DAVID BOWIE

from my collection
 
デビッド・ボウイが大好きで [Music Page] で好きな音楽の事を記しておこうと思い立った時、その時点では早めに書き続けるつもりでした。
そして書き記そうとするとやはりレコードやCDを聴きなおす事に成りますが、他のミュージシャンの場合、そうそう演奏するタイプが急に変化したりしないものですが、デビッド・ボウイの場合は変化が激しくて、振り返りながら聴き続けることは時間が必要な感じがしていました。
 持っているレコード・CDなどを発売順にリストアップを済ませたまま 永らく・永らく 放置していたのですが…
 急に彼がこの世から消え去ってしまいました。2016年1月10日、69歳を越えたのち二日目に肝癌という病に倒れて。
 強烈な驚きでした、時間が掛かっても彼と共にした音楽空間と想い出深い時間を振り返っておきたいと再度書き始めることにしました。

 本名はDavid Robert Jones、イギリス・ロンドン生まれです。ミュージシャンとしてのデビューは1964年、Davie Jones with the King Beesが最初のグループ名。その後Davy Jones & the Lower 3rdやthe Manish Boys等とグループ名を変えて数曲発表していましたが全く売れなかったようです。(その音源は勿論、有名になってから聴くことが出来るようになっています)
 このように初期はDavy Jonesと名乗っていたようですがモンキーズのデイビーと間違われやすいということでDavid Bowieに変えたといわれています。
David Bowie名義でのデビューは1966年4月PYEレーベルからの "Do Anything You Say" 、その後DERAMへ移籍、`66年から`68年までの3年間でシングル数枚とアルバム1枚を出しましたがヒットせず。(PYEでの録音、 DERAMでの録音すべて現在は聴けます)
 英大手Deccaの子会社Deramからのファーストアルバムは1967年7月に出されています。カバージャケットは若き日のスコット・ウォーカー(Scot Walker)の様な風貌のボウイでファンの間では結構知れ渡った表ジャケットです。収録曲は下記に成ります。
DAVID BOWIE
UK DERAM DML1007(mono) ,SML1007(stereo)

-A-
1. Uncle Arthur 2. Sell Me a Coat 3. Rubber Band 4. Love You Till Tuesday
5. There Is a Happy Land 6. We Are Hungry Men 7. When I Live My Dream
-B-
1. Little Bomberdier 2. Silly Boy Blue 3. Come and Buy My Toys
4. Join the Gang 5. She's Got Medals 6. Maid of Bond Street
7. Please Mr. Gravedigger
 ミュージシャンとして売れなかったボウイは暫く演劇やパントマイムの世界に身を置いていましたが、それが後の様々なパフォーマンスに影響していくのでしょう。再出発で契約したレコード会社は Mercury ここで出されたシングル "Space Oddity"がイギリス国内でヒット。 Mercury レコードから`69年11月にアルバムも出され、その後`70年代へと入っていき彼は世界でも有数のミュージシャンと成っていきました。
 膨大な数のさくひんが出されていますが、持っている物の掲載です。一応発表年度順での記載で、わたしが購入した順番とは違います。


 
 わたしがデビッド・ボウイを知ったのは [グラム・ロッカーのひとり] としてでした。後々思うと果たして彼はグラムロッカーだったのでしょうかと?
 当時はラジオと雑誌 《Music Life》誌が洋楽を知る一番の手がかりでした。その中でデビッドボウイはグラムロッカーとして紹介されていたのでした。
グラムロックというジャンルはジェンダーレスな出で立ちで小気味よ良いロックを奏でる…といったジャンルで結構ハマりました。筆頭はMark Bolan & T-Rex、一時期の音楽界をリードしていたといっても過言ではないでしょう。
 そのような中、ボウイは一風変わっていました。最初は眉をそり奇抜なファッションやレオタードでパフォーマンスをする奇妙なシンガーという程度の認識でした。

 ボウイの曲で一番最初に気に入ったのは "Starman"そしてそのシングルのB面曲 "Suffragette City"。"Suffragette City"の方は如何にもロックっぽい曲ですが、"Starman"の方は味のある曲で以降のボウイの方向性を感じます。デビッド・ボウイを好きになるきっかけとなった曲ですね。

 ただ、LPレコードを買えるように成ってから、買ったボウイ最初ののレコードは"Starman"の入ったものでなく『THE MAN WHO SOLD THE WORLD-世界を売った男』でした。私の買った日本盤はビクター音楽産業からの国内2回目の同盤。同タイトルの国内初盤は日本フォノグラムの米マーキュリー原盤(1970発売)で米盤ジャケットと同じ赤いジャケットを着た中年おじさんのイラスト物。(とてもロックやポップス盤に見えない物…テレビドラマの音楽みたい)。ビクター盤はパントマイムや演劇をしていたボウイを思える日本独自のカバーでした。その後英盤のワンピースを着たボウイも気に入って後に英盤も買いました。
 このアルバムでは "Black Country Rock"が印象的でした。" Starman"同様種々の音楽要素が混ざり合っていました(後に言われる屈折の要素)。
そしてタイトルナンバー "The Man Who Sold The World" も凄く良いです。アメリカっぽいバーズの音楽をイギリスナイズすればこの様な感じになるのでしょうか。

 そして次が『THE RISE AND FALL OF ZIGGY STARDUST AND THE SPIDERS FROM MARS』やたら長いタイトルで当時の邦盤タイトルも『屈折する星屑の上昇と下降、そして火星から来た蜘蛛の群』とまさに直訳。ボウイが火星から来た架空のミュージシャン、ジギー・スターダストに扮しています。"Ziggy Stardust 邦題:屈折する星くず"の中の歌詞に ♪Like some cat  from Japan♪ という文が出てきますが、当時の彼は山本寛斎さんのファッションデザインに影響を受けていたらしく早くからJAPANに興味があった様です。
 このアルバム収録曲すべてが新鮮だった`70年代、今でもボウイを聴こうと思えば"Starman" に劣らず "Five Years" も外せません、トップを飾るにふさわしい曲でした。彼と出会った懐かしさを抱く想い出の曲群です。
 またこのジギーのバックを務めるミック・ロンソンなどのバックアップグループが The Spiders From Mars と名付けられてアルバムも出ました。(わたしは彼らのアルバムを買った後、売ちゃいました!)
 初期の頃は結構、他のミューシャンの曲をカバーしていた彼ですが、ローリング・ストーンズの "Let's Spend the Night Together" は聴きものです。

 ボウイがそこそこ国内で知れ渡ってきたころ、Deramでの`67年発売盤は見かけなくなっていました。代わりにDecca盤『THE WORLD OF DAVID BOWIE』とRCA盤『SPACE ODDITY』の2枚でデビュー盤収録曲が揃いました。
(これらの音源は、楽曲 "Space Oddity" 以外をまとめて1973年に『IMAGES 1966-1967』としてLP化、1997年にリマスターCDが発売されています---Mercurでの録音"Space Oddity"のヒットヴァージョンのみは版権がDecca系列になく、"Space Oddity"のみ未収録です。`97盤の方ではDeramで吹き込んだデモヴァージョンが収録されていますがこれはこれで珍しいヴァージョンです)

 ボウイが演劇勉強などをしていた頃にPhilips傘下Mercuryに吹き込んだ シングル"Space Oddity"がヒットしてそこでデビッド・ボウイ名義の2枚目のソロアルバムが発売されました『SPACE ODDITY』でその音源が1999年にリマスターCDとしてリリースされましたのを購入しています。
全体的にボブ・ディラン(BOB DYLAN )などの影響を受けたプロテスト・フォーク風な曲が多いです。"Letter to Hermione"や "Janine" は爽やかな若さが出ていて微笑ましい感じ、"Cygnet Committee" これも若さがあふれていてエネルギッシュで野心的な当時のボウイの状態を知ることが出来ます。
"God Knows I'm Good" はドノヴァン(Donovan)風なモロのフォークソングで後のボウイからは想像できない部分ですね。
"Wild Eyed Boy From Freecloud"が`69年"Space Oddity"シングル発売時のB面曲ですが、邦題が「フリークラウドから来たワイルドな瞳の少年」というもの、「屈折する星屑の上昇と〜うんぬん」同様直訳邦題が面白いですね。

 『PIN UPS』というアルバムはカバーソングばかりを集めたカバー集です。ヤード・バーズの "Shapes of Things" はヴォーカルにボウイ独自の世界が表れていてさすがです。このアルバムのカバーでボウイの横に移っている女性はTwiggy(Lesley Hornby) `60年代に「ミニスカートの女王」として日本で一世を風靡したモデルさんです。歌手デビューもされています。

 `70代前半に彼が発表したアルバムの中で今まで挙げた以外の曲で、私自身が外せないのは "Changes" "Watch That Man" "Rock 'n' Roll Suicide" "Suffragette City" "The Jean Genie" あたり。


 
The World Of David Bowie The Man Who Sold the World UKThe Man Who Sold the World japan
SPACE ODDITY  original 1969 (Mercury)
CD issue 1999
CD (EU) EMI 7243 521898 0 9

1. Space Oddity
2. Unwashed And Somewhat Slightly Dazed
3. Don't Sit Down
4. Letter to Hermione
5. Cygnet Committee
6. Janine
7. An Occasional Dream
8. Wild Eyed Boy From Freecloud
9. God Knows I'm Good
10. Memory of a Free Festival
THE WORLD OF DAVID BOWIE 1970
LP (UK) Decca SPA-58 1970

A
1. Uncle Arthur
2. Love You till Tuesday
3. There Is a Happy Land
4. Little Bombardier
5. Sell Me a Coat
6. Silly Boy Blue
7. The London Boys

B
1. Karma Man
2. Rubber Band
3. Let Me Sleep Beside You
4. Come and Buy My Toys
5. She's Got Medals
6. In the Heat of the Morning
7. When I Live My Dream

THE MAN WHO SOLD THE WORLD 1970
LP (UK) Mercury 6338-041 1971 issue
LP (Jap) RCA RCA-6078 1973 issue

A
1. The Width of a Circle
2. All the Madmen
3. Black Country Rock
4. After All

B
1. Running Gun Blues
2. Saviour Machine
3. She Shook Me Cold
4. The Man Who Sold the World
5. The Supermen
Hunky Dory Space Oddity - aka David Bowie, Man of Words The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars
HUNKY DOLLY 1971
LP (JAP) RCA 6005

A
1. Changes
2 .Oh! You Pretty Things
3. Eight Line Poem
4. Life on Mars?
5. Kooks
6. Quicksand

B
1. Fill Your Heart
2. Andy Warhol
3. Song for Bob Dylan
4. Queen Bitch
5. The Bewlay Brothers
SPACE ODDITY 1972
LP (USA) RCA-LSP-0813

A
1. Uncle Arthur
2. Sell Me a Coat
3. Rubber Band
4. Love You till Tuesday
5. There Is a Happy Land
6. We Are Hungry Men
7. When I Live My Dream

B
1. Little Bombardier
2. Silly Boy Blue
3. Come and Buy My Toys
4. Join the Gang
5. She's Got Medals
6. Maid of Bond Street
7. Please Mr. Gravedigger

THE RISE AND FALL OF ZIGGY STARDUST AND THE SPIDERS FROM MARS 1972
LP (JAP) RCA RCA 6050

A
1. Five Years
2. Soul Love
3. Moonage Daydream
4. Starman
5. It Ain't Easy

B
1. Lady Stardust
2. Star
3. Hang On to Yourself
4. Ziggy Stardust
5. Suffragette City
6. Rock 'n' Roll Suicide
Aladdin Sane Pin Ups Images 1966-1967
ALADDIN SANE 1973
LP (JAP) RCA RCA-6100

A
1. Watch That Man
2. Aladdin Sane (1913·1938·197?)
3. Drive-In Saturday
4. Panic in Detroit
5. Cracked Actor

B
1. Time
2. The Prettiest Star
3. Let's Spend the Night Together
4. The Jean Genie
5. Lady Grinning Soul
PIN UPS  1973
LP (JAP) RCA RCA-6174

A
1. Rosalyn
2. Here Comes the Night
3. I Wish You Would
4. See Emily Play
5. Everything's Alright
6. I Can't Explain

B
1. Friday on My Mind
2. Sorrow
3. Don't Bring Me Down
4. Shapes of Things
5. Anyway, Anyhow, Anywhere
6. Where Have All the Good Times Gone
IMAGES 1966-1967  1973
LP (USA) LONDON BP-628/9

A
1. Rubber Band
2. Maid of Bond Street
3. Sell Me a Coat
4. Love You till Tuesday
5. There Is a Happy Land

B
1. The Laughing Gnome
2. The Gospel According to Tony Day
3. Did You Ever Have a Dream
4. Uncle Arthur
5. We Are Hungry Men
6. When I Live My Dream

C
1. Join the Gang
2. Little Bombardier
3. Come and Buy My Toys
4. Silly Boy Blue
5. She's Got Medals

D
1. Please Mr. Gravedigger
2. The London Boys
3. Karma Man
4. Let Me Sleep Beside You
5. In the Heat of the Morning


 『Pin Ups』発表以降は若干、音楽の傾向が変わってきています、この頃から既にボウイの「常に変化している状態」を感じられます。少しずつですが、ソウル・ミュージックの要素が入ってきています。
`74年発表の『DIAMOND DOGS』、そのタイトルナンバーはバックのリズムリフが印象的ですが、この時期の少し前、ローリング・ストーンズが "Brown Suger" "It's Only Rock'n Roll (But I Like It) " 等で使用していたリフに似ています。ストーンズの影響を感じますね。"Rebel Rebel" も同様でしょうか?どちらも好きな曲です。("Rebel Rebel" はベイ・シティ・ローラーズも奏っていました)
LP時代のB面の曲は少し前までのボウイを感じます。特に "1984" は大好きです。このアルバムの中で一番好きです。

  ボウイの初めてのライブ録音盤は本国ではなくアメリカ、フィラデルフィアのタワー・シアターで行われたコンサートの模様でした。1974年7月8日〜12日の録音から選ばれた曲集です。フィラデルフィアという土地柄に相応した選曲、アレンジが行われています。ミュージシャンも当時のフュージョン界で人気のデイヴィッド・サンボーン(David Sanborn)などホーンミュージシャンが複数参加しています。

 そして、『Young Americans』‘75年発売。このタイトルナンバー "Young Americans" は昔好みで作っていたいくつものオリジナルカセットのファーストナンバーとして入れていた大好きな曲でした(勿論今も大好きです)。ボウイが作ったソウル系ナンバーの中ではオリジナリティはもちろん最高に聴き応えがあります。シングル・ヴァージョンよりもこのアルバム・ヴァージョンの方が好きです。このアルバムもフィラデルフィア(一部はニューヨーク)で録音されたのでデイヴィッド・サンボーン(David Sanborn)やアンディ・ニューマーク (Andy Newmark) などフュージョン系ミュージシャンが参加しています。次が "Fame"ですね。ジョン・レノン ()
John Lennon) が曲作りに参加しています。単純なリズムの繰り返しなのに妙に印象に残ります。 "Across the Universe" はビートルズの曲ですが完全に`70代初期の頃の雰囲気のアレンジです。
独特の奇抜なアルバムジャケット(スタジオ盤)ばかりだったこれまでのデザインからごく普通になり、このタバコから上がる煙が気に入っていた昔です。

 次いで同じくアメリカ録音の『STATION TO STATION 』 こちらは東部でなく西海岸ロサンゼルスでの録音です。アメリカは広いので録音地でかなりサウンドやアレンジが変わります。そこへもってきてボウイの意識や感覚は常に変化しています。特に1975年当時は精神的に憂鬱でコカイン等に浸っていた時期だったとの事。
 "Golden Years" "TVC 15" はまだフィラデルフィアの匂いが残っていますが、"Word on a Wing" が最も西海岸の雰囲気を含んでいるでしょうか?タイトル曲 "Station to Station" はロンドン時代の雰囲気をかなり感じます。"Stay" はパッカーションが強烈な印象に残る不思議な曲ですが聴けば聴くほど填まり込む曲ですね。ラストの"Wild Is the Wind" は染み染み聴き入ってしまう曲です、恐らく当時の憂鬱さをもろに感じます。
 カセットに入れて聴くほどではなかったですが、忘れえない曲のひとつです。このアルバムは永らくアメリカ国内で最も売れたボウイの作品だったとのことです。

 デビューして間もない頃に録音した初期の曲の寄せ集め盤は数種既に出ていましたが、有名に成ってからの初めてのベスト盤が『CHANGESONEBOWIE 邦題:魅せられし変容』ベストソング集の様なものは選曲者に依って変わるものでしょうが、タイトルから分かるように変化・変容という視点からなのでこういった選曲に成ったのでしょう。ただ、シングルのみでの発表だった "John, I'm Only Dancing" が2回目の再録ヴァージョンに成っていました。
その後CD時代に替わった1990年、同曲のオリジナルシングルヴァージョンが初めてアルバム収録となった次第です。その際1976年に発表された曲も追加されています。


Diamond Dogs David Live Young Americans
DIAMOND DOGS  1974
LP (USA) RCA CPL-1-0576

A
1. Future Legend
2. Diamond Dogs
3. Sweet Thing
4. Candidate
5. Sweet Thing (Reprise)
6. Rebel Rebel

B
1. Rock 'n' Roll with Me
2. We Are the Dead
3. 1984
4. Big Brother
5. Chant of the Ever Circling Skeletal Family
DAVID LIVE  1974
2LP (USA) RCA CPL-2-0731

A
1. 1984
2. Rebel Rebel
3. Moonage Daydream
4. Sweet Thing/Candidate/Sweet Thing (Reprise)

B
1. Changes
2. Suffragette City
3. Aladdin Sane (1913-1938-197?)
4. All the Young Dudes
5. Cracked Actor

C
1. Rock 'n' Roll with Me
2. Watch That Man
3. Knock on Wood
4. Diamond Dogs

D
1. Big Brother/Chant of the Ever-Circling Skeletal Family
2. The Width of a Circle
3. The Jean Genie
4. Rock 'n' Roll Suicide

YOUNG AMERICAN  1975
LP (JAP)  RCA RCA-6285

A
1. Young Americans
2. Win
3. Fascination
4. Right

B
1. Somebody Up There Likes Me
2. Across the Universe
3. Can You Hear Me?
4. Fame
Station to Station Changesonebowie Changesonebowie CD Version
STATION TO STATION  1976
LP (JAP) RCA RVP-6027

A
1. Station to Station
2. Golden Years
3. Word on a Wing

B
1. TVC 15
2. Stay
3. Wild Is the Wind
CHANGESONEBOWIE 1976
LP (UK) RCA Victor RS 1055

A
1. Space Oddity
2. John, I'm Only Dancing (sax version)
3. Changes
4. Ziggy Stardust
5. Suffragette City
6. The Jean Genie

B
1. Diamond Dogs
2. Rebel Rebel
3. Young Americans
4. Fame
5. Golden Years
CHANGESONEBOWIE
original LP 1976
CD  version  1990
CD (USA)  RYKO RCD 20171

1. Space Oddity
2. John, I'm Only Dancing (single version)
3. Changes
4. Ziggy Stardust
5. Suffragette City
6. The Jean Genie
7. Diamond Dogs
8. Rebel Rebel
9. Young Americans
10. Fame `90 (Gas Mix)
11. Golden Years

-bonus tracks-
12. “Heroes”
13. Ashes to Ashes
14. Fashion
15. Let’s Dance
16. China Girl
17. Modern Love
18. Blue Jean


 精神的に落ちぶれていたアメリカでの生活から逃れるためにボウイはドイツのベルリンに住むようになりました。ここで彼の音楽は劇的に変わりました。
この変貌を歓迎した音楽ファンは沢山いました。でもわたしはその中の一人ではありませんでした。

 ドイツには好きなミュージシャンがほんとに沢山います。ジャーマンロックは好きなジャンルのひとつです。でもこの時期のボウイの音楽はあまり聴く気にはなれませんでした。新譜が出ると変化が有るかもしれないと期待して聴くのですが、どちらかというとガッカリするのが常でした。
 この時代のボウイの変化に関わったブライアン・イーノ(Brian Eno)というミュージシャン。彼はロキシー・ミュージックのメジャーデビュー時にメンバーの一人でした。ロキシーミュージックの『For Your Pleasure』のジャケットカバーにアマンダ・レア (Amanda Lear = trance gender) が起用されたと話題に成りわたしもロキシーのアルバムを買うようになりましたが、ブライアン・イーノ(Brian Eno)在籍時の初期二作は結局殆ど聴かずじまい。
ブライアン・フェリー(Brian Ferry)が主役に成ってからのアルバムはすべて気に入りブライアン・フェリー(Brian Ferry)がソロに成ってからも追いかけていました。というわけで同じブライアンながらイーノの方の音楽には入りきれませんでした。
 イーノは天才音楽家としての名を得ています。ただし別の角度から見ると鬼才・奇才でもあり私的には後者の方の理解に成ります。
わたしはどちらかというと感情豊かな音楽が好みですが、イーノの音楽は無感情・無表情でありながらBGM風な聴き心地の爽やかさの要素は含んでいません。
 トップはインストゥルメンタル、他にもヴォーカルなしのトラックがあります。ヴォーカル入りの "Breaking Glass" "What in the World" 等を聴くと殆ど初期のロキシー・ミュージックのサウンドです。次の "Sound and VIsion" のみが当時何度も聴いた曲です。どこかにノスタルジックな部分を感じました。

 ベルリン録音の次作 『“Heroes” 邦題:英雄夢語り』 も 『LOW』 とかなり似ています。何度も聴ける曲はタイトルナンバーの "“Heroes”" のみ。
参加ミュージシャンの中でギターリストがリッキー・ガードナーからキング・クリムゾンのリーダーロバート・フリップに替わりました。そういえばクリムゾン風な部分も若干あります。 "Beauty and the Beas" は、モロ、ロキシー・ミュージック感ありですね。

 1978年発売のライブ盤二作目となる『STAGE』、録音場所はドイツでなくアメリカ東部・東海岸地域での三ヶ所、その中の一ケ所はまたもフィラデルフィアが選ばれています(残りの二ヶ所はプロビデンスとボストン)。ブライアン・イーノ(Brian Eno)は参加していません。
録音は1978年4月〜5月、1976年以前の曲も奏っていますので、ベルリン録音程イーノ色はそうそう感じられません。まあ "Beauty and the Beas" などのロキシー風はそのままですが。聴き返すと "Fame" 等と同じ感じで普通に聴けます。`70年代後半の作品の中では一番わたし向きな作品でした。

 その後に出た『PETERS & THE WOLF プロコフィエフ:ピーターと狼』は全くの別物作品でボウイはA面の方でナレーションを担当しているだけです。息子さんためにナレーターを引き受けたとの事。

 `70年代ラストの作品はブライアン・イーノ(Brian Eno)と組んで三度目に成るアルバムです。今度はベルリン録音でなく、モントルー(スイス)での録音。
タイトルは『LODGER 邦題:間借人』ジャケットカバーの下部にも日本語で「間借人」という文字が見られます。LP盤のみだった時代ジャケットの右側からレコード盤を出す仕様でしたので見開き連続写真の脚が載っている方が表ジャケットとして扱われていました。現在は上半身の鼻がへちゃけたボウイの画像の方で有名になっています。曲では "DJ" が一番気ロックぽさが入っていて気に入っていました。

 `80年代に入って初めての作品にイーノの参加はありません、曲作りにも演奏にも参加していません。タイトルは『Scary Monsters (and Super Creeps)』。"Up the Hill Backwards" 等を聴くとイーノの影は全くなくてふとジョン・レノン (John Lennon) が作りそうな曲にも思えました。タイトル曲"Scary Monsters (and Super Creeps)" は`70年代中期のフィラデルフィア録音期の曲に近く戻ってきたボウイを感じました。このアルバムの録音スタジオはニューヨークとイギリス、ロンドンで行われた模様、この曲はまずアメリカでの録音でしょうね。次の "Ashes to Ashes"と "Fashion" は若干ベルリン時代のサウンドを感じますがリズム陣はブラックミュージックに近いですね。



 
Low Heroes Stage
LOW  1977
LP (UK) RCA PL-12030

A
1. Speed of Life
2. Breaking Glass
3. What in the World
4. Sound and Vision
5. Always Crashing in the Same Car
6. Be My Wife
7. A New Career in a New Town

B
1. Warszawa
2. Art Decade
3. Weeping Wall
4. Subterraneans
“HEROES”  1977
LP (JAP) RCA RVP-6243

A
1. Beauty and the Beast
2. Joe the Lion
3. “Heroes”
4. Sons of the Silent Age
5. Blackout

B
1. V-2 Schneider
2. Sense of Doubt
3. Moss Garden
4. Neukoln
5. The Secret Life of Arabia
STAGE  1978
2LP (UK) RCA PL-02913

A
1. Hang On to Yourself
2. Ziggy Stardust
3. Five Years
4. Soul Love
5. Star

B
1. Station to Station
2. Fame
3. TVC 15

C
1. Warszawa
2. Speed of Life
3. Art Decade
4. Sense of Doubt
5. Breaking Glass

D
1. 'Heroes'
2. What in the World
3. Blackout
4. Beauty and the Beast

Peter and the Wolf Lodger Scary Monsters
PETERS & THE WOLF  1978
LP (USA) RCA APL-1-2743

A
1. Peter and the Wolf, Op. 67
   (Sergei Prokofiev)

The Philadelphia Orchestra
Conductor: Eugene Ormandy
Narrator:David Bowie

B
1. Young Person's Guide to the Orchestra,
Op. 34
   (Benjamin Britten)

The Philadelphia Orchestra
Conductor: Eugene Ormandy
LODGER  1979
LP (UK) RCA BOW LP-1

A
1. Fantastic Voyage
2. African Night Flight
3. Move On
4. Yassassinn (Turkish for : Long Live)
5. Red Sails

B
1. DJ
2. Look Back in Anger
3. Boys Keep Swinging
4. Repetition
5. Red Money
SCARY MONSTERS (AND SUPER CREEPS) 1980
LP (JAP) RCA RVP 6472

A
1. It's No Game (No. 1)
2. Up the Hill Backwards
3. Scary Monsters (And Super Creeps)
4. Ashes to Ashes
5. Fashion

B
1. Teenage Wildlife
2. Scream Like a Baby
3. Kingdom Come
4. Because You're Young
5. It's No Game (No. 2)


 『SCARY MONSTERS (AND SUPER CREEPS)』発表後、暫く音楽分野での話題は落ち着いていました。彼は生涯で30作を越える映画に出演しています。音楽界デビュー後すぐに売れなかった時期、演劇の世界に身を置いていましたので俳優としての魅力も認められていました。 

西ドイツ製作『CHRISTIANE F』は日本公開時のタイトルが『クリスチーネ・F -麻薬と売春の日々-』その映画にボウイは本人役で出演、彼の近年のアルバムからの曲が使われ、"Station to Station"はライブトラックが収録されたサウンドトラック盤。

 『CHANGESTWOBOWIE 邦題:美しき魂の告白』は『CHANGESONEBOWIE 邦題:魅せられし変容』(1976年)の続編として`81年にリリースされていたベスト物コンピレーション。いつのまにかカタログから消えていたようですが再々発されました。個人的には "Wild Is The Wind 邦題: 野性の息吹き"(アニメ映画「風が吹くとき」の主題歌)のためにだけということに成るのですが、まぁ価値のある曲です。

『IN BERTOLT BRECHT'S  BAAL』は映画ではなくイギリスで公開された戯曲を収録したもの。セリフに軽いメロディーを載せて演じる劇でボウイは主役を務め、歌った(?)ということです。メロディーに乗った語りです。

 『ANOTHER FACE』は英DECCA時代の音源集、 『RARE』は既発表曲の別ヴァージョン収録やアルバム未収録ヴァージョン物。

 本格的な音楽界復帰作は`83年の『LET'S DANCE』に成ります。今までのアルバムの多くがプロデュースにトニー・ビスコンティが起用されていましたが(あのイーノとの共演作でも)、今回はブロンディ(Blondie)やマドンナ (Madonna Louise Ciccone) らとも組んだナイル・ロジャース (Nile Rodgers) に替わっています。所属契約会社もEMIに変わっています。
完璧にアメリカ東部系の音楽です、録音はニューヨーク。ディスコ・ファンク系ソウルミュージックの要素が多い作品です。 "Modern Love" "China Girl" "Let's Dance" "Without You" "Cat People" と収録曲全8曲中、5曲がアメリカではシングル発売されています。"Let's Dance"には分厚いギターを弾くスティーヴィー・レイ・ヴォーン(Stevie Ray Vaughan) が参加、レイ・ヴォーンを一躍有名にしました(曲中時折ソロが聴けます)。"Cat People" はナスターシャ・キンスキー(Nastassja Kinski) 主演映画に使われた曲(サウンドトラックヴァージョンではなく新た美に録音しなおしたヴァージョン)。この中で私的には" "China Girl"が一番好きです。

 LP時代の1983年発売だった『ZIGGY STARDUST AND THE SPIDERS FROM MARS - THE MOTION PICTURE SOUNDTRACK』はドキュメンタリー映画のサウンドトラック盤ではありますが、曲として収録された物はコンサートの物なのでコンサートのライブ録音盤としての認識もありました。
 発表時は買わなかった作品(音だけで聴くとが海賊版なみとの評判でした)でCD化後のリマスターヴァージョンで買いました。(それでも音質は籠った感じが残っています)
"Moonage Daydream"はスタジオ録音より良いです、またヴェルヴェット・アンダーグラウンドの"White Light / White Heat" などが貴重な演奏ですね。録音場所はロンドンのハマースミス・オデオン(Hammersmith Odeon )録音日は1973年7月3日、ボウイがジギーに扮して音楽界に登場してきた時代の録音です。
 同時代の録音ではアンフィシャルで出ていてその後、正式リリースされたサンタモニカでの`72録音物が有名です。

 次作『TONIGHT』は何故かカナダへ行きアンドレ・ペリー (André Perry) のスタジオで録音しています。
アンドレ・ペリー (André Perry) は有名どころではビージーズの "Saturday Night Fever"やジョン・レノン (John Lennon) の " Give Peace a Chance"のプロデュースをした人ですが、このアルバムでのプロデューサーのクレジットにはありません。アンドレが所有する大きなレコーディングスタジオ [Le Studio (1972〜2003)] を利用したかったのでしょうか?
『LET'S DANCE』と似たような曲調が多いですが、全体的には印象が薄いアルバムです。この1983年、84年という時代はソニーがテリー・デサリオ(Teri DeSario) の "Over Night Succes"をテーマ曲にして、MTVを一社提供で放映しミュージックビデオ、プロモーションビデオ全盛期に突入させていく時代でした。ボウイの "Blue Jean" も流れましたが個人的には好みではなかったです。

 『LABYRINTH 邦題:ラビリンス/魔王の迷宮』は1986年公開の映画のサウンドトラック盤です。主演はボウイとジェニファー・コネリーJennifer Lynn Connelly) で他はすべて人形(セサミストリートで知れたマペット)という異色作。`80年代後半はLP時代から徐々にCDへと移行していく時代で両タイプが発売されていましたがこのアルバムはCDで購入しています。 初期の頃はプレーヤー・デッキが悪いのかCDが悪いのか時々再生不可能なCDに当たっていました(殆どが輸入盤)。
内容はインストとヴォーカル物半々ですが "As The World Falls Down" "Underground " 等がが初期のボウイを想い起せて良いんじゃないかと。

 ところで、`80年代はボウイが30歳半ばから40歳辺りに成るわけですが、彼の容姿上もっともハンサムだった時代でしょう。昔国内で二枚目の代名詞だったアラン・ドロン (Alain Delon)  は30歳前半が最もハンサムな時代でした。ドロン大好きです…まぁ音楽とはまったく関係のない事ですが。



Another Face Christiane F changestwobowie
ANOTHER FACE  1981
LP  (UK) Decca TAB-17

A
1. Rubber Band
2.The London Boys
3.The Gospel According To Tony Day
4.There Is A Happy Land
5.Maid Of Bond Stree
6.When I Live My Dream
7.Liza Jane

B
1.The Laughing Gnome
2.In The Heat Of The Morning
3.Did You Ever Have A Dream
4.Please Mr. Gravedigger
5.Join The Gang
6.Love You Till Tuesday
7.Louie, Louie Go Home

CHRISTIANE  F   1981
LP (German)  RCA BL43606

A
1. V-2 Schneider (Instrumental)
2. TVC 15
3. Heroes/Helden
4. Boys Keep Swinging
5. Sense of Doubt" (Instrumental)
6. Station to Station (live)

B
1. Look Back in Anger
2. Stay
3. Warszawa (Instrumental)
CHANGESTWOBOWIE
original LP 1981
CD reissue first    1985
CD reissue second 2018
CD  (JAP) Parlophone WPCR-17997

1. Aladdin Sane (1913·1938·197?)
2. Oh! You Pretty Things
3. Starman
4. 1984
5. Ashes To Ashes (Single Version)
6. Sound And Vision
7. Fashion (Single Version)
8. Wild Is The Wind
9. John, I'm Only Dancing (Again) 1975
10. D.J. (Single Version)
In Bertolt Brecht's BAAL RARE Let's Dance
IN BERTOLT BRECHT'S  BAAL   1982
LP (German) RCA PG 45092

A
1. Baal's Hymn
2. Remembering Marie A.

B
1. Ballad Of The Adventurers
2. The Drowned Girl
3. Dirty Song
RARE  1982 
LP (UK) RCA PL 45406

A
1. Ragazzo Solo, Ragazza Sola
2. 'Round And 'Round
3. Amsterdam
4. Holy Holy
5. Panic In Detroit
6. Young Americans

B
1. Velvet Goldmine
2. Helden
3. John, I'm Only Dancing (Again) (1975)
4. Moon Of Alabama
5. Crystal Japan (Instrumental)

LET'S  DANCE  1983
レッツ・ダンス
LP (UK) EMI AML-3029

A
1. Modern Love
2. China Girl
3. Let's Dance
4. Without You

B
1. Ricochet
2. Criminal World
3. Cat People (Putting Out Fire)
4. Shake It
Ziggy Stardust the Notion Picture Soundtack Tonight
ZIGGY STARDUST AND THE SPIDERS FROM MARS - THE MOTION PICTURE SOUNDTRACK  (30TH ANNIVERSARY)
 origibal LP 1983
CD first issue 2003  second issue 2010
2CD (EU) EMI 5099990568329

Disc One
1. Intro: March From A Clockwork Orange (Ninth Symphony, Fourth Movement - Abridged)
2. Hang On To Yourself
3. Ziggy Stardust
4. Watch That Man
5. Wild Eyed Boy From Freecloud
6. All the Young Dudes
7. Oh! You Pretty Things
8. Moonage Daydream
9. Changes
10. Space Oddity
11. My Death

Disc Two
1. Intro: William Tell Overture (Abridged)
2. Cracked Actor
3. Time
4. The Width of a Circle
5. Let's Spend the Night Together
6. Suffragette City
7. White Light / White Heat
8. Farewell Speech
9. Rock 'n' Roll Suicide

TONIGHT  1984
LP (German) EMI America 1C 064-24 0227 1

A
1. Loving the Alien
2. Don't Look Down
3. God Only Knows
4. Tonight

B
5. Neighborhood Threat
6. Blue Jean
7. Tumble and Twirl
8. I Keep Forgettin'
9. Dancing with the Big Boys
LABYRINTH  (soundtrack) 1986
CD (UK) Parlophone CDFA 3322

1. Opening Titles Including Underground
2. Into the Labyrinth
3. Magic Dance
4. Sarah Jones
5. Chilly Down
6. Hallucination
7. As The World Falls Down
8. The Goblin Battle
9. Within You
10. Thirteen O'Clock
115. Home at Last
12. Underground



 1987年発表の『NEVER LET ME DOWN』は`80年代という10年括りの時代で発表されたボウイの音楽作品(新作)はわずか4枚でした、その中では特に地味な部類に入ってしまう作品でしょう。確かにダラダラと時が流れていくような空間を感じてしまう作品集でした。このアルバムもLPとCDの両仕様発売でしたが、CDには下記のようなマークが裏ジャケに懐かしく付いています。
compact disc logo

 ほとんど『Let's Dance』のみの印象が強かったボウイの`80年代、突如 [バンド・グループ] という形で新作を発表してきました。デヴィッド・ボウイがヴォーカルにギター、リーヴス・ガブレルス(Reeves Gabrels)がギター、トニー・セイルス(Tony Sales )ベース、ハント・セイルス(Hunt Sales)がドラムスで曲により他のメンバーもヴォーカルで加わるといった4人編成、バンド名、及びファーストアルバムのタイトルとした『TIN MACHINE』。
 わたしにとってはバンド形式であろうとなかろうとヴォーカルがボウイであれば、デビッド・ボウイのソロアルバムのひとつといった感覚なのです。
昔のスパイダースフロムマースのように、[ボウイとそのバックバンド]。
 そのバンド形式のファースト『TIN MACHINE』、一般評はいまいちだったかもしれませんが個人的には多いに気に入っています。"Amazing"などは`70年代のボウイらしさが残っていますしロック・ナンバーとしては"Heaven's in Here""Under the God""Run"などが良いですね。ジョン・レノン(John Lennon)のカヴァー"Working Class Hero"、ジョンのオリジナルも好きですが心打たれるのはボウイ版です。このティン・マシーンのアルバム、カバージャケットの写真、メンバーの立ち位置が違うヴァージョンがあります。

 `90年代に入って最初のアルバムもティン・マシーン名義です。前作の延長線上かというとそうではない部分も含まれています。前作はかなりロック色が強かったのですが、今回は『LET'S DANCE〜TONIGHT』系統のダンス・ミュージック系統のナンバー ("You Belong in Rock n' Roll") が入っていること、そしてロキシー・ミュージックのグラム・ロックっぽさが漂う"If There Is Something"を取り挙げたこと。この曲はブライアン・フェリー (Bryan Ferry) の曲なのでもともとイーノ色は少ないのですがやはりボウイらしさが出ています。"You Can't Talk" などもグラム・ロックっぽいですね。"Stateside"はかなり黒っぽい雰囲気でボウイの歌い方も常と違います。

 ティン・マシーンという形で数か所、ライブを行っていましたが、その中から1枚だけライブ盤が出ています。内容は`91年〜`92年にかけて行われた日本の東京と札幌、アメリカのシカゴ、ボストン、ニューヨークの5か所からの物が選ばれています。日本での公演模様は数種のアンオフィシャル盤が出ていますが現時点ではこの盤が唯一のライブ盤に成ります。
録音場所が様々なので音質にバラツキがあり、トップの "If There Is Something" (東京録音)と次の "Amazing" (シカゴ録音)は「最初に聴き始めるから」というハンデがあるからかも知れませんが何故か音が籠って聞こえます。曲として個人的に気に入ったのは "Under the God"、これはもともと曲自体がすきなので…

 ティン・マシーンが自然消滅の様な形に成ったままソロ作『BLACK TIE WHITE NOISE』を1993年に発表。契約レーベルがARISTAに変わっています、そして10年ぶりにナイル・ロジャースと共同プロデュースをし、"I Feel Free"では`70年代若き時代の同志ミック・ロンソン (Mick Ronson) と組んだりと [再出発感] を感じます。
飛びぬけた作品はなかったのですが、じっくりと染み染み歌う "Don't Let Me Down & Down"などは気に入りました。途中サックスの音色が聞こえますが、パーソネルを見るとどうやらボウイが吹いている様子。次のインスト・ナンバー "Looking for Lester" から "I Know It's Gonna Happen Someday" へと繋がって都会における無性な寂しさを感じます。 夜のビル街でひとりを感じてしまう経験…
 聴く時期の精神状態にも依るでしょうが、聴きたくなるアルバムかも知れません。このアルバムはスイスのモントルーとニューヨークの二ヶ所で録音されたとのことですが、恐らく前半とボーナス曲がモントルーで本編後半がニューヨークじゃないでしょうか?完全に陽と陰二極の音作りです。

 『THE BUDDHA OF SUBURBIA』は英BBC放送製作ドラマ「Buddha Of Suburbia」のタイトルソングを合わせて半月程度で完成させたと記載されているアルバム。タイトルソング "Buddha Of Suburbia"は良い曲ですね。 しかしその他の曲はポコポコピコピコと電子音が目立ちすぎてわたしの好みにそぐわない作品です。座ったままで作り上げた感じですのでまぁ。短い期間で完成したのも頷けます。
でも評価する人も沢山おられます。ブライアン・イーノ(Brian Eno)もその一人だったとか。

 『SANTA MONICA `72 』 1994年登場。
 Bootleg-海賊版と呼ばれる著作所有者に無断で販売されている商品。好きな音楽を書き記すページでWEB上にアップする場合は控えようと、持っていても掲載していません。
 しかし近年、昔数十年も前に海賊版として出ていた音源が、録音者(音源所有者)から買い取られリマスタリングされて正式なルートで販売され印税支払いも行われるようになりました。最初はボブ・ディラン(Bob Dylan)シリーズだったでしょうか?わたしはユーライア・ヒープ物で正式リリース後に数枚買っています。
 LP盤時代はジャケットは真っ白な厚紙、コピー用紙丸出しのカバー、盤質は雑で曲間溝もなく明らかにブートレグだと判る仕様でしたが、CD時代に突入すると全く正式リリース版と区別がつかないようになりました。
 『SANTA MONICA `72 』これはボウイファンの間では有名な盤でしたが、カバー写真違いでテイチクレコードが発売しました。
 わたしのこの盤はテイチク盤と違うのでその元となったアンオフィシャル盤の様ですが一応オフィシャルリリースされた音源ですので挙げておきます。
 キッチリとブックレットや解説付きです録音日は1972年10月20日。今となっては貴重音源です。隠し撮りとはいえ他人に喜ばれてしまうのは皮肉なものですね。好きな"Changes"、"Five Years"あたりのシンプルながら力強いヴォーカルが素晴らしいです。若さが持つエネルギーも感じますね。----2008年には本家EMIが正式リリースしていました(もちろんカバージャケットは違います)。

 『1.OUTSIDE』(1995年発表)ではなんとまたまたイーノと『LODGER』以来16年ぶりに組んでいます。
ボウイが作り上げた [ネイサン・アドラーの日記] という猟奇犯罪をテーマにしたストーリーに沿って全編を作り上げていくといった作品。私的には期待できそうにないアルバムです。販売会社が地域によってヨーロッパ圏はArista(BMG)、アメリカはVirgin、日本などはRCAが販売権を持っていました。販売権が散らばることは、無名の新人や売れるか売れないか未知数な音源でよくありますがボウイのアルバムでそうなるとは…。実際セールス的には芳しくなかったのですが、音楽界全体の作品評価はベルリン時代の作品同様「傑作」という評価です。



Never Let Me Down Tin Machine 1989 Tin Machine 2
NEVER LET ME DOWN 1987
CD (USA) EMI America CDP7 46677 2

1. Day-In Day-Out
2. Time Will Crawl
3. Beat of Your Drum
4. Never Let Me Down
5. Zeroes
6. Glass Spider
7. Shining Star (Makin' My Love)
8. New York's in Love
9. '87 and Cry
10. Too Dizzy
11. Bang Bang
TIN MACHINE  1989
CD (JAP) EMI CP32-5860

1. Heaven's in Here
2. Tin Machine
3. Prisoner of Love
4. Crack City
5. I Can't Read
6. Under the God
7. Amazing
8. Working Class Hero
9. Bus Stop
10. Pretty Thing
11. Video Crime
12. Run
13. Sacrifice Yourself
14. Baby Can Dance

TIN MACHINE Ⅱ  1991
CD (JAP) VICTORY VICP-5075

1. Baby Universal
2. One Shot
3. You Belong in Rock n' Roll
4. If There Is Something
5. Amlapura
6. Betty Wrong
7. You Can't Talk
8. Stateside
9. Shopping for Girls
10. A Big Hurt
11. Sorry
12. Goodbye Mr. Ed
13. Hammerhead (instrumental) (hidden track)
TIN MACHINE LIVE  OY VEY, BABY Black Tie White Noise The Singles 1969 to 1993
TIN MACHINE LIVE OY VEY, BABY
1992
CD (JAP) VICTORY VICP-5193

1. If There Is Something
2. Amazing
3. I Can't Read
4. Stateside
5. Under the God
6. Goodbye Mr Ed
7. Heaven's in Here
8. You Belong in Rock 'N' Roll
BLACK TIE WHITE NOISE 1993
CD  (Germany) BMG Arista 74321 13697 2

1. The Wedding (instrumental)
2. You've Been Around
3. I Feel Free (featuring Mick Ronson)
4. Black Tie White Noise
5. Jump They Say
6. Nite Flights
7. Pallas Athena
8. Miracle Goodnight
9. Don't Let Me Down & Down
10. Looking for Lester (instrumental)
11. I Know It's Gonna Happen Someday
12. The Wedding Song

-bonus tracks-
13. Jump They Say (alternate mix)
14. Lucy Can't Dance
THE SINGLES COLLECTION  1993
2CD (JAP) TOCP-8057-58

Disc One
1. Space Oddity
2. Changes
3. Starman
4. Ziggy Stardust
5. Suffragette City
6. John, I'm Only Dancing
7. The Jean Genie
8. Drive-In Saturday
9. Life on Mars?
10. Sorrow
11. Rebel Rebel
12. Rock 'n' Roll Suicide
13. Diamond Dogs
14. Knock on Wood (Live)
15. Young Americans
16. Fame
17. Golden Years
18. TVC 15
19. Sound and Vision

Disc Two
1. “Heroes” (Single edit)
2. Beauty and the Beast
3. Boys Keep Swinging
4. DJ
5. Alabama Song
6. Ashes to Ashes
7. Fashion
8. Scary Monsters (and Super Creeps)
9. Under Pressure
    (edited version; with Queen)
    Non-album single, 1981
10. Wild Is the Wind
11. Let's Dance (Single edit)
12. China Girl (Single edit)
13. Modern Love (Single edit)
14. Blue Jean
15. This Is Not America
16. Dancing in the Street (with Mick Jagger)
17. Absolute Beginners (Single edit)
18. Day-In Day-Out (Single edit)
The Buddha of Suburbia Santa Monica `72 1.Outside
THE BUDDHA OF SUBURBIA
original 1993 reissue 2007
CD (EU) EMI 50999 5 00463 2 4

1. Buddha of Suburbia
2. Sex and the Church
3. South Horizon (instrumental)
4. The Mysteries (instrumental)
5. Bleed Like a Craze, Dad
6. Strangers When We Meet
7. Dead Against It
8. Untitled No. 1
9. Ian Fish, U.K. Heir (instrumental)
10. Buddha of Suburbia
SANTA MONICA `72  1994
CD (UK) Golden Years  GY002

1. Introduction (Live)
2. Hang On To Yourself (Live)
3. Ziggy Stardust (Live)
4. Changes (Live)
5. The Supermen (Live)
6. Life On Mars? (Live)
7. Five Years (Live)
8. Space Oddity (Live)
9. Andy Warhol (Live)
10. My Death (Live)
11. The Width Of A Circle (Live)
12. Queen Bitch (Live)
13. Moonage Daydream (Live)
14. John, I'm Only Dancing (Live)
15. Waiting For The Man (Live)
16. The Jean Genie (Live)
17. Suffragette City (Live)
18. Rock 'N' Roll Suicide (Live)
1.OUTSIDE  1995
CD (USA) Vergin 7243 8 40711 2 7

1. Leon Takes Us Outside
2. Outside
3. The Hearts Filthy Lesson
4. A Small Plot of Land
5. Segue ? Baby Grace (A Horrid Cassette)
6. Hallo Spaceboy
7. The Motel
8. I Have Not Been to Oxford Town
9. No Control
10. Segue ? Algeria Touchshriekl
11. The Voyeur of Utter Destruction (as Beauty)
12. Segue ? Ramona A. Stone/I Am with Name
13. Wishful Beginnings
14. We Prick You
15. Segue ? Nathan Adler
16. I'm Deranged
17. Thru' These Architects Eyes
18. Segue ? Nathan Adler
19. Strangers When We Meet



 1997年の新作は『EARTHLING』、イーノのクレジットは見られません。本作の共同プロデュースはリーヴス・ガブレルズ(Reeves Gabrels)。
サウンドはかなり変わっています。 割とハードでロック色も戻っています。
 ボウイのファッションもユニオンジャックを表しているのでしょう。"Little Wonder" はヴォーカルに電子加工を施されているようですがそこそこストレートロックナンバーで聴き応えがあるのに "Dead Man Walking" などは多くの部分がデジタル加工音に埋もれてしまってどうしても「もったいない」と思ってしまします。加工なしだったら素晴らしいヘビーロックナンバーに!メタルバンドが奏っても違和感なしです(個人的な好みの問題なのでしょうけれど)。
 一応近年のアルバム群の中では気に入っています。

 『THE DERAM ANTHOLOGY 1966-1968』 はDERAM時代のデビューアルバムを含む音源集大成のような感じで全曲リマスターされての発表です。

 『THE BEST OF DAVID BOWIE 1969/1974』は目玉は "" マーク・ボランがギターで参加しているトラックです。また、"John, I'm Only Dancing (Sax version)" はアナログ盤での『CHANGESONEBOWIE』で使われていたヴァージョン、このタイトルCD化された際シングルヴァージョンに置き換わっていましたので今回は初CD化ヴァージョンということに成ります。

 `99年の『HOURS』は国内盤もVirginレーベル統一で東芝EMIから販売です。日本盤CDは 「世界に先駆け先行発売」 とありますがこのCDの音源はインターネット網に依って 「ダウンロード販売」 された方が先だったようです。
 『1.OUTSIDE』や『EARTHLING』の様な電子加工音を多用された部分は随分と減っています。("What's Really Happening?" くらいでしょうか?)
 トップ曲『Thursday's Child』から電子加工音はありません。語るようなボウイの「声」が聞こえます。"Survive" "Seven" などはアコースティック・ギター主体で歌うスタイルは彼のデビュー当時を想い起します。
 "The Pretty Things Are Going to Hell"は本作内では最もロックっぽさを感じる曲でしょうか?

 『I DIG EVERYTHING:THE 1966 PYE SINGLES』 はLP時代にも見かけたことありましたがCDでの初出作品です。アルバム内記載によると、
  ①"Can't Help Thinking About Me" "And I Say To Myself" (Davy Jones & the Lower 3rd) =PYE 7N 17020
  ② "Do Anything You Say" "Good Morning Girl"=PYE 7N 17079
  ③ "I Dig Everything: "I'm Not Losing Sleep"=PYE 7N 17157
 `60年ビートルズ登場以前のモッズ時代のイギリス音楽界を象徴する音楽ですね。充分今も聴けます。

 21世紀最初のアルバムが『HEATHEN』。Virginレーベルを離れて ISOというボウイ自身のレーベルからの発表です。そして`70年代の多くの作品でボウイと組んでいたトニー・ヴィスコンティ(Tony Visconti)がプロデューサー陣に加わっています。聴く前から期待できそうです。ただ、CD内での曲目タイトルにすべて打ち消し線が引かれていて読みづらい。
 まず、トップ曲からあの一時期の電子加工音まみれのサウンドから離れていてホッとします。"Cactus (Black Francis)" "Slow Burn" "Afraid" "I've Been Waiting for You" "I Took a Trip on a Gemini Spaceship" このあたりは実に良いですね。
ギターで『Young Americhans』『Station to Station』で参加していたアール・スリック(Earl Slick)が再度参加しています。(以降のアルバムでも参加)
 `90年代項のアルバムでは、どうしても1972年〜1975年頃の時代作品群と比較して聴いてしまいますが、同時期作だと言われても判りませんね。


 20020年に発売されたベストアルバム『BEST OF BOWIE』には非常に多くの選曲ヴァージョンが存在しています。EMI系列で地域(国別)の収録曲を変えています。2枚組、3枚組での発売になった地域もあります。わたしが購入したのはケース内スリーブに [日の丸] 国旗のマークが付いた日本向けの選曲盤です。持っている曲がダブル複数組盤よりも支出が減る分助かります。
 9曲目以降のアルバム未収録集が特徴のお買い得コンピレーション物でした。

  『REALITY』2003年発表です。邦盤帯には「通算26枚目となるオリジナルスタジオアルバム」とあります。ここら辺は実際そうなのかわたしにははっきりと判りません。初期の頃のレーベル分散時代の数え方で24枚目とも25枚目とも取れそうで?
 『HEATHEN』に続いてトニー・ヴィスコンティ(Tony Visconti)がプロデュースに加わっています。"New Killer Star" 曲展開に思わず [ボウイらしさ] を感じました。
"Pablo Picasso" はジョナサン・リッチマン(Jonathan Richman) の曲に歌詞をボウイが少し変えたとのことですが`60年代〜`70年代イギリスのサウンドを感じます。
  そして似た感覚を覚えたのが "The Loneliest Guy" "Reality" あたり。エルヴィス・コステロ(Elvis Costello)が`70年代後半華々しくイギリスのロック界に登場してきた時の英国ロックシーンのあのサウンドです。
 "Try Some, Buy Some" はジョージ・ハリソン (George Harrison) がロニー・スペクター(Ronnie Spector)に贈った曲、ジョージのソロデビュー時のプロデューサーが旦那さんで有名なフィル・スペクター(Phil Spector)でした。
 邦盤ボーナストラックの"Waterloo Sunset"はキンクス`67年の曲、黒っぽいナンバーが多いキンクスですがこの曲はとてもかわいらしい曲です。
 邦盤初回限定版のDisk 2 はボーナストラックの続きで初出曲("Rebel Rebel"は新録)です。

 『THE BEST OF DAVID BOWIE 1969/1974』(2008年発売)は2002年発売のベスト盤と比べて特別な特徴が少ないベストコンピレーション物です。
 ただ、アルバム『Aladdin Sane』録音時に一緒に録音されていてオリジナルLP盤に収録されなかった曲が3曲あります。
"The Prettiest Star (Marc Bolan stereo version) "(ボランがギターで参加)と"All the Young Dudes (Studio version)"が初めて聴く曲、そしてLP盤"CHANGESONEBOWIE"に収録後、なかなかCD収録のなかった "John, I'm Only Dancing (Sax version) " の初CD化があります。



Earthling The Deram Anthology 1966-1968 THE BEST OF DAVID BOWIE 1969/1974
EARTHLING  1997
CD (USA) Vergin 7243 8 42627 2 3

1. Little Wonder
2. Looking for Satellites
3. Battle for Britain (The Letter)
4. Seven Years in Tibet
5. Dead Man Walking
6. Telling Lies
7. The Last Thing You Should Do
8. I'm Afraid of Americans
9. Law (Earthlings on Fire)
THE DERAM ANTHOLOGY 1966-1968  1997
CD (UK) Decca DERAM 844 784-2

1. Rubber Band (single version)
    1966 single
2. The London Boys
    B-side of Rubber Band
3. The Laughing Gnome
    1967 single
4. The Gospel According to Tony Day
     B-side of The Laughing Gnome
5. Uncle Arthur
6. Sell Me a Coat
7. Rubber Band
8. Love You till Tuesday
9. There Is a Happy Land
10. We Are Hungry Men
11. When I Live My Dream
12. Little Bombardier
13. Silly Boy Blue
14. Come and Buy My Toys
15. Join the Gang
16. She's Got Medals
17. Maid of Bond Street
18. Please Mr. Gravedigger
19. Love You till Tuesday
     (single version) 1967 single
20. Did You Ever Have a Dream
     B-side of Love You till Tuesday
21. Karma Man
22. Let Me Sleep Beside You
23. In the Heat of the Morning
24. Ching-A-Ling
     Previously unreleased
25. Sell Me a Coat
     (single version) 1967 single
26. When I Live My Dream
     Previously unreleased
27. Space Oddity
     (original version, Demo version
     recorded in February 1969
     for the Love You Till Tuesday video)
   Previously unreleased

THE BEST OF DAVID BOWIE 1969/1974  1997
CD (JAP) EMI TOCP 54024

1. The Jean Genie
2. Space Oddity
3. Starman
4. Ziggy Stardust
5. John, I'm Only Dancing (Sax version)
6. Rebel Rebel
7. Let's Spend the Night Together
8. Suffragette City
9. Oh! You Pretty Things
10. Velvet Goldmine
11. Drive-In Saturday
12. Diamond Dogs
13. Changes
14. Sorrow
15. The Prettiest Star
16. Life on Mars?
17. Aladdin Sane (1913·1938·197?)
18. The Man Who Sold the World
19. Rock 'n' Roll Suicidest
20. All the Young Dudes (Studio version)

-Japanese bonus track-
20. Lady Stardust
Hours I DIG EVERYTHING:THE 1966 PYE SINGLES Heathen
HOURS  1999
CD (JAP) Vergin VJCP-681160

1. Thursday's Child
2. Something in the Air
3. Survive
4. If I'm Dreaming My Life
5. Seven
6. What's Really Happening?
7. The Pretty Things Are Going to Hell
8. New Angels of Promise
9. Brilliant Adventure
10. The Dreamers

-bonus track-
11. We All Go Through
I DIG EVERYTHING:THE 1966 PYE SINGLES 1999
CD (UK) Castle Music CMRCD1471

1 I'm Not Losing Sleep
2 I Dig Everything
3 Can't Help Thinking About Me
4 Do Anything You Say
5 Good Morning Girl
6 And I Say To Myself
HEATHEN  2002
CD  (USA)  ISO/COLUMBIA CK86630

1. Sunday
2. Cactus (Black Francis)
3. Slip Away
4. Slow Burn
5. Afraid
6. I've Been Waiting for You
7. I Would Be Your Slave
8. I Took a Trip on a Gemini Spaceship
9. 5:15 The Angels Have Gone
10. Everyone Says 'Hi'
11. A Better Future
12. Heathen (The Rays)

Best of Bowie reality
BEST OF BOWIE  2002
CD  (JP) EMI   TOCP-67061

1. Space Oddity
2. Changes
3. Life on Mars?
4. Starman
5. Lady Stardust
6. Ziggy Stardust
7. The Jean Genie
8. Rebel Rebel
9. Young Americans (U.S. single version)
10. Fame
11. Golden Years (single version)
12. “Heroes” (single version)
13. Ashes to Ashes (single version)
14. Fashion (single version)
15. Under Pressure (with Queen)
16. Let's Dance (single version)
17. China Girl (single version)
18. Modern Love (single version)
19. Dancing in the Street (with Mick Jagger)
20. Slow Burn (radio edit)

REALITY  2003
2CD (JAP) SONY ISO SICP 444-5

Disc One
1. New Killer Star
2. Pablo Picasso
3. Never Get Old
4. The Loneliest Guy
5. Looking for Water
6. She'll Drive the Big Car
7. Days
8. Fall Dog Bombs the Moon
9. Try Some, Buy Some
10. Reality
11. Bring Me the Disco King

-bonustrack-
12. Waterloo Sunset

Disc Two
1. Fly
2. Quwwn of All theTarts [overture]
3. Rebel Rebel (Re-recording)


 オリジナルアルバム『REALITY』発表が2003年、そして次の『THE NEXT DAY』発表が2013年、10年間新作なしだったボウイ。2004年のコンサート・ツアー中、ハンブルグ公演の途中に突如体調を壊して入院、胸部動脈瘤で心臓の手術をしたとの事。その後コンサート・ツアーをすることもやめ更に創作意欲も薄れていたとの事でした。

 この『THE NEXT DAY』のカバージャケットの元は`77年の『“HEROES”』のジャケット写真です。ボウイは『“HEROES”』発表時辺りから自分の姿の老いを感じていたようです(若いボウイが年配のボウイを監護するようなカバー写真)。65歳に成っていたボウイは昔のジャケットの顔面を隠して「The Next Day」という文字を貼り付けました。“HEROES”という文字も横線取り消し線で修正されています。(⇒ “HEROES”
自分はもうヒーローなんかじゃない容姿を気にせず未来を見据えて行こうという表れなのかも知れませんがそれなら何故「Days」じゃなかったのでしょうか?(わたしはアルバムタイトルをリストアップしたとき「THE NEXT DAYS」と打っていました。その時点までタイトルを覚え間違っていたのです)
 ニューヨークのスタジオで2011年5月から1年半ほどかけて密かに行われたとの事、アルバム発売に先立って"Where Are We Now?"がイギリスでシングル発表されています。
本作もトニー・ヴィスコンティ(Tony Visconti)との共同プロデュースです。内容はというと勿論気に入っています。
 その中でも特に良かったのは "The Next Day" "Love Is Lost" " (You Will) Set the World on Fire" "Valentine's Day" "Dancing Out in Space" 辺り、 "Valentine's Day"はどこかジョン・レノン(John Lennon)がオノ・ヨーコさんと出会ってからのの作風と似ています、優しい感じですね。

 『ZEIT! 77-79』はあのブライアン・イーノと組んだ作品3作を含むLP時代`70年代後半作品集、安価盤ボックスセットでしたが、リマスターを施してあったのでとりあえず購入。

 そして、『★(BLACKSTAR)』このアルバムがリリースされて二日後(2016年1月10日)にボウイは亡くなりました。69歳の誕生日に合わせて発売されていたのですが…
 このアルバム及びタイトルソングの正式タイトルは黒い星印のみです。BLACKSTARという文字は入っていません、通称・呼び名ということです。CDのインナースリーブ全編と裏カバーの曲目紹介などは黒い背景(無光沢)に黒い文字(光沢有)で書かれています。非常に読みにくいです。そしてインナー表紙のボウイの写真はプロモーションビデオで使われた目の辺りは包帯で覆ったものです。『THE NEXT DAY』より少しはましですが、何故かこの写真を使うのは悲しいです。
 同じ使うなら星マークの付いた聖書のような本を手に持つ姿の方が良かったと思えてしまいます。
 間に発売されたベルリン時代のBOXセットの写真、頭を抱えて悩んでいるような若き日のボウイが奥でリンクしてしまいます。
 ボウイの遺作となった作品なので今後も資料記事は多く出回るでしょう。
 タイトルソング "★(Blackstar)"はアルバム発表前にシングル発売されていたましたが、映像を伴わなく音だけで聴くとホント物悲しい曲です。♪I'm a blackstar,I'm a blackstar♪と囁くような歌声が淋しいです。♪映画スターでもない、ポップスターでもない、わたしは黒いスター♪と訴えています。空に昇ったスターに成るのを予期していたような歌です。
このビデオ撮影時は抗がん剤治療実施中だったとの事、全身転移の末期がんだと告げられる少し前だった様ですが、それでもわが身に死期が近づいているのを悟った状態での曲作りと撮影だった様です。
 "'Tis a Pity She Was a Whore"は2014年に"Sue"がシングル発売された際のB面扱いで紹介された曲。このアルバム収録は両曲とも再録ヴァージョンとの事です。"Sue"の方は2014年に発売された3枚組ベスト『NOTHING HAS CHANGED』に収録されていますが、わたしはそのベスト物を入手していません。2曲ともわたしの好みのタイプではないのですが強いて選ぶなら "Sue"の方です。
 "Lazarus"は2015年12月にシングルで出て、ビデオも公開されています。例の目に包帯を巻いたボウイがベッドの上で歌っています、彼が亡くなった後で見るのは辛い映像です。曲自体は心に染みます。
 ラストナンバー"I Can't Give Everything Away"は彼の死後にシングル発売とビデオクリップが公開されましたが、ビデオの方は生前に撮る事出来ていませんので映像は文字や星を様々に加工した物で賄われています。生前の映像を加工するよりはよかったと思います。このラストアルバムには [あの熱気あふれる`70年代] の音は当然感じられません。穏やかな穏やかな音の集まりでした。聴き終えると何故か目が潤みます…



 
the next day Zeit! 77-79 Blackstar
THE NEXT DAY  2013
CD (EU) ISO/Columbia  88765 46192 2

1. The Next Day
2. Dirty Boys
3. The Stars (Are Out Tonight)
4. Love Is Lost
5. Where Are We Now?
6. Valentine's Day
7. If You Can See Me
8. I'd Rather Be High
9. Boss of Me
10. Dancing Out in Space
11. How Does the Grass Grow?
12. (You Will) Set the World on Fire
13. You Feel So Lonely You Could Die
14. Heat

-bonus tracks-
15. So She
16. Plan
17. I'll Take You There
ZEIT! 77-79 (Box) 2013
4CD (EU) EMI DBZEIT 7779

Disc One
- Low - (1999 Digital Remaster)
1. Speed Of Life
2. Breaking Glass
3. What in the World
4. Sound and Vision
5. Always Crashing in the Same Car
6. Be My Wife
7. A New Career in a New Town
8. Warszawa
9. Art Decade
10. Weeping Wall (Instrumental) (
11. Subterraneans

Disc Two
- Heroes - (1999 Digital Remaster)
1. Beauty and the Beast
2. Joe the Lion
3. Heroes
4. Sons of the Silent Age
5. Black Out
6. V - 2 Schneider
7. Sense of Doubt
8. Moss Garden
9. Neukoln
10. The Secret Life of Arabia

Disc Three
- Stage -
1. Warszawa (Live)
2. Heroes (Live)
3. What in the World (Live)
4. Be My Wife (Live)
5. Black Out (Live)
6. Sense of Doubt (Live)
7. Speed of Life (Live)
8. Breaking Glass (Live)
9. Beauty and the Beast (Live)
10. Fame (Live)

Disc Four
- Lodger - (1999 Digital Remaster)
1. Fantastic Voyage
2. African Night Flight
3. Move on
4. Yassassin (Turkish For: Long Live)
5. Red Sails
6. DJ
7. Look Back in Anger
8. Boys Keep Swinging
9. Repetition
10. Red Money

(BLACKSTAR)  2016
CD  (USA)  ISO/COLUMBIA 8875173862

1. ★(Blackstar)
2. 'Tis a Pity She Was a Whore
3. Lazarus
4. Sue (Or in a Season of Crime)
5. Girl Loves Me
6. Dollar Days
7. I Can't Give Everything Away


 2021年にデビッド・ボウイの音楽カタログの全世界販売権を Warner Music が取得し、2021年末にボウイの遺産管理団体からボウイの楽曲の出版権をWarner Chappell Musicへ売却したと報道されました。ボウイの作品関連はワーナー・グループにまとまってしまいました。
 ワーナーはいきなり『BRILLIANT ADVENTURE』という11枚組のアルバムと『TOY』という3枚組を発売したのですが、11枚組を買える人たちを対象にするとは驚きです。やがては単発シリーズを数枚出して、入手困難曲ばかりを集めた盤を出してほしいものです。

 3枚組の『TOY』は10年以上前に録音されていて、当時の所属会社Virginレーベルと発売に関してトラブルと成り、未発表に成ってしまっていたアルバムを元に組まれたそうです。(11枚組のアルバム『BRILLIANT ADVENTURE』にもそっくり収められています)
 録音は2000年夏 at New York City、、アール・スリック(Earl Slick)ギター、ゲイル・アン・ドロシー(Gail Ann Dorsey)ベース、マイク・ガーソン(Mike Garson)キーボード、そしてスターリング・キャンベル(Sterling Cambell)がドラムスといったメンバーを主体にスタジオライブという形で録音されました。ボウイとの共同プロデュースはマーク・プラティ(Mark Plati)。

 アルバム『TOY』でライブ一発どりを試みた楽曲は若き日のボウイが歌っていた楽曲です。レコードを出しても売れなかった曲の再録です。
 "Can't Help Thinking About Me" はDavid Bowie with The Lower Third名義で出たシングル楽曲。Disc 2の "Liza Jane" は Davie Jones with the King Bees で出したボウイ1964年のデビュー楽曲(この曲のみLeslie Conn作)。

また、子供の姿に大人の顔をダブらせるというカバーのアイデアも自身が出していたようです。(この表情はボウイが選んだのでしょうか?少し恐い表情ですね)
どうしても昔の曲を奏っておきたかったのでしょうが、そこにはなかなか売れなかった焦りの時代とエネルギッシュな歌声はなく、全編ゆったりと大きな大きな余裕を持った歌声で流れていきます。

 "Shadow Man" は2000年録音でなく1971年に録音されて未発表に成っていた曲の様ですが、これもゆったりとした良い曲です。この曲も恐らく`60年代に作られていた楽曲でしょう。30年以上前に作った曲でアルバムを作ろうとしていたのですから。どれも時代を越えて良い曲ですね。

 2枚目は別ヴァージョン集、3枚目は2000年録音のアコースティック録音に後からエレクトリックサウンドを少しミックスした音源集。
 
TOY
TOY  2021
CD (Germany) ISO  0190296773372

Disc One
- TOY -
1. I Dig Everything
  Single from 1966
2. You've Got a Habit of Leaving
    Single from 1965
3. The London Boys
  B-side of 1966 single
  Rubber Band
4. Karma Man
5. Conversation Piece
  B-side of The Prettiest Star
6. Shadow Man
  Previously unreleased;
    originally recorded in 1971
7. Let Me Sleep Beside You
8. Hole in the Ground Conversation Piece
   (Home demo)
9. Baby Loves That Way
   B-side of You've Got a Habit of Leaving
10. Can't Help Thinking About Me
   Single from 1966
11. Silly Boy Blue
12. Toy (Your Turn to Drive)

Disc Two
-Alternatives & Extras-
1. Liza Jane (Alternative Mix)
  Single from 1964,
2. You've Got a Habit of Leaving     (Alternative Mix)
3. Baby Loves That Way
  (Alternative Mix)
4. Can’t Help Thinking About Me
  (Alternative Mix)
5. I Dig Everything
  (Alternative Mix)
6. The London Boys
  (Alternative Version)
7. Silly Boy Blue
   (Tibet Version)
8. Let Me Sleep Beside You
   (Alternative Mix)
9. In the Heat of the Morning
   (Alternative Mix)
10. Conversation Piece
   (Alternative Mix)
11. Hole in the Ground
   (Alternative Mix)
12. Shadow Man
   (Alternative Mix)
13. Toy (Your Turn to Drive)
   (Alternative Mix)

Disc Three
- Unplugged & Somewhat Slightly Electric-
1. In the Heat of the Morning
2. I Dig Everything
3. You've Got a Habit of Leaving
4. The London Boys
5. Karma Man
6. Conversation Piece
7. Shadow Man
8. Let Me Sleep Beside You
9. Hole in the Ground
10. Baby Loves That Way
11. Can't Help Thinking About Me
12. Silly Boy Blue
13. Toy (Your Turn to Drive)



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Text by Mie