオルガンの音は絡まないですが、彼等の特徴のコーラスも入っています。このスピード感はまさに正統派ブリティッシュ・ハード。確かに復活だと思いますね。 [Words in the Distance]も初期のヒープに近いですね。挿入がお決まりだった美しいバラードの選曲は[Mistless Of All Time]。ラスト曲、ミックのアコースティックギターで締めくくるのが印象的でした。 昔はケン・ヘンズレイというメロ作りの上手いメンバーが居たことが名作・名演を生めた原因のひとつでもありましたが本作も曲自体良いのが多く、全体をレベルアップさせています。 メンバーはミック・ボックス、リー・カースレイク、トレヴァー・ボルダーの以前のメンバーに Phil Lanzone フィル・ランゾンがキーボード、そしてヴォーカルが Bernie Shaw バーニー・ショウ 『Sonic Origami』は1曲目 [Between Two Worlds ]と12曲目の [Feels Like] が特別飛び抜けて素晴らしい曲、ボートラ扱いの [Sweet Pretender] も良いですね。 合間にライブ盤がいくつか。 『SPELLBINDER』は1994年ドイツでのライブ、選曲も良いしこのライブ盤は凄く気に入って居ます。 Stealin' がバーニーのヴォーカルで聴けるのは良いですね、頻繁にツアーに出るバンドだけにさすがですね。 『Live on the King Biscuit Flower Hour』は1974年のバイロン、ヘンズレイ、ゲイリー・セインらの初期黄金期のメンバーによるライブ、こちらも良いです。やはりこの頃はロックンロールメドレーがラストとお決まりだったのですね。 [Easy Livin']も選曲こそ違えど同じ音源を使用したライブ盤。但し、ジャケットはバイロンじゃなく前者はジョン・ロートン、後者はバーニー・ショウと全然デタラメ! |
SEA OF LIGHT 1995 CD Japan Teichiku TECW-25020 1 Against The Odds 2 Sweet Sugar 3 Time Of Revelation 4 Mistress Of All Time 5 Universal Wheels 6 Fear Of Falling 7 Spirit Of Freedom 8 Logical Progression 9 Love In Silence 10 Words In The Distance 11 Fires Of Hell 12 Dream On |
SPELLBINDER 1996 CD Germany CBH/SPV 085-76992 1 Devil's Daughter 2 Stealin' 3 Bad Bad Man 4 Rainbow Demon 5 Words In A Distance 6 Wizard 7 Circle Of Hands 8 Gypsy 9 Look At Yourself 10 Lady In Love 11 Easy Livin' Recorded in June 1994 12 Sail The Rivers(studio take) |
LIVE ON THE KING BISCUIT FLOWER HOUR 1998(original-1997) CD UK Pinnacle KBFHCD008 1. Easy Livin' 2. Sweet Lorraine 3. Stealin' 4. July Morning 5. Seven Stars 6. Gypsy 7. Drum Solo 8. Sweet Freedom 9. Look At Yourself 10. Love Machine 11. Medley : Roll Over Beethoven - Blue Suede Shoes - Hound Dog - At The Hop Recorded in February 1974 |
SONIC ORIGAMI 1998 CD USA Eagle-Spitfire 67021150322 1 Between Two Worlds 2 I Hear Voices 3 Perfect Little Heart 4 Heartless Land 5 Only The Young 6 In The Moment 7 Question 8 Change 9 Shelter From The Rain 10 Everything In Life 11 Across The Miles 12 Feels Like 13 Golden Palace 14 Sweet Pretender (limited edition only bounus) |
EASY LIVIN' (LIVE ON THE KING BISCUIT FLOWER HOUR 1974) 2002 (Original 1999) CD EU Disky SI 792252 1 Look At Yourself 2 July Morning 3 Easy Livin' 4 Gypsy 5 Drum Solo 6 Sweet Lorraine 7 Medley 8 Stealin' 9 Seven Stars 10 Sweet Freedom 11 Love Machine |
再々出発してからの Uriah Heep は頻繁にコンサート活動はするものの、'98年にスタジオ盤を出して以来、その後はライブ盤での発売がずっと続いています。これは現メンバーで曲作りの主であるミック・ボックスやフィル・ランゾンが既に50代にさしかかったこととおそらく関係しているでしょう。次から次へと新曲を作り出せるのはやはり10代〜30代の脳や感性を持つ時代でしょう。 21世紀初の正式リリース盤もライブ盤から始まります。『Feayure Echoes of the Past』は全スタジオ作 『Sonic Origami』の冒頭を飾った[ Between Two Worlds ]がこちらでも冒頭で聴けます。昔からの曲も織り交ぜて2枚組一気に聴き入ってしまいます。 尚、このジャケット内容が全く同じなのにカバージャケ違いが出ていました。違う物だと思って再び買っています。 (どうやら、もう一種半年程前に事前オーダー限定販売されたプレスのカバージャケット違いがある様です) 『ACOUSTICALLY DRIVEN』は遂にヒープもやってしまったアンプラグド物。弦楽アンサンブルと女性コーラスにアコースティックギターとアコースティックベースをバックにバーニーが歌って居ます。好きな [Come Back to Me]、[Cross That Line] を披露してくれています!トップは『Return to Fantasy』からの[ Why Did You Go ]で始まり。 昔よく聴いたFlying Burrito Brothersを連想しました。このアルバムは好きです、ウン。次の『Electrically Driven』は一応、対として反対のタイトルで発売したのでしょうが、付け足し急遽販売の感がしないでもないです。内容はgood。 『The Magician's Birthday Party』は2001年11月ロンドンでのライブ、特筆物はケン・ヘンズレイ(July Morning 〜)、ジョン・ロートン([The Magician's Birthday]〜[Free'n' Easy])にゲスト参加して居ること。フルートでFocus の Thijs Van Leer タイス・ヴァン・レアーも参加して居ます。 ここでの [Return To Fantasy] は今までのとちょっと違って良いのじゃない? そして『Live in the USA』、ホントライブ盤の連続です。 『Magic Night』もライブ盤でここでも、ジョン・ロートンが客演でバーニーと一緒に歌って居ます。 赤いジャケカバーのライブ盤『Live in Europe 1979』は1986年に発売されたもの(ケン・ヘンズレイ、ジョン・ロートン在籍時のもの)と同じ音源プラス前にカットされていた曲を付け加えた物。 既発曲が主のベスト物の中『The Lansdowne Tapes』だけは未発表物のコンピレーション。 1993年に一度1枚物CDとして15曲入りで発売されてすぐ廃盤に成った作品の2枚組完全版。ヒープの前身、SPICEとして'69年に残した音源や既発曲のオルタネイトヴァージョンばかりで占められています。 スパイス時代にモロブルーズの [Lucy Blues] をやっているのが嬉しいですね。そうあの時代はやっぱりBritish Bluesでしたからね。 |
FEATURE ECHOES OF THE PAST 2001(original 2000) CD UK Classic Rock Legends CRL-0605 Disc: 1 1. Between Two Worlds 2. I Hear Voices Sweet Sugar 3. Stealin' 4. Universal Wheels 5. Time of Revelation 6. Only the Young 7. Sweet Freedom 8. Rain 9. Feels Like 10. Sunrise 11. Heartless Land 12. Shelter From The Rain 13. Love in Silence Disc: 2 1. July Morning 2. Bird of Prey 3. Gypsy 4. Everything in Life 5. Easy Livin' 6. Question 7. Look at Yourself 8. Lady in Black Recorded in November 1999 9. Come Away Melinda (recorded at the Munich sound check) |
ACOUSTICALLY DRIVEN 2001 CD UK Classic Regend CRL0676 1. Introduction 2. Why Did You Go? 3. Easy Road 4. Echoes in the Dark 5. Come Back to Me 6. Cross That Line 7. Golden Palace 8. Shadows and the Wind 9. Wonderworld 10. Different World 11. Circus 12. Blind Eye 13. Traveller in Time 14. More Fool You 15. Lady in Black 16. Medley: The Wizard/Paradise/Circle of Hands Recorded in December 2000 |
ELECTRICALLY DRIVEN 2001 CD UK Classic Regend CRL0715 1. Return to Fantasy 2. Universal Wheels 3. Bird of Prey 4. Stealin' 5. Between Two Worlds 6. I Hear Voices 7. Come Away Melinda 8. Circus 9. Blind Eye 10. Sunrise 11. Gypsy 12. July Morning 13. Easy Livin' Recorded in March 2001 |
ROCK CHAMPIONS 2001 CD Inter EMI 576397 1 Blood Red Roses 2 Echoes in the Dark 3 Firefly 4 Lady in Black 5 Lonely Nights 6 Love Machine 7 Return to Fantasy 8 Running All Night (With the Lion) 9 Shadows of Grief 10 Something or Nothing 11 Spider Woman 12 Sympathy 13 Who Needs Me 14 Woman of the World 15 Chasing Shadows 16 Stay on Top |
THE MAGICIAN'S BIRTHDAY PARTY 2002 CD UK Classic Regend CRL0933 .1. Return To Fantasy 2. Tales 3. Sweet Pretender 4. I'll Keep On Trying 5. July Morning 6. Paradise / The Spell 7. Circle Of Hands 8. The Magician's Birthday 9. Sympathy 10. Free 'n' Easy 11. Sunrise 12. Easy Livin' Recorded in November 2001 |
THE LANSDOWNE TAPES 2002 UK Sanctuary CMDDD441 Disk-1 1. Dreammare (Intro) 2. Walking in Your Shadow 3. Real Turned On 4. I'll Keep on Trying 5. Wake Up, Set Your Sights 6. Come Away Melinda 7. Lucy Blues 8. The Park 9. Here Am I 10. Lady in Black 11. Simon the Bullet Freak 12. What's Within My Heart 13. What Should Be Done 14. Why 15. Look at Yourself Disk-2 1. Born in a Trunk 2. Magic Lantern Pts. 1-3 3. Astranaza, Pt. 1 4. Astranaza, Pt. 2 5. Celebrate 6. Schoolgirl 7. I Want You Babe 8. Born in a Trunk 9. Lucy Blues 10. Come Away Melinda 11. What's Within My Heart 12. What Should Be Done 13. Gypsy 14. High Priestess 15. Simon the Bullet Freak 16. Look at Yourself 17. Lady in Black 18. Dreammare (Reprise) original released in 1993 as 1 CD |
LIVE IN THE USA 2003 CD UK Classic Regend CRL1089 1 Rainbow Demon 2 Easy Livin 3 The Wizard 4 Return To Fantasy 5 Tales 6 Heartless Land 7 Blind Eye 8 The Other Side Of Midnight 9 That's The Way That It Is 10 The Magician's Birthday Recorded in October 2002 |
MAGIC NIGHT 2004 CD UK Classic Regend CRL1537 1 Easy Livin' 2 Shadows of Grief 3 Cry Freedom 4 Pilgrim 5 Bad Bad Man 6 Devil's Daughter 7 Wise Man 8 Firefly 9 Heartless Land 10 Free Me 11 Wizard 12 Love in Silence 13 Been Away Too Long 14 Stealin' 15 Other Side of Midnight 16 The Other Side Of Midnight Recorded in November 2003 |
BETWEEN TWO WORLD 2005(Original 2002) CD Germany Eagle Rock223141-311 Disk-1 1. Heartless Land 2. Perfect Little Heart 3. In the Moment 4. Question 5. Change 6. Across the Miles 7. Sweet Sugar 8. Time of Revelation 9. Mistress of All Time 10. Logical Progression 11. Words in the Distance 12. Fires of Hell Disk-2 1. Against the Odds 2. Universal Wheels 3. Fear of Falling 4. Spirit of Freedom 5. Love in Silence 6. Dream On 7. Between Two Worlds 8. I Hear Voices 9. Only the Young 10. Shelter from the Rain 11. Everything in Life 12. Feels Like 13. The Golden Palace 14. Sweet Pretender |
LIVE IN EUROPE 1979 2006(Original 2000) CD EU Sanctuary SMDDD339 Disk-1 1 Look At Yourself 2 Easy Livin' 3 Stealin' 4 Falling In Love 5 Woman Of The Night 6 Lady In Black 7 Cheat 'n' Lie 8 Wizard 9 July Morning 10 I'm Alive 11 Who Needs Me 12 Sweet Lorraine 13 Free 'N' Easy 14 Gypsy Disk- 2 1 Free Me 2 One More Night 3 I'm Alive 4 Who Needs Me 5 Sweet Lorraine 6 Free 'n' Easy 7 Gypsy 8 Easy Livin' 9 Stealin' 10 Lady In Black 11 Gypsy |
2006年にBronzeレーベル在籍時のシングル集が出て、2008年、やっと待望のスタジオ新作『Wake the Sleeper』発表、実に10年振りのスタジオ録音盤!タイトルの直訳が「眠っている人を起こす」。 ドラマーが2007年にリー・カレイスクから Russell Gilbrook ラッセル・ギルブルックへ変わっていました。ミックはすでにデビューして40年も経つ大ベテラン、自分たちが納得出来ない作品ならば世に出さないでしょうから、出されたからには期待して間違いないでしょう。そして内容はやはり満足行くものです。元々老け顔だったミックの容貌はデビュー当時と殆ど変わらず髪の毛が白髪だらけに成っただけ。若返ったドラマーの元、衰えを知らないミックのギターは年々若返り、まだ進歩していてホント凄いと思わせます。この若さが漲った作品を作ったヒープは偉大です。 スピード、ドライブ感、構成.....どれをとっても'70年代ヒープの作品群と並べて違和感無しです。 わたしは今のところ [Tears Of the World] が一番好きですが、次に聴けばまた他の曲がその時点でのベストになり得るかも? 『Celebration』はスタジオ録音盤ながら、新曲はtrack-1,5の2曲のみで他は既発曲の再録音源です。[Only Human] はオリジナルですが、メロはどこかで聴いたことあるメロ? 『INTO THE WILD』は全作新録スタジオ盤、今回は2年目ですからたいしたものです。 内容は全作同様素晴らしい物で、70年代、80年代のHR/HM主流派王道時代の音となんら遜色ないです、脱帽物です。同年代で頑張っていたScorpionsが2010年に2012年を目途に引退すると発表した折、まだまだ頑張って欲しいバンドです。 Traack-1〜5の王道はからお決まりのバラードに繋ぐ構成もあの時のままですね。 『Live in Armenia』はライブ盤、今もワールドツアーを定期的に敢行しもの凄い数の公演をこなす底知れないヴァイタリティ。3枚目のDVDを観て感動です。 『LIVE IN KAWASAKI 2010』はブートレグとして発売された物のひとつながらオフィシャル発売なので日本盤として発売されました。音質は問題なく通常レベルです。 |
EASY LIVIN: THE SINGLES A'S AND B'S 2006 CD UK Sanctuary SMDDD351 Disk-1 1. Gypsy (Single Edit) 2. Wake Up Set Your Sights ;(U.S. Single Edit) 3. Bird of Prey 4. High Priestess (Single Edit) 5. Time to Live 6. Lady in Black (Single Edit) 7. Simon the Bullet 8. Look at Yourself (Single Edit) 9. Wizard 10. Easy Livin' 11. Why 12. Stealin' 13. Sunshine 14. Something or Nothing 15. What Can I Do 16. Prima Donna 17. Shout It Out 18. Return to Fantasy (Single Edit) 19. Time Will Come 20. Wise Man 21. Crime of Passion 22. Masquerade Disk-2 1. Free Me 2. Love or Nothing 3. Gimme Love 4. Come Back to Me 5. Cheater 6. Right to Live 7. Carry On 8. Been Hurt 9. Love Stealer 10. Think It Over 11. My Joanna Needs Tuning 12. On the Rebound (Single Edit) 13. Tin Soldier 14. Son of a Bitch 15. That's the Way It Is 16. Stay on Top 17. Playing for Tim 18. Hold Your Head Up 19. Miracle Child 20. Blood Red Roses 21. Look at Yourself (Live) |
WAKE THE SLEEPER 2008 CD EU Sanctuary 1767027 1. Wake The Sleeper 2. Overload 3.Tears Of the World 4. Light Of A Thousand Stars 5. Heavens Rain 6. Book Of Lies 7. What Kind Of God 8. Ghost Of The Ocean 9. Angels Walk With You 10. Shadow 11. War Child |
Celebration: Forty Years of Rock 2010 CD USA Edel EAR13449 Disk-1 1. Only Human 2. Bird Of Prey (New Version) 3. Sunrise (New Version) 4. Stealin` (New Version) 5. Corridors Of Madness 6. Between Two Worlds (New Version) 7. The Wizard (New Version) 8. Free Me (New Version) 9. Free And Easy (New Version) 10. Gypsy (New Version) 11. Look At Yourself (New Version) 12. July Morning (New Version) 13. Easy Living (New Version) 14. Lady In Black (New Version) Disk-2 DVD (NTSC) recorded from Sweden Rock Festival 2009 |
INTO THE WILD 2011 CD Italy Frontiers FR CD512 1. Nail On The Head 2. I Can See You 3. Into The Wild 4. Money Talk 5. Trail Of Diamonds 6. Lost 7. Believe 8. Southern Star 9. I'm Ready 10. T-bird Angel 11. Kiss Of Freedom |
LIVE IN ARMENIA 2011 CD Italy Frontiers FR CDVD527 Disk-1 1. Wake The Sleeper 2. Overload 3. Tears Of The World 4. Stealin' 5. Book Of Lies 6. Gypsy 7. Look At Yourself 8. What kind Of God 9. Angels Walk With You 10. Shadow Disk-2 1. July Morning 2. Easy Livin' 3. Sunrise 4. Sympathy 5. Lady in Black recorded in October 2009 Disk-3 DVD (NTSC) recorded in October 2009 |
LIVE IN KAWASAKI 2010 2011 CD Japan Ward VQCD-10343/4 Disk-1 1. Wake The Sleeper 2. Overload 3. Bird Of Prey 4. Stealin' 5. Love In Silence 6. The Wizard 7. Traveller In Time 8. Easy Livin' 9. Poets Justice 10. Circle Of Hands 11. Rainbow Demon 12. All My Life 13. Paradise/Spell Disk-2 1. Rain 2. Free 'n' Easy 3. Gypsy 4. Look At Yourself 5. Angels Walk With You 6. Shadow 7. July Morning 8. Lady In Black 9.Return To Fantasy*bonus 10.Sunrise*bonus |
オフィシャルブートレグとして発売されていたライヴ音源が日本盤として正式発売されたりもしましたので、今まで買わずにいたオフィシャルブートレグシリーズのセット物が出たのを機に買いました。実に9枚組のセット物です! 似たり寄ったりの選曲によるセットリスト、時期も2008年から2011年の3年間の録音。9枚分、何処でのライヴなのかの判断はつきにくいです。(日本ライヴでの「こんばんわ」等の日本語が出るなどは別ですが) 音質は良く、演奏、ヴォーカルも安定していてまず安心、それでも9枚を連続して聴くのはきついです。 |
THE OFFICIAL BOOTLEG SERIES BOXSET 2013 CD (9set) Germany Edel 0209167ERE
|
デビューから実に44年、2014年、レコード会社をMarqueeに移籍してスタジオ録音を発売してくれました。 『OUTSIDER(異端審問』、最近はライヴ盤ばかりでしたがスタジオ盤としては3年ぶりです。デビューから実に44年、日本盤の邦題は'70年代を思い起こさせるタイトルが付けられています。 1. 移ろいゆく世界、 2. 刹那主義、3. 苦難の日々、4. 異端審問 、5. 殻を脱ぎ捨てろ!、6. 光を求めて 、7. 対峙、8. 遠き日の安息、9. 眠れぬ森のジェシー、10. キッス・ザ・レインボウ、11. なるようになるさ・・・といった感じです。 相変わらず、コーラスワークもヒープらしく安定感ありますし、叙情的なメロも王道です。良くを言えば、ズシンとした重量級ナンバーが1〜2曲欲しかったです。 またこのアルバムはヒープのベーシスト中最も長く在籍していたトレバー・ボルダーが2013年5月21日に膵臓癌で亡くなったのを偲んだ追悼盤の形が取られています。『Live In Kawasaki Japan 2010』で2010年には来日もしていました。享年62歳という若さでした。 ヒープはホント絶え間なくアルバムを発売し続けていますね。 2014年新作発表後直ぐにその中の曲を含むライヴを行っています。そしてその新曲"Can't Take That Away"を含むライヴ・レコーディングが『Live at Koko,London 2014』を出しました。(録音は2014年3月4日、ロンドンのKOKO) 相変わらず安定した演奏で、それでいて決して流すような演奏はしなく楽しんで奏っているのが良く出ています。根っからのライヴ好きなのでしょう。 メンバー移りが激しかったヒープですが、6代目ヴォーカル、バーニーが入ってから既に19年にも成るのですね。そのバーニー時代で良く聴く"Between Two Worlds(1998発表)"や"Into The Wild(2011発表)"はさすがに手の内のナンバーでここでも聴き物です。Disc2はお馴染みの初期ナンバーが主です。ここら辺の曲はデヴィッド・バイロンのヴォーカルで知った曲なので物足りなさは有るには有りますが・・・、ただコレは1956年生まれの58歳(録音時)のバーニーと1947年生まれのデヴィッド・バイロン25〜26歳(録音時)の頃の声質・声域を比較してはあんまりですのでバーニーは凄いと思います。 2015年の暮れに自身のレーベル、Uriah Heep Records から旧録音物での編集盤が出ました。録音はバーニー・ショウがヴォーカルを取ってデビッド・バイロン時代の名曲を再録していた時代、1999年〜2001年の音源です。『ACOUSTICALLY DRIVEN』、『ELECTRICALLY DRIVEN』と続くのでしょうか。はいここでも好きな[Come Back to Me]、[Cross That Line] は入っています。 バーニー40代前半の頃ですのでやはり若いです。 2016年、1月にユーライア・ヒープの来日公演が行われたのですが、その公演にジョン・ロートンのバンド、LUCIFER'S FRIEND(ルシファーズ・フレンド)の初来日公演も同時進行で行われていましたので、ヒープのナンバー[Lady in Black] ではジョン・ロートンがゲスト参加(大阪公演、川崎公演共に)したブートレッグ盤が公演後直ぐに出ました。音質は良いのでいずれオフィシャル発売される可能性有りそうです。 |
OUTSIDER 2014 CD Japan Marquee MICP-11163 1. Speed Of Sound 2. One Minute 3. The Law 4. The Outsider 5. Rock The Foundation 6. Is Anybody Gonna Help Me? 7. Looking At You 8. Can't Take That Away 9. Jessie 10. Kiss The Rainbow 11. Say Goodbye 12. One Minute*bonus 13. BetweenTwoWorlds *bonua |
LIVE AT KOKO,London 2014 2015 CD Italy Frontiers FR CDVD681 Disc: 1 1. Against The Odds 2. Overload 3. Traveller In Time 4. Sunrise 5. Stealin 6. Im Ready 7. Between Two Worlds 8. Can't Take That Away 9. One Minute 10. Nail On The Head Disc: 2 1. Into The Wild 2. Gypsy 3. Look At Yourself 4. Box Wah Box 5. July Morning 6. Lady In Black 7. Free n Easy 8. Easy Livin Disc: 2 DVD Video |
TOTALLY DRIVEN 2015 CD EU Uriah Heep UH001CD Disc: 1 1. Gypsy 2. Traveller In Time 3. Bird Of Prey 4. Sunrise 5. Rain 6. Come Away Melinda 7. Return To Fantasy 8. Look At Yourself 9. Come Back To Me 10. The Easy Road 11. Sweet Freedom 12. Why Did You Go? 13. July Morning 14. Easy Livin' Disc: 2 1. Between Two Worlds 2. Only The Young 3. Different World 4. Love In Silence 5. Blind Eye 6. Wonderworld 7. Stealin' 8. Time Of Revelation 9. Cross That Line 10. More Fool You 11. Universal Wheels 12. The Golden Palace 13. Lady In Black |
『LIVING THE DREAM』(邦題:桃源郷)2018年、スタジオ録音として4年ぶりの新録です。前作で「デビューから44年」と書きましたが、今回は実に48年目!の新作です。つくづくミック・ボックスという人は凄い人だと感じます(71歳なのです)。トップの"Grazed
by Heaven"でまず、そのエネルギッシュさに感服です、今なお若さがカッコよさが満ち溢れています。良い曲です。2曲目も平均以上。そして3曲目"Take
Away My Soul"、味が有るという言葉がビシッと決まりそうなホント聴くたびに感心させられる構成です、凄い曲です。次の"Knocking
At My Door" これまた見事にツボを押さえられてしまいさすがだと納得です。"Rocks In The Road"は8分14秒にもなる曲です、ただちょっと長すぎ?邦題は"前を向いて歩こう"と成っていますが気分的にはその様な感じには・・・ ちなみに昔のヒープの様にいろいろと邦題が今回も付けられています。 1. 禁断の果実、2. 桃源郷、3. 不安な日々、4. 迫りくる恐怖、5. 前を向いて歩こう、6. 流れに身を任せ、7. 悲観主義、8. グッバイ・トゥ・イノセンス、9. あなたを求めて、10. 追憶 "前を向いて歩こう"、流れに身を任せ"などはHR/HM風なタイトルではなくいきなり「聴こう」とは思いにくいですね。実際このアルバムの中ではチョット今一でしょうか。"Goodbye To Innocence"はデビュー当時から奏っていたロックンロール調ナンバーです。やはりミック・ボックスは変わっていません。"Falling Under Your Spell" はヒープにすれば平均的な曲ですが、バーニーの歌い方が何故かイキイキしているように感じます。次の"Dreams Of Yesteryear"は淡々と唄われるメッセージソングにもバーニーの力量を再認識させられました。デビッド・バイロンとの時代よりもずっとずっと長い時代を通り抜けてきたヒープのヴォーカリスト。あらためてこのバンドの凄さを思い知らされました。日本盤のボーナストラック2曲は勿論満足です。 『CHAOS & COLOURS』邦題は『獄彩色』、前作から5年振りとなるスタジオアルバムです! 毎作書いているようですがデビューアルバム発表から53年に成ります。彼らの凄いところはスタジオでの新作録音とツアーを今なお続けているという両方をこなしている事。ミック・ボックスは1947年6月9日生まれです。他のメンバーは9歳以上下です。ツアーを続けられる体力には敬服します。 パーソネルは、Mick Box (g, bv)、Bernie Shaw (v)、Phil Lanzon (key, bv)、Dave Rimmer (b, bv)、Russell Gilbrook (ds)。 1曲目 "Save Me Tonight" がミュージック・ヴィデオで先行プロモで見ること出来ました。 2曲目 "Shilver Sunlight" と4曲目 "Age of Changes" が従来のヒープらしさが出た一番のナンバーですが、他の曲は普通に平均点を貰える程度でしょうか、まざ安心して聴けはしますが…。 "One Nation, One Sun" は必ず入るメロディアスなナンバー。 今回も各曲にヒープらしい邦題が付けられています。 1. セイヴ・ミー・トゥナイト、 2. 銀色の陽光、 3. 暁光讃歌、 4. 変遷の時、 5. 颱風、 6. 一つの国家,一つの太陽、 7. 金色(こんじき)の導き、 8. ネヴァー・ビー・アローン、 9. 鷲の如く翔けろ、 10. 解放志願、 11. 理想への活路、 12. セイヴ・ミー・トゥナイト |
||
LIVING THE DREAM 2018 CD Japan Frontiers MICP-11423 1. Grazed By Heaven 2. Living The Dream 3. Take Away My Soul 4. Knocking At My Door 5. Rocks In The Road 6. Waters Flowin’ 7. It's All Been Said 8. Goodbye To Innocence 9. Falling Under Your Spell 10. Dreams Of Yesteryear Bonus 11.Grazed By Heaven (Alternete Version) 12.Take Away My Soul (Alternete Version) |
CHAOS & COLOUR 2023 CD Japan Avalon MICP-11761 1 Save Me Tonight 2 Silver Sunlight 3 Hail The Sunrise 4 Age Of Changes 5 Hurricane 6 One Nation, One Sun 7 Golden Light 8 You'll Never Be Alone 9 Fly Like An Eagle 10 Freedom To Be Free 11 Closer To Your Dreams 12 Save Me Tonight (Demo) |
ヒープの黄金期を支えたドラマー Lee Kerslake が2020年9月19日に亡くなりました。死因は前立腺癌だということです。 同じく黄金期を支えた Kenn Hensley が2020年11月4日に相次いで亡くなりました。死因は非公開です。 二代目ボーカリスト John Lawton が2021年6月29日、突然の死亡、予期せぬ死因との発表に留まっています。 黄金期のメンバーでは二人が早くに亡くなっています。 初代ヴォーカリスト David Byron が肝硬変で1985年2月28日に。 そして、もう一人が上記の方でも記していたベーシスト Gary Thain で1974年9月15日、ダラスのコンサート会場 Moody Coliseum でアンプによる感電で手が自由に動かなくなり、懸命にリハビリを続けるもなかなか良くならず、イライラから薬に浸る日々が続き翌年1月にはヒープ側から脱退を言い渡され。そのまま薬中毒のまま1975年12月8日に死亡。非常に悲しい出来事に起因した死で私の記憶からは消えないままです。 |
© Photos of cover are copyright works by each art-designers. Text by Mie |