Michael Schenker

 
 随分と長い間、サイトにアップするための文章は書けませんでした。(書こうという気持ちすら起きなかった)
それが、少し前の事、ネットショッピングの際、少額本を物色していてついでに買った一冊の本。2012年5月号『レコードコレクターズ誌』がこのページの始まりでした。
その特集記事が『20世紀のベスト・ギタリスト100』。ここに Michael Schenker の名があがらなかった事が淋しくて、記しておきたく成ったのです。 (人生何が起こるか分からない.....また書けなく成るかも判りません)
Michael Schenker の熱心なファン、ここにも居るよって・・・


 時代の移り変わりの早さや人の興味の対象がどんどん変化し続けるのは勿論承知済みです。
'60年代終わり頃〜'70年代始めにかけて、Beck, Page, Clapton の人気の後を追って英米で相次ぎ注目を浴びたロック系ギターリストが何人か居ました。Jim Hendrix, Alvin Lee, Mike Bloomfield, Carlos Santana, Tony Iommi, Ritchie Blackmoreなどなど...
この中でアルヴィン・リーは今となっては語られることすらマレな存在に成り、Ten Years After の名すら忘れ去られている感が否めないです。
'80年代にブレイクしたのは Stevie Ray Vaughan, Randy Rhoads, George Lynch, Yngwie Malmsteen あたり。そして70年代後半から80年代にかけて名演を披露してきた人達が Michael Schenker, Edward Van Halen など。
わたしも長年にわたりジャンルの区別無く色々な音楽を聴いてきました。HR/HM系は熱狂者が居ても音楽界全体からみれば少数派ジャンル (アニメソングなども同じでしょう)だと気付きます 、メタル系のプレイヤーやヴォーカリストが広く一般に知られるのは、ホント少ないのでまぁ仕方ないとは思うのですが、それでも今なお現役プレイヤーのマイケル・シェンカーが人気全盛時から20数年後に名も出なくなるのは淋しい限りです。
持っているレコードやCDを年代順にすべて聴き直して、マイケルの歴史を振り返ってみます。


Michael Schenker マイケル・シェンカーは1955年1月10日、ドイツのハノーファー生まれ。ドイツ語で "ミヒャエル・シェンカー" と発音するらしいですが、活動の拠点はイギリスでしたので通常は "マイケル"、U.F.Oのメンバーのインタビューなどでは如何にも英語らしく "マイコォー" に近い発音で話していましたが、英語で話す時のマイケル自身の発音は日本語読みの "マイケル" に近い発音でした。(ドイツ語はアルファベットをローマ字読みに近い発音でするらしい)


わたしのサイトの SCORPIONS のところでも書きましたが、マイケル・シェンカーもスコーピオンズも日本では無名に近い頃に、マイケルの最初の録音レコード、スコーピオンズのファーストアルバムを京都のロック喫茶で聴いています。また、それより以前にはマイケル加入前のU.F.Oが日本でヒットさせたシングル曲『カモン・エヴリバディ』を聴いていたのですが、わたしにとってこの曲の印象がU.F.Oは Led Zeppelin, Jeff Beck group, Grand Funk Railroad 等に比べたら小粒バンドというイメージを数年、持ち続けた印象です。


マイケルシェンカー加入前に日本で発売された
U.F.Oのシングルレコード。
[Comon' Everybody カモン・エヴリバディ]

立てかけているLP裏ジャケ右側は『Phenomenon』
写真右端がマイケル・シェンカー。左裏ジャケは
『No Heavy Petting』右から二人目、ニターッと
笑っているのがマイケル・シェンカー。
(下は畳が醜いのでセカンドとフォースアルバム
のジャケットを敷きました。)
single-comon'_everybody

 マイケルのレコードデビュー盤、スコーピオンズのファーストは彼が16歳〜17歳頃にレコーディングされた物。速弾きの曲ではU.F.O時代の片鱗はまだまだないですが、スロー曲では音の選び方に後のマイケルを感じます。
 そしてU.F.Oのギターリストがコロコロ変わる時代の後、マイケルはスコーピオンズから引き抜かれる形で1973年にU.F.Oに加入していたのでした。このとき、兄のRudolf Schenker ルドルフ・シャンカーは弟のために成ると快く送り出したと云う事です。


新生U.F.Oの最初のアルバムは'74年、U.F.Oとしてはライブ盤を含めての4枚目にあたる『Phenomenon』(邦題『現象』)。
ジャケットは印象的でしたが、以前のU.F.Oサウンドのイメージがあったために直ぐには手を出しませんでした。他のリスナーの方達もおそらく同じだったでしょう。ロック好き仲間との話題でもU.F.Oの話では広がらなかったと記憶しています。(ギターリストが変わったと言うことすら、話題にならなかったです)


そして次のアルバム『Force It』 がアメリカでも少し売れたらしく、日本でもこのアルバムは発売元のキングも少しプッシュした様で、ラジオで流されるように成りました。ジャケは強烈でしたがU.F.OのLPで最初に手にしたのがこれです。
ドハードではなくどちらかと云えばポップな楽曲が多い中、所々で鳴り響くマイケルのギターの音色は甘くて切なくてキューンとして、もの凄く新鮮でした。"Love Lost Love"(この曲は大好きです),"Too Much of Nothing" あたりのソロ部分が特に印象的です。
そして、マイケルのギターが気に成って『Phenomenon』を買いました。(これは米国発売用の曲順で,初期のキング発売邦盤もこの米盤に準じていました)
ウィーリー・ディクソンのブルーズ、"Built For Comfort"をカヴァーしていますが、この曲辺りは "Comon' Everybody" 時代のU.F.Oに逆戻りしたみたい。ブリティッシュ・ブルーズの中から生まれたU.F.Oに、Shadowsの影響を受けたマイケルのギターは上手く絡まなかった様子、マイケルはこの後ブルーズ系を長年演奏していません。反対にハンク・マーヴィン風のインスト曲、"Lipstick Traces" の方が合っていました。で、このアルバムには "Rock Bottom","Doctor Doctor"というロック界のスタンダードに成った曲が有り、はたまたこの曲はマイケルのギタープレイが満喫できる名演名曲であります。ギターそのものが感情豊な上にメロは美しく、動と静がうまく解け合って、ホント、最高です!!
 『Phenomenon』発売後の一時期、ギターにポール・チャップマンを加入させてツイン・リードの形でツアーをしていましたが、マイケルと折り合えず数ヶ月で外されています。
『Phenomenon』ではキーボードが入っていません。リード楽器はギターのみなので、サウンド的に厚みが無くなりそうですが、よく歌うギターが走り回るので疾走感が生まれて全く気にならないです。Phil Mogg フィル・モグのヴォーカルはロバート・プラントやイアン・ギランの様に高音域+圧倒的な声量で勝負するタイプでなく、味で(?)歌うタイプ。歌メロは自分で作る事が多く自身の味を出すツボを心得ています。


 『No Heavy Petting』はリーダー、フィル・モグが更なるアメリカ進出をめざして、キーボード担当に Danny Peyronel ダニー・ペイロネル(上方アルバム裏ジャケ写真の最左端)を加入させて完成。ところがマイケルはこのダニーと衝突することが多く、元々の繊細な性格プラス英語が上手く話せない事も相まって徐々にノイローゼに成る様になったとのこと。そして弱った神経時にジョークのきついフィル・モグの言葉が厳しいときも有ったのでしょう。次第にアルコール量が増えて数年後の兆候が見えだしています。
アルバム自体は、テンポ物ではキラッとした曲もなく一番スローでズシンとした"On with the Action" が最も印象に残りました。この後フィルはマイケルに気遣いダニーをメンバーから外しました。

'77年に発売された『Lights Out(新たなる殺意」)』はキーボード兼サイドギターとして Paul Raymond ポール・レイモンドを加入させて製作、アメリカでアルバムチャート23位まで登るそこそこのヒットとなり、シングル"Lights Out"20位まで上がりました。
ヒットしたファスト・チューン"Lights Out"や"Too Hot to Handle"も勿論良いのですが、スローな泣き節ギターが聴ける"Try Me","Love to Love"が味わい深い名曲です。
アメリカでの成功を願う為、ライブ公演・ツアー数が自然に増えていく中、マイケルは弱り76年のアメリカツアー目前で失踪。
バンドは以前に数ヶ月参加させたポール・チャップマンを呼び寄せ、ツアーを遂行。他のメンバーに迷惑かけていますねぇ。


ツアーが終わってから、マイケルはバンドに戻り、やがて次のアルバムの製作に入りました。
 『Obsession(宇宙征服)』、時として全く別物になったりする邦題をわたしは好まないのですが、この「宇宙征服」という我がニッポンのタイトルも無視し続けて居たいのですが、一応記そうとキーを打って変換さすと「雨中制服」!だって...こちらの方が誰かさんが妄想しそうで合ってるのじゃない?
 このアルバムからも"Only You Can Rock Me" がシングルヒット(ちなみに邦題は "ロック・ミー" )考えるのやめたのでしょうね。曲はポップなメロなので一度聴いたら直ぐに口ずさめる程、こういったキャッチーなメロが多いのもフィルとマイケルが組んで作った曲の特徴ですね。あまり話題に成らない"One More for the Rodeo"が好き。
 この時期、Chrysalisレーベルの国内発売権がキングから東芝に移り、『Phenomenon』も再発され、英国盤どおりの曲順に成っており買っておきました。でも今となっては初期米盤LPやキングの邦盤LPの曲順物がレアなのですね。


 1978年にまたアメリカへのライブツアーに出かけるのですが、今回はマイケルも逃げ出さず、シブシブかどうなのか・・・一緒にアメリカ中を廻ったようでした。ただ、やはりアルコールと薬物で弱った身体にハードスケジュールでの長いツアーは厳しくて疲れ切ったらしく、帰国後、遂にまたまた失踪。(この頃のマイケルは腕も細くて華奢な身体でホント体力無さそうでした...)


このアメリカツアーの模様を納めたのがライブ盤『Strangers in the Night(UFOライヴ)』フランク・シナトラさんに遠慮してかありきたりの邦題でした。本国では1978年正式脱退直後の12月発売、日本で1979年初頭発売。素晴らしいライブで、どの曲の演奏もスタジオテイク以上の熱気と迫力で、70年代のロックライブ盤で愛聴盤と云えば Deep Purple の『Live in Japan』とこのアルバムが即座に浮かびます。
『High Level Cut』と題されたLPは日本のみの編集盤でベスト物です。


Lonesome Crow (1973) Released 1972 in Gearmany
<Scorpions>
LP METRONOME/BRAIN UPS.581-EB(Japan)
Lonesome Crow
Side A
1.I'm Goin' Mad
2.It All Depends
3.Leave Me
4.In Searcd of the Peace of Mind

Side A
1.Inheritance
2.Action
3.Lonesome Crow


 

Scorpions

Klaus Meine - vocals
Michael Schenker - lead guitar
Rudolf Schenker - rhythm guitar
Lothar Heimberg - bass guitar
Wolfgang Dziony - drums


Phenomenon
(1974)
<UFO>
LP CHRYSALIS CHR-1059 (USA)
Phenomenon
Side A
1.Too Young To Know
2.Crystal Light
3.Doctor Doctor
4.Space Child
5.Rock Bottom

Side B
1.Oh My
2.Time On My Hands
3.Built For Comfort
4.Lipstick Traces
5.Queen Of The Deep


U.F.O.

Michael Schenker -Guitar
Phil Mogg -Vocals
Pete Way -Bass
Andy Parker -Drums


Phenomenon
(1977) original(1974)
<UFO>
LP CHRYSALIS WWS-80917(JAPAN)
Phenomenon
Side A
1.Oh My
2.Crystal Light
3.Doctor Doctor
4.Space Child
5.Rock Bottom

Side B
1.Too Young To Know
2.Time On My Hands
3.Built For Comfort
4.Lipstick Traces
5.Queen Of The Deep


U.F.O.

Michael Schenker -Guitar
Phil Mogg -Vocals
Pete Way -Bass
Andy Parker -Drums




Force It
(1975)
<UFO>
LP CHRYSALIS CHR-1074(JAPAN)
Force It

Side A
1.Let It Roll
2.Shoot Shoot
3.High Flyer
4.Love Lost Love
5.Out in the Street

Side B
1.Mother Mary
2.Too Much of Nothing
3.Dance Your Life Away
4.This Kid's including Between the Walls


U.F.O.

Michael Schenker -Guitar
Phil Mogg -Vocals
Pete Way -Bass
Andy Parker -Drums
guest
Chick Churchill - keyboards


No Heavy Petting
(1976)
<UFO>
LP CHRYSALIS CHY-1103(JAPAN)
No-heavy-petting

Side A
1.Natural Thing
2.I'm a Loser
3.Can You Roll Her
4.Belladonna
5.Reasons Love

Side B
1.Highway Lady
2.On with the Action
3.A Fool in Love
4.Martian Landscape


U.F.O.

Michael Schenker -Guitar
Phil Mogg -Vocals
Pete Way -Bass
Andy Parker -Drums
Danny Peyronel - keyboards, vocals


Lights Out
(1977)
<UFO>
LP CHRYSALIS FV-41127(USA)
Lights Out

Side A
1.Too Hot To Handle
2.Just Another Suicide
3.Try Me
4.Lights Out

Side B
1.Gettin' Ready
2.Alone Again Or
3.Electric Phase
4.Love to Love


U.F.O.

Michael Schenker -Guitar
Phil Mogg -Vocals
Pete Way -Bass
Andy Parker -Drums
Paul Raymond - keyboards, rhythm guitar


Obsession
(1978)
<UFO>
LP CHRYSALIS WWS-81069(JAPAN)
Obsession

Side A
1.Only You Can Rock Me
2.Pack It Up (And Go)
3.Arbory Hill
4.Ain't No Baby
5.Lookin' Out for No. 1
Side B
1.Hot 'n' Ready
2.Cherry
3.You Don't Fool Me
4.Lookin' Out for No. 1
5.One More for the Rodeo
6.Born to Lose


U.F.O.

Michael Schenker -Guitar
Phil Mogg -Vocals
Pete Way -Bass
Andy Parker -Drums
Paul Raymond - rhythm guitar, keyboards, vocals
Michael Schenker - flute on Arbory Hill


Strangers in the Night
(1979)
<UFO>
LP CHRYSALIS CHY-1103(JAPAN)
Strangers in the Night

Side A
1.Natural Thing
2.Out in the Street
3.Only You Can Rock Me
4.Doctor Doctor

Side B
1.Mother Mary
2.This Kid's
3.Love to Love

Side C
1.Lights Out
2.Rock Bottom

Side 4
1.Too Hot to Handle
2.I'm a Loser
3.Let It Roll
4.Shoot Shoot


U.F.O.

Michael Schenker -Guitar
Phil Mogg -Vocals
Pete Way -Bass
Andy Parker -Drums
Paul Raymond - rhythm guitar, keyboards
 

High Level Cut
(1979)
<UFO>
LP CHRYSALIS WWS-81226(JAPAN)
High Level Cut

Side A
1. Only You Can Rock Me
2. Too Hot To Handle
3. Lights Out
4. I'm A Loser
5. Natural Thing

Side B
6. Let It Roll
7. Out In The Street
8. Doctor Doctor
9. Rock Bottom

 
U.F.O. Compilation
 

U.F.Oとのアメリカ・ツアーで疲れ果てたマイケルは故郷ドイツへ戻って居ました。その事を知った兄ルドルフは当時既にビッグバンドに成長していたスコーピオンズへの参加を持ちかけ、彼等の新作『Love Drive』で3曲をプレイしています。その後ライブにも参加しましたがやはり身体が弱って神経性疲労で離脱。一度ソロプロジェクトを立ち上げオーディションを始めるもまた精神的に不安定になり徹底的な治療とリハビリに入ったとのこと。


リハビリ終了後、断ち消えていたソロプロジェクト編成に再度取り組み、そして発表したのが、’80年代メタルの幕開けを告げる
名盤『The Michael Schenker Group』、タイトルにグループと付いていますが正式メンバーはマイケルとGary Barden ゲイリー・バーデンだけのユニットで他ainbowやJeff beck Group関係のメンバーでセッションミュージシャン扱いのアルバムです。
 このアルバムの邦題が『神〜帰ってきたフライング・アロウ』、「帰ってきたフライング・アロウ」部分は復活を待っていたファンの心境を表していて良いタイトルだと思いましたが、前の「神」には驚きました・・・
このアルバム、冒頭の"Armed and Ready"、次の"Cry for the Nation"と立て続けで身震いするほどの凄さで完璧Knock-Out。インスト物もこれまた凄いです"Bijou Pleasurette"の美しい旋律
"Into the Arena"後半部から徐々に盛り上がっていく部分は最高ですね。ラストの"Lost Horizon"で最高潮、若かったあのころもっと若かったら失禁していたかも。


続け様に発売された30センチ盤シングルレコード『Cry for the Nations』はアルバム発表後に行われたライブでの演奏を収録した2曲です。
そしていよいよマイケルの苦手なツアー開始、キーボードにU.F.O時代に一緒にしたポール・レイモンドを、ドラムにレインボーをやめたコージー・パウエルを迎えて出発。やっと日本公演実現。マイケルの日本公演は今までに二度実現しそうで果たされていなかった。U.F.O離脱のきっかけと成ったワールドツアーには日本が含まれており、スコーピオンズに再加入した直後のツアーにも日本が含まれていてその両方ともマイケルの失踪と重なり彼の居ないバンドでの来日となっていました。

この1981年の日本公演ライブ盤が発売される前に、この正式にバンド化したツアーメンバーで構成された『M.S.G.』が発売されました。邦題はなんと「神話」!・・・ことばが続かない(-_-;)
バンドとしての意識からか、全作ほどギターが全編走り回る事は無く、全曲まとまって若干アメリカンっぽいかな?
"On and on","Looking for Love","I Want More"が良いです。このアルバム最初米輸入盤を買ったのですが、ジャケ違いも気に成り国内盤も買いました。今となっては米盤のフライングVドカーッの黒いジャケットカバーは珍しい物と成りました。


そしていよいよ『One Night At Budokan』(邦題は飛翔伝説・・・まぁ〜よく続いたこと、この三連発の邦題は当時ミュージックライフ誌におられた酒井康氏が考えられたとか)。
この初来日時、関西公演は大阪、京都が有りました。この時の武道館でのゲイリー・バーデンのヴォーカルは酷かったらしく、ヴォーカル部はかなりリミックスされたと云われています。もしかしたら大阪とか京都の部分を加えて編集したのかも知れませんね。リミックスしていても"Never Trust a Stranger"のヴォーカルは音程がぶれてかなりショボイですが.....
まぁ、ヴォーカル部がリミックスされていたとしてもアルバム全体の熱気溢れるプレイに変わりはなく、やはり凄いライブアルバムだと思います。一気に聴き続けられます。
(ちなみに今は亡きコージー・パウエルをわたしはレインボーの一員として来日した際、大阪厚生年金会館で聴いています)



Lovedrive (1979)
<Scorpions>
LP HERVEST/EMI SHSP-4097(UK)
Lovedrive

Side A
1. Loving You Sunday Morning
2. Another Piece Of Meat
3. Always Somewhere
4. Coast To Coast
Side B
1. Can't Get Enough
2. Is There Anybody There?
3. Lovedrive
4. Holiday


Scorpions

Side A
1. Loving You Sunday Morning
4. Coast To Coast
Side B
3. Lovedrive

Michael Schenker -Guitar

The Michael Schenker Group
(1980)
<Michael Schenker Group>
LP CHRYSALIS WWS-81376(JAPAN)
The Michael Schenker Group

Side A
1.Armed and Ready
2.Cry for the Nations
3.Victim of Illusion
4.Bijou Pleasurette
5.Feels Like a Good Thing

Side B
1.Into the Arena
2.Looking Out from Nowhere
3.Tales of Mystery
4.Lost Horizons


Michael Schenker

Michael Schenker - guitar
Gary Barden - vocals

Session musicians
Don Airey - keyboards
Mo Foster - bass
Simon Phillips - drums



 

Cry For The Nation
 (1980)
<Michael Schenker Group>
12 inches EP  CHRYSALIS WWS-41003(JAPAN)
Cry For The Nation

Side A
1.Cry for the Nation

Side B
1.Armed and Ready(Live)
2. Into the Arena(Live)

 




M.S.G.
(1981)
<Michael Schenker Group>
LP CHRYSALIS CHR-1336(USA)
M.S.G. (USA)
LP CHRYSALIS WWS-81450(JAPAN)
M.S.G. (Japan)

Side A
1.Are You Ready to Rock
2.Attack of the Mad Axeman
3.On and On
4.Let Sleeping Dogs Lie

Side B
1.I Want More
2.Never Trust a Stranger
3.Looking for Love
4.Secondary Motion


Michael Schenker Group

Michael Schenker - lead guitar
Gary Barden - vocals
Chris Glen - bass
Paul Raymond - keyboards, rhythm guitar
Cozy Powell - drums
Stephen Stills - backing vocals
Billy Nicholls - backing vocals



One Night At Budokan
(1981)
<Michael Schenker Group>
LP CHRYSALIS WWS-67159-67160(JAPAN)
ONE NIGHT AT BUDOKAN

Side A
1.Armed and Ready
2.Cry for the Nations
3.Attack of the Mad Axeman

Side B
1.But I Want More
2.Victim of Illusion
3.Into the Arena

Side C
1.On and On
2.Never Trust a Stranger
3.Let Sleeping Dogs Lie

Side D
1.Courvoisier Concerto
2.Lost Horizons
3.Doctor Doctor
4.Are You Ready to Rock



Michael Schenker Group

Michael Schenker - guitar
Gary Barden - lead vocals
Paul Raymond - rhythm guitar, keyboards, backing vocals
Chris Glen - bass
Cozy Powell - drums

 
 
スタジオ録音では良いがライブでは音程が不安定に成るヴォーカルというのを時々聞きます。わたしが思うに声量が必要でシャウト唱法多用のメタル系が多く、元々喉の弱い人とかがツアーの連続で喉に疲労が溜まるのが原因では?。と推測します。まぁ、プロなのだから「普段から喉を鍛えておけ」と云われても仕方ないのでしょうが。
M.S.Gのヴォーカル、ゲイリー・バーデンはライブで頼りないと言う表向きの理由で一旦クビになり、マイケルの盟友ポール・レイモンドもゲイリーと対で解雇され、ドラムスのコージーはマイケルの執拗なリハーサルが気に入らないという妙な理由で飛び出し、ヴォーカルが Graham Bonnet グラハム・ボネット、ドラムスがTed McKenna テッド・マッケンナに変わりました。わたしはグラハムが好みじゃなく レインボーもロニー・ジェイムズとジョン・リーのヴォーカル時代が好きだったのです。(奇しくも後にYngwie Malmsteen のギターを聴こうとしたら、グラハムが居るバンドだったりするのですが))
 ただ、『Assault Attack(黙示録)』 ここのグラハムのヴォーカルだけは彼を意識せずに聴くことにしましょう。
"Desert Song","Rock You to the Ground","Samurai","Assault Attack","Searching for a Reason"あたりが良いです。特に"Desert Song"は抜群。このアルバムからの曲をひっさげてのコンサート途中、グラハムとマイケルと口論になりグラハムはコンサート放棄、そのまま脱退しちゃいました。(マイケルのお株奪い!)
急遽ゲーリーを呼び戻しその後のライヴを行い、そのままゲイリーを復帰させて83年二度目の日本公演もゲイリーのヴォーカルでした。


次のアルバム『Built To Destroy』(邦題:限りなき戦い)、折角ゲイリーが戻ったのにまたまた、彼のヴォーカルが原因でややこしいことに。
オリジナルの英盤が発売され、同時発売という形で邦盤も発売されたのに、米盤発売に際し、弱いゲイリーのヴォーカルにサポートのヴォーカルを付けないとアメリカでは発売しないという条件をアメリカ側CCCマネージメントに突き付けられる。が、マイケルは承諾しJack Douglas の手によりリミックスされアメリカで発売開始。英盤・邦盤もセカンドプレスからはUSAリミックス盤を正規版として発売し出しました。こうなるとファンはリミックス盤も買わないと変わった部分が確かめられない事も有り買ってしまします。オリジナルはおまけとして、紙製の印刷物フライングV(おそらく実物大)が付いていました。
"Still Love That Little Devil"のヴォーカルがDerek St Holmesに差し替えられて、"Walk the Stage"のタイトルが"Rock Will Never Die"と変更されていました。1曲目のイントロに何やら仰々しいギターフレーズが付け足されていたり、曲によってコーラスが多重に成っていたりしますが基本的にこれくらいの違いでアメリカでのセールスに違いが出るほどの事なのか純日本人のワタシニャ判断しにくいです。ゲイリーとマイケルのコンビが書く曲はフィルとマイケルのコンビに劣らずキャッチィでマイケルも気持ちよく弾くので良いと思うのですがねぇ。
このあと一時代を築くBon Jovi サウンドを連想する曲多しです。
."I'm Gonna Make You Mine"."Dogs of War"."Captain Nemo"."Red Sky"."Time Waits"辺りが好きです。
曲中に必殺ソロフレーズなどは少ないため、ギターソロを期待して聴くと物足りないですが、曲粒が揃っていてトータルなロックアルバムとして聴けば名盤の部類でしょう。わたしは好きです。


1984年に発売されたライブアルバム『Rock Will Never Die』(邦題は特になく原題をカタカナにしただけ)は1983年10月ロンドンのハマースマス・オデオンでの物で6人編成でのM.S.G.ライヴ。"Rock Bottom" で兄さんのルドルフがゲスト参加したそうですが、ルドルフはホント弟思いですね。邦盤ジャケットの裏には5人しか映っていません。付け足しだったデレクは?? ゲイリーの股間から見える赤いレスポール、これを持つのが多分デレクでしょう。
絶好調のM.S.G.、1984年1月の単独ツアーに続き同年8月のSUPER ROCK'84の一員としても日本に来ています。(このときは  Whitesnake や Bon Jovi も一緒)この8月のツアー寸前にヴォーカルのゲイリーが脱退、急遽たてたのが代理のヴォーカリスト Rey Kennedy。 レイ・ケネディはマイク・ブルームフィールドやカーマイン・アピスが在籍したバンド、K.G.B.のアルバムを買ったときにそのバンドで歌って居たヴォーカリストで名も忘れていましたが、その後ソロとしてシングル"You Oughta Know By Now"がヒットして再度名前を知った人でした。
このときのライヴは観ていませんが、歌詞はうろ覚えでカンペを見ながら歌ったとか、およそメタルロッカーにふさわしくない衣装だったとか酷評が相次いで出ました。
この不評をマイケルは気にしたのか、やがてこのメンバーでのM.S.G.で続けるのを断念。新作製作・ライヴを数年間行わない時代に入っていきました。
後にSUPER ROCK'84 in JAPAN の映像を見たのですが、演奏自体は凄いしマイケルのプレイも絶好調。レイのヴォーカルは歌詞がええ加減・デタラメは笑えますが取り立てて悪いことはないです。ただ、出で立ちは確かに場違い、パフォーマンスも客と一体化できないワン・パターンで、ひとりだけ浮いているような感じでした。
アイドル歌手のコンサートであるまいし、まぁコリャHR/HM系会場で客をしらけさせても仕方ないでしょうという雰囲気でしたね。



Assault Attack
(1982)
<Michael Schenker Group>
LP CHRYSALIS WWS-81520(JAPAN)
Assault Attack

Side A
1.Assault Attack
2.Rock You to the Ground
3.Dancer
4.Samurai

Side B
1.Desert Song
2.Broken Promises
3.Searching for a Reason
4.Ulcer


Michael Schenker Group

Michael Schenker - guitars
Graham Bonnet - lead & backing vocals
Chris Glen - bass
Ted McKenna - drums, percussion

Tommy Eyre - keyboards




Built To Destroy
(1983) <MiSG>
<Michael Schenker Group>
LP CHRYSALIS WWS-91064(JAPAN)
Built To Destroy

Side A
1.Rock My Nights Away
2.I'm Gonna Make You Mine
3.Dogs of War
4.Systems Failing
5.Captain Nemo

Side B
1Still Love That Little Devil
2.Red Sky
3.Time Waits (For No One)
4.Walk the Stage


Michael Schenker Group

Michael Schenker - guitar
Gary Barden - vocals
Chris Glen - bass
Andy Nye - keyboards
Ted McKenna - drums

 

Built To Destroy
(1983) <MiSG>
<Michael Schenker Group>
LP CHRYSALIS WWS-91077(JAPAN)
Built To Destroy

Side A
1.Rock My Nights Away
2.I'm Gonna Make You Mine
3.Dogs of War
4.Systems Failing
5.Captain Nemo

Side B
1.Still Love That Little Devil
2.Red Sky
3.Time Waits (For No One)
4.Rock Will Never Die

Michael Schenker Group

Michael Schenker - guitar
Gary Barden - vocals
Chris Glen - bass
Andy Nye - keyboards
Ted McKenna - drums

Derek St Holmes-second guiter and lead Vocal on B1



Rock Will Never Die
(1984)
<Michael Schenker Group>
LP CHRYSALIS WWS-70118(JAPAN)
Rock Will Never Die

Side A
1.Captain Nemo
2.Rock My Nights Away
3.Are You Ready to Rock
4.Attack of the Mad Axeman
5.Into the Arena

Side B
1.Rock Will Never Die
2.Desert Song
3.I'm Gonna Make You Mine
4.Doctor Doctor



Michael Schenker Group

Michael Schenker - lead guitar
Gary Barden - lead vocals
Derek St. Holmes - rhythm guitar, backing vocals
Andy Nye - keyboards, backing vocals
Chris Glen - bass
Ted McKenna - drums, percussion

Derek St. Holmes -lead vocals on "I'm Gonna Make You Mine"
 
 

'80年代後半の音楽界は全体的にスーパー・ギターリスト主体HR/HM系は縮小気味の時代だったでしょう。
個人的にはこの時期、George Harrison が"Got My Mind Set on You"『Cloud Nine』で引退の噂をはね飛ばす大ヒットを放ったのが嬉しかった時期でした。


さて、暫く表舞台に出てこなかったマイケル・シェンカーですが、故郷ドイツで兄のルドルフと相談しあい新たなプロジェクトを模索していたらしいです。1987年、アイルランド出身の鼻筋の通ったシンガーRobin McAuley ロビン・マッコリーと組みMcAuley-Schenker Group として再出発を果たしました。
最初マッコリーのヴォーカルを聴いたとき、甘ずっぱさを持ったチープ・トリックのヴォーカル、ロビン・ザンダーに非常に似ていると感じまして、ポップ・チューンの方が合うのかもと思いました。マッコリー・シェンカー・グループの曲には確かにポップな面が随所に出てますよね。ただ、その中に微妙に "ブルーな情緒"部分を含んでいます。 ファーストは『Perfect Timing』 、全曲を通してのリズムがパターンが同じ様で有るために、似たような曲ばかりに成っている感は否めないです。マイケルのソロは九曲目で目立ちますが、ロビンの方が目立ちます。歌メロが特徴有る
2曲目"Here Today-Gone Tomorrow"は好きです。

 マッコリー・シェンカー・グループのセカンドは『Save Yourself』、今度はトップからマイケルのギターが炸裂。
トップ・チューン"Save Yourself"は前作の物足りなかった部分を一気に取り替えしてくれました。ただ、この曲のインパクトが強すぎて他は普通っぽく聞こえてしまいます。このアルバムの中では割と人気の有る"Anytime"にしても繰り返しが執こすぎて飽きが来ます。反対にヤケにポップな"This Is My Heart"がわたしは好きなのです。この曲 Bay City Rollers後期の Duncan FaureになってからのRollers が奏っても似合いそうなポップロック。
マイケルのソロは中間部でおまけ程度。


 マッコリー・シェンカー・グループのサードは『M.S.G.』、三枚の中でわたしはこのサードが一番好き。リズム隊メンバーもプロデューサーも変わっています。(アメリカでの配給権もCapitolからMCAに変わり、日本盤は'91年12月発売なのに米盤は'92年に入ってからでした)
マイケル自身が語っていたように、前作ではソロをかなり弾いたのにミックス段階でカットされたとのこと。確かにアメリカのロックファンは音の厚みでグイグイ盛り上げていくタイプのロックを好む傾向有りますよね。このアルバムではギターの音と同じ比率くらいでドラムスがかなり全面に出て居ます。(ドラムスはスコーピオンズのドラマー james kottak) マッコリーの声質も若干甘酸っぱさが減ったように聞こえます。メリハリが出てヴァラエティ豊かになっています。"Eve","We Believe in Love", "This Broken Heart"そしてバラード系で"When I'm Gone","Never Ending Nightmare"が良いです。


 『Nightmare : The Acoustic M.S.G.』 はエレキ・ギターをアコースティック・ギターに持ち替えての既発曲再録盤。ドイツでは3曲入りだったのを、3曲追加と日本のファンへのメッセージを加えたミニ・アルバムとして日本だけで発売されたもの。前作収録曲"Anytime" はこのヴァージョンの方が良いです。"We Believe in Love"はどちらも甲乙付けがたい出来。

 『M.S.G. Unplugged』は、アコギサウンドでライヴ・ツアーを行い録音した物。サイドギターにSpencer Sercombe を交えて三人編成でのバンドです。ここではU.F.O時代の名曲数曲がアコースティック・ヴァージョンで聴けます。アレンジが変わるわけでなくギターがエレキからアコースティックに変わっただけですが、趣が変わって楽しめました。テンポは若干遅めながら "Doctor Doctor" "Lights Out"をロビンの声で聴けるのは今のところこのアンプラグドライヴだけです。日本盤タイトルは [神々の響宴]、相変わらずでした。

 アンプラグドづいたマイケルはヴォーカル無し、アコースティック・ギターインスト物のアルバムを製作しました。
最初は通販とライブ会場限定の販売網で開始、やがて一般販売に切り替わりました。ギターは元々上手な人ですし、尚かつメロディー作りにも才能が有りますよね。4曲目、6曲目のようなマイナーな曲は特に印象的です。
'50年代のイタリア映画に『鉄道員』という好きな映画が有るのですが、この映画のテーマ曲『鉄道員のテーマ』(カルロ・ルスティケリ作曲)を思い起こさせる哀愁ある曲調です。




Perfect Timing
(1987)
<McAuley Schenker Group>
CD Capitol CDP-7469850 2 (USA)
perfect thing
1. Gimme Your Love
2. Here Today-Gone Tomorrow
3. Don't Stop Me Now
4. No Time For Losers
5. Follow The Light
6. Get Out
7. Love Is Not A Game
8. Time
9. I Don't Wanna Lose
10. Rock 'Til You're Crazy


McAuley Schenker Group

Robin McAuley - lead vocals
Michael Schenker - lead guitar
Mitch Perry - rhythm guitar, additional lead guitar on tracks 1 and 6, backing vocals
Rocky Newton - bass guitar, backing vocals
Bodo Schopf - drums

Steve Mann - keyboards and rhythm guitars



Save Yourself
(1989)
<McAuley Schenker Group>
CD Capitol CDP-792752 2 (USA)

Save Yourself
1. Save Yourself
2. Bad Boys
3. Anytime
4. Get Down to Bizness
5. Shadow of the Night
6. What We Need
7. I Am Your Radio
8. There Has to Be Another Way
9. This Is My Heart
10. Destiny
11. Take Me Back


McAuley Schenker Group

Robin McAuley - lead vocals
Michael Schenker - lead, rhythm and acoustic guitars
Steve Mann - rhythm guitars, acoustic guitars, keyboards, backing vocals
Rocky Newton - bass guitar, backing vocals
Bodo Schopf - drums, percussion




M.S.G.
(1991)
<McAuley Schenker Group>
CD EMI TOCP-6966 (Japan)
M.S.G.
1. Eve
2. Paradise
3. When I'm Gone
4. This Broken Heart
5. We Believe in Love
6. Crazy
7. Invincible
8. What Happens to Me
9. Lonely Nights
10. This Night Is Gonna Last Forever
11. Never Ending Nightmare


McAuley Schenker Group

Michael Schenker - guitars
Robin McAuley - vocals
Jesse Harms - keyboards
Jeff Pilson - bass guitar
James Kottak - drums

Additional musicians
Steve Mann - keyboards on "Never Ending Nightmare"
Rocky Newton - backing vocals



Nightmare : The Acoustic M.S.G.
(1992)
<McAuley Schenker Group>
Nightmare
1. Anytime
2. We Believe in Love
3. What Happens to Me
4. Bad Boys
5. When I'm Gone
6. Never Ending Nightmare (single edit)
7. Message for the Japanese fans


McAuley Schenker Group

Michael Schenker - guitars

Robin McAuley - vocals




M.S.G. Unplugged
(1993)
<McAuley-Schenker Group>
CD EMI TOCP-7396 (Japan)
M.S.G. Unplugged
1. Anytime
2. We Believe in Love
3. What Happens to Me
4. Bad Boys
5. Gimme Your Love
6. Natural Thing
7. Perrier - formely Courvoiser Concert
8. When I'm Gone
9. Nightmare
10. Doctor Doctor
11. Lights Out
12. Paradise
13. Only You


McAuley Schenker Group

Michael Schenker - lead and rhythm guitars

Robin McAuley - vocals

Spencer Sercombe - 12 string and 6 string rhythm guitars, background vocals

Thank You
(1993)
<Solo>
CD Positive Enargy POS-108CD (USA)
Thank You
1. Positive Forward
2. Courage And Confidence
3. Faith & Trust
4. Peace
5. Endless Possibility
6. Humbleness
7. Harmony
8. Love And Kindness
9. Joy
10. Acceptance And Forgiveness
11. Patience & Tolerance
12. Truth
13. Escape From The Box


Solo

Michael Schenker - guitar
 
 
 さて、U.F.O.は突然'70年代黄金期メンバーでの復活作を発表しました。『Walk on Water』
マイケル・シェンカー、フィル・モグ。ピート・ウェイ、ポール・レイモンド、アンディー・パーカー、このメンバーで'93年12月に集まり、'94年6月には日本公演も行い、12月に録音開始、いよいよで'95年に発売されています。
巷での評価はたいしたこと無いとの見方が大半ですが、わたしは好きです。前半が良いですがその中でも、"Venus"、"Pushed To The Limit","A Self Made Man" 辺りは味が有って特に良いです。
 ただ、このアルバム発表後のツアー最中、フィリ・モグと衝突、ツアー途中で脱退・・・。後にまた一緒にするのですからこのときの衝突は些細な事だったと推測できますが、この後10年間ほどはあまりにも短気な行動、言動、奇行が目立ちすぎます。(再び酒を浴びだしたらしく.....


 突然のU.F.O.脱退後、ふたたび Michael Schenker Group の再編に取りかかり Leif Sundin リーフ・スンディン をヴォーカルに起用『WRITTEN IN THE SAND』を発表。リーフ・スンディンはGreat King Ratという北欧メタルバンドのヴォーカリストだったらしいですが、M.S.G.脱退後に元EuropeのJohn Norumと組んでからの方が認知が深いでしょう。絶叫型でなくソウルフルな唱法のヴォーカルでヴォーカリストというよりシンガータイプ、スェーデン出身とのことですがアメリカン・ミュージックに合った人でしょう。好きなタイプのヴォーカルです。
タイトル・チューン"Written in the Sand"は実にソウルフルでアメリカンっぽい曲、ギターリフも今までのマイケルでは想像もつかない跳ね方です。この曲大好き。(前曲"Back to Life"が初期M.S.G.時代の痛快モロメタルリフなので余計目立ちます。)"Back to Life","I Believe","Love Never Dies","Cry No More"辺りが好きです。


『The Michael Schenker Story Live』はマイケルのデビュー25周年を記念して企画されたライブ・ツアーの一環で彼が辿ってきたバンドの名曲を通じて彼の業績を記すために年代順に演奏する形式に成っています。スコーピオンズやU.F.O等の名曲目白押し。アメリカ・ツアーにはリーフ・スンディンが未参加だった為にCD化されたのは東京中野サンプラザ、1996年3月公演分。古い曲をアメリカンツアーで歌った元Crimson Groly のDavid Van Landing デイヴィッド・ヴァン・ランディング、当時の新曲をリーフ・スンディンが歌う構成だったらしいです。
内容は言うことナシで存分に楽しめます。個人的には他のライヴ盤では聴けない"Save Yourself" が聴けるのが嬉しいです。リーフ・スンディンのヴォーカルの方が絞り出す感じでハード・ロックっぽいです。

『Time to Rock』 はU.F.O のベスト物シングル集でマイケルの加入していない時期の物も網羅されています。
 この頃から数年間、マイケルは金髪を黒髪に染めていた模様。1998年4月、またまたU.F.Oとして来日。
そしてあの有名な中野サンプラザでの4月24日ステージ途中、「I can't play」・「I'm Sorry」トンズラ事件が発生。後日Burrn!誌の前田岳彦さんのインタビューに答えてマイケルが語ったことによると、マネージメントに不満が多かった時期で、精神が弱っており突然音楽以外の事が頭を過ぎり、上手く演奏できなくなったり、次に出すべき音が消え失せてしまったりで自分自身に腹が立った、思わずギターに怒りをぶつけた。あの時は病気だった」といった意味のことだったらしいです。マイケルは前年マネージャーを内縁の奥様でやり手のベラ・パイパーと決別していました。こういった不満からまたまたお酒の量も増えて行ったようです。


 『Werewolves of London』 はU.F.O のライヴ音源で『Covenant』、『Sharks』などを出すもう少し前、1998年2月10日の模様です。最初は2008年に Mischief Music Ltd. という再発専門社からのReissue盤を入手していたのですが、英国オリジナル出版盤を入手しましたのでこちら (`90年代発表) に移しました。
このライヴの2ヶ月後に中野サンプラザでのギターぶち壊し退場事件が起きていました。演奏は良いです。


 その一年後マイケル・シェンカー・グループ名義で『The Unforgiven』発表、またヴォーカリストが変わっていました。Kelly Keeling ケリー・キーリング、Baton Rouge というバンドやジョージ・リンチのソロ作に参加して居るのを持っていますが、他にもカーマイン・アピスやジョン・ノーラムなどと一緒に録音したりもしている人です。
際だった個性や特徴は目立ちませんが、高音部まで楽に出せる聖域の広さで安定したヴォーカルです。アルバム全体を占める曲調は、ズシンズシンと響く重たさを感じます。疾走感有る"Hello Angel","Pilot Of Your Soul"辺りも楽器個別のヌケが無く固まっているので、アメリカン・ハードっぽく感じました。金髪に戻って居ます。


 このアルバム発表後のライブツアーの録音が『The Unforgiven World Tour』。録音は'99年5月、カリフォルニア州 Palo Altoに在る [The Edge] という場所、大きなコンサート会場でなくライブクラブのような会場を4月〜5月にかけていくつか廻ったようです。(あいつぐ途中キャンセルで大会場でのツアーが組めなかったという話も・・・)
 ツアーのヴォーカルがまた変わって Keith Slack キース・スラックという人。今まで聴いたことの無い人でしたがU.F.Oの初期ナンバーなど全く違和感は無し、何より驚いたのは'90年代以降ではワタシが一番のお気に入り"Written in the Sand"を歌ってくれたこと。ここでのマイケルのギターはあの例の甘いトーンじゃなく、アメリカンぽい乾いたトーンで奏でたこと。マイケルにしては珍しい音色です。ケリー・キーリングがヴォーカルを取った曲も数曲入っています。スコーピオンズ・ナンバー"Another Piece of Meat"なんかのシャウト唱法もバッチシでマイケルのギターもgood。



Walk on Water
(1995)
<UFO>
CD XRCN-1237 ZERO CORPORATION (JAPAN)
Walk on Water

1. A Self Made Man
2. Venus
3. Pushed to the Limit
4. Stopped by a Bullet (of Love)
5. Darker Days
6. Running on Empty
7. Knock, Knock
8. Dreaming of Summer
9. Doctor Doctor '95
10. Lights Out '95
11.Message for Japan (massage)


U.F.O.

Michael Schenker - guitar
Phil Mogg - vocals
Paul Raymond - keyboards, guitar
Pete Way - bass
Andy Parker - drums



Written in the Sand
(1996)
<MiSG>
CD Event -IRS IRS992213 (Germany)
Written in the Sand
1. Brave New World
2. Cry No More
3. I Believe
4. Back to Life
5. Written in the Sand
6. Essenz
7. Love Never Dies
8. I Will Be There
8. Take Me Through the Night
10. Down the Drain


Michael Schenker Group

Michael Schenker - guitars
Leif Sundin - lead vocals
Barry Sparks - bass guitar
Shane Gaalaas - drums

Additional musician
Claude Gaudette - keyboards



The Michael Schenker Story Live
(1997)
<M/S.G>
CD MSR MSR-CD2

The Michael Schenker Story Live
CD 1
1. In Search of the Peace of Mind
2. Doctor Doctor
3. Let It Roll
4. Natural Thing
5. Lights Out
6. Only You Can Rock Me
7. Another Piece of Meat
8. Into the Arena
9. Are You Ready To Rock
10. Assault Attack
11. Captain Nemo
12. No Time for Losers
13. Save Yourself
14. All the Way from Memphis
15. Pushed to the Limit
16. Written in the Sand
CD 2
1. Back to Life
2. Love Never Dies
3. Essence
4. Never Ending Nightmare
5. Bijou Pleasurette
6. Positive Forward
7. Lost Horizons
8. Too Hot To Handle
9. Attack of the Mad Axeman
10. Love to Love
11. On and On
12. Armed and Ready
13. Feels Like a Good Thing
14 Rock Bottom


Michael Schenker Group

Michael Schenker - lead, rhythm and acoustic guitars, backing vocals

Leif Sundin - lead vocals, rhythm and acoustic guitars

David Van Landing - vocals, percussion

Seth Bernstein - rhythm and acoustic guitars, keyboards, backing vocals

Barry Sparks - bass, acoustic guitars, backing vocals

Shane Gaalaas - drums, acoustic guitars


Lead vocal Leif Sundin
on "Written in the Sand","Back to Life",
"Love Never Dies","Love to Love"

Lead vocal David Van Landing
on other songs

-recorded 1997 Japan tour


U F O - Time To Rock
- Best Of Singles A's & B's (1998)
CD Repertoire REP-4720 (Germany)
Time To Rock

CD 1
1. Shake It About
2. (Come Away) Melinda
3. Unidentified Flying Object
4. Boogie
5. Treacle Peop0le
6. C'Mon Everybody
7. Timothy
8. Prince Kajuku
9. The Coming Of Prince Kajuku
10. Galactic Love
11. Loving Cup
12. Give Her The Gun
13. Sweet Little Thing
14. Doctor Doctor
15. Lipstick Traces
16. Shoot Shoot
17. Love Lost Love
18. Alone Again Or
19. Only You Can Rock Me
20. Cherry
21. Rock Bottom

CD 2
1. Doctor, Doctor (Live)
2. On With The Action (Live)
3. Young Blood
4. Lights Out
5. Couldn't Get It Right
6. Hot 'N' Ready
7. Lonely Heart
8. Long Gone
9. Let It Rain
10. Heel Of A Stranger
11. You'll Get Love
12. Back Into My Life
13. The Writer
14. When It's Time To Rock
15. Everybody Knows
16. This TIme
17. The Chase
18. Night Run (U.S. Remix)
19. Heaven's Gate (U.S. Remix)


U.F.O.

guitars - Michael Schenker
guitars - Mick Bolton
vocals - Phill Mogg
bass - Pete Way
drums - Andy Parker
keyboards - Danny Peyronel
keyboards - Paul Raymond

Werewolves of London
(2008)
CD Zoom Club Records ZCRCD20 (UK)
Werewolves of London

CD 1
1. Natural Thing
2. Mother Mary
3. Self Made Man
4. Electric Phase
5. This Kids
6. Out In The Streets
7. One More For The Rodeo
8. Venus
9. Pushed To The Limit

CD 2
1. Love To Love
2. Too Hot To Handle
3. Only You Can Rock Me
4. Lights Out
5. Doctor Doctor
6. Rock Bottom


U.F.O.

Michael Schenker - guitar
Phil Mogg - vocals
Paul Raymond - keyboards, guitar
Pete Way - bass
Simon Wright - drums


The Unforgiven
(1999)
<Michael Schenker Group>
CD SPV SPV-085-18682 (Germany)
The Unforgiven
1. Rude Awakening
2. The Mess I've Made
3. In and Out of Time
4. Hello Angel
5. Fat City N.O.
6. Tower
7. Pilot of Your Soul
8. Forever and More
9. Turning off the Emotion
10. Live for Today
11. Illusion
12. The Storm


Michael Schenker Group

Michael Schenker - guitars
Kelly Keeling - vocals
John Onder - bass guitar
Shane Gaalaas - drums
Seth "Sneef" Bernstein - keyboards and additional rhythm guitars


The Unforgiven World Tour
(1999)
<Michael Schenker Group>
CD Shrapnel SH-11312 (USA)
The Unforgiven World Tour
CD 1
1. Armed And Ready
2. Only Yop Can Rock Me
3. Natural Thing
4. Pushed To The Limit
5. Written In The Sand
6. Captain Nemo
7. Intro The Arena
8. Essence
9. Pilot Of Your Soul
10. The Mess I've Made
11. Fat City
12. On And On
13. Attack Of The Mad Axeman

CD 2
1. Assault Attack
2. Another Piece Of Meat
3. Love To Love
4. Too Hot Too Handle
5. Lights Out
6. Bijou Pleasurette/Positive Forward
7. Doctor, Doctor
8. Rock Bottom



Michael Schenker - lead, rhythm and acoustic guitars
Keith Slack - lead vocals
Kelly Keeling - lead vocals on tracks 9, 10, 11, 12, 13 of CD 1 and tracks 1, 2 of CD 2
Barry Sparks - bass
Shane Gaalaas - drums
Wayne Findlay - keyboards, rhythm guitars

 
'90年代に入り次々と大物アーティストの英BBCラジオに残された音源が発表される中、U.F.Oの音源も出されました、『BBC Archives』。目玉は『Phenomenon』発売後の数ヶ月だけ、ポール・チャップマンが加入してツイン・リードギターで行われた音源がCD化されたこと。当時マイケルはツインリード編成を拒否したので、ツアー参加のみでポールは脱退しており貴重なライヴです。また、二曲目、三曲目などの珍しい楽曲のセッションも聴けます。


 『Adventures of the Imagination』と題されたアルバムはヴォーカル無しの全曲エレキ・ギターインスト物。"Into The Arena"や"Bijou Pleasurette"といったインスト物の名曲・名演を生んだマイケルですが、ここではタイトル通り『創作の冒険』といった実験的な演奏集。二曲目・五曲目が少し耳に残った程度、ジャケカバーがちょっと怖いです。


 『On With the Action 』は1976年4月25日、[No Heavy Petting Tour] の一環、ロンドンでのライヴと言うU.F.Oの古い音源がCD化。このときはPレイモンド加入前でキーボードはダニー・ペイロネル。
マイケルがリードを弾く"カモン・エブリバディ"ヴァージョンは珍しい、勿論ヒット・シングルヴァージョンより数段良いです。続く"Boogie for George"の演奏はやはりどことなく若々しいですね。


 2000年に発売された『Covenant』(邦題:誓約)は古い音源でなくこの時期にまた再編されたU.F.Oでの新作です。マイケル、フィル、ピートの三人は従来そのままでドラムス、キーボードが新メンバーに入れ替わっています。"Midnight Train"におけるピートとの掛け合いリフは往年のU.F.Oを思い起こし思わずウルウルしちゃいます。"Unraveled"はそこそこなのですが、他の楽曲は可もなし不可もなしの平均的で全体的に小粒の印象です。2枚目は1995年9月のアメリカでのライヴ録音が収録されています。『Walk on Water』発売後のツアーなので当時の新曲 "Venus"、"Pushed To The Limit" を演奏しています。


 『Into the Arena 1972-1995』 は各バンド時代の物を集めたベスト物。


 『Dreams and Expressions』はエレキギター・インスト集ながら一曲一曲が曲として成り立って居るのでなくギター・フレーズ集といった感じ。曲のタイトルもアルバムタイトルを一文字ずつ並べただけの物。
配給会社との契約上の関係で発売された模様ですが、演奏自体はギターの速弾き練習用のお手本といった趣です。

 『Be Aware of Scorpions』 今度は再びというか再度、再々度マイケル・シェンカー・グループ名義での新作でメンバーはコロッと変わっております。ヴォーカルは Chris Logan クリス・ローガンという人。それにしてもこの頃のマイケルはお酒の飲み過ぎかかなり体型がブヨブヨして「むさ苦しい」中年タイプでいただけないです・・・、ライヴで短パンはいているのを見ました。
太ったマイケル
太ったマイケルの肩に手を乗せているのがクリス・ローガン、右がベースマンRevenard Jones。モノクロの20代のマイケルはホント、スマートでしたよね。身体が重たくなったため(?)か今回の新作ではズッシリとした曲が多いですが、キレが良いので引き締まっています。
マイケルはヴォーカリストと一緒に曲を作るのが常で、クリス・ローガンとの相性は良いようです。"Ace of Ice""On Your Way""Eyes of a Child"などが良い、またクリス単独作の"Because I Can"は凄く良いです。ただ、このアルバム発表ツアーの際、クリスとベースのレヴナードが喧嘩をして分裂と云う事です。残念。
2000年5月の来日時にはヴォーカルが Keith Slack に変わっていたそうです。ベースがBarry Sparks、ドラムスがShane Gaalaas、キーボードがWayne Findlayですって。



BBC Archives / in Concert
(1999)
<UFO>
CD EMI TOCP-50764 (Japan)
BBC Archives

1. Rock Bottom
2. Time On My Hands
3. Give Her The Gun
4. Too Hot To Handle
5. Lights Out
6. Try Me
7. Oh My
8. Built For Comfort
9. Space Child
10. Doctor Doctor
11. Let It Roll
12. Mother Mary
13. Out In The Street
14. Shoot Shoot











U.F.O.

1-3
In Session With Bob Harris 28/10/74
M.Schenker
P.Mogg
P.Way
A.Parker
I
4-6
In Session With John Peel 27/6/77
M.Schenker
P.Mogg
P.Way
A.Parker
P.Raymond

7-10
Live At The Hippodrome Recorded 6/6/74
M.Schenker
P.Mogg
P.Way
A.Parker
P.Chapman


11-14
Live At The Paris Theatre Recorded 11/12/75
M.Schenker
P.Mogg
P.Way
A.Parker
D.Peyronel

Adventures of the Imagination
(2000)
<Solo>
CD Shrapnel SH-11402 (USA)
Adventures of the Imagination
1. Achtung Fertig, Los
2. Open Gate
-Adventures Part One-
3. Three Fish Dancing
4. Michael Schenker Junior
-Adventures Part Two-
5. Aardvark In A VW Smoking A Cigar
6. I Want To Be With You
-Adventures Part Three-
7. Old Man With Sheep On Mars
8. At The End Of The Day
9. Hand In Hand


Michael Schenker - Guitar
John Onder - Bass
Aynsley Dunbar - Drums


On With the Action
(2000)
<UFO>
CD Zoom Club ZCRCD 1

On With the Action

1. Intro; Can You Roll Her
2. Doctor Doctor
3. Oh My
4. Out in the Street
5. Highway Lady
6. I'm A Loser
7. Let It Roll
8. This Kids
9. Shoot Shoot
10. Rock Bottom
11. C'mon Everybody
12. Boogie for George


U.F.O.

Michael Schenker - Guitar
Phil Mogg - Vocals
Pete Way - Bass
Andy Parker - Drums
Danny Peyronel - keyboards, vocals


Covenant
(2000)
<UFO>
CD SPV-Crown CRCL-90003/4 (Japan)
Covenant Japanese edition
CD 1
1. Love Is Forever
2. Unraveled
3. Miss the Lights
4. Midnight Train
5. Fool's Gold
6. In the Middle of Madness
7. The Smell of Money
8. Rise Again
9. Serenade
10.Cowboy Joe
11.The World and His Dog

CD 2 (UFO Live USA )
1. Mother Mary
2. This Kids
3. Let It Roll
4. Out in the Street
5. Venus
6. Pushed to the Limit
7. Love to Love
bonus
8. Shoot Shoot
9. Come On Everybody

U.F.O.

CD 1
Michael Schenker - guitar
Phil Mogg - vocals
Pete Way - bass
Aynsley Dunbar - drums
Jesse Bradman - backing vocals
Kevin Carlson - keyboards

CD 2
official live bootleg

Michael Schenker - guitar
Phil Mogg - vocals
Pete Way - bass
Aynsley Dunbar - drums
Simon Wright - drums
Paul Raymond - guitar, keyboards



Into the Arena 1972-1995 (Highlights & Overtures) (2000)
<compilation>
CD RAVENT RVCD-110 (Australia)
Into the Arena 1972-1995
CD 1
1. Give Her The Gun
2. Rock Bottom
3. Lipstick Traces (Instrumental)
4. This Kid's/Between The Walls
5. Lights Out
6. Arbory Hill (Instrumental)
7. Lovedrive
8. Armed And Ready
9. Bijou Pleasurette (Instrumental)
10. Courvoisier Concerto (Instrumental, Live)
11. Lost Horizons (Live)
12. Ulcer (Instrumental)
13. Desert Song
14. Captain Nemo Ulcer (Instrumental)
15. Here Today - Gone Tomorrow
16. Lonely Nights
17. A Self-Made Man

CD 2
1. It All Depends
2. Sweet Little Thing
3. On With The Action (Live)
4. Cry For The Nations
5. Armed And Ready (Live)
6. Into The Arena (Instrumental, Live)
7. Girl From Uptown
8. Don't Take It Out On Me
9. Gimme Your Love
10. Save Yourself (Single Edit)
11. There Has To Be Another Way (Instrumental)
12. Vicious
13. Eve
14. Nightmare (Single Edit)
15. Anytime (Acoustic)
16. Paradise (Acoustic, Live)
17. Only You Can Rock Me (Acoustic, Live)


U.F.O(1973-1978)
CD 1: 1-6

Scorpions(1974)
CD 1: 7

Michael Schenker Group(1980-1983)
CD 1: 8-14

McAuley-Schenker Group(1987-1992)
CD 1: 15-16

U.F.O(1995)
CD 1: 17

Scorpions(1972)
CD 2: 1

U.F.O(1973-1978)
CD 2: 2-3

Michael Schenker Group(1980-1982)
CD 2: 4-8

McAuley-Schenker Group(1987-1992)
CD 2: 9-17

MS2000 Dreams and Expressions
(2001)
<Michael Schenker>
CD SPV SPV-Crown CRCL-4775 (Japan)
MS2000
1. D
2. R
3. E
4. A
5. M
6. S
7. A
8. N
9. D
10. E
11. X
12. P
13. R
14. E
15. S
16. S
17. I
18. O
19. N
20. S
21. Untitled


Michael Schenker - guitar

Be Aware of Scorpions
(2001)
<MSG>
CD SPV SPV-085-72552 (Germany)
Be Aware of Scorpions

1. No Turning Back
2. My Time's Up
3. Fallen the Love
4. Because I Can
5. How Will You Get Back
6. Blinded by Technology
7. Ace of Ice
8. Standin' on the Road
8. Sea of Memory
10. On Your Way
11. Reflection of Your Heart
12. Roll It Over
13. Eyes of a Child


Michael Schenker Group

Michael Schenker - guitars
Chris Logan - vocals
Revenard Jones - bass guitar
Jeff Martin - drums

 
2001年〜2002年にかけてのマイケルの話題で後々まで語られているのは金欠病で自慢のフライングVまで売りに出したとうお話。重なるツアーのキャンセル料、離婚による教育費の負担などの有名話以外にも、自宅にスタジオを作った事も関係しているようです。相次いで発売されたソロ作は自宅スタジオで一人録音された物。(もしかしたら、アコギに凝っていたのでギブソンを売り払ったのでしょうか?)
 THANK YOUシリーズの第二弾、第三弾『Thank You 2』『Thank You 3』、アコギ一作目はファンのためにといった主旨から発展した作品でしたが、この二作目はマイケルに創作意欲が湧き起こって続編を作ったという経由が絡み、この二作目の方が各曲の持つメロディーの質は上で三枚目までの中で一番良い出来だと思います。


 アコギインストのあとはまたまたU.F.O 名義での『Sharks』。前作『Covenant』と同じメンバーです。"Fighting Man"を聴いたとき、「オッ、Creedence Clearwater Revival ?」と思っちゃいましたが、フィルのこの歌い方は今までとちょっと違いました。七曲目〜九曲目あたりが印象に残りましたが、これまた前作『Covenant』と一緒で各曲が小粒のために全体にいまいちの感です。日本盤おまけのライヴ3曲は名曲だけにやはりね。
このCDに入っているこの時期のマイケルの写真はマルマル太って顎髭ボウボウでZZ TOP のメンバーみたいに成っています。(ピートも負けじと太ってしまったこと・・・)
この後マイケルはフィルと共に持っていた[U.F.O命名権利](フィルとマイケルが揃わないとU.F.Oを名乗れない)を売却したらしいです。


 『The Plot』はマイケルと長年のつき合いピ−ト・ウェイとのユニットアルバム。ヴォーカルはピートが取っています。曲調もハード・ヘヴィー系でなくローリング・ストーンズ的なロック・アルバムです。"Take Another Shot"なんかモロストーンズじゃないですか・・・。詳しくは分かりませんがマイケルがピートのアイデアに付き合ったといった感じのアルバムです。


 2003年に出た『Arachnophobiac』はM.S.Gとしてのツアー中に一旦離脱したクリスが再びヴォーカルで加入しています。ただ、ここでは4曲に於いて Night Ranger の Jeff Watson がギターを弾いています。
これは本人の意思ではなく、レコーディング中当時にマイケルが行方不明になったらしく(?)、アルバム完成のために急遽ヴォーカル、ギターの入っていないオケにJeff Watsonがギターを入れたとの事。このマイケルの行方不明は「家庭の事情」とされていますが・・・
まぁ、マイケルの創作意欲が確かでない状態なのに、なんとか仕上げたアルバムですから、いかにクリス・ローガンと組んだと云えども名盤に仕上がるわけはなく、M.S.Gの全アルバム中一番つまらない作品になっています。


 そしてまた出たアンプラグド・インストアルバム『Thank You 4』!、一般発売は少数部数だったとか、とりあえずは買ったアルバム。これも二作目に劣らず美しい音色とメロです。ただ、セールス的に成功させたいというスタンスで製作されてないので、ギターを聴いて貰うためのCD,やはり「ファンのためのCD」の域を出ないでしょう。


 『Dokken Live and UFO』はドッケンのアルバムのひとつとして買った物で、U.F.Oはおまけみたいな物です。『Walk on Water』のアルバムからの曲が収録されています。




Thank You 2
(2002)
<Solo>
CD SPV-Crown CRCL-4799 (Japan)
Thank You 2

1. Reflection Of My Soul
2. Between You And Me
3. I Am Sorry
4. The Greatness in You
5. From Me with Love
6. Life Brings me To You
7. I am Learning
8. Born to Overcome
9. Create And Let Go
10. My Life with You
11. Sound Of Love


Solo

Michael Schenker - guitar

Thank You 3
(2002)
<Solo>
CD Shrapnel SH-1158 2 (USA)
Thank You 3
1. It's All About Love
2. Just Do It
3. Take Me
4. Thank You
5. I Learn From You
6. It's Tuff But Possible
7. The Big Picture And It's Details
8. I Am Grateful
9. Our Journey
10. Focus On Good
11. The Creator

Solo

Michael Schenker - guitar

Sharks
(2002)
<UFO>
CD SPV VICP-62034 (Japan)
Sharks

1. Outlaw Man
2. Quicksilver Rider
3. Serenity
4. Dead Man Walking
5. Shadow Dancer
6 Someone's Gonna Have To Pay
7. Sea Of Faith
8. Fighting Man
9. Perfect View
10. Crossing Over
11. Hawaii
bonus
12. Only You Can Rock Me
13. Too Hot to Handle(Live)
14. Rock Botom(Live)


U.F.O.

Michael Schenker - guitar
Phil Mogg - vocals
Pete Way - bass guitar
Aynsley Dunbar - drums

guests
Mike Varney - guitar
Kevin Carlson - keyboards
Jesse Bradman - background vocals
Luis Maldonado - background vocals


The Plot
(2003)
<Michael Schenker/Pete Way>
CD MAGESTIC ROCK MAJCD-005 (UK)
The Plot

1. You and Me
2. Need Her Bad
3. Kicked Out
4. Miss You Tonight
5. Born Again
6. Take Another Shot
7. Shake Down
8. Senorita
9. Just My Luck
10. Wild Wild Things
11. Ain't Got You
12. Might as Well Go Drinking


Michael Schenker/Pete Way

Michael Schenker - guitar
Pete Way - vocals, bass guitar
Jeff Martin - drums


Arachnophobiac
(2003)
<MSG>
CD Shrapnel MICP-10372 (Japan)
Arachnophobiac
1. Evermore
2. Illusion
3. Arachnophobiac
4. Rock and Roll Believer
5. Sands Of Tim
6. Weathervane
7. Over Now
8. One World
9. Break The Cycle
10. Alive
11. Fatal Strike

Michael Schenker Group

Michael Schenker - guitars
Chris Logan - vocals
Stu Hamn - bass
Jelemy Colson - drums

Jeff Watso - lead guitar on 3,5,7,9




Thank You 4
(2003)
<Solo>
CD Michael Schenker CD8 (USA)
Thank You 4
1 TY4....#1
2 TY4....#2
3 TY4....#3
4 TY4....#4
5 TY4....#5
6 TY4....#6
7 TY4....#7
8 TY4....#8
9 TY4....#9
10 TY4....#10
11 TY4....#11
12 TY4....#12
13 TY4....#13
14 TY4....#14


Solo

Michael Schenker - guitar


Dokken Live and UFO (2005)
<U.F.O>
CD Direct Source SAN 53392 (Canada)
Dokken Live and UFO
1.-5. performed by Dokken

6. Lights Out
7. Self Made Man
8. Pushed to the Limit
9. Stopped by a Bulle
10. Knock, Knock


U..F.O.

Michael Schenker - guitar
Phil Mogg - vocals
Paul Raymond - keyboards, guitar
Pete Way - bass
Andy Parker - drums

 
 2004年、2005年に発売された『The Endless Jam 』,『The Endless Jam Continues』の2枚は'60年代後半〜'70年代前半に出された他ミュージシャンの名曲カバー集です。相棒はDavey Pattison, Gamma のヴォーカルでどちらかというとジミで渋いヴォーカリストです。
この時期Rod Stewart などが名曲カバー集を出してバカ売れしているので、マイケルも気に成ったのか?アンプラグド物が売れたらアンプラグド物に気を向けたりと、我が道を行くマイケルさんも音楽界の流れに結構目を向けて居るようです。
マイケルは影響を受けたギタリストとしてハンク・マーヴィン、レズリー・ウエスト、ジェフ・ベックなどを挙げていますが、シャドウズの曲h無いにしてもレズリーやJ・ベックの曲は奏っていまして、レズリーは1枚目『The Endless Jam 』でマウンテンの曲"Never in My Life""Theme for an Imasinary Western"ではギターを弾いて参加して居ます。そして1枚目の4、6、7,8と言った曲はすべてデイヴィ・パティソン関連なのでパティソンの選曲でしょうか?昔は自作のメロが次から次へと湧き出ていたためなのか、「他人の曲を憶え様としたことは無い」と云っていたらしいです。だからマイケルのカバー演奏は珍しく聴き物。演奏は素晴らしいです。特に"青い影"は楽曲として聴き応え有ります。2枚目『The Endless Jam Continues』はエリック・クラプトン関連(3曲)、ジョージ・ハリソン関連(2曲)が目に付きますが、"Layla"の途中、クラプトン風から急にマイケル調に変わったりするのが面白いです。意外だったのは元祖速弾きギタリスト、アルヴィン・リーがテン・イヤーズ・アフター時代に録音した名曲"I`d Love To Change The World"を奏っていたこと、渋めのこの曲はパティソンのヴォーカルに合っています。マイケルのギターも甘い昔のトーンで良いですね。


 2005年に発売された『Heavy Hitters』も既存曲のカバー集。『Thank You』シリーズ同様、企画物は続きますねぇ。ジャケにM.S.Gのロゴが使われていますが、Michael Schenker Groupとしてのアルバムではないでしょう。演奏陣は各曲ごとに変わります。豪華なメンバーです。
プレスリーからヤードバーズ、ジミヘン、クリームなどのナンバーを次から次へと披露。どの曲にもマイケルらしさが出ており、さすがぁーと楽しめます。演奏は良いのでやっぱり「新作にも良いオリジナル曲が有ればなぁ」と思ってしまいます。ヴォーカルではジョン・リー・ターナーがさすがと思えます。


 『Back to Back』はどうやら1998年に『Back 2 Back Hits』というタイトルで発売されていたらしいです。
内容は唯の既発曲編集物で'70年代中頃のロビン・トロワーと'80年代前半マイケル・シェンカーの名演を集めた物。この時期マイケルがパティソンと組んでロビン・トロワーの曲を演奏したりしたので再発されたのでしょう。"Doctor Doctor"のライブは武道館ライヴ音源。


 そしてこちら『Tales Of Rock'n Roll』はれっきとしたMichael Schenker Group 名義での新作、MSGのデビュー25周年を記念してMSG歴代のヴォーカリストをゲストに迎えています。ベースがU.F.O のピートなのが嬉しいです。(発売は実質26周年目の2006年)
ここ数年の新作群の中では曲の質がましなのと歴代のヴォーカリストとの共演があってまぁ楽しめましたが、『Heavy Hitters』ではキレのあるギターも聴けたのに、ここでは単調になってしまった感じです。
このアルバムからヘッドの丸いギブソンのVでなく、ヘッドもV型の Dean ディーン製のV型ギターに変えています。甘さが引っ込み音が太くなったように感じます。3、4、17、18が良いです。
 この年後半にこのときのメンバーで来日公演を南から北へと行っています。その真ん中辺り、東京は例の中野サンプラザ11月17日、またまた途中退場の事態発生!今回は2曲半でおしまい。原因は二日酔い・・・情けない。


 2007年『U.F.O. Live』。ムード音楽集の様なカバーで出されたCD、U.F.O の新作と思いきや古い音源でした。
 同年『Live Throughout the Years 』。こちらも古い時代のU.F.O 音源ですが4枚組で聴く価値のあるライヴ音源が含まれています。CD2のみギターがマイケルではなくポール・チャップマンの時代の物。(これも聞き物です)
数日連続して'90年代後半〜2000年代前半のを聞き返していた後、CD1の"Can You Roll Her"を聴いた途端、「あーこれがマイケルだ、マイケルのギターだ」と思わず叫んでしまいます。これは『ON WITH THE ACTION 』と同じ音源。CD-3,CD-4が初めて聴く音源でした。"Love to Love"はやはり良いですねぇ。


2008年に発表された新作『In the Midst of Beauty』 はメンバーが1980年のM.S.G.デビュー盤とベースマンが違うだけです。そしてバンド名は Michael Schenker Group から MSG・Schenker-Barden とゲイリーの名を冠しています。曲作りもバーデンと一緒にやっています。2005年・2006年頃から試行錯誤で懸命に原点の音を求めて演奏し続けるマイケルの姿を見ています。
2006年、2007年にはアルコールに依る途中放棄が目立ち、再度入院リハビリを強いられましたが、2000年を真ん中に跨いだ前後五年間ほどの酷い時代を超えて確実に2005年頃から曲作り能力が回復していると思います。2、3、5、6、10、ここらが良いですね。特に"5. Summerdays"に良いメロが乗っています。
アルコールの魔力と歳と共に表れる感性の衰えなど様々な苦難を乗り越えて欲しいなとホント思いますよ。




The Endless Jam
(2004)
<Schenker-Pattison Summit>
CD Shrapnel CRCL-4586 (Japan)
The Endless Jam


1. Shapes of Things
2. Hey Joe
3. Pearly Queen
4. A Whiter Shade of Pale
5. Never in My Life
6. Lons Misty Days
7. I Got the Fire
8. Voyager
9. The Steaber,
10. Theme for an Imasinary Western
11. Built for Comfort


Schenker-Pattison Summit

Michael Schenker - guitar
Davey Pattison - vocals
Leslie West - guitar
Mike Varney - guitar
Kevin Curry - guitar
Sam McCaslin - keyboards
Gunter Nezhoda - bass
Aynsley Dunbar - drums

The Endless Jam Continues
(2005)
<Schenker-Pattison Summit>
CD Shrapnel CRCL-4604 (Japan)
THE ENDLESS JAM CONTINUES
1. Rock Steady
2. While My Guitar Gently Weeps
3. Too Rolling Stoned
4. Layla
5. I`m Losing You
6. The Hunter
7. Badge
8. I Don`t Need No Doctor
9. Dear Mr.fantasy
10. Wang Dang Doodle
11. I`d Love To Change The World


Schenker-Pattison Summit

Michael Schenker - guitar
Davey Pattison - vocals
Kevin Curry - guitar
Mark Robertson - keyboards
Tim Bogert - bass
Aynsley Dunbar - drums
Craig Small - percussion

Heavy Hitters
(2005)
<Michael Schenker>
CD Deadline/Cleopatra CLP-1503-2
Heavy Hitters

1. All Shook Up
2. Blood Of The Sun
3. Doctor Doctor
4. War Pigs
5. I'm Not Talking
6. Money
7. Out In The Fields
8. Hair Of The Dog
9. I Don't Live Today
10. Politician

Michael Schenker - guitar
vocal -
1. Joe Lynn Turner
2. Leslie West
3. Jeff Scott Soto
4. Tim "Ripper" Owens
5. Mark Slaughter
6. Tommy Shaw
7. Gary Barden
8. Paul Di'Anno
9. Sebastian Bach
10. Jeff Pilson

Back to Back
(2006 original issued in 1998)
CD Capitol EMI 09463-31009-2-3 (USA)
Back to Back

1.-5. performed by Robin Trower

6.Are You Ready To Rock
7.Anytime
8.Armed And Ready
9.Desert Song
10.Doctor Doctor (live)


Michael Schenker Group
McAuley Schenker Group

Tales of Rock'n'Roll
(2006)
<MSG>
CD Avalon MICP-10571 (Japan)
Tales of Rock'n'Roll

1. The Ride
2. Settin Sun
3. Angel Of Avalon
4. Dreams inside
5. Dust To Dust
6. Voice Of My Heart
7. Journey Man
8. Big Deal(false alarms)
9. St.Ann
10. Shadow Lady
11. Love Trade
12. Human Child
13. Bitter Sweet
14. Blind Alley
15. Freedom
16. Life Vacation
17. Rock’n’Roll
18. Tell A Story
19. Life Goes On


Michael Schenker Group

Michael Schenker - guitars
Jari Tiura - vocals
Wayne Findlay - keyboards,guitar
Pete Way - bass
Jeff Martin - drums

Additional vocalist
Leif Sundin - vocals on
--- "3. Angel of Avalon"
Chris Logan - vocals on
---"4. Dreams Inside"
Kelly Keeling - vocals on
--- "8. Big Deal"
Gary Barden - vocals on
--- "16. Life Vacation"
Graham Bonnet - vocals on
--- "17. Rock 'n' Roll"
Robin McAuley - vocals on "
---18. Tell a Story"

U. F. O. Live
(2007)
<U.F.O.>
CD FUEL2000 3020617022 (USA)
U.F.O Live
1.C'Mon Everybody
2.Who Do You Love?
3.Loving Cup
4.Prince Kajuku / The Coming Of Prince
5.Boogie For George
6.Follow You Home
7.Rock Bottom
8.Built for comfort
U
.F.O.

only track 7,8
Michael Schenker - guitars
with Danny Peyronel

track1.-6.
Mick Bolton - guitars


Phil Mogg -Vocals
Pete Way -Bass
Andy Parker -Drums


Live Throughout the Years
<UFO>
(2007)
Live Throughout the Years
CD 1
-Live At The Roundhouse, London 1976-
1 Can You Roll Her
2 Doctor Doctor
3 Oh My
4 Out on the Street
5 Highway Lady
6 I’M a Loser
7 Let It Roll
8 This Kids
9 Shoot Shoot
10 Rock Bottom
11 C’Mon Everybody
12 Boogie for George
13 All or Nothing

CD 2
-Hammersmith Odeon, London 1982-
1 We Belong To The Night
2 Let It Rain
3 Long Gone
4 Wild, Willing, Innocent
5 Only You Can Rock Me
6 No Place to Run
7 Love to Love
8 Doing It All for You
9 Makin’ Moves
10 Too Hot to Handle
11 Mystery Train

CD 3
-Vienna, Austria 1998
1 Natural Thing
2 Mother Mary
3 A Self Made Man
4 Electric Phase
5 This Kids
6 Out in the Street
7 One More For The Rodeo
8 Venus
9 Pushed to the Limit

CD 4
-Vienna, Austria 1998-
1 Love to Love
2 Too Hot to Handle
3 Only You Can Rock Me
4 Lights Out
5 Doctor Doctor
6 Rock Bottom
7 Shoot Shoot


U.F.O.

CD 1
Michael Schenker - Guitar
Phil Mogg - Vocals
Pete Way - Bass
Andy Parker - Drums
Danny Peyronel - keyboards, vocals

CD 2
Phil Mogg - Vocals
Paul Chapman- Guitar
Pete Way - Bass
Andy Parker - Drums
Neil Carter- keyboards

CD 3,4
Michael Schenker - Guitar
Phil Mogg - Vocals
Pete Way - Bass
Simon Wright - Drums
Paul Raymond - keyboards, vocals



In the Midst of Beauty
(2008)
<MSG・Schenker-Barden>
CD Geneon GNCP-1026 (Japan)
In the Midst of Beauty
1. City Lights
2 .Competition
3. I Want You
4. End Of The Line
5. Summerdays
6. A Night To Remember
7 .Wings Of Emotion
8. Come Closer
9 .The Cross Of Crosses
10. Na Na
11. I Am the One
12. Ride on My Way


MSG・Schenker-Barden

Michael Schenker - guitars
Gary Barden - vocals
Don Airey - keyboards
Neil Murray - bass
Simon Phillips - drums
 
 
『Guitar Master: Kulick Sessions』は既製発売の『Heavy Hitters』に追加曲を施して再発されたアルバムです。マッコリー・シェンカー・グループの"Save Yourself"とラッシュがオリジナルの"Finding My Way"とインスト物が追加です。


 2009年発売の『Greatest Riffs』は、Shrapnelレーベル音源、既発売アルバムからの寄せ集め集。『The Endless Jam』,『The Unforgiven』,『The The Unforgiven World Tour』,『Arachnophobiac』など。


 『Gipsy Lady』は『Thank You 4』の楽曲をベースにして歌物にアレンジし直した楽曲に新曲がプラスされて Schenker & Barden Acoustic Project のアルバムとして発売されました。'70年代初期のブリティッシュ・ロックの香りがします。、例えば "Fight For Freedom"などはユーライア・ヒープのケン・ヘイズレィが作りそうな曲です。このアルバムのアレンジ担当はマイケル・ヴォスで、ヴォスもアコギとバック・ヴォーカルで参加して居ます。メロディアスで綺麗な曲が多いですが、オーケストラやパッカーションが入っているのでわたしにはあの'70年代初期のブリティッシュ・ハードロックや'80年代北欧メタルバンドの曲を聴くのと同じ雰囲気で聴けます。




Guitar Master: Kulick Sessions
(2008)
<Michael Schenker>
CD Deadline/Cleopatra CLP-2162
Guitar Master Kulick Sessions

1. Save Yourself
2. Finding My Way
3. All Shook Up
4. Blood Of The Sun
5. Doctor Doctor
6. War Pigs
7. I'm Not Talking
8. Money
9. Out In The Fieldsr
10. Hair Of The Dog
11. I Don't Live Today
12. Politician
Bonus Track
13. Doctor Doctor (Instrumental Version)
14. War Pigs (Instrumental Version)


Michael Schenker

Michael Schenker - guitar

vocal -
1. Robin McAuley
2. Sebastian Bach
31. Joe Lynn Turner
4. Leslie West
5. Jeff Scott Soto
6. Tim "Ripper" Owens
7. Mark Slaughter
8. Tommy Shaw
9. Gary Barden
10. Paul Di'Anno
11. Sebastian Bach
12. Jeff Pilson


Greatest Riffs
(2009)
<Omnibus>
CD Shrapnel SH1200-2 (USA)
Greatest Riffs
1 Hey Joe
2 Whiter Shade of Pale
3 Shapes of Things
4 Layla
5 Badge
6 While My Guitar Gently Weeps
7 The Mess I've Made
8 Fat City N.O.
9 Rude Awakening
10 Arachnophobiac
11 Doctor Doctor
12 Rock Bottom
13 Lights Out


Omnibus


Michael Schenker - guitar
Davey Pattison - vocals
Gunter Nezhoda - bass
Aynsley Dunbar - drums

Michael Schenker - guitars
Kelly Keeling - vocals
John Onder - bass guitar
Shane Gaalaas - drums

Michael Schenker - guitar
Jeff Watso - lead guitar
Chris Logan - vocals
Stu Hamn - bass
Jelemy Colson - drums


Gipsy Lady
(2009)
<Schenker & Barden Acoustic Project>
CD Geneon GNCP-1028 (Japan)
Gipsy Lady

1. Lost
2. Dance Lady Gipsy
3. All Of My Life
4. Fight For Freedom
5. El Grande
6. Starting Over
7. Can'T Live On Love Alone
8. Another Melody
9. Travelled So Far
10. Hungry
11. Night Of The Stare
12. The Journey


Schenker & Barden Acoustic Project

Michael Schenker - guitars
Gary Barden - vocals
Michael Voss - guitar、backing vocal

 
 
 2010年のマイケルはライブ盤から始まりました。『Live in Tokyo: 30th Anniversary Japan Tour』。中野サンプラザでのライブ音源、ここでは途中放棄を二度もした因縁の会場なのにまぁ、よくぞCD化用の録音場所に選んだこと、です。一応M.S.G結成30周年のアニヴァーサリーとして出されています。イキイキしています。


 『Hardrock Legends Vol.2』 マイケル・シェンカー・グループの1981年1月24日、ドイツのテレビ放送用のハンブルグでのライブを収録。第一期M.S.G.時代の録音でDVD映像発売の際にCD化されたものです。ドラムスは今は亡きコージー・パウエル。


 『Temple Of Rock』はスタジオ・オリジナルアルバムとしては『n the Midst of Beauty』以来三年ぶりとなるオリジナルアルバムです。徐々に戻って来たマイケルのソングライティング能力は前作以上です。全曲曲作りに携わっていますが、捨て曲無しです。今までにマイケルと何等かの関わりがあった仲間達(パーソネルメンバーを参照、兄さんもゲスト参加)との演奏は素晴らしく、感動ものでした。"Saturday Night" のPVを見ました。ピートはまだ太ったままでしたが、マイケルは相当にスリムになっていました!お酒の量が減ったのでしょうね、身軽そうで明るくおどけるマイケルは所ジョージさんそっくり。そう、"Saturday Night"といえば、ベイ・シティ・ローラーズが真っ先に浮かびますが、ローラーズが歌っても良さそうなポップな曲、全体的にメロはポップ、マイケル・ヴォスのヴォーカルは軽めでやはりヘヴィーより確実にポップス向けの乾いた声質。U.F.O時代の名曲群はどれもがメロはポップでそこにマイケルの個性豊かなギターソロが絡むのが特徴でした。ただ、フィル・モグの声質には湿った部分が存在し、ポップな曲でも完全に明るく成りきらなかったので、このアルバムも違うヴォーカリストだったらまたムードが違ったかも知れません。(一曲歌って居るロビン・マッコリーも声質は甘くポップ向きな声ですしね)
2012年3月マイケルは『ジプシー・レディ』でつきあったマイケル・ヴォスをメイン・ヴォーカリストにM.S.G. としてまた来日、元気な姿で日本公演を終えました。日本のファンはスリムに成ったマイケルにみなさん驚かれたとか。わたしもネットで少しその姿を確認しましたがホントスリムでニコニコしていて元気そうでした。

 『Temple of Rock: Live in Europe』は2012年5月オランダでのライヴ音源(プラス2011年7月イギリスでの公演)、Temple Of Rockからの曲にMSG,スコーピオンズ、UFO時代の曲も含めて存分に楽しめました。スコーピオンズの "Blackout","Rock You Like A Hurricane"などはマイケルが参加していない時期のスコーピオンズナンバーで、リズム隊はスコーピオンズながらギターはマティアス・ヤプスの頃の曲です。まさか今の時代にここで乗った演奏が聴けるとは驚きです。
オールドファンには嬉しいライヴ盤で、CDの後にDVD映像ヴァージョンも購入いたしました。
(正規盤では有りませんが、ブートレッグで2013年6月ブラジル公演のライヴも聴きましたがこちらも調子よかったです)

 『Bridge The Gap』は発売が2013年の暮、非正規だったメンバーを固定化したのかMichael Schenker's Temple Of Rockという名義で出されました。2011年の再出発アルバム時にヴォーカル担当だったマイケル・ヴォスは今回プロデュース側にまわり前年からヴォスの代役でライヴを務めていたドギー・ホワイトがヴォーカルを担当しています。リッチー・ブラックモアやイングヴェイ・マルムスティーンと一緒に演っていた人でメタルヴォーカリストとしての評判は上々で確かに安定して聴けます。マイケルが今まで組んできたヴォーカリストは癖があるとか個性豊かな人が多かったのですが、ドギーは特別個性的という訳では無いようです。声質・唱法ともに癖は無く、シャウト時にロブ・ハルフォード的に聞こえるという感じでしょうか。私的にはヴォスの声の方が好みですが。
アルバム全曲マイケルの新曲(歌詞はレギュラー曲はドギー)で意気込みを感じます。そしてマイケルはやはりマイケル70年代後半の頃からギタートーンは変わりましたが、曲の構成やメロ作りは当時を思い起こさせてくれました。
 ところで、このアルバムは本国盤と日本盤のボーナストラックの曲が違いまして、本国盤の方のボーナス曲ヴォーカルは、なんとドン・ドッケン!マイケルのバンドでドンが歌うなんて考えても見なかったことです。曲はアコギをバックにセンチメンタルに歌うヨーロッパ調の小曲。日本盤の方のボーナスはマイケル・ヴォスが同じく優しく歌うポップ調の曲でした。ハイ、わたくし目は2枚とも買っちゃいました。




Live in Tokyo: 30th Anniversary Japan Tour
(2010)
<M.S.G>
CD inakustik Gmbh INAK-9098 (USA)
Live in Tokyo  30th Anniversary Japan Tou
CD 1
1. Welcome Howl
2. Fells Like A Good Thing
3. Cry For The Nation
4. Let Sleeping Dogs Lie
5. Armed & Ready
6. Victim Of Illusion
7. Are You Ready To Rock
8. I Want You
9. A Night To Remember
10. Into The Arena

CD 2
1. Lost Horzons
2. Rock My Nights Away
3. On & On
4. Attack Of The Mad Axeman
5. Ride On My Way
6. Rock Bottom
7. Dance Lady Gipsy
8. Doctor,Doctor

recorded at Nakano Sunplaza,
Tokyo, Japan, 13 January 2010


Michael Schenker Group

Michael Schenker - guitars
Gary Barden - vocals
Wayne Findlay - keyboards, rhythm guitars
Neil Murray - bass
Simon Phillips - drums


Hardrock Legends Vo2. [Rockpalast]
(2010)
<M.S.G.>
CD MIG MIG-90222 (Germany)

1. (Intro)
2. Armed And Ready
3. Cry For The Nations
4. Victim Of Illusions
5. Natural Thing
6. Feels Like A Good Thing
7. Into The Arena
8. Rock Bottom
9. Lookin' Out From Nowhere
10.Lost Horizons
11. Doctor, Doctor
12. Lights Out


Michael Schenker Group

Michael Schenker - guitar
Gary Barden - vocals
Chris Glen - bass
Paul Raymond - keyboards
Cozy Powell - drums




Temple Of Rock
(2011)
<Solo>
CD KING/inakustik KICP1584 (Japan)
Temple Of Rock

1. Intro
2. How Long
3. Fallen Angel
4. Hanging On
5. The End Of An Era
6. Miss Claustrophobia
7. With You
8. Before The Devil Knows You'Re Dead
9. Storming In
10. Scene Of Crime
11. Saturday Night
12. Lover'S Sinfony
13. Speed
14. How Long
15. Remember











Solo

Band members
Michael Schenker - guitars
Michael Voss - vocals
Wayne Findlay - keyboards
Pete Way - bass
Herman Rarebell - drums


Additional musicians
Vocals William Shatner - spoken word on track 1
Robin McAuley - track 12
Doogie White - track 8

Guitars
Rudolf Schenker - tracks 4, 7
Michael Amott - track 14
Leslie West - track 14

Keyboards
Don Airey - track 5
Paul Raymond - tracks 4, 7

Bass
Chris Glen - tracks 9, 13
Neil Murray - tracks 2, 14
Elliott Rubinson - tracks 4, 8, 15

Drums
Carmine Appice - tracks 5, 15
Simon Phillips - tracks 2, 14
Chris Slade - tracks 9, 13
Brian Tichy - track 8

 
Temple of Rock: Live in Europe
(2012)
<Solo>
CD inakustik Gmbh INAK-9116 (Germany)

Temple of Rock: Live in Europe

Disc-1
LIVE AT 013 TILBURG,NETHERLANDS,MAY 13TH 2012
1. Into The Arena
2. Armed And Ready
3. Lovedrive
4. Another Piece Of Meat
5. Hanging On
6 .Cry For The Nations
7. Let Sleeping Dogs Lie
8. Coast To Coast
9. Assault Attack
10. Before The Devil Knows You'Re Dead
11. Lights Out
12. On And On
13. Let It Roll

Disc-2
1. Shoot Shoot
2. Rock You Like a Hurricane
3. Rock Bottom
4. Holiday
5. Blackout
6. Doctor Doctor
Bonus Concert
Live At High Voltage Festival London,England,July 24Th 2011

7. Armed And Ready
8. Another Piece Of Meat
9. Rock You Like a Hurricane
10. Hanging On
11. Doctor Doctor



 
Solo

Band members
Disc-1 & Disc-2, 1-6

Michael Schenker - guitars
Doogie White - vocals
Wayne Findlay - keyboards,guitars
Francis Buchholz - bass
Herman Rarebell - drums

guest
Disc-1, 5 Michael Voss - vocals, guitars


--- --- --- --- --- --- ---
Band members
Disc-2, 7-11

Michael Schenker - guitars
Michael Voss - vocals, guitars
Wayne Findlay - keyboards,guitars
Elliot "Dean" Rubinson - bass
Herman Rarebell - drums

guest
9,10,11 Rudolf Schenker - rhythm guitars
11 Doogie White - vocals
  Jeff Scott Soto - vocals
  Pete Way - bass
   Bridge The Gap (2013)
<Michael Schenker's Temple Of Rock>
CD inakustik Gmbh INAK-9126 (Germany)
Bridge The Gap

1. Neptune Rising
2. Where The Wild Winds Blow
3. Horizons
4. Lord Of The Lost And Lonely
5. Rock’n’roll Symphony
6. To Live For The King0
7. Land Of Thunder
8. Temple Of The Holy
9. Shine On
10. Bridges We Have Burned
11. Because You Lied
12. Black Moon Rising
13. Dance For The Piper
Bonus
14. Faith (Vocal Don Dokken)
--- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- ---
CD KING/inakustik KICP-1671 (Japan)
Bridge The Gap

1. Neptune Rising
2. Where The Wild Winds Blow
3. Horizons
4. Lord Of The Lost And Lonely
5. Rock’n’roll Symphony
6. To Live For The King0
7. Land Of Thunder
8. Temple Of The Holy
9. Shine On
10. Bridges We Have Burned
11. Because You Lied
12. Black Moon Rising
13. Dance For The Piper
Bonus
14. Rollin' (Vocal MIchael Voss)


 Michael Schenker's Temple Of Rock

Band members
Michael Schenker - guitars
Doogie White - vocals
Wayne Findlay - keyboards
Francis Buchholz - bass
Herman Rarebell - drums
   
 2014年、UFOというバンドは結成45周年を迎える事になっていました。マイケルが参加したのは1973年(在籍アルバムリリースは1974年)でしたが、1969年8月、フィル・モグ(vo.)、ミック・ボルトン(g.)、ピート・ウェイ(b.)、アンディ・パーカー(ds.)の4人で結成、1970年にビーコンレコード(Beacon Record)からデビューしていたバンドです。
 そのUFOのクリサリス(Chrysalis)レコード在籍アルバム12枚のうちスタジオ録音盤10枚をセットにした企画もの記念盤が発売されていました。(発売を知ったのは1年ほど後のことでした)
 どのアルバムにもボーナストラックを加えてのリマスター音源だということで購入しましたが、聴きだすと色々なことがふんだんに蘇り、たまにはアルバム単位で熱かった日々を思い出しながら聴くのも良いもの。時代を超えて「良いものは良い」と改めて思います。
 (ただ、ひどいのは『Force It』のカバージャケットが情けないことに!結構知られたカバーなのに消すことはないでしょ)
 またマイケル脱退後のUFOでは持っていない盤も有りますのでフィル・モグのクリサリス時代をまとめて聴く為のセットだという意味合いもアリでありました。
 尚、マイケル脱退後のギターリストは『 No Place to Run』から『Making Contact』ポール・チャップマン、『Misdemeanor』がアトミック・トミー・Mになっており、オリジナルベーシストのピート・ウェイは『Mechanix』まで参加、その後自分のバンドを結成しています。

 2014年発売の『Blood Of The Sun』は、2005年に発売されたカヴァー曲集『Heavy Hitters』をベースにした再発盤の『Guitar Master: Kulick Sessions』(2007年発売)のリマスター盤で曲順が入れ替わったもの。
ジャケットカヴァーとタイトルが違うので買いましたが、「ウーン・・・」といった感じです。




The Complete Studio Albums 1974-1986
(2014)
<UFO>
CD Warner Music/Chrysalis 825646343171(E.U.)
The Complete Studio Albums 1974-1986

[Disc 1: Phenomenon /UFO]
Bonus Tracks
  Sixteen (Demo)
  Oh My (Demo)
  Give Her The Gun (Single A-side)
  Sweet Little Thing (Single B-side)
  Sixteen (Previously unreleased)
[Disc 2: Force It /UFO]
Bonus Tracks
  A Million Miles
  Let It Roll (Live)
  This Kid's (Live)
[Disc 3: No Heavy Petting /UFO]
Bonus Tracks
  All Or Nothing
  French Kisses
  Have You Seen Me Lately Joan
  Tonight Tonight
  All The Strings
[Disc 4: Lights Out /UFO]
Bonus Tracks
  Lights Out (Live)
  Gettin' Ready (Live)
  Love To Love (Live)
  Try Me (Live)
[Disc 5: Obsession/UFO]
Bonus Tracks
  Hot 'N' Ready (Live)
  Pack It Up (And Go) (Live)
  Ain't No Baby (Live)

[Disc 6: No Place to Run/UFO]
[Disc 7: The Wild The Willing And The Innocent/UFO]
[Disc 8: Mechanix/UFO]
[Disc 9: Making Contact/UFO]
[Disc 10: Misdemeanor/UFO]



U.F.O. [Disc 1,2]

Michael Schenker -Guitar
Phil Mogg -Vocals
Pete Way -Bass
Andy Parker -Drums

U.F.O. [Disc 3]

Michael Schenker -Guitar
Phil Mogg -Vocals
Pete Way -Bass
Andy Parker -Drums
Danny Peyronel - keyboards, vocals

U.F.O. [Disc 4]

Michael Schenker -Guitar
Phil Mogg -Vocals
Pete Way -Bass
Andy Parker -Drums
Paul Raymond - keyboards, rhythm guitar

U.F.O. [Disc 5]

Michael Schenker -Guitar
Phil Mogg -Vocals
Pete Way -Bass
Andy Parker -Drums
Paul Raymond - rhythm guitar, keyboards, vocals
Michael Schenker - flute on Arbory Hill





U.F.O. [Disc 6-10]
The band after Michael Schenker secedes.
Blood Of The Sun (2014)
<Michael Schenker & Friends>
CD Collectors Dream Records CDR-DP0017 (EU)

Blood of the Sun

1. Out In The Fields
2. Save Yourself
3. Doctor Doctor
4. War Pigs
5. Finding My Way
6. All Shook Up
7. Blood Of The Sun
8. Money
9. I'm Not Talking
10. Hair Of The Dog
11. I Don't Live Today
12. Politician
13. Doctor Doctor (instrumental)
14. War Pigs (Instrumental)


Michael Schenker -Guitar


vocal -
1. Gary Barden
2. Robin McAuley
3. Jeff Scott Soto
4. Tim “Ripper" Owens
5. Sebastian Bach
6. Joe Lynn Turner
7. Leslie West
8. Tommy Shaw
9. Mark Slaughter
10. Paul Di'Anno
11. Sebastian Bach
12. Jeff Pilson
 
 
 2015年の春もマイケルはイキイキしています。固定化したバンド"Michael Schenker's Temple Of Rock"名義での新作が出ました『Spirit on a Mission』 。マイケルのギターには「聴くと気持ちいい、酔える」と感じる部分が有るのですが、今回もギターが鳴っている箇所ではマイケルらしさが充分出ていました。
 同時期にスコーピオンズの新作(Return to Forever)も出ましたので、一緒に買い聴き比べていました。
 どちらも充分満足できる出来ではあったのですが、バンド全体としてはヴォーカル面でスコーピオンズの新作の方が私には深く入ってきました。クラウス・マイネ素晴らしい!
ドゥギー・ホワイトは1960年生まれですので、現時点で55歳、クラウス・マイネは1948年生まれですので67歳。12歳も年上なのにドゥギーよりも確実に若い声質で尚かつ昔ながらの表現力も持続していて、音域も今なお広いです。一度喉を手術して以降の節制や努力が凄いのでしょう。
ドゥギーの35歳時、レインボー加入時の曲を聴き直してみると、この作品での彼は音程・歌唱の安定さは健在ながら声質の高齢化や音域の面で結構老化を感じました。
 今回のこのアルバムでも"Live And Let Live","Rock City"などあと半音〜1音高いキーで歌えていたらキレ抜群のHR/HMチューンに成っていたと少し残念に思えたです。
前任ヴォーカリストのマイケル・ヴォスは今作もエンジニアとプロデュースに名を連ねていますが、歌ってはいません。私は前にも書きましたが、ヴォスの声の方が好きなのです。ヴォスは今もMAD MAX名義でバンド活動を続けています、そしてCasanovaやゲイリー・バーデンとのユニットも正式に解散表明していない様ですし、他でも聴けますがやはりマイケルのギターと絡んでも欲しいですね。
 日本盤のボーナストラック"Ying And Yang"は驚きのマイケル・シェンカー初の歌唱ナンバーです。ささやくような小曲ですが凄いボーナスですね。





Spirit on a Mission (2015)
<Michael Schenker's Temple Of Rock>
CD inakustik Gmbh KICP-1721 (JAPAN)
Spirit on a Mission
1. Live And Let Live
2. Communion
3. Vigilante Man
4. Rock City
5. Saviour Machine
6. Something Of The Night
7. All Our Yesterday
8. Bulletproof
9. Let The Devil Scream
10. Good Times
11. Restless Heart
12. Wicked
-Bonus-
13. Ying And Yang



 

Michael Schenker's Temple Of Rock

Band members
Michael Schenker - guitars,
      vocals on "Ying And Yang"
Doogie White - vocals
Wayne Findlay - keyboards
Francis Buchholz - bass
Herman Rarebell - drums


Produced by
Michael Schenker & Michael Voss
On A Mission - Live In Madrid (2016)
<Michael Schenker's Temple Of Rock>
CD inakustik Gmbh KICP-1752〜3(JAPAN)

On A Mission - Live In Madrid

Disc-1
1. Ocean Odyssey - Intro
2. Doctor Doctor
3. Live And Let Live
4. Lights Out
5. Where The Wild Winds Blow
6. Natural Thing
7. Before The Devil Knows You're Dead
8. Victim Of Illusion
9. Lovedrive
10. Coast To Coast
11. Vigilante Man
12. Rock My Nights Away

Disk-2
1. Saviour Machine
2. Too Hot To Handle
3. Only You Can Rock Me
4. Lord Of The Lost and Lonely
5. Rock You Like A Hurricane
6. Rock Bottom
7. Horizons 
8. Attack Of The Mad Axeman
9. Communion
10. Blackout

Recorded at Joy Eslava Madrid 2015/11/19


Michael Schenker's Temple Of Rock

Band members
Michael Schenker - guitars
Doogie White - vocals
Wayne Findlay - keyboards,guitars
Francis Buchholz - bass
Herman Rarebell - drums

Produced by
Michael Schenker & Michael Voss
    [Michael Schenker's Temple Of Rock]というバンド名で活動中でありながら、ライヴ用のバンドとして[Michael Schenker Fest]を更に編成しスェーデンを皮切りにライブ活動を始めました。
 マイケルは「俺は楽しいことをしたいんだ」と言って始めちゃった感じでしょう。
 ライヴ用のバンドとして始動したにもかかわらず、ついには[Michael Schenker Fest]でスタジオアルバムも出しました。
ただこのメンバー(ゲイリー・バーデン、グラハム・ボネット、ロビン・マッコーリー、スタジオ盤ではドギー・ホワイトも)で新録されたことは昔からのファンとしてはたまらない事ですが。

 『Live Tokyo International Forum Hall』は2016年8月24日東京でのライヴ盤。マイケルのヴォーカル・パートナーとしてはお馴染みのゲイリー・バーデン、グラハム・ボネット、ロビン・マッコーリーが揃って同じステージで歌うとは。相当な時が流れたからこそでしょう。リズム隊テッド・マッケンナ、クリス・グレンも80年代マイケルの相棒でした。この再会の場が日本で有ったという事は嬉しいことですね。
 このアルバムにはDVDとのセット物も発売されましたが、私は別々に買いました。映像では当然、皆さすがにおじさんっぷり満載です、ビジュアル的にやはり老いたなと思われたのがグラハムですが声量は相変わらずです。反対に声量が落ちたと思えたのはやはりゲイリーですが彼は元々声量豊かなタイプではなかったので内容は勿論満足です。
 また、Shoot Shootや Rock Bottomをロビン・マッコリーのヴォーカルで聴けたのもライヴ録音ならではです。

 『A Decade of The Mad Axeman』というアルバムはベストアルバム。(邦盤の方は『神記録』と題されています。)
マイケルがアルコール依存症から抜け出して再びゲイリーバーデンと組み活発に再活動を始めた2007-2008年頃から2016年までの録音より選ばれた2枚組。(ベスト物なのに・・・表ジャケットは気に入りませんが中身は文句なしです)

 『Resurrection』には[Michael Schenker's Temple Of Rock]のヴォーカリストであるドギー・ホワイトも加わるオンパレード!( 今後フィル・モグやクラウス・マイネとも一緒にやる可能性も思惑の中に有るのだとか。)
 このアルバムは全曲書下ろしナンバーでメンバーのやる気が伝わります。
 まずは一曲目の Heart And Soul ヴォーカルはロビン、ギターはメタリカのギタリスト、カーク・ハメットがゲスト参加でマイケルとギターバトルをしています、マイケルのギターは最初から絶好調。曲自体も良いです。
 3曲目のTake Me To The Church はキャッチーメロでPOP好みの私はお気に入りでこの曲が一番好きです。
 11曲目 Livin' a Life Worth Livin' は淡々と流れる曲ですが、マイケルのギターは80年代を呼び起こします。
ヴォーカリスト4人が一緒に歌った曲は2曲、Warrior と The Last Supper 、2曲のうちならオフシャルビデオでも先に公開されたWarrior の方が私の好みでした。
 
『Revelation』2019年9月発売。[Michael Schenker Fest]のセカンド・アルバムになりますが『復活』の次が『天啓』、何やら哲学的、宗教的なタイトルが続いています。ジャケットもイエスのごとくフライングVにマイケルが張り付けられた絵です。フェストに成ってからはジャケットカバーも凝っているようですね。
フェスト結成時からドラムを叩いていたテッド・マッケンナがこの1月に急に他界してしまったため、サイモン・フィリップスとボド・ショプフをメンバーに加えて2月からレコーディングを開始したとの事。ヴォーカル陣は前作と同じ旧友戦士たち。
このアルバム発売前には、オープニング・ナンバー"Rock Steady"のミュージック・ビデオがWEBで公開されてました。CDで音だけ聴くより絵を見ながら聴いた方が良かったと感じました。和気あいあいムードが映像を通して感じられたからでしょう。

3曲目"SIlent Again"はロボットヒーロー・アニメの主題歌にでも成りそうな夢を引き寄せる魅力がありますね。次の"Sleeping with the Light on"も何故か若さとか青春の時代を呼び戻すメロと若々しい演奏、凄いとしか言えません。そして次の"The Beast in the Shadows"は熟練の域の完成度。この"The Beast in the Shadows"の別ヴァージョンがラストのボーナストラック、ここでラウドネスの高崎晃がプレイしています。これは日本盤のみのボーナストラック。

6曲目"Behind the Smile"、この月、子供たちの運動会を連続で見ました。ふとこの曲運動会のリレーBGMにピッタリではないのかしら?
その様なことを考えてしまいました。
7〜9曲目はオーソドックスというか、平均的な'80年代の音を感じますが、繰り返して聴きたくなるまでは行っていない・・・。
その中では"Lead You Astray"のバッキング、突っ走るドラムスに絡むマイケルのギターが「ココは決まっているゎ」
9曲目"We Are the Voice"には、現レインボーの5代目ヴォーカリスト、ロニーロメロがゲスト参加しています。グラハム、ドゥギーに続いて次作ではメンバーの仲間入りでしょうか?
10曲目"Headed for the Sun"のサビは軽快ですが、ありふれ過ぎな感じがしないでもないです。11曲目、12曲目は平均的な出来でしょうか。"Ascension"は弾きまくりのインストゥルメンタル曲、これは良いですね。
 邦盤ボーナスのうち2曲は2017年10月15日さいたまスーパーアリーナでのラウド・パーク・フェスでのライブ音源、お馴染みのナンバーですが何度聞いてもいつも新鮮です。(サイトでのセットリストを見ると、フェストは19曲演奏したようです)
2014年から2018年までは連続して年一で来日してくれていました。ただ今年は予定が無く'20年3月に予定が組まれています。
"Silent Again"," Sleeping with the Light on"あたりのライブ音源が聴けるのでしょうね。



Michael Schenker Fest
Live Tokyo International Forum Hall
2017
<Michael Schenker Fest>
CD inakustik Gmbh KICP-1826〜7(JAPAN)

fest

Disc1
1.Intro: Searching For Freedom
2.Into the Arena
3.Attack Of The Mad Axeman
4. Victim of Illusion Vocals
5. Cry For The Nations
6. Let Sleeping Dogs Lie
7. Armed And Ready
8. Coast To Coast
9. Assault Attack
10. Desert Song
11. Dancer

Disc2
1. Captain Nemo
2. This Is My Heart
3. Save Yourself
4. Love Is Not a Game
5. Shoot Shoot
6. Rock Bottom
7. Doctor Doctor




Michael Schenker Fest

Band members
Michael Schenker - guitars
Chris Glen - bass
Ted McKenna - drums
Steve Mann - guitar/keyboards
Gary Barden - vocals
   (1-3,4,5,6,7,2-7)
Graham Bonnet - vocals
   (1-9,10,11,2-7)
Robin McAuley - vocals
   (2-2,3,4,5,6,7)
Gary Barden - backing vocals
   (1-11)
Robin McAuley - backing vocals
   (1-11)
A Decade of The Mad Axeman 2018
<Compilation of Michael Schenker's Recording 207-2011>
CD inakustik INAK91582CD(Germany)

mad axeman

Disc1(2007-2010)
1. I Want You
2. Night To Remember
3. Cross Of Crosses
4. Ride On My Way
5. Miss Claustrophobia
6. Before The Devil Knows You're Dead
7. Storming In
8. How Long (3 Generations Guitar Battle Version)
9. Lord Of The Lost And Lonely
10. To Live For The King
11. Land Of Thunder
12. Black Moon Rising
13. Live And Let Live
14. Rock City
15. Saviour Machine
16. Bulletproof

Disc2 (Live recording 2010-2016)
1. Welcome Howl
2. Let Sleeping Dogs Lie
3. Rock My Nights Away
4. Attack Of The Mad Axeman
5. Rock You Like A Hurricane
6. Hanging On
7. Doctor Doctor)
8. Armed And Ready)
9. Rock Bottom
10. Horizons
11. Lights Out
12. Vigilante Man
13. Desert Song
14. Love Is Not A Game
15. Doctor Doctor



BAND

<Michael Schenker Group>
Michael Schenker - guitars
Gary Barden - vocals
Simon Phillips (Ds)
Neil Murray(B)
Wayne Findlay - guitars/keyboard

<Michael Schenker>
Michael Schenke - guitars
Michael Voss - vocals
Pete Way - bass
Herman Rarebell - drums
Wayne Findlay - guitars/keyboard

<Michael Schenker's Temple Of Rock>
Michael Schenker - guitars
Doogie White - vocals
rancis Buchholz - bass
erman Rarebell - drums
Wayne Findlay - guitars/keyboard

<Michael Schenker Fest>
Michael Schenker - guitars
Gary Barden - vocals
Graham Bonnet - vocals
Robin McAuley - vocals
Ted McKenna - drums
Steve Mann - guitars
Chris Glen - bass
Resurrection 2018
<Michael Schenker Fest>
CD WARD GQCS 90522-3(Japan)

Resurrection

Disc1
1.Heart And Soul
2.Warrior
3.Take Me To The Church
4.Night Moods
5.The Girl With The Stars In Her Eyes
6.Everest
7.Messin' Around
8.Time Knows When It's Time
9.Anchors Away
10.Salvation
11.Livin' A Life Worth Livin'
12.The Last Supper

Disc2
DVD Video


Michael Schenker Fest

Band members
Michael Schenker - guitars
Chris Glen - bass
Ted McKenna - drums
Steve Mann - guitar/keyboards
Gary Barden - vocals
   (2,7,11,12)
Graham Bonnet - vocals
   (2,4,6,12)
Robin McAuley - vocals
   (1,2,8,12)
Doogie White - vocals
   (2,3,5,9,12)
Revelation 2019
<Michael Schenker Fest>
CD WARD GQCS 90735 (Japan)

Revelation

1. Rock Steady
2. Under A Blood Red Sky
3. Silent Again
4. Sleeping WithTthe Light on
5. The Beast In The Shadows
6. Behind The Smile
7. Crazy Daze
8. Lead You Astray
9. We Are The Voice
10. Headed For The Sun
11. Old Man
12. Still In The Fight
13. Ascension 3:19
 Bonus Tracks:
14.Doctor Doctor (Loud Park Live 15,Oct.2017)
15.Assault Attack (Loud Park Live 15,Oct.2017)
16.The Beast In The Shadows (Feat.Akira Takahashi)


Michael Schenker Fest

Band members
Michael Schenker - guitars
Chris Glen - bass
Bodo Schopf - drums
Simon Phillips- drums
Steve Mann - guitar/keyboards
Gary Barden - vocals
   (1,4,7,10,11)
Graham Bonnet - vocals
   (1,4,5,11,12)
Robin McAuley - vocals
   (1,3,4,8,9,11)
Doogie White - vocals
   (1,2,4,6,11)
 アルバム『Immoortal』は[Michael Schenker's Temple Of Rock]でも[Michael Schenker Fest]でもなく[Michael Schenker Group]名義で2021年1月29日に全世界統一日で発売されました。マイケルがUFO、Scorpionsなどkら離れソロとして活動を始めたのが1980年、そしてリーダーとなりMSG名義でバンド活動を始めたのが1981年。丁度40年目に成るので記念盤としてMSG名義でのリリースと成ったのでしょう。
 共同プロデュースとしても、曲作りでもマイケル・ヴォスと組んで居ます、マイケル・ヴォスは"After The Rain"でリード・ヴォーカルも担当、他ジョー・リン・ターナーの参加も嬉しいところ。
 個人的に最も聴きごたえあったのは"Don´t Die On Me Now"、次が "Sail The Darkness"メロも良くて間奏のギタープレイも好きです。"The Queen Of Thorns And Roses"はマイケル・ヴォスらしい若干ポップな面を持ち合わせた私好みの曲でありました。"Come On Over"も小気味よく乗れる「あの時代」を想い起させてくれるウナンバー。
そしてあの独特のしっとりとした憂いある音色のギターが聴けるのが "After The Rain"、ヴォーカルはヴォス。ラストの壮大な"In Search Of The Peace Of Mind"はマイケルが正式メンバーとして始めて参加したスコーピオンズのデビューアルバムの中の一曲、邦題は"安息を求めて"。発表は1972年でしたが録音は1971年でマイケルの最初のレコーディングでした。もう50年にも成るのですね。ここではロニー・ロメロに続きゲイリー・バーデン、ロビン・マッコーリー、ドギー・ホワイトと何度も一緒に奏ったヴォーカリスト達が登場してきます。聴き終わってやはりMichael Schenkerをずっと好きで良かったとあらためて感じました。

  『Universal』は2022年5月新譜、若い人達には音楽もダウンロード購入が主流となっている時代。
CDという形態で購入するのは20世紀に生まれた世代のみなのでしょうか。メーカーの方も一回のCD製作枚数が少なくなってきている様です。一旦品切れに成ると次回はある程度の注文が無いと増作しないのかも知れません。
 特にアメリカである程度売れる予想が無いCDは海外では極端に少ない製作数です。現在マイケル・シェンカーのファンは日独が殆どですので、新譜が出たらとにかく即買いです。
Michael Schenker GroupとMichael Schenker Festのバンド名義の違いは関係者しか判らないのでしょうか、公表記事を先ず見ません。ヴォーカリストによって決めているのでしょうか?
 今回のメインヴォーカルは前作でも多くを歌ったロニー・ロメロ、一曲目 "Emergency" からやはりマイケルのギターは独特で最高…と聴いていると突然の終了、この終わり方は何かの間違いなのでは?と思えるほど異常です。
 聴き応えあるのは "A King Has Gone" 、解説によるとロニー・ジェイムス・ディオに捧げられた曲との事、歌詞はマイケル・ヴォス(プロデュースもマイケル同士ふたりで担当しています)、曲は(この曲のみ)ロニー・ジェイムス・ディオと同時期にレインボウ在籍時だったトニー・カレイ。
 次の"The Universe" も良い出来です。ロニー・ロメロとゲイリー・バーデンがふたりで歌っています。マイケルのギターも良いですネ。あと "Fighter"、 "London Calling" なども良かったです。

 
Immoortal 2021
<Michael Schenker Group>
CD WARD GQCS 90987 (Japan)

immortal

1.Drilled To Kill
2.Don´t Die On Me Now
3.Knight Of The Dead
4.After The Rain
5.Devil's Daughter
6.Sail The Darkness
7.The Queen Of Thorns And Roses
8.Come On Over
9.Sangria Morte
10.In Search Of The Peace Of Mind



Michael Schenker Group

Band members
Michael Schenker - guitars
Barry Sparks- bass
Bodo Schopf - drums
Brian Tychy- drums
Simon Phillips- drums
Steve Mann - guitar/keyboards
Derek Sheremian - vocals/keyboards
   (1)
Joe Lynn Turner - vocals
   (2,9)
Ronnie Romero - vocals
   (3,6,8,10)
Ralf Scheeoers - vocals
   (5)
Michael Voss - vocals/backing vocals
   (1,2,3,4,7)
Gary Barden - vocals
   (10)
Robin McAuley - vocals
   (10)
Doogie White - vocals
   (10)
Universal 2022
<Michael Schenker Group>
CD WARD GQCS 91192 (Japan)

Universal

1.Emergency
2.Under Attack
3.Calling Baal
4.A King Has Gone
5.The Universe
6.Long Long Road
7.Wrecking Ball
8.Yesterday Is Dead
9.London Calling
10.Sad Is The Song
11.Au Revoir
12.Turn Off The World
13.Fighter
- Japanese edition only bonus tracks -
14.Help
15.London Calling (alternative vocal mix)
Michael Schenker Group

Band members
Michael Schenker - guitars

Track 1
 Vocals- Ronnie Romero
 Backing Vocals- Michael Voss, Ronnie Romero
 Bass- Barry Sparks
 Drums- Simon Phillips
 Keyboards- Steve Mann

Track 2
 Vocals, Backing Vocals- Ronnie Romero
 Bass- Barend Courbois
 Drums- Bodo Schopfr
 Keyboards- Steve Mann

Track 3
 Keyboards- Tony Carey

Track 4
 Vocals, Backing Vocals- Michael Kiske
 Bass- Bob Daisley
 Drums- Bobby Rondinelli
 Keyboards- Tony Carey

Track 5
 Vocals- Gary Barden, Ronnie Romero
 Backing Vocals- Gary Barden, Michael Voss,  
   Ronnie Romero
 Bass- Barry Sparks
 Drums- Bodo Schopf
 Keyboards- Steve Mann

Track 6
 Vocals- Ronnie Romero
 Backing Vocals- Michael Voss, Ronnie Romero
 Bass- Barend Courbois
 Drums- Bodo Schopf
 Keyboards- Steve Mann

Track 7
 Vocals, Backing Vocals- Ralf Scheepers
 Bass- Barend Courbois
 Drums- Bodo Schopf
 Keyboards- Steve Mann

Track 8
 Vocals- Ronnie Romero
 Backing Vocals- Michael Voss, Ronnie Romero
 Bass, Keyboards- Barry Sparks
 Drums- Brian Tichy
 Keyboards- Steve Mann

Track 9
 Vocals- Ronnie Romero
 Backing Vocals- Michael Voss, Ronnie Romero
 Bass- Barend Courbois
 Drums- Bodo Schopf
 Keyboards- Steve Mann

Track 10
 Vocals, Backing Vocals- Ronnie Romero
 Bass- Barry Sparks
 Drums- Simon Phillips
 Keyboards- Steve Mann

Track 11
 Vocals, Backing Vocals- Ronnie Romero
 Bass, Keyboards- Barry Sparks
 Drums- Simon Phillips
 Keyboards- Steve Mann

Track 12
 Vocals- Ronnie Romero
 Bass- Barend Courbois
 Drums- Brian Tichy
 Keyboards- Steve Mann

Track 13
 Vocals- Ronnie Romero
 Bass- Barry Sparks
 Drums- Brian Tichy
 Keyboards- Steve Mann

Track 14
 Vocals- Ronnie Romero
 Backing Vocals- Michael Voss
 Bass- Barry Sparks
 Drums- Brian Tichy
 Keyboards- Steve Mann

Track 15
 Vocals- Michael Voss
 Bass- Barend Courbois
 Drums- Bodo Schopf
 Keyboards- Steve Mann

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Text by Mie