Thrill Of Your Love | I Forgot to Remember to Forget | I Want to Be Free | |
I Saw Her Standing There | Any Time at All | It Won't Be Long | |
My Back Pages | Positively 4th Street | All Along the Watchtower |
Title | Original Singer or Group | Cover Singer or Group | Song Writer |
Thrill Of Your Love (恋のスリルに比べれば) | Elvis Presley (from 1960's Album "Elvis Is Back !") |
Stan Kesler | |
エルヴィスの残した全曲の中で一番好きなのがこの曲です。シングル発売もされず、ベスト物コンピレーションにも収録されることはありませんでしたが、わたしには「ダダはまり」でした。`60年代アメリカでは徴兵制度が敷かれており、エルヴィスも1958年〜1960年の2年間軍隊入りをしており、兵役を終えて後の初めてのアルバムが "Elvis Is Back !"。このアルバムの中に収められました。日本では`63年に 『Such A Night (『キッスにしびれた』プレスリー・アルバム第9集)』"という独自編集で発売されていましたが、販売会社名が [日本ビクター] から [ビクター音楽産業] に変わった際、オリジナルな形で徐々に再発されていました。 最初は、Carl McVoy というシンガーの為に書かれた曲だったようですが、エルヴィス盤がリリースされています。エルヴィスは多くの曲でゴスペル系コーラスグループ The Jordanaires をバックにレコーディングしていますが、どれも彼の歌唱力を引き立てる抜群のバッキングで聴き物ですが、この曲はその中でも最高です。 カヴァーしたシンガーはあまりいないと思います。 |
Title | Original Singer or Group | Cover Singer or Group | Song Writer |
I Forgot to Remember to Forget (忘れじの人) | Elvis Presley (from 1976's Album "The Sun Collection" and 1955's Single B side of "Mystery Train") |
The Beatles (1994's Album "Live at the BBC") Wanda Jackson (2006's Album) Johnny Cash & Others |
Charlie Feathers and Stan Kesler |
この曲と "Trying to Get to You" がエルヴィスのSun スタジオ録音曲の中で好きな曲のTOP2です。 "Trying to Get to You" の方はエルヴィスよりも先にR&Bグループのイーグルス(`70年代結成のバンドはない方)が発表しているので "I Forgot to Remember to Forget"の方を。 この曲との出会いが子供時代にカントリー・ソングやアメリカ、ナッシュヴィルに興味を持ったキッカケでした。 カヴァーでは勿論ビートルズ、解散後に発売されたアルバム『Live at the BBC』でカントリー好きのジョージ・ハリスンが歌っています。他にはジョニー・キャッシュヴァージョンが有名ですが、こちらは持っていません。 |
Title | Original Singer or Group | Cover Singer or Group | Song Writer |
I Want to Be Free (自由になりたい) | Elvis Presley (from 1958's EP Album "Jailhouse Rock") |
Jerry Leiber and Mike Stoller | |
エルヴィスの好きな曲わたしのTOP3は1955年〜1960年録音とかなり初期の曲ばかりに成りましたが、それ以下の曲も多くが初期・中期の録音物が主です。 この曲は映画「監獄ロック」の挿入曲で劇中で歌われています。`50年代の彼の声質はツヤが有り良く伸びて抜群に魅力ある歌声ですね。わたしの中ではこの世で一番の [Singer シンガー] です。なお、この曲の作者コンビ、ジェリー・リーバーとマイク・ストーラーは後でも出てくる好きな曲 "Stand by Me" の作者でもあります。エルヴィスには "監獄ロック"、"ハウンド・ドッグ"が有ります・ この曲のカヴァー・バージョンはあまり見かけないです。 |
Title | Original Singer or Group | Cover Singer or Group | Song Writer |
I Saw Her Standing There | The Beatles (from 1963's Album "Please Please Me") |
Larry Bright (1971's Single) Bob Welch (1979's Album) Tiffany Darwish (from 1987's Album "Tiffany") |
Lennon-McCartney |
エルヴィスに続き、ビートルズも好きな曲はやはり初期の曲になってしまいます。おそらく演奏・歌唱者が若い時代の方がイキイキとしていて聴くものに「円熟」以外の別の魅力を与えるのではないでしょうか? この "I Saw Her Standing There"はポール17歳の時の作品(レノン/マッカートニー作ですがほぼポール)、アメリカでは"I Want to Hold Your Hand"のB面、日本では "From Me to You" のB面とシングル化された日米どちらもB面仕様でしたが、R&Rの楽曲として聴くとこの曲の方が絶対に上でしょうしビートルズ・ソングスの中でもそのジャンルとしては絶対に上位でしょう。 カヴァーはブルース・シンガー、ラリー・ブライトが歌ったブルースアレンジ物のシングルを持っています。下の画像。 女性シンガーではティファニーが "I Saw Him Standing There"として発表していますが持ってはいません。 |
Title | Original Singer or Group | Cover Singer or Group | Song Writer |
Any Time at All | The Beatles (from 1964's Album "A Hard Days Night") |
Lennon-McCartney | |
この曲はほぼジョン・レノンの作、どこがどうとは云い難いのですがいかにもジョンの作風だと感じます。シングル化はされませんでしたが初期の彼らを代表する名曲だと思います。 カヴァー・ヴァージョンはあまり知りませんが、ビートルズのコピーバンドはかなりレパートリーにしている様です。 |
Title | Original Singer or Group | Cover Singer or Group | Song Writer |
It Won't Be Long | The Beatles (from 1963's Album "With The Beatles") |
Lennon-McCartney | |
この曲もジョン・レノン主体で作られた曲。初期のビートルズはコーラスやバッキング・ヴォーカルを多用していました。それが特徴でもありましたがこの曲はそのコーラス・ワークがとても楽しい曲です。「Yei ! Yei ! Yei ! 」 という掛け声は "She Loves You" でお馴染みですがここでは軽いタッチで使われています。 そしてジョージの弾くギター・フレーズも相当に印象的で後々まで残りますね。 "Daytripper" のフレーズに指摘します。 |
Title | Original Singer or Group | Cover Singer or Group | Song Writer |
My Back Pages | Bob Dylan (from 1964's Album "Another Side of Bob Dylan")ns |
The Byrds (1967's EP) The Hollies (1968's Album) Keith Jarrett Torio (1969's lbum) & Others |
Bob Dylan |
この曲はボブ・ディラン全曲の中で一番好きな曲です。彼が吹き込んだ曲は歌い方に若干クセがあり最初は馴染めないのですが、歌い方を変えて他の人がカヴァーするとメロディーの良さが良くわかります。 この曲もバーズのアレンジでヒットして有名に成った曲です。多くのアーティストがカヴァーしていますが殆どがバーズのアレンジで演奏しています、その中でホリーズのヴァージョンはアラン・クラークがほぼディランの歌い方で歌っています。 メロは綺麗ですが、歌詞はディランの詩の中でも難解です。「昔を振り返ってあの頃は今よりも老けていた自分が居て、その自分が見て来た事柄への感想を…?」 |
Title | Original Singer or Group | Cover Singer or Group | Song Writer |
Positively 4th Street (淋しき街角→寂しき4番街) | Bob Dylan (from 1965's EP and 1967's Album "Bob Dylan's Greatest Hits") |
Johnny Rivers (1968's Album) The Byrds (1970's Album) & Others |
Bob Dylan |
`65年発表当初はアルバム未収録でシングル盤のみで全米・全英共にTop10以内に入るヒットと成っています。日本で最初にシングル盤が出た時はタイトルが "淋しき街角"、日本コロムビアからCBSソニーに移動して "寂しき4番街"に変わっています。この曲のディランは割と普通の歌い方をしています。 アコギとハーモニカでフォーク・ソングを歌っていた彼がアルバム『Bringing It All Back Home』で初めてエレキ・ギターやドラムスをバックに従えて録音。そして次作用に予定して録音したこの曲はバックがブルース・ギターリストとして売り出し中だったマイク・ブルームフィールドで、ディランがロック・アレンジで歌い方も少し変化して行ったようです。 この曲もカヴァーは多いようです。ジョニー・リバースはゆっくりと淡々と歌い上げています。バーズはディランの曲 "Mr. Tambourine Man" でデビューしその後も度々他の曲も録音していました。この曲はデイランのアレンジに近いです。 |
Title | Original Singer or Group | Cover Singer or Group | Song Writer |
All Along the Watchtower (見張塔からずっと ) | Bob Dylan (from 1967's Album "from the Album "John Wesley Harding") |
The Jimi Hendrix Experience (1968's Album) & Others |
Bob Dylan |
3曲目は "Quinn the Eskimo (Mighty Quinn) "を候補にしましたが、この曲、デイランがオートバイ事故で療養中、アルバム製作が遅れ、その時にマンフレッドマン(Manfred Mann) のヴァージョンが先に出て全英1位に成るヒットとなり、世に出た最初のシンガーでなくなっていました。(でも好きな曲です) そしてこの "All Along the Watchtower" は療養明け発表のアルバム内に収められた曲でしたが、ジミ・ヘンドリックスがカヴァーしてシングル化。デイランも遅れてシングル化しましたが、ジミヘンの方がヒットしました。でも最初の発表はアルバムでのデイランです。 この曲の詩も難解です。ただ、やはり上下するメロディーは耳にこびりつき魅力的です。 |
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