Songs After 2000's
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 21世紀突入後に発表された歌曲
 TOPはBon Jovi ""It's My Life" からと思ったのですがボン・ジョヴィは個別ページで記していましたので取りやめて. . .
 Rock系、 Soul系、 Ballad系ジャンルを問わずに選んで見ようと。

At the Forge Ariella The First Time My Old Friend Two Hearts
World Keep On Turning Heaven I'm Yours Follow Your Arrow Gone with the Wind
It Keeps On Goin' Better Angels Magic Man Happy Songs Sell Records,
Sad Songs Sell Beer
Ballad of a Misspent Youth

 ※Cover Singer (Group) 部分の緑字は持っていない音源

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At the Forge Twilightning (2003's Album "Delirium Veil") Tommi Sartanen

 フィンランドのメタル・ロックバンド、Twilightning (トワイライトニング) のデビュー・アルバムからで二曲目に収録されたナンバー。
 2000年突入後の音楽はロック系(ストリート系、HR/HM系共に)、ダンス・ナンバー系などどちらもが`80年代回帰的要素が強く。私的には焼きまわし感がまとわりつき、それなら元々の本家の方が良いという思いが多々なので
その種の音楽は`80年代から活躍している人たちを追い続けています。
ですが、Twilightning は似たような曲でも所々に「聴かせる」オリジナリィティを持っています、「聴き続けたい」と思わせる物を感じます。
 


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Ariella Graham Gouldman (2012's Album ""Love And Work) Graham Gouldman, and
Mick Wilson

 グレアム・グールドマンは`60年代から活躍しているシンガー・ソング・ライター、ベーシスト。
ヤードバーズの "For Your Love" 、ホリーズの "Bus Stop" 等の作者として知られ、後に10ccを立ち上げています。ソロ・アルバムも`60年代から飛び飛びでポツポツと出していました。私的にはソロ・アルバム群の方が好みです。
 この曲は2012年発表作からの一曲で、聴いた時真っ先に「あっ、ジョージ・ハリスンだ」と思わず感じました。ジョージ独特のあの世界を再現しているようで、地味ながら気に入りました。同アルバム内の "Let Me Dream Again" も同タイプで好きな曲です。


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The First Time Danny O'Keefe (2008's Album "In Time"
Fred Koller and
Danny O'Keefe

  `70年代にヒットした "Good Time Charlie's Got the Blues" で知られるフォーク・シンガー、ダニー・オキーフが2008年に発表したアルバムのトップ収録曲。 "Good Time Charlie's Got the Blues" に似ている部分も若干ありますが、リラックスした田舎の風景を感じられます。



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My Old Friend John Hiatt (2001's Album "The Tiki Bar Is Open") John Hiatt

 ジョン・ハイアット15作目のアルバム『The Tiki Bar Is Open』収録の曲。(想像で)両足をしっかり構えてどっしりと歌っているように感じる曲です。ミディアム・テンポのありふれたロック調ナンバーではありますが、彼のヴォーカルはやはり渋さ・味があります。

John Hiatt / The Tiki Bar is Open



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Two Hearts John Hiatt (2008's Album "Same Old Man") John Hiatt

 続いてもう一曲ジョン・ハイアット、彼が56歳時の19作目のアルバムからで "Two Hearts" この曲も味のある渋いミディアム・ロック。`90年代から徐々に南部系のサウンドに寄っていましたがこのアルバムは全編、ソウルっぽい雰囲気を感じます。もう少し声が低ければ黒人シンガーのアルバムかと思えるほどです。良いアルバムです。



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World Keep On Turning Don Nix (2008's Album "Passing Through") Don Nix, Fredrick Knight

 ドン・ニックス、久しぶりのアルバムで2008年発表作、トップ曲 "Sit Down On Your Love" は素晴らしい曲で南部ソウルの香りがする特筆物でしたが、こちらは彼には珍しくロック色が強い作品に成っています。
 最初はジャーマン・ロックの様な出だしで始まり、昔の Randy Pie (ドイツのHRバンド) のような雰囲気を感じました。珍しいながら癖に成りそうなアレンジです。



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Heaven
Los Lonely Boys (2004's Single & album "Los Lonely Boys") Henry Garza, Jojo Garza, Ringo Garza

 三人兄弟で結成されたメキシコ系アメリカ人のバンド [ロス・ロンリー・ボーイズ] で確かに少しラテン風味のある軽快なロック・ナンバーです。エレキ・ギターのカッティング・イントロとギターソロの音色が強烈に印象として残ります。ある意味ダンシング・ロックの基本のようなドラミングもこれまた後に残ります。



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I'm Yours Jason Mraz (2008's Album "We Sing. We Dance. We Steal Things.") Jason Mraz

 ジェイソン・ムラーズ、三作目のアルバムからのシングル・カット曲。レゲエ・リズムで南国を感じさせる心地よい曲調で2008年シングル化後かなりの国でヒットした曲です。
 特に「いついつの時代」というような時代を感じさせない時を超えた曲だと思います。


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Follow Your Arrow Kacey Musgraves (2013's Album "Same Trailer Different Park") Kacey Musgraves, Shane McAnally, Brandy Clark

 カントリー系のシンガー・ソング・ライター、ケイシー・マスグレイヴスのメジャー・デビューアルバムからのセカンドシングル曲。彼女はMercury レコードからデビューする前に既に自費出版でアルバムを3枚も製作していたらしく、地元テキサスでは早くから音楽活動をしていたとのことです。
 米カントリー界では期待の新星との事で彼女のことを知りアルバムを買いましたが、先に "Blowin' Smoke" がシングル化されていました。ただ私的に好きだったのはこちらの方でした。
 "Follow Your Arrow" はカントリー・チャートでは10位(BB、HOT100では60位)のヒットでしたが、それでもデビュー・シングル(カントリー・チャート31位)よりはヒットしました。


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Gone with the Wind Little Milton (2005's Album "Think Of Me") Jon Tiven, Milton Campbell, Sally Tiven, Scat Springs

 ブルース・マン、リトル・ミルトン最後のスタジオ・アルバム『Think of Me』内の一曲、Milton Campbe lはリトル・ミルトンの作曲の際の名前ですから本人も参加して作られた曲なのですが、まるでジャーマン・ハード&ヘヴィー・ロックの様な作りで驚きます。とても70歳時の録音(69歳時の録音かも知れません)だとは思えません。このアルバム発表の数か月後に70歳で亡くなりました。珍しい曲と演奏を残してくれました。



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It Keeps On Goin' Tommy James (2006's Album "Hold the Fire") Tommy James

 `60年代に [Tommy James & the Shondells] としてBB誌チャートNo.1を始めTop10内に7曲を放り込むヒットを放ったションデルズ(最初日本ではシャンデルズの表記で紹介)のリーダー、トミー・ジェイムス。`70年代からソロ・キャリアをスタートしていましたが、この2006年発売の『Hold the Fire』はオールド・ポップス回帰的な要素が多分に漂うアルバムでした。ポップスの上質な部分を受け継いで時代に合ったアレンジでとても気持ちの良い曲に仕上がっています。ヒットを放っていた時代よりもこの時代の方が好きです。



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Better Angels Lesley Gore (2005's Album "Ever Since") Blake Morgan

 `63年に17歳時にいきなり全米ヒット・チャート1位デビューをし、その年HOT100チャート5位以内を4曲送り込みシンデレラ・ガールとして有名になったレスリー・ゴア。その彼女が2004年、自身が同性愛者であることをカミングアウトしてから吹き込んだ最初のアルバム(2015年に肺がんで亡くなりましたので今のところ最後のアルバム))内の一曲。曲の作者&プロデューサーのブレイク・モーガンが非常に気に成りました。アンダー・グラウンド、インディーなロック界でのミュージシャンながら決してパンクに走らずそしてニュー・ウェーヴ的でもない独自のカラーを持ったサウンドを作り上げています。若干、`90年代以降のスコット・ウォーカーのムードを感じますがスコットよりもストレートな感じです。このアルバム内に単独曲2曲、共作曲1曲収録されていますが単独曲は共に気に入っています。また彼女の`63年のヒット曲 "You Don't Own Me" をセルフ・カヴァーしていますが、このアレンジはブレイク・モーガンのアレンジが入っているのでしょう。

Lesley Gore / Ever Since



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Magic Man Dokken (2010's Album "Greatest Hits") Don Dokken, John Lwvin

 Dokken、個別ページをジョージ・リンチ・ページで記していますが、ジョージが居ない時期のDokkenの曲は取り上げて来ませんでした。ただ、元々ドン・ドッケンのヴォーカルとドンの生み出すメロディーが人気の半分以上だったので、ジョージが居なくなってからでも、爆発さは無いまでも安定したファンは居ました。
 この曲は2003年以降ギターがジョン・レヴィンを担当しています。彼は`66年生まれでランディ・ローズやジョージ・リンチに憧れていたミュージシャン、22歳の時にドロ・ペッシュ (個別ページも有ります) のソロ・デビュー作に参加していました。ジョージに憧れていただけあってギター・プレイは近いです。この曲は往年のDokkenの曲を新メンバーでカヴァー演奏した形のベストアルバム内に収録されています。既発曲以外に2曲新曲が含まれていたうちの一曲で、昔のDokkenの作風に近づけた出来に成っています。`80年代サウンドでした。



Title Original Singer or Group Cover Singer or Group Song Writer
Happy Songs Sell Records, Sad Songs Sell Beer Jim Ford (2007's Album "The Sounds of Our Time") James Ford

 この曲はほぼカントリー・ソングです。ただ作者でシンガーのジム・フォードはカントリー・シンガーではありません。アレサ・フランクリンやボビー・ウーマックなどソウル・シンガー達との交流も有りソウル色の濃い曲も書きます(ボビーの "Harry Hippie" の作者として知られています)し、フォーク・ソング的な曲も残している多彩なSSWです。`69年にソロデビューしながら徐々にコカインの世界にハマり込み、2004年頃から漸く再活動したらしいのですが2007年11月に亡くなっています。この曲の入ったアルバムはたった一枚のソロアルバムに未発表曲を加えて発売されてモノなので初出登録は2007年と記されていますが、正確な録音日は記載されていません。
 曲調は`60年代初期を思わせる懐かしさを感じるオールド・カントリー・ソング調でジム・フォードの多彩さを感じさせて貰える好きな曲です。
Jim Ford / The Sounds of Our Time



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Ballad of a Misspent Youth (しくじった青春のバラッド) Tuk Smith & The Restless Hearts (2022's Singles) Tuk Smith

 何気なしに観ていた音楽関係のテレビでこの曲のMusic Videoが流れていました、映像の方は特色も無くあり触れた感じでしたが音楽の方にはどんどん惹きこまれて行きました。近年バンドミュージックは影を潜め、注目を集めるのはダンスが主のDance & Vocal グループの曲ばかりです。この Tuk Smith & The Restless Hearts というバンド名は全く知らない名前でした。本国アメリカでは2020年にデビュー、この曲は4枚目のシングル発売だったのです。日本で音源ソフトとして発売されたのは翌`23年の12月といった遅さですが、11曲入りのCDアルバムでした。(わたしの購入盤もそのアルバムです)
 この日本盤に追加された曲の中にシン・リジー (Thin Lizzy) の"Dancing in the Moonlight"のカヴァーが収録されています。邦盤解説にも書いてありましたがシン・リジーの影響(中期)をも少し感じました。わたしのサイトでもシン・リジーの個別ページを作っています。この曲ホントに`70年代のロックを思わせるタイプのバンド・ロックで嬉しくなりました。最も似ていると感じたのはシルヴァーヘッド (Silverhead) です。米バンドなのにブリティッシュの雰囲気の曲です。
 また最近には珍しく洋楽曲に邦題が付けられているのも嬉しいです。昔 (`70年代〜`80年代) は "紫の炎" "対自核" "夜明けのランナウェイ"・・・など結構ありました。
 昭和から平成に移った`89年〜`91年頃にバンド・ロック人気は縮小して行きましたが、元号交代だけでなくバブル崩壊、消費税導入など、個人的にはLPやCD購入にも影響を受けて行き、`90年代から`00年代はソロ・シンガーがダンサーをバックに歌うダンサブルな Vocal & Dance ミュージックが主で、`10年代に入り現在も続いているほぼダンス主体のポップ・ミュージックが主に成っています。
 「聴く音楽・演奏する音楽」方面が好きだったわたしには「見る音楽・踊る音楽」はキツかったのですが、やがてはまた、戻って行きそうな気もします、時代は回っている様で。そのキッカケに Tuk Smith & The Restless Hearts が成るかも知れません。
 この曲だけでなく、他の曲も良いです。2曲目の "Girls on the East Side of Town イーストサイドの女たち" なども、若さを感じるハードポップ・ロック調で今の若い人達にも受け入れられそうだと思うのですが・・・

Ballad of a Misspent Youth / Restless Hearts