BLONDIE


 1970年代後半、レコード産業が一番賑わっていた時期ではないでしょうか?
 音楽好きにはたとえ買えなくとも、ジャケットを見てカヴァーデザインを覚えるだけでも楽しかった想い出が有ります。
 大阪地下鉄御堂筋線心斎橋駅周辺には割と楽器とレコードを一緒に置いているお店が結構ありました。長堀橋通りを挟んで北にはブルース関係でお世話になった坂根楽器店、南に時々ジャズ関係を買ったヤマハ楽器店と三木楽器店。そのような中、大丸心斎橋店南筋通りを西へ少し行った辺りに[メロディハウス]という輸入盤店が出来ていました。
 主にアメリカンミュージック主体でそれも西海岸派が主流だった様な記憶が有ります。
 そこで見つけて、中身も判らないまま「ジャケット買い」をした一枚がブロンディーのファースト・アルバムでした。
(今はほとんど聞かない言葉ですが`80年代後半にCDが台頭するまではこの「ジャケット買い」という「出てくる音を想像して買う」買い方が音楽ファンの間ではありました)


 ブロンディー(BLONDIE)は西海岸地域でなく、ニューヨークで結成されたバンドでした。わたしが思う(聴く)ニューヨークの音楽はモダン・ジャズが昔も今も主です。次にR&B、ディスコ・ミュージックでしょうか。
 ニューヨークの音楽シーンでロック系の人やバンドを聴くのはかなり少ない方です。

 その中でかなり気に入ったバンド、ブロンディー(BLONDIE)について、記しておこうと思います。
ブロンディーは、デボラ・ハリー(Deborah Ann Harry)という女性シンガーが中心となり自身より3歳〜7歳近く若い男たちを従えて1974年に結成されています。(後に更に若いメンバーに替わっています)
 
 結成時のメンバーは、Deborah Harry (Vocal, `45年7月1日生) 、Chris Stein (guitar, `50年1月5日生)、 Ivan Král (guitar, `48年5月12日生)、Fred Smith (bass, `48年4月10日生)、Billy O'Connor (drums, Oct. 4, `53年10月4日生)。

 デビュー時にはDeborah Harry (Vocal) 、Chris Stein (guitar)、 Jimmy Destri(keyboad, `54年4月13日生)、Gary Valentine (bass,  `55年12月24日生)、Clem Burke (drums, `54年11月24日生) という布陣に代わりましたが、アルバム発表後に直ぐメンバーチェンジしました。

 よって世に出たメンバーはDeborah Harry (Vocal) 、Chris Stein (guitar)、 Frank Infante (guitar, `51年11月15日生)、Jimmy Destri(keyboad)、Nigel Harrison (bass, `51年4月24日生)、Clem Burke (drums) と成りました。

 最初に買ったのが、ファーストアルバム、『BLONDIE』何故かこのカバー写真が気に入りました。背後の男性たちがSPの様に見えますね。
`60年代後半からニューヨークでいくつかのバンドで歌っていたデボラ・ハリー(以下デビー)は若いミュージシャンにとって確かに姉御的存在だったのでしょう。唯一最初に組んだクリス・ステインだけが、長年ボーイ・フレンドとしての付き合いだった様ですが。

 最初にシングルとして発売されていたのは "X Offender"でしたが、わたしがハマったのは LP・B面トップに収録されていた"Man Overboard"。この曲が収録されていなかったらブロンディーのアルバムは一旦この一枚で途絶えていたでしょう。それほど"Man Overboard"が気に入りました。
 その後は"Rip Her To Shreds"、 "X Offende"、"In The Flesh"辺りでしょうか。"Rip Her To Shreds"は同時期のランナウエイズ(ロサンゼルスのガールズ・バンド)のサウンドに似ています。

 セカンドアルバムは『PLASTIC LETTERS』、当時の立ち位置的に地下のパンク・ニューウェイヴ系ロックのバンドとして一番近い曲は "Detroit 442"ですが、どちらかというと特出した曲のない地味なアルバムに入るでしょう。珍しくオールド・R&R風な "Kidnapper"はブロンディーにしては異色でした。このアルバムから参加しているベーシスト、ナイジェル・ハリスンは元Shilverheadのメンバーです。

 『PARALLEL LINES』、これは気に入った曲の多いアルバムです。アルバム自体も全英1位、全米6位のヒットとなっています。
なお、このアルバムからプロデューサーがマイク・チャップマンに代わりました。スージー・クアトロ、スモーキー、リタ・フォード等のプロデュースで有名です。
A面の1〜3曲目迄はよく聴きました。特に "One Way Or Another"は好きです。B面は "Sunday Girl"、"Heart Of Glass"とポップ系で特に "Heart Of Glass"の方はシングルが全米・全英共にNo.1ヒット、12インチ45回転盤(演奏時間延長版)が出されてディスコで頻繁にかけられていました。
(この頃、映画『Saturday Night Fever』の大ヒットでディスコ・ホールが多く出来てディスコ・ミュージックが世界的に広まりました)
 "I'm Gonna Love You Too"はバディ・ホリーの曲、ポップに仕上がっています。今回もまた、男たちを従えた写真に成っていますが、ファースト・アルバムと違い背後で笑っています。そして、デビーと横のクリスは同じくらいの身長に加工されていますね。実際は20cm程の違いがあるはずです。
BLONDIE first PLASTIC LETTERS PARALLEL LINES
BLONDIE (1976)
(USA) Private Stock PS-2023
LP

A
1.X Offender
2.Little Girl Lies
3.In The Flesh
4.Look Good In Blue
5.In The Sun
6.A Shark In Jets Clothing

B
1.Man Overboard
2.Rip Her To Shreds
3.Rifle Range
4.Kung Fu Girls
5.The Attack Of The Giant Ants
PLASTIC LETTERS (1978)
(USA) Chrysalis CHR 1166
LP

A
1.Fan Mail
2.Denis
3.Bermuda Triangle Blues (Flight 45)
4.Youth Nabbed As Sniper
5.Contact In Red Square
6.(I'm Always Touched By Your) Presence, Dear
7.I'm On E

B
1.I Didn't Have The Nerve To Say No
2.Love At The Pier
3.No Imagination
4.Kidnapper
5.Detroit 442
6.Cautious Lip

PARALLEL LINES (1978)
(UK) Chrysalis CDL-1192
LP

A
1.Hanging On The Telephone
2.One Way Or Another
3.Picture This
4.Fade Away And Radiate
5.Pretty Baby
6.I Know But I Don't Know

B
1.11:59
2.Will Anything Happen?
3.Sunday Girl
4.Heart Of Glass
5.I'm Gonna Love You Too
6.Just Go Away
 『EAT TO THE BEAT』 パンク系ニュー・ウェーヴサウンドから徐々にポップ系に移っていく時期で、クリスと頬を寄せ合うカバーが当時の関係が音楽的な変化をよく表しています。 MTVで "Union City Blue"が良く流れていました。この曲よりも出来としてはやはりポップな "Dreaming"の方が好きです。少しアバ風なヨーロッパ的なサウンドを感じました。表にはフランクのみ参加させてもらい他の三人は裏ジャケットに回されています。(何故?)

 『AUTOAMERICAN』、ニューヨークを離れてロサンゼルスで録音されています。プロデュースは変わらずにマイク・チャップマン。一曲目のインスト曲には驚かされました。"Here's Looking At You"と "Faces"は古き時代のミュージカルソングのような曲でカヴァーなの?と思ったらオリジナルでした。
"The Tide Is High 邦題:夢見るNo.1"はレゲエ・シンガー、ジョン・ホルト作のカヴァー、全米、全英共にNo.1ヒット、日本でもかなりヒットしてブロンディのシングル曲で一番ヒットした曲でしょう。ニューヨーク育ちのデビーですが産まれはフロリダ、幼い頃にレゲエを聴いていた可能性有りかもしれませんね。「ポップじゃないの?」とも言われますが、大好きな曲のひとつです。 "Rapture"はシングルとして12インチと7インチ盤ともに発売され全米1位のヒットと成っています。特に12インチ盤はクラブDJの間で大評判だったようです。 "Walk Like Me"はデビュー時のパンク・ニューウェイヴ系のサウンドに一番近く「4〜5年前のデビュー時を忘れていなかったんだ」と少し懐かしさを何故か感じてしまいます。

 『THE BEST OF BLONDIE』はブロンディー初めてのベスト物。映画「アメリカン・ジゴロ」のテーマ・ソングに使われてブロンディーのオリジナルアルバムには未収録だった "Call Me"が収録されています。この曲も全米、全英でNo.1ヒットと成っています。
 
 EAT TO THE BEAT  AUTOAMERICAN  THE BEST OF BLONDIE
EAT TO THE BEAT (1979)
(Japan) Chrysalis WWS-81255
LP

A
1.Dreaming
2.The Hardest Part
3.Union City Blue
4.Shayla
5.Eat To The Beat
6.Accidents Never Happen

B
1.Die Young Stay Pretty
2.Slow Motion
3.Atomic
4.Sound-A-Sleep
5.Victor
6.Living In The Real World
AUTOAMERICAN (1980)
(Japan) Chrysalis WWS-91004
LP

A
1.Europa
2.Live It Up
3.Here's Looking At You
4.The Tide Is High
5.Angels On The Balcony
6.Go Through It

B
1.Do The Dark
2.Rapture
3.Faces
4.T-Birds
5.Walk Like Me
6.Follow Me
THE BEST OF BLONDIE (1981)
(Japan) Chrysalis WWS-90110
LP

A
1.Heart Of Glass
2.Denis
3.The Tide Is High
4.In The Flesh
5.Sunday Girl
6.Dreaming
7.Hanging On The Telephone

B
1.Rapture
2.Picture This
3.Union City Blue
4.(I'm Always Touched By Your) Presence Dear
5.Call Me
6.Atomic
7.Rip Her To Shreds
 "The Tide Is High"や"Call Me"の大ヒットの後、デビーはソロ・アルバム等を発表していましたが、たいして話題にも上らず、1982年に6枚目のアルバム『THE HUNTER』を発表します。シングル化された"Island Of Lost Souls"や"War Child"はそこそこのヒットとは成りましたが、連続でNo.1ヒットを出していた時期と比べると「ブロンディーは失速した」と思われて終いました。 "Island Of Lost Souls"、".Dragonfly"などは個人的に良い曲だと思いますけれど…
 次から次へと新人が出てきていた`80年代のロック・シーンでソロ活動をしたり、1年半もバンドとしてのアルバムを出さなかったのが少し堪えたのかもです。
このアルバム発表後、デビーの恋人だったクリス・ステインが尋常性天疱瘡という難病にかかっていることが判明、デビーは看病に専念するためにバンドを解散しました。

 『BLONDIE THE OLATINUM COLLECTION』は解散後、CD時代に代わり、新装で出されたベスト物。ヒットチャートとは関係なく選曲されているためにわたしが好きに成るきっかけに成った曲 "Man Overboard"が選ばれているのは嬉しいですね。解散からこのベスト物の発売がされた間の1989年に、デビーが懸命に介護したクリスは病気から回復していましたが、他の女性と結婚していました。デビーは「破局した」とは言いましたが原因はふたりからは発言されませんでした。
 
 1997年突然再結成してライヴ活動を開始、1999年2月にシングル盤 "Maria"を発表、全米3位、全英1位に成るヒットでカムバックしました。メンバーは解散時の6人から、フランク・インファンテとナイジェル・ハリスンが抜けた4人編成。破局したと言われていたクリス・ステインは以前と同様メンバーの一員として演奏しています。このシングル "Maria"はとても印象的な曲です。再結成のニュースが被さればヒットしたのは当然でしょう。この "Maria" を含む再結成後初のアルバムが『NO EXIT』。タイトル曲 "No Exit"はバッハの"トッカータとフーガ ニ短調" が突然流れて始まる曲、メタル系バンドが奏りそうなブロンデイーにしては珍しくヘビー・タイプ。  "Screaming Skin"、"Nothing Is Real But The Girl"はデビュー時のブロンディー・タイプ・ナンバーでこういったタイプの曲は好きです。後者はシングルカットもされました。
  "Under The Gun"は1996年3月31日に外傷性脳出血により37歳で死亡したThe Gun Clubn のリーダー、ジェフリー・リー・ピアスに捧げたクリス・ステインの曲。(ステインはガン・クラブのアルバムのプロデュースにも関わっています。) "Out In The Streets"はシャングリラス`65年発表のオールディーズナンバーのカヴァー。大ヒット曲でなく小ヒット曲を選んだ珍しい選曲です。 "The Dream's Lost on Me"はオリジナルながらドリーミーなオールディーズ・タイプの曲。再結成時、メンバー内にベーシストが居ませんので Leigh Foxx という人がゲストとして参加しています。

THE HUNTER  BLONDIE THE OLATINUM COLLECTION NO EXIT 
THE HUNTER (1982)
(UK) Chrysalis CDL 1384
LP

A
1.Orchid Club
2.Island Of Lost Souls
3.Dragonfly
4.For Your Eyes Only
5.The Beast

B
1.War Child
2.Little Caesar
3.Danceway
4.(Can I) Find The Right Words (To Say)
5.English Boys
6.The Hunter Gets Captured By The Game
BLONDIE THE OLATINUM COLLECTION (1994)
(USA) Chrysalis/EMI 7243 8 31100 2 5
2CD

Disc: 1
1.X Offender (Original Lp Version)
2.In The Flesh
3.Man Overboard
4.Rip Her To Shreds
5.Denis
6.Contact In Red Square
7.Kung Fu Girls
8.I'm On E
9.(I'm Always Touched By Your) Presence, Dear
10.Poets Problem
  (Non-Album B-Side Of  [I'm Always
   Touched By Your, Presence Dear])
11.Detroit 442
12.Picture This
13.Fade Away (And Radiate)
14.I'm Gonna Love You Too
15.Just Go Away
16.Hanging On The Telephone
17.Will Anything Happen
18.Heart Of Glass
  (Disco Version - Uk 7 Edit)
19.Rifle Range
20.11:59
21.Sunday Girl (7 Single Mix)
22.I Know But I Don't Know
23.One Way Or Another (7 Version)
24.Dreaming
25.Sound-A-Sleep
26.Living In The Real World

Disc: 2
1.Union City Blue
2.The Hardest Part
3.Atomic (7 Mix)
4.Die Young Stay Pretty
5.Slow Motion (Aborted Single Issue)
6.Call Me (7 Mix)
7.The Tide Is High (7 Edit)
8.Susie And Jeffrey
   (Non-Album B-Side From
  [The Tide Is High])
9. Rapture (Uk 7 Edit)
10.Walk Like Me
11.Island Of Lost Souls (7 Edit)
12.Dragonfly
13.War Child
14.Little Caesar
15.Out In The Streets *
16.Platinum Blonde *
17.The Thin Line *
18.Puerto Rico *
19.Once I Had A Love *
20.Atomic *
21.Rapture *
 * previously unreleased version
NO EXIT (1999)
(USA) Beyond 63985-78003-2
CD

1.Screaming Skin
2.Forgive And Forget
3.Maria
4.No Exit
5.Double Take
6.Nothing Is Real But The Girl
7.Boom Boom In The Zoom Zoom Room
8.Night Wind Sent
9.Under The Gun (For Jeffrey Lee Pierce)
10.Out In The Streets
11.Happy Dog (For Caggy)
12.The Dream's Lost On Me
13.Divine
14.Dig Up The Conjo
  再結成後のブロンディーが「No Exit Tour」と銘打って`98年10月26日〜`99年11月27日に渡りほぼ1年間のツアーでヨーロッパ、豪州、北米一帯を回りましたがそのうちの`98年11月22日〜`99年8月14日のライヴ音源を組み合わせたライヴ盤を出しました、『BLONDIE LIVE』。正規のライヴ盤は初めてです。ベーシストはアルバム『No Exit』でベースを弾いていた Leigh Foxx が帯同しているようです。
デビュー・シングル "X Offender"から最新シングル "Maria"まで納得の選曲でしょう。スタジオ盤より良かったと思ったのは "Sunday Girl"で反対に "The Tide Is High"は少し惜しいなって思いました。 "One Way Or Another"は米国のテレビドラマ「Snoops」にこの年使用されてからかも知れませんがボーナスという形で収録されました。

 再結成後の2枚目、通算8作目となるスタジオアルバム。『THE CURSE OF BLONDIE』、今回も正規メンバーは4人でベーシストはゲスト扱いです。トップの "Shakedown" はラップ風。2曲目から10曲目迄はポコポコしたリズムをバックに囁くように歌うデビーでわたし的には、受け付けないタイプの曲です。ベーシストが居る・居ないは殆ど関係なし! どれも似たり寄ったりで曲の特色に乏しくって。 7曲目 "Mgic (安里屋ユンタ)"の沖縄民謡も珍しい選曲ながら同じアレンジで続いています。どうしてもの一曲なら2曲目 "Good Boys"でしょうが、これとて好きな曲ではないです。
 "Last One In The World"はメタル・ロック系ですが聞き覚えのあるメロで違和感があります。初期のブロンディーに戻ってほしいと迄は言えませんが、せめてロックっぽさは残って欲しかったです。

 『BLONDIE SINGLES COLLECTION: 1977-1982』はシングル発売曲のコレクション物でB面発表のみだった "Suzy & Jeffrey" 等が収録されています。ディスコ・クラブ向けの12インチシングルも含まれています。

BLONDIE LIVE  THE CURSE OF BLONDIE  BLONDIE SINGLES COLLECTION: 1977-1982
BLONDIE LIVE (1999)
(USA) Beyond 63985-78066-2
CD

1.Dreaming
2.Hanging On The Telephone
3.Screaming Skin
4.Atomic
5.Forgive And Forget
6.The Tide Is High
7.Shayla
8.Sunday Girl
9.Maria
10.Call Me
11.Under The Gun
12.Rapture
13.Rip Her To Shreds
14.X Offender
15.No Exit
16.Heart Of Glass
 Bonus Track
17.One Way Or Another

November 22, 1998 - August 14, 1999
THE CURSE OF BLONDIE (2003)
(USA) Sanctuary 06076-84666-2
CD

1.Shakedown
2.Good Boys
3.Undon
4.Golden Rod
5.Rules For Living
6.Background Melody (The Only One)
7.Magic (Asadoya Yunta)
8.End To End
9.Hello Joe
10.The Tingler
11.Last One In The World
12.Diamond Bridge
13.Desire Brings Me Back
14.Songs Of Love
BLONDIE SINGLES COLLECTION: 1977-1982 (2009)
(EU) EMI 5099996803721
2CD

Disc: 1
1.Rip Her To Shreds
2.In The Flesh
3.X Offender
4.Denis
5.Contact In Red Square
6.Kung Fu Girls
7.(I'm Always Touched By Your) Presence Dear
8.Poet's Problem
9.Detroit 442
10.Picture This
11.Fade Away And Radiate
12.Hanging On The Telephone
13.Will Anything Happen
14.Heart Of Glass (7"Version)
15.Rifle Range
16.Heart Of Glass (12"Version)
17.Heart Of Glass (Instrumental Version)
18.Sunday Girl
19.I Know But I Don't Know
20.Sunday Girl (French Version)
21.Dreaming
22.Sound-A-Sleep
23.Union City Blue
24.Living In The Real World

Disc: 2
1.Atomic
2.Die Young Stay Pretty
3.Heroes (Live)
4.Call Me
5.Call Me (12"Version)
6.The Tide Is High
7.Suzy & Jeffrey
8.Rapture
9.Walk Like Me
10.Rapture (Special Disco Mix)
11.Live It Up (Special Disco Mix)
12.Island Of Lost Souls
13.Dragonfly
14.War Child
15.Little Caesar

 『PANIC OF GIRLS』、9枚目のスタジオアルバム、このアルバムは正式にデビー&ステイン以下5人がメンバーに正式クレジットされて7人編成に成っています。
Clem Burke(ドラムス)、Leigh Foxx(ベース)、Matt Katz-Bohen(キーボード&打ちこみ)、Paul Carbonara(ギター)、Tommy Kessler(ギター)。
ただクレジットは7名ですがバンド写真は6人編成です。ギターリストのポールとトミーのどちらかが外れている様ですが、レスポールを掲げている姿からポールが写真に写っているメンバーでしょう。
そしてその写真が、画像変型アプリケーションで酷く加工されていまして気味が悪い写真に成っています。特に裏面写真のデビーはとても怖いです。
 前作のポコポコした打ちこみサウンドばかりじゃないのは良かったです、新メンバーが曲の提供をしているからでしょうが、"Love Doesn't Frighten Me"は若干デル・シャノンの"悲しき街角、Runaway"に出だしが似ていると感じました。
 わたしの気に入ったのは "Girlie Girlie"、"Le Bleu"、"The End the End"、"Love Doesn't Frighten Me"でした。特に"Girlie Girlie"がレゲエ調で一番です。

『GREATEST HITS DELUXE REDUX/GHOSTS OF DOWNLOAD』、新作ながら、新しいアルバムが「ディスク2」に回された微妙な位置づけのアルバムです。(入手したのはボーナスDVDの付いたDeluxe edition。)
 ディスク1はこれまでのヒット曲をセルフ・カヴァーし再レコーディングした往年のファンに嬉しい新録ベスト盤! ディスク2が本来のニュー・アルバム『GHOSTS OF DOWNLOAD』
 先ずはこの2枚目『GHOSTS OF DOWNLOAD』の方ですが、個人的にテクノ・ポップとかエレ・ポップと呼ばれるシンセサイザー多用の電子音楽や打ち込み多用音楽は好みじゃないので、「これ、好き」といえる曲は無かったのですが、それでも "Winter" とシングル化された "A Rose by Any Name"、"Sugar On The Side"はまぁまぁ納得いきます。
 そして再録集のディスク1、"Maria"を除いて他はすべてスケトー・加藤・カンダワラに依るプロデュース。デビーの声質がもともとそうなのかも知れませんが、68歳になったデビーをやたら可愛いく感じるように収録しています。 "One Way Or Another"など昔より舌足らずに聞こえちゃいます。それでもギター・ソロが入り、『GHOSTS OF DOWNLOAD』全編より断然こちらの方がロックしていて好きですね。"Call Me"など同じダンス・チューンでも打ち込み音が主でなくドラムスの扱い方がロックしているこちらの方がわたしの好みです。"Rip Her To Shreds"の様なデビュー時の曲の再録も嬉しいですね・
 ボーナスのDVDは1977年ニューヨーク、マンハッタンのライブ・ハウス [CBGB]での模様、映像、音質共に明らかに古さを感じますが、貴重映像には変わりありません。 マリンバを持って小さく踊りながら歌う "Man Overboard"、ヤードバーズのカヴァー "Heart Of Soul"等は珍しい映像でした。

 『POLLINATOR』、デビーは70歳を超えたことに成りますが、『GHOSTS OF DOWNLOAD』に比べたら数倍聴き応えのあるアルバムです。バンドタイプのロック・アルバムです、プロデューサーはジョン・コングルトン。トップは安心のキャッチーな "Doom Or Destiny"で始まります。ビデオ・クリップを観ると元ランナウェイズのジョアン・ジェットが一緒に歌っている様です。 "Long Time"は "Sunday Girl" や"Dreaming"等と同じ系統のヒット性充分のポップ系。
 "Fun"はシングル化されてダンス・クラブなどでヒットした模様です(が、わたし好みじゃありません)。
"Too Much"は凄くシンプルながら味のあるきょくです。あと、昔と違いデビーの円熟したヴォーカルが前面にフィーチャーされた "Fragments"、"Already Naked"、 "When I Gave Up on You"の3曲は良い曲だなって思いました。`70年代にはこの歌い方は出来なかった(あえてしなかった?)のでしょう。
 そして、クレジットされた11曲が終わって1分後に「隠れトラック」として "Tonight"が収録されています。 この曲はプレイヤーなどの選曲機能で呼び出せないので ("Fragments"と同一トラックとして認識)、紹介記事を読まないと見逃してしまいます。良い曲なのに勿体ない!

PANIC OF GIRLS  GREATEST HITS DELUXE REDUX / GHOSTS OF DOWNLOAD  POLLINATOR
PANIC OF GIRLS  (2011)
(USA) Five Seven / EMI nbl890
CD

1.D-Day
2.What I Heard
3.Mother
4.The End The End
5.Girlie Girlie
6.Love Doesn't Frighten Me
7.Words In My Mouth
8.Sunday Smile
9.Wipe Off My Sweat
10.Le Bleu
11.China Shoes
GREATEST HITS DELUXE REDUX/GHOSTS OF DOWNLOAD (2014)
(USA) Five Seven Music NBL 501-2
2CD + 1DVD

Disc: 1 (CD Greatest Hits New Recording)
1.Heart Of Glass
2.Dreaming
3.The Tide Is High
4.Maria
5.Sunday Girl
6.Hanging On The Telephone
7.Rapture
8.One Way Or Another
9.Call Me
10.Atomic
11.Rip Her To Shreds

Disc: 2 (CD 『GHOSTS OF DOWNLOAD』)
1.Sugar On The Side
   Featuring Systema Solar
2.Rave
   Featuring Miss Guy
3.A Rose By Any Other Name
   Featuring Beth Ditto
4.Winter
5.I Want To Drag You Around
6.I Screwed Up
   Featuring Los Rakas
7.Relax
   Featuring Keisha Williams/
   Felicia Dennis/Keliah Baez
8.Take Me In The Night
9.Make Away
10.Mile High
11.Euphoria
12.Take It Back
13.Backroom

Disc: 3 (DVD Live At CBGB 1977)
1.Kung Fu Girls
2.In The Sun
3.Little Girl Lies
4.Look Good In Blue
5.Man Overboard
6.A Shark In Jets Clothing
7.Rifle Range
8.In The Flesh
9.X-Offender
10.Youth Nabbed As A Sniper
11.Rip Her To Shreds
12.Heart Full Of Soul
13.I Love Playing With Fire
14.Palisades Park
15.Denis (Rehearsal)


 
POLLINATOR (2017)
(EU) Noble ID 538263402
CD

1.Doom Or Destiny
2.Long Time
3.Already Naked
4.Fun
5.My Monster
6.Best Day Ever
7.Gravity
8.When I Gave Up On You
9.Love Level
10.Too Much
11.Fragments
  Hidden Bonus Track.
11-2.Tonight
   Featuring Laurie Anderson



BACK


 ブロンディーに関してはロック・バンドとして接した為か、シングル盤は殆ど買っていませんでした。 "Call Me" だけは当初アルバム未収録だったので買い、そのついでに "Heart Of Glass" を買ったという程度でしたが整理していたらピクチャー盤なども出てきました。。
 また、デビー・ハリーが60年代にバッキング・ヴォーカルで参加したというバンド[The Wind In The Willows]のアルバム、`68年発売だったとの事ですが買ったのは勿論、ブロンディーのヒット連発後、1979年11月頃だったと思います。中身の音は好み外で興味なしですがジャケットのデビーの髪色がダーク・ブラウンだという事が意外な発見でした。彼女は世に知られる頃から今までずっとブロンドに髪を染め通しているのですね。
Call Me EP Heart Of Glass / Rifle Ramge  Bacfired  EP
Call Me /
Call Me (Instrumental)
(Japan) Chrysalis WWR-20700
EP
Heart Of Glass /
Rifle Ramge
(Japan) Chrysalis WWR-20565
EP
Bacfired /
Military Rap
(Japan) Chrysalis WWS-17157
EP
Atomic EP The Tide Is High  EP Island of Lost Soul picture disc
Atmic /
Diy Young Stay Pretty
(Japan) Chrysalis WWR-20670
EP
The Tide Is High /
Suzy and Jeffrey
(Japan) Chrysalis WWS-176081
EP
Island of Lost Soul /
Dragonfly
(US) Chrysalis CHSP-2608A
EP Picture
War Child picture disc The Wind in theWillows
War Child
Little Caesar
(US) Chrysalis CHSP-2624B
EP Picture
The Wind in the Willows
(UK) Capitol CAPS-1030
LP

© Photos of cover are copyright works by each art-designers.
Text by Mie