☆Olivia Newton-John☆

 
 オリヴィア・ニュートン・ジョンはフォークやカントリー系の歌からスタートして、ポップ・スターに昇りつめ、そしてロック・ミュージックやダンス・ミュージックをも歌い、やがてポピュラーミュージック界の超大物歌手と成りました。どのジャンルの歌を歌っても済んだ声質が人々を和ませてくれます。
 彼女は何度も日本に来てくれています。ただ、イルカ好きな彼女がイルカを大量捕殺した日本に抗議して来日公演が中止に成ったこともありました。
その後、日本でも彼女のファンがかなり減ったと思いますが、そのような出来事が起こっても、来日回数はその後の方が多いのも事実です。
 彼女の歌声が好きなファンは日本に未だに沢山いるでしょう。わたしもそのひとり、とても魅力的なシンガーです。
 Olivia Newton-John、日本語表記では[オリビア・ニュートン・ジョン] 、 [オリビア・ニュートン=ジョン] 、[オリヴィア・ニュートン・ジョン]など様々な表記のある彼女ですが、国内のレコード会社は一番目の表記を使用しています。ただ、わたしはいつも最後の[オリヴィア・ニュートン・ジョン]を使用していました。
口に出して発生するとき [オ・リ・ビ・ア]はとても発声しにくかったのです。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆
  • 彼女は1948年9月26日、イギリスのケンブリッジ市生まれ、1953年5歳の時に父親の仕事(教師)関係でオーストアリアへ移住。
  • 学生時代からアマチュアグループで歌い、コンテストで優勝、そのことがきっかけでイギリスで正式に音楽活動を始める
  • 1966年にはレコードデビューをしています。(曲名は"Till You Say You'll Be Mine / For Ever"とのこと)
  • しばらく売れないままだったのが、クリフ・リチャードのテレビ番組やバックで歌い、やがて「Toomorrow」という映画に出演、数曲を歌うことに。
  • 正式なソロ・デビューは1971年2月発売シングル"If Not For You/ The Biggest Clown" (ボブ・ディランの楽曲)全英チャート7位のヒット。
  • アメリカでもデビューを果たし、最初のトップテンヒットは1972年11月発売の"Let Me Be There"で6位まで上がる。
  • 1975年にはアメリカへ移住、その後は世界中でヒットを沢山出すシンガーに成長。
  • `70年代中期〜`80年年代中期の10年間は出すアルバムの殆どが大ヒットとなる超ポップ・スターと成りました。
  • `80年代中期頃から出すシングルが小ヒット止まりが続き、次第に人気が降下、`84年に結婚後出産などの生活で音楽界から暫く離れていました。
  • `92年に乳がんが発覚、オーストラリアに移り治療に専念後、`94年に音楽活動を再開も、`95年に最初の夫マット・ラッタンジーと離婚。
  • 2008年7月に起業家のジョン・イースターリング氏と再婚。
  • ※追記)2013年、乳がんが再発し肩に転移したとの報道。
  • ※追記)2017年5月、がんが脊椎に転移したことをコンサート中に発表、その後の公演を中止しました。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆

  オリヴィアは最初カントリー系(ポップ・カントリー)のシンガーとしてデビュー、その後ソフト・ロック系、ダンス・ミュージックなど巾広く歌いこなし、更には映画女優としても活躍する多才能者。そして容姿の方も100点満点で100点を貰っても不思議ではない女性。ホント稀この上ない才能と運を持った人です。

 オリヴィアのソロ・デビュー盤 "If Not For You"は英国でヒットした後日本でも`71年にシングル発売(ポリドールから)されていたようですが、全く話題にもなりませんでした。
 彼女が日本でその名前を急激に耳にするようになったのは`76年、TBS系列朝の情報番組『おはよう700』で "Take Me Home Country Roads 邦題:カントリー・ロード"が起用されてからのことです。この曲、もともとはカントリー系シンガー・ソング・ライターのジョン・デンバーがオリジナルの"故郷に帰りたい"のカバー・ヴァージョン。英国でもヒットしましたが、日本国内では確か洋楽チャートで1位に成ったと思います。その後、"Let Me Be There"(アメリカで大ヒット)、"Jolene" (ドリー・パートンがオリジナル、英では`70年代にはシングルカットされず、米は未シングル化)と立て続けに大ヒット曲連発と成りました。
 それまでは日本国内でもアルバムはまだ未発売で、英米でもPYE, UNI, MCA など発表先にバラツキがあり数種類のアルバムが出ている状態でした。
世界的に統一同曲収録されだされたのは1975年に成ってからです。

 『LET ME BE THERE』はタイトル曲をフューチャーした米国編集アルバム。カバーデザインは英国盤『Olivia』の物を使用、英国版の同名タイトル盤とはジャケットデザイン及び収録曲も異なる仕様。殆どが他人のヒット曲・カヴァーで占められています。
 "Me and Bobby McGee"クリス・クリストファ−ソンの曲でジャニス・ショプリンのカヴァーヴァージョンが有名。
 "Banks Of The Ohio"アメリカで歌い継がれたオールド・カントリーソング(作者不詳)、オリヴィアが世界に広めた感じ。
 "If Not for You"ボブ・ディラン作、彼がジョージ・ハリソンに提供した曲をさらりと歌い流した感じです。
 "Take Me Home Country Roads"ジョン・デンバーの曲、`71年に全米チャート2位まで上ったヒット曲。デンバー盤の邦題は"故郷へ帰りたい"
 "Angel Of The Morning"チップ・テイラー作、イヴィー・サンズ、メリリー・ラッシュ他多数のカヴァーあり、メリリ盤が全米7位のヒット。
 "If You Could Read My Mind"ゴードン・ライトフット作、`71年に全米5位になるヒット曲。
 "Help Me Make It Through The Night"再びクリス・クリストファ−ソンの曲で彼の最有名曲、サミー・スミス盤が全米カントリーチャートで1位。
 "Just A Little Too Much"オールディズ好きならお馴染み、リッキー・ネルソンの大ヒット曲、作者はロカビリアン、ジョニー・バーネット。

ただ、どの曲もオリヴィアの持つ澄んだ声質が新しい息を注ぎ込んでとても新鮮に聞こえます。まるで彼女の曲みたいです、歌唱力も凄いですね。
アルバムプロデューサーの名前に既にジョン・ファーラー(以後、長くオリヴィアのアルバムに係る)と英国での最初の恋人といわれたブルース・ウエルチの名が記されています。シャドウズのメンバーだったブルースと知り合ったことで、クリフ・リチャードと出会えたと言えますので、凄い運命でしょう。

 『LONG LIVE LOVE 』英国での4作目となるアルバム、他人の曲も数曲ありますがシングルヒットしていない作品が選ばれていたり、オリヴィアの為に作られた曲で構成されています。この中では"I Honestly Love You 邦題:愛の告白"は米ビルボード誌HOT100チャートで初めての1位を取る大ヒット曲と成っています(Cashbox誌共々)、歌唱力が認められた曲です。曲はジェフ・バリー&ピーター・アレン。"Long Live Love 邦題:青空の天使"は英・豪でシングルカットされてヒットしています。
わたしがこのアルバム内で一番好きなのはシャドウズのメンバー,アラン・ホークシャーが書いた"Country Girl"、ポップ・カントリー調の曲です。

 『FIRST IMPRESSIONS』は英米のオリジナル盤ではなくオーストラリアが編集したアルバムが元でそれを英国で曲順変更して発売した物。
既発曲が多いのですが、ジョージ・ハリソンのヒット曲のカヴァー"What Is Life 邦題:美しき人生"(イギリスでヒット)と"If You Love Me (Let Me Know) 邦題:愛しい貴方"(米国5位ヒット)が入っていること。
 この曲はオリヴィア・ニュートン・ジョン、オリジナル曲全曲の中でわたしが最も好きな曲です。

 『HAVE YOU NEVER BEEN MELLOW』、このアルバムから、各国の販売が一本化していったと思われます、タイトル曲"Have You Never Been Mellow 邦題:そよ風の誘惑"は"I Honestly Love You"に次いでアメリカBB誌で2曲目のNo.1ヒット曲。"Loving Arms"はトム・ジャンスの曲で色々な歌手が歌っている大々好きな曲です、この曲を歌ってくれて嬉しい限りです。また"Water Under The Bridge 邦題:哀しみの架け橋"はシングルB面曲ながら、話題に成らなかった曲ですがポップ・カントリー風で、オリビアの曲中内でもわたしは好きな曲です。作者はペトリナ・ローダンという人でシャドウズなどに曲を提供していた人。
"It's So Easy"は同名異曲の多い曲、ここはシャドウズのリーダー、ハンク・マーヴィンとプロデューサーのジョン・ファーラーの共作、楽しいポップ。ナンバーです。

 『CLEARLY LOVE』ここからは"Clearly Love"と" Something Better To Do 邦題:秋風のバラード"がシングルカットされましたが英米どちらでもトップテンに入る程ではありませんでした。初期の中では割と地味な部類のアルバムです。エディー・コクランのロカビリー・ヒット"Summertime Blues"などが入っていますが、ジョン・ファーラーの選曲でしょうか?

 『COME ON OVER』 当時の邦盤タイトルが『水のなかの妖精(CD化時は水の中の妖精)』ジャケットからの連想でしょうが、何故か笑ってしまました。
目玉曲は英米ではシングルカットされなかった"Jolene"、ドリー・パートン作でドリーが歌い全米カントリー・チャートで1位のヒットを記録しています。オリヴィアはかなりロックっぽいアレンジに変えて歌い日本・オーストラリアで大ヒット、当時の日本オリコンシングルチャート(邦洋混合)で11位に成っています。
米国ではシングル発売されず、英国では`83年に "Twist of Fate"のB面としてひっそりと発表されました。
タイトル曲"Come On Over 邦題:一人ぽっちの囁き"はビージーズの曲、日米英でシングル化されましたがアメリカでのみヒットした感じです。
LET ME BE THERE LONG LIVE LOVE FIRST IMPRESSIONS
LET ME BE THERE (1973)
USA │MCA MCA-389

A
1. Let Me Be There
2. Me And Bobby McGee
3. Banks Of The Ohio
4. Love Song
5. If Not For You
B
1. Take Me Home Country Roads
2. Angel Of The Morning
3. If You Could Read My Mind
4. Help Me Make It Through The Night
5. Just A Little Too Much
LONG LIVE LOVE  (1974)
UK │EMI EMC-3028

A
1. Free The People
2. Angel Eyes
3. Country Girl
4. Someday
5. God Only Knows
6. Loving You Ain't Easy
B
1. Home Ain't Home Anymore
2. Have Love Will Travel
3. I Honestly Love You
4. Hands Across The Sea
5 The River's Too Wide
6. Long Live Love
FIRST IMPRESSIONS  (1974)
UK │EMI EMC-3055

A
1. If Not For You
2. Banks Of The Ohio
3. Love Song
4. Winterwood
5. Everything I Own
6. What Is Life
B
1. Take Me Home Country Roads
2. Amoureuse
3. Let Me Be There
4. Changes
5. Music Makes My Day
6. If You Love Me (Let Me Know)
Have You Never Been Mellow CLEARLY LOVE COME ON OVER
HAVE YOU NEVER BEEN MELLOW  (1975)
USA │MCA MCA-2133

A
1. Have You Never Been Mellow
2. Loving Arms
3. Lifestream
4. Goodbye Again
5. Water Under The Bridge
6. I Never Did Sing You A Love Song
B
1. It's So Easy
2. The Air That I Breathe
3. Follow Me
4. And In The Morning
5. Please Mr. Please
CLEARLY LOVE  (1975)
JAPAN │EMI EMS-80366

A
1. Something Better To Do
2. Lovers
3. Slow Down Jackson
4. He's My Rock
5. Sail Into Tomorrow
B
1. Crying, Laughing, Loving, Lying
2. Clearly Love
3. Let It Shine
4. Summertime Blues
5. Just A Lot Of Folk (The Marshmallow Song)
6. He Ain't Heavy... He's My Brother
COME ON OVER (1976)
USA │MCA MCA-2186

A
1. Jolene
2. Pony Ride
3. Come On Over
4. It'll Be Me
5. Greensleeves
6. Blue Eyes Crying In The Rain
B
1. Don't Throw It All Away
2. Who Are You Now?
3. Smile For Me
4. Small Talk And Pride
5. Wrap Me In Your Arms
6. The Long And Winding Road
 日本でのオリヴィアの名前が一般人にも知れ渡った時期に発売されたのが『DON'T STOP BELIEVIN'』外国では"Don't Stop Believin'"、"Sam"がシングル化されましたが、日本では独自で"Compassionate Man 邦題:恋する瞳"をシングルカット。大ヒットとは行きませんでしたが、オリヴィアの可愛らしさが出た歌唱でシングル発売は良かったと思います。 "Hey Mr. Dream Maker"はクリフ・リチャードのヒット曲。
しっとりと歌う"Sam"が英米で評価を得ていますが、わたし的には同タイプではラストの"Last Time You Loved"がカントリー色を含んでいて好きです。

 『CRYSTAL LADY』
は日本編集版、初期の楽曲で東芝EMIが未発表だった曲を集めた物。東京音楽祭で歌った曲 "Maybe Then I'll Think Of You"が入っているのが貴重ですが、わたし的にはジョージ・ハリソンの"Behind That Locked Door" が入ったのが買いでした。

 『MAKING A GOOD THING BETTER 邦題:きらめく光のように』この中にもわたしが個人的に好きな曲 "Slow Dancing"が入っています。元はファンキー・キングスというグループ盤がオリジナルですがジョニー・リバースが "Swayin' to the Music"というタイトルでBB誌10位まで上がるヒット曲にしています、曲はファンキー・キングスのメンバーでジャック・テンプチン(ウエストコースト・ロック界では有名です)。
各国でタイトル曲がシングルカット、日本では更に "Sad Song"を追加同タイプの曲ですが、それならば "You Won't See Me Cry 邦題:揺れる恋"の方が良かった…と思ってしまいました。また" Making A Good Thing Better / I Think I'll Say Goodbye"のシングルは両A面扱いで発表、ラジオなどで後者もかかればとも思います。(東芝EMIの関係者でもない人間の独り言)

 『GREATEST HITS』オリヴィア初のベストアルバムながら発売国毎に選曲がまちまちと成っています。日本盤はA面トップに" Take Me Home Country Roads"、B面トップに"Jolene"と日本なら妥当な選曲でしょう。手にした米盤は(米盤らしく)12曲と邦盤より少ない仕様。裏を返せば日本は米盤を基本に日本でヒットした2曲を追加したということに成るのですが。

 とても楽しかった映画、『グリース』からのサントラ盤、『GREASE ORIGINAL SOUND TRACK、オリヴィアが歌うのは5曲、ジョン・トラボルタとのデュエットに成る "Summer Nights 邦題:想い出のサマー・ナイツ"、"You're The One That I Want 邦題:愛のデュエット"共に世界中でヒットしました。一人で歌った"Hopelessly Devoted To You 邦題:愛すれど悲し"もひっとしています。
そしてオリヴィア自身も女優としての才能を認められた映画でした。フランキー・ヴァリの歌う主題歌もヒットしています。アメリカン・オールディス物映画では『アメリカン・グラフィティ』と共にマストな映画です。

 『TOTALLY HOT 邦題:さよならは一度だけオリヴィア30歳に成ってすぐの発表、最も輝いていた時期でしょう。収録曲も粒ぞろいで殆どがヒットの可能性ありです。"Gimme Some Lovin 邦題:ギミ・サム・ラヴィン'"だけは`60年代ビート・グループ、スペンサー・ディヴィス・グループのヒット曲、彼らの時の邦題は"愛しておくれ"スティーヴィー・ウィンウッドはトラフィックを結成してからもこの曲を演奏しています。
 この選曲はジョン・ファーラーでしょうか。

DON'T STOP BELIEVIN' CRYSTAL LADY MAKING A GOOD THING BETTER
DON'T STOP BELIEVIN'  (1976)
USA │MCA MCA-2233

A
1. Don't Stop Believin'
2. A Thousand Conversations
3. Compassionate Man
4. New Born Babe
5. Hey Mr Dreammaker

B
1. Every Face Tells A Story
2. Sam
3. Love You Hold The Key
4. I'll Bet You A Kangaroo
5. Last Time You Loved
CRYSTAL LADY  (1976)
JAPAN │EMI EMS-95001-2

A
1. If Not For You
2. It's So Hard To Say Goodbye
3. Would You Follow Me
4. I'm A Small And Lonely Light
5. Banks Of The Ohio
6. Where Are You Going To My Love
7. Just A Little Too Much
8. Maybe Then I'll Think Of You
B
1. Me And Bobby McGee
2. If
3. In A Station
4. Help Me Make It Through The Night
5. Lullaby
6. If You Could Read My Mind
7. If I Gotta Leave
8. Take Me Home Country Roads
C
1. If We Only Have Love
2. My Old Man's Got A Gun
3. Mary Skeffington
4. Angel Of The Morning
5. Why Don't You Write Me
6. Behind That Locked Door
7. Living In Harmony
8. I Will Touch You
D
1. Heartbreaker
2. Rosewater
3. Feeling Best
4. Being On The Losing End
5. You Ain't Got The Right
6. Leaving
7. Let Me Be There
8. If We Try
MAKING A GOOD THING BETTER (1977)
JAPAN │EMI EMC-80800

A
1. Making A Good Thing Better
2. Slow Dancing
3. Ring Of Fire
4. Coolin' Down
5. Don't Cry For Me Argentina
B
1. Sad Songs
2. You Won't See Me Cry
3. It's So Easy To Begin
4. I Think I'll Say Goodbye
5. Don't Ask A Friend
6. If Love Is Real
GREATEST HITS GREASE O.S.T. TOTALLY HOT
GREATEST HITS (1978)
USA │MCA MCA-5226

Songs List
(North American release, LP and CD)

A
1. If Not For You
2. Changes
3. Let Me Be There
4. If You Love Me Let Me Know
5. I Honestly Love You
6. Have You Never Been Mellow
B
1. Please Mr Please
2. Something Better To Do
3. Let It Shine
4. Come On Over
5. Don't Stop Believin'
6. Sam
GREASE ORIGINAL SOUND TRACK  (1978)
UK │RSO RS-2-4002

A
2. Summer Nights [with Travolta add Cast]
3. Hopelessly Devoted To You
4. You're The One That I Want [with Travolta]
B
9. Look At Me, I'm Sandra Dee (Reprise)
10. We Go Together [with Travolta add Cast]


A
1. Grease [Valli]
5. Sandy [Travolta]
6. Beauty School Dropout [Avalon]
7. Look At Me, I'm Sandra Dee [Channing]
8. Greased Lightnin' [Travolta-Conaway]
9. It's Raining On Prom Night [Bullens]
10. Alone At The Drive-In Movie [Instrumental]
11. Blue Moon [SHA-NA-NA]
12. Rock 'N'Roll Is Here To Stay [SHA-NA-NA]
B
1. Those Magic Changes [SHA-NA-NA]
2. Hound Dog [SHA-NA-NA]
3. Born To Hand-Jive [SHA-NA-NA]
4. Tears On My Pillow [SHA-NA-NA]
5. Mooning [St.Louis-Bullens]
6. Freddy, My Love [Bullens]
7. Rock 'N' Roll Party Queen [Louis]
8. There Are Worse Things I Could Do [Channing]
11. Love Is A Many Splendored Thing -
  [Instrumental]

TOTALLY HOT (1978)
JAPAN │EMI EMS-81140

A

1. Please Don't Keep Me Waiting
2. Dancin' Round And Round
3. Talk To Me
4. Deeper Than The Night
5. Borrowed Time
B
1. A Little More Love
2. Never Enough
3. Totally Hot
4. Boats Against The Current
5. Gimme Some Lovin'
  『XANADU ORIGINAL SOUND TRACKもミュージカル仕様の映画のサウンドトラック盤、エレクトリック・ライト・オーケストラとの共同作業であったことからこのサントラ盤も制限付きの製作となって終いました。先ずA面はオリヴィアサイドでプロデュースはジョン・ファーラー、B面はE.L.O.サイドということでメンバーのジェフ・リンがプロデュース。各国販売も米国・カナダはオリヴィア所属のMCAレーベル、その他の国はJETレーベルが販売権を分け合うことに成りました。(当時のJETレーベル国内販売権はCBSソニーが持っていましたのでオリヴィアの曲がCBSソニーから出ました)
ジェフ・リンは後年、ジョージ・ハリソンやボブ・ディランと共にトラヴェリング・ウィルベリーズを結成しています。

 『LOVE PERFORMANCE 邦題:愛のパフォーマンス』は彼女の初めてのライブ盤で1976年12月3日及び4日の大阪フェスティバルホール・コンサートから抜粋。日本でのヒット曲中心に歌っています。テレビにも出演していました。

 『PHYSICAL』は当時ブームに成っていたエアロビクスを題材にして大ヒットしたタイトル曲 "Physical 邦題:フィジカル"をフューチャーしたアルバム。 もう一曲 "Make A Move On Me 邦題:ムーブ・オン・ミー"もシングルカットされたが"フィジカル"程にはヒットしなかったようです。

 『GREATEST HITS VOL. 2』彼女のベストヒット物正式盤第二集。こちらも米盤を入手しましたが邦盤より4曲も少ない収録。`80年代という年代は為替の影響もあったのでしょう、かなり米盤LPは安かったと記憶しています。(英盤と邦盤はかなり近い価格帯)
ここでの目玉はどのオリジナルアルバムにも未収録だったシングル曲 "Heart Attack"、"Tied Up"が収録されていること。

 二匹目のドジョウ云々…『TWO OF A KIND』再びジョン・トラボルタとのコンビで作った映画、邦題はなんと「セカンド・チャンス」、原題訳は「似た物同士とか二人は双子」の意味。映画の方はとても前作並みとはいかず、ほとんどヒット作とは云えない興行でした。アルバムの方もやっとTOP30に入るほど。
ただ、シングル発売された"Twist of Fate 邦題:運命のいたずら"はかなり良い曲で全米チャート5位迄上がりました。タイトル訳がそのままの捻じれた結果となっていました。

 ここでLPアルバム時代は終わりです。次作からはCD盤での購入と成りました。
XANADU O.S.T. LOVE PERFORMANCE - OLIVIA LIVE IN JAPAN - PHYSICAL
XANADU  (1980)
 - ORIGINAL SOUND TRACK -
USA │MCA MCA-6100

A
1. Magic
2. Suddenly [with Cliff Richard]
3. Dancin'[with Tubes]
4. Suspended In Time
5. Whenever You're Away From Me
   [with Gene Kelly]
B
1. Xanadu [with Electric Light Orchestra]

B
1. I'm Alive
2. The Fall
3. Don't Walk Away
4. All Over The World
LOVE PERFORMANCE
 - OLIVIA LIVE IN JAPAN -  (1981)
JAPAN │EMI EMS-91010

A
1. Country Roads
2. The Air That I Breathe
3. Don't Stop Believin'
4. Let Me Be There
5. Pony Ride
6. Never The Less-As Time Goes By
B
1. Love Is Alive
2. New Born Babe
3. Something Better To Do
4. Jolene
5. Have You Never Been Mellow
6. If You Love Me (Let Me Know)
7. I Honestly Love You

Live in Concert at Festival Hall, Osaka, JAPAN, on December 3rd & 4th, 1976.
PHYSICAL (1981)
USA │MCA MCA-5229

A
1. Landslide
2. Stranger's Touch
3. Make A Move On Me
4. Falling
5. Love Make Me Strong
B
1. Physical
2. Silvery Rain
3. Carried Away
4. Recovery
5. Promise
GREATEST HITS Vol.2 TWO OF A KIND
GREATEST HITS VOL. 2 (1982)
USA │MCA MCA-5347

A
1. Heart Attack
2. Magic
3. Physical
4. Hopelessly Devoted To You
5. Make A Move On Me
B

1. A Little More Love
2. You're The One That I Want
3. Tied Up
4. Suddenly
5. Xanadu
TWO OF A KIND  (1983)
- ORIGINAL SOUND TRACK -
USA │MCA MCA-6127

A
1. Twist of Fate
2. Take a Chance [Duet with Travolta]
5. Shaking You
B
1. Livin' in Desperate Times

A
3. It's Gonna Be Special [PATTI AUSTIN]
4. Catch 22 [STEVE KIPNER]
B
2. The Perfect One [BOZ SCAGGS]
3. Ask the Lonely [JOURNEY]
4. Prima Donna [CHICAGO]
5. Night Music [DAVID FOSTER]


 
アナログ盤しかなかった時代に買ったオリヴィア・ニュートン・ジョンのシングル盤です。ポリドールレーベルで発売されていた頃は知りませんでしたので、持ってはいません。"If You Love Me (Let Me Know) 邦題:愛しい貴方"を聴いてからです。それでも並べてみると結構買っていたことに成ります。"If You Love Me (Let Me Know)-愛しい貴方" 最初のこの曲はやはり今でも大好きです。
"カントリー・ロード/たそがれの恋"は両面A面扱い、(折り畳み型でジャケットは反対面にもあります)ただ左手で右から左へ開く本やノートの仕様からだと"カントリー・ロード"が優先される感じです。
愛の告白/ふるさと
愛しい貴方/ブラザリー・ラブ
If You Love Me (Let Me Know)/
Brotherly Love
EMI EMR-10600
そよ風の誘惑/哀しみの架け橋

愛の告白/ふるさと
I Honestly Love You/
Home Ain't Home
  EMR-10652
一人ぽっちの囁き/意地っぱりな貴方
レット・ミー・ビー・ゼア/
イフ・ンット・フォー・ユー
Let Me Be There/
If Not For You
 EMI EME-10699
ジョリーン/貴方の腕に抱かれて
そよ風の誘惑/哀しみの架け橋
Have You Never Been Mellow/
Water Under The Bridge
  EMR-10730
恋する瞳/若草の恋
秋風のバラード/ヒズ・マイ・ロック
Something Better To Do/
He's My Rock
EMI RMR-10865
サム/グリーンスリーブス
レット・イット・シャイン/兄弟の誓い
Let It Shine/
He Ain't heavy...He's My Brother
EMI EMR-10894
きらめく光のように/美しい朝がきたら
カントリー・ロード/たそがれの恋
Take Me Home Country Roads/
Dont Stop Believin'
EMI EMR-20105
サッド・ソング/傷ついたキューピッド
一人ぽっちの囁き/意地っぱりな貴方
Come On Over/
Small Talk And Pride
 EMS-10950

ジョリーン/貴方の腕に抱かれて
Jolene
Wrap Me In Your Arms
 EMS-20043

恋する瞳/若草の恋
Compassionate Man/
Love You Hold The Key
 EMS-20155

サム/グリーンスリーブス
Sam / Greenskees
 EMS-20220

きらめく光のように/美しい朝がきたら
きらめく光のように/
美しい朝がきたら
Making A Good Thing Better/
I Think I'll Say Goodbye
  EMS-20280

サッド・ソング/
傷ついたキューピッド
Sad Song / Don't Ask A Friend
  EMS-20340


愛の告白/プリーズ・MR・プリーズ
Honestly Love You
Please Mr. Plese
  EMS-20380
愛のデュエット/ドライブ・イン・シアターにただひとり
愛のデュエット/
ドライブ・イン・シアターにただひとり
You're The One That I Want/
Alone At A Drive-In Movie
 DWQ-6055
想い出のサマー・ナイツ/ロックンロールパーティの女王
想い出のサマー・ナイツ/
ロックンロールパーティの女王
Summer Nights /
Rock & Roll Party Queen
 DWQ6061
愛すれど悲し/慕情
愛すれど悲し/
慕情・インストゥルメンタル
Hopelessly Devoted To You /
Love Is A Many Splendored Thing
   DWQ 6059
さよならは一度だけ/トーク・トゥ・ミー
さよならは一度だけ/
トーク・トゥ・ミー
Totally Hot / Talk To Me
   EMS-20545

愛の炎/愛は果てしなく
愛の炎/愛は果てしなく
Deeper Than The Night /
Please Don't Keep Me Waiting
   EMS-20584


愛は微笑みの中に/泣かないでアージェンティーナ 
Rest Your Love On Me
Don't Cry For Me Argentina
EMS-20686
 アイ・キャント・ヘルプ・イット/サムワン・アイ・エイント
アイ・キャント・ヘルプ・イット/
  サムワン・アイ・エイント
I Can't Help It / Someone I Ain't
(with Andy Gibb)
  DWQ6088
マジック/フール・カントリー
マジック/フール・カントリー
Magic / Fool Country
  JET 06SP


ザナドゥ/気の合うふたり
ザナドゥ/気の合うふたり 
Xanadu /
Whenever You're Away From Me
JET 07SP 488

春風の誘惑/ユー・メイド・ミー・ラブ・ユー
春風の誘惑/
ユー・メイド・ミー・ラブ・ユー  
Suspended In Time /
You Made Me Love You
JET 07SP 524
フィジカル/愛のプロミス
フィジカル/愛のプロミス
Physical / The Promise
  EMI EMS-17172

    ムーブ・オン・ミ−/貴方にフォーリング
ムーブ・オン・ミ−/
貴方にフォーリング
Make A Move On Me / Falling"
   EMI EMS-17212
    ハート・アタック/ストレンジャーズ・タッチ
ハート・アタック/
ストレンジャーズ・タッチ
Heart Attack / Stranger's Touch
    EMI EMS-17275
タイド・アップ/シルヴァリー・レイン
タイド・アップ/シルヴァリー・レイン
Tied Up / Silvery Rain
 EMI EMS-17310

運命のいたずら/ジョリーン(ライブ)
Two Of a Kind /Jolene(live)
EMI EMS-17410


ディスペレイト・タイムス/
ランドスライド
Livin' In Desperate Times/
Landslide
EMI EMS-17440
ソウル・キッス/ 恋に魅せられて
ソウル・キッス/ 恋に魅せられて
Soul Kiss / Electric
  Polystar D07R-2001

恋愛専科
恋愛専科/
ドライヴィング・ミュージック
Toughen Up / Driving Music
  Polystar D07R-2005
ベスト・オブ・ミー/サジェ
ベスト・オブ・ミー/サジェ
The Best Of Me (with David Foster) /
Sajé (David Foster)
  Atlantic P-2096
Can't We Talk It Over In Bed / Get Out
Can't We Talk It Over In Bed /
Get Out
MCA MCA-53438 (U.S.A.)

 1980年代後半〜1990年代

  音楽CDが商用的に最初に生産されたのは1982年8月17日、ABBAの『The Visitors』、販売されたのは日本盤CBSソニーからのビリー・ジョエル『ニューヨーク52番街』といわれているとの事。そしてアナログLP盤の売り上げをCDが追い抜いたのが1987年頃だと言われています。 最初の頃は輸入盤CDが上手く読み込めないなどの不都合がありましたが、`80年代後半にもなると両種販売が増えましたが、余程も事がない限りCDを選ぶようになりました。
 オリヴィアのCD盤最初は『SOUL KISS 邦題:麗しの瞳』、MCAの販売権は東芝EMIから「株式会社ポリスター」に移っていました。
タイトル曲"Soul Kiss"はそこそこ良いのですが、他の曲は、リズムパターンがどの曲も一定で似たり寄ったり、とてもジョン・ファーラーのプロデュースとは思えないアルバムです。評判が悪かったのは今更ながらに共感します。

 『THE RUMOUR』、アルバムプロデュースが代わっています。ダビット・シガーソン、エルトン・ジョン他数人の名がクレジットされています。トップ曲"Rumour"には作者名にエルトン・ジョンの名が共作者で見られます。前作と違い、曲調が種々なのは変化があって良いのですが、強いインパクトを与えるほどの曲が無いのがやはりヒットしなかった原因でしょうか。

 『WARM AND TENDER』、プロデュースが再びジョン・ファーラーに戻りました。買ったのは米盤ですが、国内盤の邦題は『美しい星と子供たちに 〜ウォーム・アンド・テンダー』と云うもの。昔からの童謡やミュージカルの子供向け曲、クラシック子守歌などを歌ったアルバム。初めての娘さん (クロエ・ローズ) が生まれたことがきっかけだとの事です。澄んだ声がピッタリでソプラノ歌手のアリア集といった感じです。 "The Flower That Shattered The Stone"などは素敵です。

 『GAIA One Woman's Journey 邦題:ガイア〜新たなる旅立ち〜』、`92年に乳がんを患い、治療後回復した後の再出発アルバム。彼女自身がプロデュースに名を連ね共同者にMurray Burns、Colin Bayleyという人の名があります。すべての曲がオリヴィアのオリジナルで治療中に書かれたものがほとんどの模様。
トップ曲"Trust Yourself 邦題:自分を信じて"は再出発にふさわしく印象的な曲です。デビュー直後の初々しさの様なものを感じられます。 "Why Me"はがんの切除手術後直ぐに書いた曲だとか、歌唱力がやはり凄いです。

 『SONGS FROM HEATHCLIFF』は、クリフ・リチャードのリーダーアルバムですが、半数の曲でオリヴィアがフューチャーされデュエットしています。全曲ティム・ライスとジョン・ファーラーが組んで作った「小説:嵐が丘」に基づいたミュージカル用楽曲との事です。ソフトなシティ・ポップス風ナンバーが続きますが、クリフのソロ曲では"When You Thought of Me"、デュエット曲では"Marked With Death"あたりが良いでしょうか。

 『IT'S MY PARTY』はオリヴィアも出演した映画の楽曲集、オリヴィアのプロデュース盤。(サウンドトラック盤ではありません)
歌一曲のみで後はインスト曲。映画は若者のロマンス・友情・同性愛などを描いたものの様で日本語タイトル『ラスト・パーティー』と付けられながら劇場では未公開との事です。

SOUL KISS THE RUMOUR WARM AND TENDER
SOUL KISS  (1985)
JAPAN│Polystar P33R-20001

1. Soul Kiss
2. Queen of the Publication
3. Emotional Tangle
4. Culture Shock
5. Moth To A Flame
6. Toughen Up
7. Overnight Observation
8. You Were Great, How Was I?
   [duet with Carl Wilson]
9. Driving Music
10. The Right Moment
THE RUMOUR (1988)
USA │MCA MCAD-6245

1. Rumour
2. Love And Let Live
3. Can’t We Talk It Over In Bed
4. Let’s Talk About Tomorrow
5. It’s Not Heaven
6. Get Out
7. Big And Strong
8. Car Games
9. Walk Through Fire
10. Tutta La Vita
WARM AND TENDER (1989)
USA │Festival D-19828

1. Jenny Rebecca
2. Rocking
3. Way You Look Tonight
4. Lullaby My Lovely
5. You'll Never Walk Alone
6. Sleep My Princess
7. Flower That Shattered The Stone
8. Twinkle Twinkle Little Star
9. Warm And Tender
10. Rock-A-Bye Baby
11. Over The Rainbow
12. Twelfth Of Never
13. All The Pretty Little Horses
14. When You Wish Upon A Star
15. Reach Out For Me
   (with Brahms' Lullaby Intro & Reprise)
GAIA  One Woman's Journey SONGS FROM HEATHCLIFF Cliff Richard, Olivia Newton-John IT'S MY PARTY
GAIA  One Woman's Journey (1994)
JAPAN │Polystar PSCW-5357

1. Trust Yourself
2. No Matter What You Do
3. No Other Love
4. Pegasus
5. Why Me
6. Don't Cut Me Down
7. Gaia
8. Do You Feel
9. I Never Knew Love
10. Silent Ruin
11. Not Gonna Give Into It
12. The Way Of Love
SONGS FROM HEATHCLIFF (1995)
- Cliff Richard Special Guest OLivia - Mewton-John
ITALY │EMI 7243 8 35762 2 7

4. Had To Be
6. Dream Tomorrow
7. I Do Not Love You Isabella
    (Heathcliff's Wedding Song)
8. Choosing When It's Too Late
9. Marked With Death

※track 7
featuring Olivia Newton-John and Kristina Nichols

under tracks Cliff Richard
1. A Misunderstood Man
2. Sleep of the Good
3. Gypsy Bundle
5. When You Thought of Me
10. Be with Me Always


IT'S MY PARTY (1996)
USA │Varese Sarabande VSD-5701

12. Don't Cut Me Down (Olivia Newton-John)

under all Instrumental
1. It's My Party 
2. Drifting Apart
3. Skiing
4. Reflections
5. It's Not My Fault / Setting Sun
6. This Is My Home
7. Can I Stay?
8. Be Strong For Me
9. The Kiss Goodbye
10. I Love Art
11. Ski With Me

 『BACK WITH A HEART 邦題:バック・ウィズ・ア・ハート〜オリビアより愛を込めて』、邦盤の長いタイトル名は驚きますが、20数年ぶりにナッシュビルのスタジオでのレコーディング作品。1996年にMCA系列(Festivalレーベルも)の日本販売権がユニバーサルビクターに移ったので今回はビクターからの販売です。普通の日本盤は一曲のみのボーナスですが、初回限定盤のみボーナス曲が2曲に成っています。プロデュースはジョン・ファーラーやデビッド・フォスターなど他数名のクレジットが曲ごとにあります。ファーラー作曲の"Under My Skin" はあの『SOUL KISS』アルバムと同じリズムパターン、あの頃に作った曲じゃないでしょうか? "Precious Love" は『GAIA』の延長線上の曲、"Back with a Heart"は`70年代中期の頃に近い曲調でバック演奏も合っています。
"I Honestly Love You 邦題:愛の告白"は`77年ヒットの再演。ボーナス曲 "What's Forever For"じゃレイフ・ヴァン・ホイの曲。最後の" Have You Never Been Mellow? 邦題:そよ風の誘惑"は何故か?マークが付いたタイトルに成っていますが、昔の録音曲そのままです。新録でないのなら・・・

 『IF NOT FOR YOU 』『OLIVIA 』のCD2枚はデビューアルバムとセカンドアルバムのCD化盤1971年と1972年にこの収録曲で発売されました。

 『COUNTRY GIRL』、は新たに組まれた英国編集のコンピレーション。タイトルに成っているのに "Country Girl"という曲は何故か含まれていません。
"Lullaby"、" It's So Hard to Say Goodbye"など未CD化曲が含まれています。
BACK WITH A HEART IF NOT FOR YOU OLIVIA
BACK WITH A HEART (1998)
JAPAN │MCA MVCZ-100009

1. Precious Love
2. Closer To Me
3. Fight For Our Love
4. Spinning His Wheels
5. Under My Skin
6. Love Is A Gift
7. I Don't Wanna Say Goodnight
8. Don't Say That
9. Attention
10. Back With A Heart
11. I Honestly Love You
 - bonus tracks -
12. What's Forever For
12. Have You Never Been Mellow?
IF NOT FOR YOU (1998)
UK │Festival D-34320

1. Me And Bobby McGee
2. If
3. Banks Of The Ohio
4. In A Station
5. Love Song
6. Help Me Make It Through The Night
7. If Not For You
8. Where Are You Going To My Love
9. Lullaby
10. If You Could Read My Mind
11. If I Gotta Leave
12. No Regrets
OLIVIA (1998)
UK │Festival D-34658

1 Angel Of The Morning
2 Just A Little Too Much
3 If We Only Have Love
4 Winterwood
5 My Old Man's Got A Gun
6 Changes
7 I'm A Small And Lonely Light/A Small And Lonely Light (Toshiba-EMI)
8 Why Don't You Write Me
9 Mary Skeffington
10 Behind That Locked Door
11 What Is Life
12 Everything I Own
13 Living In Harmony
14 I Will Touch You
COUNTRY GIRL
COUNTRY GIRL (1998)
UK │EMI 7243 4 94970 2 3


1. Love Song
2. Banks of the Ohio
3. If Not for You
4. If You Could Read My Mind
5  Lullaby
6. It's So Hard to Say Goodbye
7. Winterwood
8. What Is Life
9. Changes
10. Living in Harmony
11. If We Only Have Love
12. Take Me Home, Country Roads
13. I Honestly Love You
14. Music Makes My Day
15. Rosewater
16. Let Me Be There
17. Please Mr. Please
18. The Air That I Breathe
19. If You Love Me (Let Me Know)
20. Have You Never Been Mellow

 2000年代

 再び編集物 のCD『ANGEL IN THR MORNING』西盤ですが、英盤の『COUNTRY GIRL』同様、初期の曲"If I Gotta Leave"、"In A Station"など今までの未CD化曲をCD化しています。

 『ONE WOMAN'S LIVE JOURNEY』はライブ盤、1999年8月26〜27日、米ニュー・ジャージー州のアトランティック市タジ・マハールでのコンサート収録。
"Xanadu "、"Magic"、"Physical"など`80年代初期の曲のライブヴァージョンが聴けるのが新鮮です。トラボルタとのデュエット曲だった2曲は、バンドメンバーのうち2名がヴォーカルも担当と記されていますので(アンディ・ティモンズとジョー・クレイグトン)どちらかが担当していると思われます。
初期の曲を歌う声は昔のように澄んだ声で若々しいままです。 不思議なのはカバーデザイン、ライブらしくない写真に「LIVE」の文字表記も無いこと。

 『HIGHLIGHTS FROM MAIN EVENT』は1999年にオリジナル盤が発売されています。買ったのは再発盤。
 オリヴィアと豪州の人気男性歌手ジョン・ファーナム、オペラ歌手のアンソニー・ワーロウの3人による合同コンサートのライブ・アルバム。録音は1998年12月、オーストラリア。DVD映像も出ている様でそちらの方が時間が長いのでCD盤は抜粋版でしょう。歌劇曲は『オペラ座の怪人』しか入っていませんが映像では他にも歌われている模様です。

 『SORDID LIVES』は日本未公開映画のサウンド・トラック盤、映画にはオリヴィアも出演しています。『グリース』の様なミュージカル仕立てではなく、コメディータッチのロマンス映画との事。インナーに映画のスチールのような写真(ギター片手にカントリーを歌う歌手役)が載っていますがオリヴィアはあまりに若い2000年製作映画なのが信じられません、50歳なのですよね…、そういえば「Grease」では29歳〜30歳時に高校生役を演じていました。
 タイトルソング "Sordid Lives"はカントリー系の若き日の彼女を連想できる好きな曲です。オリヴィア以外ではKacey Jonesという女性シンガーが歌う "Someone To Grow Young With" が良かったです。

 『Olivia (2) 』の(2)はデュエット集の意味合いでしょう。スティーリー・ダンやドゥービー・ブラザースのメンバーだったマイケル・マクドナルド以外はオーストラリア出身の歌手が一緒に歌っています、録音もオーストラリア国内です。がんの治療でオーストラリアに移
ってからずっとオーストラリアをベースに生活している様ですね。気にいった曲は"I'll Come Runnin'"、"I'm Counting On You"、"Act of Faith"あたりです。
プレーヤーには12曲目とは表示されず、11曲目の4分55分を過ぎたあたりから"Physical"のアコーでティックヴァージョンが始まります。11曲目が9分14秒ほどに成ります。

 『20TH CENTURY MASTERS THE BEST OF OLIVIA NEWTON-JOHN』、多くのアーティストのベスト物を発表している20thセンチュリーマスターズシリーズ、オリヴィアの盤の目玉はサウンドトラック盤収録だった"Twist Of Fate"位でしょうか。12曲程度では選曲が難しそうです。
ANGEL IN THR MORNING ONE WOMAN'S LIVE JOURNEY HIGHLIGHTS FROM MAIN EVENT
ANGEL IN THR MORNING (2000)
SPAIN│Pop Stars PS-95613

1.If I Gotta Leave
2.Angel In The Morning
3.Just A Little Too Much
4.Banks Of The Ohio
5.If Not For You
6.Come On Over
7.Help Me Make It Through The Night
8.Lullaby
9.Where Are You Going To My Love
10.Me And Bobby McGee
11.Let Me Be There
12.Take Me Home Country Roads
13.If You Could Read My Mind
14.In A Station
ONE WOMAN'S LIVE JOURNEY (2000)
UK │Festival D32259

1. Xanadu
2. Magic
3. Don't Stop Believin'
4. Please Mr Please
5. Jolene
6. Let Me Be There
7. Sam
8. Have You Never Been Mellow
9. Precious Love
10. Not Gonna Give In To It
11. Flower That Shattered The Stone
12. Back With A Heart
13. Suddenly
14. You're The One That I Want
15. Hopelessly Devoted To You
16. Summer Nights
17. Don't Cut Me Down
18. Over The Rainbow
19. If You Love Me
20. Physical
21. I Honestly Love You
HIGHLIGHTS FROM MAIN EVENT (2001)
  (Original Released December 1999)
USA │RCA 743218648724
 [Olivia Newton-John, John Farnham & Anthony Warlow]

  under one [only Olivia]
7. Hopelessly Devoted To You

  under four teen [olivia, John and Anthony]
1. Overature
2. Age Of Reason
3. Phantom Of The Opera
4. A Little More Love
5. Age Of Reason
17. You've Lost That Lovin' Feeling
18. Summer Nights
19. If Not For You
20. Let Me Be There
21. Raindrops Keep Falling On My Head
22. Jolene
23. Heart's On Fire
24. Don't You Know It's Magic
25. You're The Voice

  under two [Olivia, John]
9. Please Don't Asked Me
10. You're The One That I Want
  under four [Olivia, Anthony]
11. The Long And Winding Road
12. Take Me Home Country Roads
13. I Honestly Love You
14. Love Is A Gift

[only Anthony]
6. This Is The Moment
[only John]
8. Everytime You Cry
[John, Anthiny]
15. That' Life/Bad Habits
16. Granada



Bonus Tracks (on 2001 re-issue)
25. Two Strong Hearts [O, J]
26. Not Gonna Give Into It [O, A]
27. Help [J, A]
SORDID LIVES Olivia (2) 20TH CENTURY MASTERS THE BEST OF (The Mikkennium Collection)
SORDID LIVES (2001)
USA │Varese Sarabande 302 066  257 2

1. Sordid Lives
8. Will The Circle Be Unbroken?
18. Coming Home
21. Funeral Talk
22. Just As I Am
24. Just As I Am -conclusion
26. Sordid Lives - reprise
27. Trust Yourself
 and cast
23. Transvestite Talk
  [Ann Walker, Beth Grant,Bonnie Bedelia,
   Kirk Geiger, Beau Bridges,Leslie Jordan,
   and Olivia Newton-John]

2. Opening [George S Clinton]
3. Trash Talk [Delta Burke, Beth Grant]
4. Better A Painful Ending Than An Endless Pain
[Bobbie Eakes with the doo wah riders]
5. Blue Country [George S Clinton]
6. Tallywhacker Talk/Mano A Mano
[Bonnie Bedelia, Beth Grant, Kirk Geiger,
George S Clinton]
7. Truth Talk [Bonnie Bedelia, Ann Walker]
9. Ty's Theme [George S Clinton]
10. Someone To Grow Young With [Kacey Jones]
11. No Fault Love [Kacey Jones]
12. Shit Talk [Beau Bridges, Earl H Bullock]
13. Get Off The Cross, We Need The Wood
[J Scott Jones with the doo wah riders]
14. Cheatin' [Newell Alexander]
15. Break-Out Talk/Escape [Newell Alexander,
Leslie Jordan, Rosemary Alexander,
Mitch Carter, Mary Margaret Lewis,
George S Clinton]
16. Please Don't Be Gay [Sharron Alexis]
17. Mother Son Talk [Kirk Geiger, Bonnie Bedelia]
19. In Daddy's Eyes [George S Clinton]
20. Tex-Mex [George S Clinton]
25. Mama Talk [Leslie Jordan]

Olivia (2)  (2002)
USA │Festival 336022

1. Sunburned Country [with Keith Urban]
2. Lift Me Up [with Darren Hayes]
3. I'll Come Runnin' [with Tina Arena]
4. Tenterfield Saddler [with Peter Allen]
5. I Will Be Right Here [with David Campbell]
6. Love You Crazy [with Human Nature]
7. Bad About You [with Billy Thorpe]
8. I'm Counting On You [with Johnny O' Keefe]
9. Never Far Away [with Richard Marx]
10. Happy Day [with Jimmy Little]
11. Act of Faith [with Michael McDonald]
 − Secret Track−
11 Physical (Acoustic 2002 Version)
20TH CENTURY MASTERS THE BEST OF
The Mikkennium Collection  (2002)
USA │Universal 314 585 412-2

1. Let Me Be There
2. I Honestly Love You
3. Have You Never Been Mellow
4. Please Mr. Please
5. Hopelessly Devoted To You
6. A Little More Love
7. Magic
8. Suddenly
9. Deeper Than The Night
10. Physical
11. Heart Attack
12. Twist Of Fate
 洋楽のシンガー、ミュージシャンはかなり多くの人がクリスマスソングを歌い、演奏していますよね。ロックやソウル系の人たちは数曲は歌いながらもアルバムと成ると数組合同のオムニバス形式が多いようです。(Motownのソウルグループは個別で作っていますが) ただ、ポピュラー系の人たちとなるとまず、自身のみで一枚のアルバムを作っています。万人に愛されるアーティストの証みたいな感じです。クリスマスソングとなるとクラシック系を除いても百曲以上はあるでしょう。
 オリヴィアも出しました。『20TH CENTURY MASTERS THE BEST OF - The Christmas Collection』
わたしはクリスマス・イヴでもわざわざクリスマス・ソングを歌ったり聴いたりはしませんので、どれも普通の楽曲の感覚で聴いてしまいます。
この中でデュエットをしているヴィンス・ギルが作った2000年にクリスマスアルバム『'TIS The SEASON』に参加していまして、その時に自身もクリスマスアルバムを作りたいと思ったそうです。 "What Child Is This?"の北欧調のメロディーは聞き覚えがあるメロディーです。英国民謡の『グリーンスリーヴス』、大好きな曲ですがクリスマスソングにこのメロディーが使われているのは知りませんでした。この一曲だけで、まぁ満足です。

 『THE DEFINITIVE COLLECTION 邦題:オリビア〜ベスト・オブ・オリビア・ニュートン・ジョン』日本盤のみやはり "Jolene"を追加した独自盤で「Super Hits 1470 シリーズ」物の一種でしたので22曲入って\1470- (税抜き\1400-)と価格的には破格ですが、持っていない曲は "I Need Love"と"The Grease Megamix"のみというと、安くはないです。後者は当時ディスコ用に流行っていた12インチシングルレコードヴァージョンです。 このベスト盤、またまた国によって曲順が違います。

  『THE SINGLES COLLECTION 1971-1992』は1998年に『OLIVIA - THE SINGLES - AUSTRALASIAN TOUR SOUVENIR』と題してオーストラリアで発売された2枚組のベスト盤を10曲減らして再発した物。減らされた曲は "No Matter What You Do"、"Don't Cut Me Down"、"It's Always Australia For Me"、"Can't We Talk It Over In Bed"、"The Rumour"、"Please Mr. Please"、"Jolene"、"Don't Cry For Me Argentina"、"Heart Attack"、"Toughen Up"に成ります。
知らない曲は"It's Always Australia For Me"、"Can't We Talk It Over In Bed"の2曲です。

 『LOVE SONGS』、はまた編集物アルバムです。ラブソング集。アンデイ・ギブやバリー・ギブとのデュエット曲が一緒に入るようになったのは嬉しいことですが、RSOレーベルもUniversalグループに入っちゃったということです。それぞれの特徴を持ったレーベルがどんどん減っていく感じです。買収・吸収が相次ぐのも音楽もビジネスの一部に成っているので仕方ないことなのかも知れません。
ビートルズの"The Long And Winding Road"が選曲されています。「愛し合うふたりの歌=ラブ・ソング」だと理解していましたので、ちょっと驚きましたが、「愛する心を恋する心を持ち続けていること」を歌うのも確かにラブ・ソングなのですよね。

 『INDIGO WOMEN OF SONG』は女性シンガーが過去にヒットさせた曲のカヴァー集でジャージー曲やアレンジです。ジャズ喫茶に入り浸りの時期もありましたのでジャズ・ヴォーカルも勿論、わたしのカテゴリー・ジャンル内です。
 ただ、彼女の澄んだ声が一番ピッタリするのは「花はどこへ行った」原題は "Where Have All the Flowers Gone" (ピート・シーガー作) ヒットさせたのはキングストン・トリオとかピーター・ポール&マリーなのですが、オリヴィアのはジョーン・バエズのヴァージョンをカヴァーしたとの事。"Summertime"は多くのシンガーを聴いてきましたが、オリヴィアのも非常に魅力的です。お父様に「ニーナ・シモンのレコードを貰って覚えて、15歳の時にボーイ・フレンドにギターを弾いて貰いテレビで歌った」といったエピソードが載っています。買ったのは英盤ですが、この時期日本盤は発売されませんでした。オリヴィアの楽曲らしくないからだったのでしょうか?

 『STRONGER THAN BEFORE』、このアルバムも外国で発売された後、直ぐに発売されませんでしたが、かなり遅れて来日記念盤として発売されました。
オリヴィアは乳がんを患ってから、ヒット曲を出そうと思ってアルバムづくりをしてはいません。自分でもプロデュースに参加するようになり、自分の気持ち、自分の心を歌うことでアルバムを作っているのだと感じます。どの曲も味はありますが一番気に入ったのは"Pass It On"です。

20TH CENTURY MASTERS THE BEST OF (The Christmas Collection) THE DEFINITIVE COLLECTION THE SINGLES COLLECTION 1971-1992
20TH CENTURY MASTERS THE BEST OF
The Christmas Collection  (2003)
JAPAN │Universal UICY-1555

1 Christmas Never Felt Like This Before
2 The First Noel
3 Have Yourself A Merry Little Christmas
4 Silver Bells
5 (There's No Place Like) Home For The Holidays
6 What Child Is This?
7 Away In A Manger
8 Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!
9 O Holy Night
10 White Christmas
11 Ave Maria
12 Silent Night

※track 3: with Kenny Loggins
※track 5: with Vince Gill
※track 8: with Kenny Loggins/Clint Black
THE DEFINITIVE COLLECTION (2003)
JAPAN │Universal UICY-9835

1. Have You Never Been Mellow
2. Xanadu
3. Physical
4. I Honestly Love You
5. Jolene
6. Magic
7. You're the One That I Want
8. Sam
9. Take Me Home, Country Roads
10. If Not for You
11. Hopelessly Devoted to You
12. Suddenly
13. I Need Love
14. Summer Nights
15. Heart Attack
16. Landslide
17. A Little More Love
18. What Is Life
19. Deeper Than the Night
20. Banks of the Ohio
21. Long Live Love
22. Grease Megamix

※tracks 7 and 14 : duet with John Travolta
THE SINGLES COLLECTION 1971-1992 (2003)
(Original Released 1998, titled as [OLIVIA - THE SINGLES - AUSTRALASIAN TOUR SOUVENIR])
AUSTRALIA │ Festival Mushroom D3361

1. I Need Love
2. Deeper Than a River
3. Not Gonna Be the One
4. I Want to Be Wanted
5. If Not for You
6. Banks of the Ohio
7. Let Me Be There
8. I Honestly Love You
9. If You Love Me (Let Me Know)
10. Have You Never Been Mellow
11. Don't Stop Believin'
12. Sam
13. Little More Love, A
14. Physical
15. Make a Move on Me
16. Hopelessly Devoted to You
17. Xanadu
18. Magic
19. Twist of Fate
20. Soul Kiss
21. Grease Mega - Mix
LOVE SONGS STRONGER THAN BEFORE
LOVE SONGS (2004)
JAPAN │Universal UICY-1244

1. I Honestly Love You (1998 Version)
2. Sam
3. Suddenly s [Duet Cliff Richard]
4. If
5. Making A Good Thing Better
6. Face To Face [Duet Barry Gibb]
7. Precious Love
8. Pony Ride
9. Take A Chance [Duet John Travolta]
10. Rest Your Love On Me [Duet Andy Gibb]
11. Don't Stop Believin'
12. Love Is A Gift
13. Wrap Me In Your Arms
14. I Can't Help It [Duet Andy Gibb]
15. Clearly Love
16. If Love Is Real
17. The Long And Winding Road
18. Come On Over
19. Have You Never Been Mellow

INDIGO WOMEN OF SONG  (2004)
UK │Universal 9870906

1 How Insensitive
2 Love Me or Leave Me
3 Cry Me A River
4 Anyone Who Had A Heart
5 Where Have All The Flowers Gone
6 How Glad Am I
7 Loving You
8 Rainy Days And Mondays
9 Send In The Clowns
10 Summertime
11 Alfie
STRONGER THAN BEFORE  (2006)
         (Original Released 2005)
JAPAN │Universal UICY-1333

1. Stronger Than Before
2. When You Believe
3. Phenomenal Woman
4. Under The Skin
5. Pass It On
6. That's All I Know For Sure
7. When I Needed You
8. Can I Trust Your Arms
9. Don't Stop Believin' (new version)
10. Serenity
 『GRACE AND GRATITUDE』というアルバムはもともとオリヴィアが支援しているがん患者の為の慈善団体に寄付を募る形で2006年に発売された「癒しのヒーリング音楽集」。2007年にEMI系列を通じて各国正規販売。奇数トラックは間奏という形でインスト曲が流れ、一曲一曲も心をリラックスさせるような安らぎの曲に成っています。ヒット性は求めてはいない曲ばかりですが "Love Is Letting Go Of Fear"は通常アルバムに入っていても良いと思える素敵な曲です。

 『CHRISTMAS WISH』 ヒーリングアルバムに続いて歌のトラック間に間奏と記された短い器楽曲が入っています。クリスマスの夜に流すことを前提に作られたアルバムなのでまぁ仕方ないことなのでしょうが。歌を聴くためには飛ばしちゃいます。その器楽曲の中で "Jesu, Joy Of Man’s Desiring"は聴き馴染んだバッハの教会用音楽 "主よ、人の望みの喜びよ"でした。また、"What Child Is This?"は2003年発表の物のインスト版です。
"Underneath The Same Sky"はクリスマス・ソングらしくなく普通のアルバムに入っていても違和感なしの楽曲です。

 『OLIVIA'S LIVE HITS』、2006年3月にシドニー・オペラ・ハウスで行われたコンサートからのライブ録音盤。DVDも発売されてそこでは27曲収録されているそうです。CD盤では10曲収録になっています。`70年代録音曲(Xanaduのみは微妙`79年内に録音されていた可能性も)の再演ですが澄んだ透明感のある声は全く変わっていません。不思議な女性です。

 『A CELEBRATION IN SONG Olivia Newton-John & Friends』、以前2002年に『Olivia (2) 』というデュエット曲ばかりを集めたアルバムを発表していましたが、今回はその第二集といった趣のアルバムです。
「友人たちと一緒に音楽をしたい」とい気持ちの表れでしょう、近年のアルバムには殆どにデュエット曲が入っています。クリフ・リチャードやジョン・ファーラーなど彼女の成功を支えた人とのデュエットもありますが、多くはオーストラリアのシンガー、今は海外で活躍しているがオーストラリア出身のシンガー、そしてバリー・ギブはイギリス生まれですが、ビージーズとしてデビューしたのはオーストラリアと地元にゆかりのあるシンガーたちとのデュエットが殆どです。
ラストの"Beautiful Thing"をソロで歌うベリンダ・エリットは32歳の若さで乳がんを患い亡くなった女性シンガー。彼女の為にこの作品の最後に収録したそうです。印象的な曲はは "Courageous"、"Sunburned Country"、"Angel in the Wings"そしてラストの感動的な"Beautiful Thing"あたり。

 『GRACE AND GRATITUDE RENEWED』は[Renewed 更新された]と付けられていた上、デザインも違うので買ったら、90%以上同じです。インスト曲が1曲、ヴォ−カル入りが1曲、計2曲追加されただけです。追加されたのは"Help Me to Heal"(良い曲です)、インスト物で"Todah"です。
GRACE AND GRATITUDE CHRISTMAS WISH OLIVIA'S LIVE HITS
GRACE AND GRATITUDE (2007)
         (Original Released 2006)
MALAYCIA │Universal 060249848909

2. Pearls On A Chain
4. To Be Wanted
6. Learn To love yourself
8. Grace And Gratitude
10. Love Is Letting Go Of Fear
12. Gaté Gaté
14. Let Go Let God
16. I Will Lift Up My Eyes
18. The Power Of Now
20. Instrument Of Peace

 under Tracks are interlude music
1. Shekhinah
3. Yesod
5. Hod
7. Nezah
9. Tiferet
11. Hesed-gevurah
13. Tala Al Badru Alayna
15. Binah
17. Hochmah
19. Keter

CHRISTMAS WISH  (2007)
AUSTRAlLIA │Waner5144248172

1. O Come All Ye Faithful
3. Everytime It Snows
    [featuring Jon Secada]
5. We Three Kings
7. A Mother’s Christmas Wish
    [featuring Jim Brickman]
9. Angels In The Snow
11. Silent Night
    [featuring Jann Arden]
13. All Through The Night
    [featuring Michael McDonald]
15. Underneath The Same Sky
17. Little Star of Bethlehem
19. Instrument of Peace
    [featuring Mark Jordan]
21. Christmas On My Radio
22. A Gift Of Love
    [featuring Barry Manilow]
【 Instrument Of Peace(2006) 】【 A Gift Of Love(2002) 】 この2曲以外は、最新(2007)録音。
主よ、人の望みの喜びよ
 
 under Tracks are interlude music
2. Angels We Have Heard On High
4. Away In A Manger
6. The First Noel
8. Jesu, Joy Of Man’s Desiring
10. What Child Is This?
12. O Come Emmanuel
14. Little Drummer Boy
16. O Christmas Tree
18. Deck The Halls
20. We Wish You A Merry Christmas
OLIVIA'S LIVE HITS (2008)
USA │EMI 509985 116888 27

1. Have You Never Been Mellow
2. Magic
3. Hopelessly Devoted To You
4. You're The One That I Want
5. Xanadu
6. Suddenly
7. Physical
8. Don't Stop Believin'
9. If Not For You
10. I Honestly Love You
A CELEBRATION IN SONG Olivia Newton-John & Friends GRACE AND GRATITUDE RENEWED
A CELEBRATION IN SONG (2008)
 Olivia Newton-John & Friends  
JAPAN │EMI TOCP-70631

1. Right Here With You
     [duet with Delta Goodrem]
2. Find a Little Faith
    [duet with Sir Cliff Richard]
3. Courageous
    [duet with Melinda Schneider]
4. The Heart Knows
    [duet with Barry Gibb]
5. Everything Love Is
    [duet with Jimmy Barnes]
6. Isn’t It Amazing
    [duet with Sun]
7. Never Far Away
    [duet with Richard Marx]
8. Sunburned Country
    [duet with Keith Urban]
9. Reckless
    [duet with John Farrar]
10. Angel in the Wings
    [duet with Jann Arden]
11. The Water Is Wide
    [duet with Amy Sky and Ryandan]

 
 under track : Belinda Emmett
12. Beautiful Thing

GRACE AND GRATITUDE RENEWED  (2010)
USA │Green Hill  GHD5759

2. Pearls on a Chain
4. To Be Wanted
    [featuring Mark Masri]
6. Learn to Love Yourself
8. Grace and Gratitude
10. Love Is Letting Go of Fear
12. Gaté Gaté
14. Let Go Let God
16. I Will Lift Up My Eyes
    [featuring Amy Sky]
18. Help Me to Heal
20. The Power of Now
22. Instrument of Peace
    [featuring Marc Jordan}

 
 under tracks are interlude
1. Shekhinah
3. Yesod
5. Hod
7. Nezah
9. Tiferet
11. Hesed-Gevurah
13. Ta'la al Badru 'Alayna
15. Binah
17. Todah
    [featuring David Darling]
19. Hochmah
21. Keter

心と身体を癒し、包み込む至福のヒーリング、リラクゼーション・アルバム。


 2010年代

 また、クリスマス・アルバムです。 『THIS CHRISTMAS (WITH JOHN TRAVOLTA)』、オリヴィアとジョン・トラボルタ(二人は既に63歳と58歳)が29年ぶりに組んだアルバムに成ります。クリスマス・ソングを殆ど聴かないわたしには知っているクリスマス・ソングが多いのはまぁ、有難いです。
曲によってはゲストも結構有名人が付き添っています。キーボード関連で、チック・コレアやランディ・エデルマン、サックスにケニー・G。歌の方ではデュエットでバーブラ・ストライサンド、クリフ・リチャード、ジェームス・テイラー、トニー・ベネット等です。

 『SUMMER NIGHTS: LIVE IN LAS VEGAS』、2014年4月、アメリカ、ラスベガスでのコンサート録音です。前回のライブ盤は2006年3月のシドニーでの物でしたので8年ぶりの録音盤となります。2枚組に成っていますクレジットには "Have You Ever Been Mellow"が一曲目の表示に成っていますが、実際は1分半ほどの短い語り風メロが入っています。"Xanadu"、"Magic"など若い時代のヒット曲はかなりテンポが遅いアレンジに成っています。オリヴィア65歳時なので時代に合わせているのでしょうか。
CD2枚目はオールド・スタンダード "Cry Me A River"、"Send in the Clowns" から始まり驚きます。かなりジャズっぽく歌っています。"Not Gonna Give Into It"は急にテンポが変わります、この曲『HIGHLIGHTS FROM MAIN EVENT』のライブ盤にボーナスで入っていた曲です。 "Grace & Gratitude"は2000年代に入ってからオリヴィアとの付き合いが深くなったカナダのシンガー・ソング・ライターでありプロデューサー、共同作業の同タイトルアルバムからの曲。
ラストの"I Honestly Love You 邦題:愛の告白"は`74年全米No.1ヒット。

 『TWO STRONG HEARTS LIVE』はオーストラリアでは人気のあるジョン・ファーナムとのジョイント・コンサートのライブ盤、録音は2015年4月8日でメルボルンに在る「Rod Laver Arena」という所。 "Two Strong Hearts"も『HIGHLIGHTS FROM MAIN EVENT』のライブ盤にボーナスで入っていた曲ですジョン・ファーナムのヒット曲で結構印象的な曲です。ふたりのヒット曲が歌われているのですが、意外なアメリカン・スタンダードも!"Hit The Road Jack / Fever"これは"邦題:旅立てジャック"です。"Somewhere Over The Rainbow 邦題:虹の彼方に"「オズの魔法使い」です。
 アルバムとは無関係ですが、ふと、ミュージカル舞台で活躍する新妻聖子さんを思い出しました。年代こそはかなり若いですが、オリヴィアと重なる部分を感じました。
アルバムの方です、全体的に楽しいライブ盤ではあります、ただ、"If Not For You"のアレンジは気に入らないと思いました。

 『LIV ON』とタイトルされたアルバム、オリヴィアとベス・ニールセン・チャップマンそしてエイミー・スカイからなる新プロジェクトグループです。エイミー・スカイと組んでいますのでリラクゼーション的な音楽だとだいたい想像は付きます。病気などで悩む人たちに心の安らぎを与える事が出来ればとの願いを込めて作られています。新しく加わったベス・ニールセン・チャップマンもエイミー同様、シンガー・ソング・ライターでありますが、乳がんを患った経験はオリヴィアと同じです。3人揃ってコンサートもしている様ですし活動を伝えるビデオ映像も作成されています。曲自体で気に入ったのは "Stone in My Pocket"、"Don't Know What to Say"です。

 『FRIENDS FOR CHRISTMAS』、またまたクリスマスアルバムです。"Santa Claus Is Coming to Town 邦題:サンタが街にやってくる"、"Winter Wonderland 邦題:すてきな雪景色"などフィル・スペクターのクリスマスアルバムに使われた楽しい曲もありましたが、それならば "I Saw Mommy Kissing Santa Claus 邦題:ママがサンタにキッスした"(ロネッツが歌っていました)等が入っていれば良かったのに…
 ただ、やはりクリスマスアルバムはわたしにとって全曲通して聴き事は一度のみです。普通の新作アルバムを期待したいのですが、2017年5月に三度目のがん再発で治療に入られたオリヴィア。記事での報道ではまだまだお元気そうですが、2018年には70歳、新作は余程のことが無い限り作らないかも知れないと思いますが、それでも期待は持っています。 がんばれ!オリヴィア!

THIS CHRISTMAS SUMMER NIGHTS: LIVE IN LAS VEGAS TWO STRONG HEARTS LIVE
THIS CHRISTMAS (WITH JOHN TRAVOLTA) (2012)
USA │Universal B0017624-02

1. Baby It's Cold Outside
2. Rockin' Around The Christmas Tree
   (featuring Kenny G)
3. I'll Be Home For Christmas
   (featuring Barbra Streisand)
4. This Christmas
   (featuring Chick Corea)
5. Silent Night
6. The Christmas Waltz
7. Have Yourself A Merry Little Christmas
   (featuring Cliff Richard)
8. Winter Wonderland
   (featuring Tony Bennett and The Count Basie Orchestra)
9. White Christmas
10. I Think You Might Like It
11. The Christmas Song
12. Deck The Halls
   (featuring James Taylor)
13. Auld Lang Syne/Christmas Time Is Here (Medley)
SUMMER NIGHTS: LIVE IN LAS VEGAS (2015)
USA │ONJ 040201 97757 2

CD 1
1. Intro
2. Have You Ever Been Mellow
3. Xanadu
4. Magic
5. Suddenly
6. A Little More Love
7. Sam
8. If Not for You
9. Let Me Be There
10. Please Mr. Please
11. Country Roads
12. If You Love Me (Let Me Know)
13. Physical

CD 2
1. Cry Me a River
2. Send in the Clowns
3. Not Gonna Give Into It
4. Sandra Dee
5. You're the One That I Want
     [Duet with Warren Ham]
6. Hopelessly Devoted
7. Summer Nights
    [featuring Steve Real, Warren Ham, Marlén Landen]
8. We Go Together
    [featuring Steve Real, Marlén Landen]
9. Grace & Gratitude
10. I Honestly Love You


TWO STRONG HEARTS LIVE (2015)
   Olivia Newton-John & John Farnham
AUSTRAlLIA │Sony Music 8875103742

1.Overture
2.Two Strong Hearts [duet]
3.Let Me Be There [duet]
4.Xanadu
5.I Honestly Love You
6.Tenterfield Saddler [duet]
7.No One Comes Close
8.Love To Shine
9.Suddenly [duet]
10.Dare To Dream [duet]
11.Somewhere Over The Rainbow [duet]
12.Burn For You [duet]
13.Hit The Road Jack / Fever [duet]
14.You're The One That I Want [duet]
15.Summer Nights [duet]
16.Hearts On Fire [duet]
17.If Not For You [duet]
18.Every Time You Cry [duet]
19. Physical [duet]
20.You're The Voice [duet]
21.It's A Long Way To The Top (If You Want To Rock 'n' Roll) [duet]
LIV ON Friends for Christmas
LIV ON  (2016)
Amy Sky, Beth Nielsen Chapman and Olivia Newton-John
No Credit│OBA Production 6 41444 17812 4

1. My Heart Goes Out to You
    Lead vocals Amy, Chapman and Olivia
2. Live On
    Lead vocals by Olivia Newton-John
3. Stone in My Pocket
    Lead vocals Amy, Chapman and Olivia
4. Sand and Water
    Lead vocals by Chapman
5. Forever Blue
    Lead vocals by Amy
6. Immortality
    Lead vocals Amy, Chapman and Olivia
7. Don't Know What to Say
    Lead vocals by Chapman
8. Impossible
    Lead vocals by Olivia Newton-John
9. I Will Take Care of You
    Lead vocals by Amy
10. Grace and Gratitude
    Lead vocals by Olivia
11. There's Still My Joy
    Lead vocals by Olivia
FRIENDS FOR CHRISTMAS  (2016)
(with John Farnham)
AUSTRAlLIA │Sony Music 88985387172

1. Let It Snow
2. It's Beginning to Look a Lot Like Christmas
3. Have Yourself a Merry Little Christmas
4. Santa Claus Is Coming to Town
5. The Christmas Song
6. Winter Wonderland
7. Baby, It's Cold Outside
8. Silent Night
9. White Christmas
10.Little Drummer Boy
11.Silver Bells
12.Hark the Herald Angels Sing



 2020年代

訃報
 連日最低気温が27度を超える猛暑日の2022年8月9日、早朝6時頃にテレビを付けたら「オリビア・ニュートンジョンさん死亡」の文字が飛び込んできました。放送用のトピックが5〜6項目記して有って既に放送済の項目に成っていました。慌ててインターネットで再確認。闘病生活を終えておられたことを再確認しました。現地時間8日の朝、南カリフォルニアの彼女所有の牧場で一生を終えたとの事でした。死因ががんで有ったことが尚更に悲しいです。わたしは父親と無二の親友をがんで失いました、大好きなミュージシャン、ジョージ・ハリスンやデビッド・ボウイもそうでした、悲しいです、ホントに恐ろしい病です。
 ご冥福をお祈りいたします。


 2022年8月9日にオリヴィア没後、ほぼ直ぐにデビュー・アルバム(`71年)にボーナスを加えた編集盤が出るとの報道が出ました。「用意されていたの?」という思いですが、50周年記念盤としての準備作を延ばして追悼盤にしたような感じです。当初9月16日一斉発売でしたが26日が正式発売日となったようです。『IF NOT FOR YOU : DELUXE EDITION』
 熱心なファンにとってはディスク1よりディスク2が貴重で特に映画『Toomorrow』(`70)の中でグループ、Toomorrow 名義で歌われた4曲が貴重です。サウンドトラックLPは日本では未発売、シングル盤が "I Could Never Live Without Your Love 邦題:愛が輝く" としてDecca音源Londonレーベルでキング・レコードから発売されていたようです。勿論オリヴィア名義ではなく[トゥーモロー] として。メンバーはオリヴィア以外は男性3人でVic Cooper, Ben Thomas, Karl Chambersという人達。あと "Banks Of The Ohio" のドイツ語版も珍しいですね。未発表曲では [Game Of Love] が結構良かったです、時代的にウェイン・フォンタナ&ザ・マインドベンダーズのカヴァーでは?と思いきやオリヴィアに合ったオリジナルの様でした。

 『JUST THE TWO OF US : THE DUETS COLLECTION VOL.ONE』オリヴィアが生前残したデュエット録音ばかりのコレクション・アルバム。既発表曲が主ですが、生存中には未発表曲だった曲も含まれています。特に "Jolene" の作者ドリー・パートンとの録音はオリヴィア最後の録音だとのこと。現在インターネットで録音時の動画が歌声と共に公開されています。正確な録音月日をを現時点では確認出来ていませんが、恐らく2021年の秋〜年末頃だと推測します。 "Window In The Wall" は娘さんクロエ・ラタンジーのシングル盤(with Olivia Newton-John)としてオーストラリアで2021年にシングル盤が出ていた模様です。TOPナンバーはオリヴィアの恩師とも云えるクリフ・リチャードとのデュエットで2006年発売クリフのアルバム収録曲です。 "Jolene" は既に70代なかばの二人、20代時の溌溂とした雰囲気は望めませんが貴重で嬉しいプレゼントです。全曲の中でわたしのベストは2016年発売の『LIV ON』(上記記載)からの既発表曲 "Stone In My Pocket"、但しこの曲、デュエットではなくトリオ・ヴォーカル曲ですネ。
サブ・タイトルに『VOL.1 』と付いていますので2巻目も予定はされていると思えます。
 アルバム・タイトルから有名なグローヴァー・ワシントン・ジュニア&ビル・ウィザースの曲を歌ったの?・・・
とも思えましたが、その曲は入っていません、ただ単にデュエット曲集にピッタリのタイトルだったのでしょう。
曲紹介のブックレットの中に満面笑顔のオリヴィアの写真が載っていますが、この笑顔を見てもうこの世に彼女が居ないのだと思うと悲しさが蘇ってきます。笑顔が素晴らしく周りを明るくできる人でした・・・

 『JUST THE TWO OF US : THE DUETS COLLECTION VOL.TWO』, 第二巻目がいつかは出ると思っていましたが結構早く出ました。トラック8〜10はオリヴィア名義のアルバム2002年発表『Olivia(2)』収録曲ですが他のは他のシンガー作品に参加した形の曲です、持っていない曲も有り有難かったです。ゴードンライトフット`71年作の "Cotton Jenny" はアン・マレーとの2007年デュエットですが、オリヴィア、デビュー当時のカントリー・テイストを感じて懐かしさを受けます。似たように1978年ビージーズの曲をギブ兄弟・末弟のアンディと組んだ "Rest Your Love On Me" も`80年録音ながらオリヴィアが最も輝いていた時代の音源で、こちらも懐かしさを感じます。ホントに素晴らしいシンガーでした。
 『LIVE IN TOKYO』、映像版を主に非公式で数種出回っていますが、一応準公式オリヴィアの2003年日本(東京)公演収録CD盤、(当時17歳時の娘さんクロエとのデュエットも収録)。ワールドツアーの中での日本公演でラジオやテレビ放送用の為だけに録音・録画されていた物で、CDやDVDでの販売は当時としては本人達では契約外だった筈だったのです。が、近年は種々ミュージシャンの放送用オンリーだった音源がCD化されています。販売形式は違法でなく正規ルートなのでブートレグではなくアンオフィシャル盤という扱いで出ています。やたらと数が多いのはボブ・デイランが思いつきますが公式発売盤は全部持ってはいてもさすがにこの手のドンドン出るの迄は追いかけ切れません。貴重音源だけをチョイスしながらという事に成ります。
 ライヴ目的以外でも来日していたオリヴィア、ソロ来日公演は生涯で5回(別にクリフのバックで一回、音楽祭エントリーとして一回)、この盤は2003年54歳時、三度目の日本公演であの「イルカ問題」で延期された1978年以来25年ぶりの公演記録です。最初からCD等での発売を目的とした録音体制で無かったのは音質からも結構判りますが今となっては貴重音源の記録でしょう。`70年代,`80年代のヒット曲のテンポは当時と比べてかなり遅めにアレンジされていますが声質は昔のまま澄んで綺麗な声です。ただ、このカバー写真はどうなのでしょう? 20代前半の頃の物でしょう。そして封入解説物には何故か60歳代頃と思われるおばさまオリヴィアの写真が載っています。ここらは非公式盤の方が正直でした。

If Not For You : Deluxe Edition JUST THE TWO OF US : THE DUETS COLLECTION VOL.ONE JUST THE TWO OF US : THE DUETS COLLECTION VOL.TWO
IF NOT FOR YOU : DELUXE EDITION (2022)
MEXICO│Primary Wave ONJ9000 2792755900024

CD 1
1. Me And Bobby McGee
2. If
3. Banks Of The Ohio
4. In A Station
5. Love Song
6. Help Me Make It Through The Night
7. If Not For You
8. Where Are You Going To My Love?
9. Lullaby
10. If You Could Read My Mind
11. If I Gotta Leave
12. No Regre

CD 2
 [Singles & B-Sides]
1. Till You Say You'll Be Mine
2. For Ever
3. The Biggest Clown
4. It's So Hard To Say Goodbye
5. Would You Follow Me

 [Additional Recordings]
6. Walkin' On Air *
7. Goin' Back *
8. I Could Never Live Without Your Love *
9. Roll Like The River *
10. Don't Move Away **

 [Alternate Versions]
11. Would You Follow Me
12. Round And Round
13. The Biggest Clown

 [Previously Unreleased Recordings]
14. Game Of Love
15. Would You Follow Me

 [German Language Recordings]
16. Unten Am Fluß, Der Ohio Heißt
 ("Banks Of The Ohio")
17. Unten Am Fluß, Der Ohio Heißt (Instrumental)

* as Toomorrow
** as Clif Richard and Olivia Newton-John
JUST THE TWO OF US :
THE DUETS COLLECTION VOL.ONE (2023)
CZECH REPUBLIC│Primary Wave
ONJ9020 792755902028

1. Suddenly
  (featuring Cliff Richard)
2. Jolene
  (featuring Dolly Parton)
3. Act Of Faith
   (featuring Michael McDonald)
4. Window In The Wall
   (featuring Chloe Lattanzi)
5. Take A Chance
  (featuring John Travolta)
6. Put Your Head On My Shoulder
   (featuring Paul Anka)
7. Face To Face
  (featuring Barry Gibb)
8. I Honestly Love You
  (featuring Jim Brickman)
9. The Best Of Me
  (featuring David Foster)
10. True To Yourself
  (featuring Vanessa Amorosi)
11. Lost Inside Your Heart
   (featuring Jon Secada)
12. I’ll Come Runnin’
  (featuring Tina Arena)
13. Never Far Away
  (featuring Richard Marx)
14. How Can You Mend A Broken Heart
  (featuring Kelly Lang)
15. Stone In My Pocket
   (featuring Amy Sky & Beth Nielsen Chapman)
16. Love Is A Gift
  (featuring Delta Goodrem)
17. Hopelessly Devoted To You (Live)
  (featuring Mariah Carey)
JUST THE TWO OF US :
THE DUETS COLLECTION VOL.TWO (2023)
GERMANY│Primary Wave
ONJ9051 2755905128

1. Dare To Dream
  (featuring John Farnham)
2. Everybody's Someone
  (featuring Cliff Richard)
3. Rest Your Love On Me
  (featuring Andy Gibb)
4. Wishin' And Hopin'
  (featuring Dionne Warwick)
5. Getting Better All The Time
  (featuring Marie Osmond)
6. Falling
  (featuring Raybon Brothers)
7. Cotton Jenny
  (featuring Anne Murray)
8. I'm Counting On You
  (featuring Johnny O'keefe)
9. Tenterfield Saddler
  (featuring Peter Allen)
10. I Will Be Right There
  (featuring David Campbell)
11. You Have To Believe
  (with Dave Audé & featuring Chloe Lattanzi)
Live in Tokyo
LIVE IN TOKYO (2023)
Imported - Japanese specification │
King Street / Alive The Live
KING2CD4530 / IACD11223/4

Disc:1
1. Have You Never Been Mellow
2. Xanadu
3. Magic
4. Love You Crazy
5. Sam
6. If Not For You
7. Banks Of The Ohio
8. Let Me Be There
9. Please Mr. Please
10. Jolene
11. Physical
12. Not Gonna Give Into It
Disc:2
1. Don't Cut Me Down
2. Over the Rainbow *
3. Take Me Home Country Roads
4. Close To You
5. Don't Stop Believin
6. Suddenly
7. You're The One That I Want
8. Hopelessly Devoted To You
9. Summer Nights
10. Come On Over
11. I Honestly Love You

Live in Concert at Tokyo Kokusai Forum, Tokyo, JAPAN. on 4th Apr 2003.
 Members
 Olivia Newton-John:Vocals
 Andy Timmons:Guitar
 Dane Bryant:Keyboards
 Lee Hendricks:Bass
 Dan Wojciechowski-: Drums
 Warren Ham:Harp, Horns, Vocals
 Steve Real:Vocals, Percussion
 Marien Landin-Chapman:Vocals
 * Chloe Lattanzi:Duet with vocals




As Backup Singer (LP)
CLiff "Live" With Olivia Newton-John
CLIFF “LIVE”
With Olivia Newton-John
JAPAN│EMI EMS-80538

INVITATION (CD)
Cliff Richard Two's Company The Duets
CLIFF RICHARD TWO'S COMPANY THE DUETS
EU│EMI 0094637707227

12. Suddenly (with Olivia)

MOVIE (DVD)
OLIVIA NEWTON-JOHN
LIVE IN CONCERT
Korean│8809034 530840

☆BACK☆


© Photos of cover are copyright works by each art-designers.
Text by Mie