DISCOGRAPHY FROM MY COLLECTION |
アネット(Annette Funicello) 1942年10月22日、ニューヨーク州ユチカ市(Utica, New York)でイタリア系移民の両親を親として生まれて居ます。 5歳からダンサーを目指してハリウッドのマーギー・リックス・ダンス・スクールでダンスを習いだしました。そして、12歳の半ばの5月、学校の行事で踊って居たときにウォルト・ディズニーの目にとまり、それをきっかけとしてオーディションを受け、ABC放送のテレビ番組『The Mickey Mouse Club』のダンスチーム(歌とダンス担当)Mouseketeersの一員に抜擢されました。 photo from LP "The Story of My Teens" ディズニーはMouseketeersのメンバーの中でも特に人気者だったアネットを単独で売り出す事にして、1958年にテレビで歌って人気だった"How Will I Know My Love(恋人なんてわからない)"で歌手デビューさせましたがこの時は不発、その後に出されたシャーマン兄弟作の"Tall Paul"は順調にチャートを上り初めました。 そして、59年のお正月1月5日付ビルボード誌のポップチャート7位まで上がるヒットとなり、17歳のアネットは一躍全米のティーンアイドルと成りました。 そして次作盤からは子供向けレコードを発売していたDisneylandレコードから傘下のポップス系レーベルBuena Vistaより発売されるように成りました(Buena Vistaは現在ディズニープロの映画関係までもを含めた統括会社に変わっています)。 彼女の場合、レコーディングしていた状況などは概ね三期に分けて考える事が出来ます。59年〜61年位の3年間はシングル曲をヒットチャートに送り続けたアイドル歌手時代、そして次がチャートから遠のいてしまった62年〜67年位までで、映画女優として活躍しながら映画の中で歌を歌う時代です(映画内ではアネット名義じゃなくアネット・ファニセロ名義を使っていました)。 65年には結婚、68年頃からは育児のために芸能界からは一旦引退状況でしたが、80年代にカントリーアルバムを出したり映画界復帰をした時代を三期と成るのですが、この時期に「多発性硬化症」という難病に冒されてしまったようで再度引退状況に成っています。 わたしが書き記しているミュージシャンの殆どはリアルタイムで聴いて来た人たちなのですが、このアネットに関しては70年代に入って初めてレコードを買った人です。 "パイナップル・プリンセス"の元歌歌手(日本では田代みどりさんの訳詩盤が大ヒット)だという事でラジオでは聴いた事は有りましたが、写真を見たのは60年代後半のこと、モンキーズの映画『Head』でデイビー・ジョーンズの相手役選びの際(デイビーの身長は163cm程でそれより低い女優を捜すのが大変だったらしく)、アネットに白羽の矢が立ったというニュースの記事内ででした。 (ディズニーという異色レーベルのために国内発売された時期はかなり短く、日本ウエストミンスター、日本コロムビアから数枚出ただけでした。このためアメリカでの人気に比べたら国内での人気はペギー・マーチやシェリー・フェブレー、レスリー・ゴーアなどよりずっとずっと低かった国内人気の状況でした。) その後、映画『アメリカン・グラフィティ』(1973年)のヒットでオールディーズブームが訪れて、50年代後半から60年代前半のR&R、ポップスの再発が活発に成って来た頃、再びアネットの名前に出合いました。 ところが有名どころは結構、再発物が出ていたのに彼女のレコードは版権所有が異色レーベルだった為、再発の兆しは無し、オリジナル盤を探すしか手にする事は出来ませんでしたが、丁度70年代半ば頃からわたしは海外通販を利用するように成り、都合七カ国から個人輸入で買い込んでいた若い時代でしたので、いろいろなジャンルの音楽に浸れました。 アネットの歌った曲はヒットしていなくても、良質のポップソング集としてオリジナル曲が多く、シングルヒット中心の他のアイドル歌手と趣が違っていました。アルバム単位で買う事が楽しい歌手でした。(リチャード&ロバートの)シャーマン兄弟など曲を提供してくれる人やプロデューサー達に恵まれていたからこそでしょう。 レスリー・ゴーアもベストヒット物で事足りるというよりは、アルバム単位で買っても楽しめる人でした、彼女の場合もクィンシー・ジョーンズという大物がいとこで応援を受けてデビューしたからでしょう(後にA&Mからクィンシーのプロデュースでアルバムも出していました)。 59年に出された『SONGS FROM ANNETTE』はアネットのデビューシングルのカップリング曲2曲をフューチャーしたアルバムで他にはミッキーマウスマーチの作者ジミー・ドッドが歌う"Annette"やテレビシリーズで歌われたコーラスなどが入っています。 実質のファーストアルバムである『ANNETTE 』はオールディーズポップスが好きな方なら先ず全曲気に入るくらいの楽しいアルバムです。このLP、オリジナルはピンク系ジャケットでアネットのルージュも紅いのですが、81年にニュージーランドで再発されたLPも,92年に日本でCD化された物も黄色系の写真に変わっていました。(次の『ANNETTE SINGS ANKA』も各国によって色違い盤が有ったみたいです)。 その『ANNETTE SINGS ANKA』は当時お付合いしていたポール・アンカの作品集、ポール・アンカは41年生まれでデビューが57年、身長はどちらも低い方と似たもの同士で、当時は『ちんころの恋』などと呼ばれていたという記事を読んだ記憶が有ります。 収録曲のうち"Train of Love(恋の汽車ぽっぽ)"がシングルカットされてビルボードチャート36位まで上がるヒットと成りましたが、日本ではアルマ・コーガンのカヴァーがヒットしました。(アルマ・コーガンは他にも"ポケット・トランジスター"や"グッバイ・ジョー" など日本だけでのヒット曲を持つイギリスの歌手です。)他の曲もアネットに合った良い曲です。 60年代初頭というのはハワイブームだったらしくハワイに関連する映画や音楽がこの時期に集中して幼い記憶の中に残っています。テレビ『ハワイアンアイ』、そしてエルヴィスの『ブルー・ハワイ』、ウクレレ、スチールギター、ムゥムゥ、レイにフラダンスその頃に流行っていた物でしょう。アネットも"パイナップル・プリンセス"をヒットさせてハワイを題材にしたアルバムを出しました。 シャーマン兄弟がアネットのために書いた曲の中でも"Pineapple Princess(パイナップル・プリンセス)"と"Monkey's Uncle"とは特に良い曲ですね。 次の『Italiannette』はイタリアを題材にしたアルバム、アネットのおじいさん、おばあさんはイタリア人だという事からすれば一度は作ってみたかった企画でしょう。 同年2月にビルボード誌10位まで上がったヒット曲"O Dio Mio"を此処ではイタリア語で歌っています。"O Dio Mio"はアネットのスロー物では特に好きな曲です。作曲のAl Hoffman, Dick Manningという人たちは"ハワイアン・ウェディング・ソング"などを作った人でした。 『Dance Annette』も子供時代はダンサーを目指したアネットにしたら作っておきたかったアルバムだったという事でしょう。チャールストン、ポルカ、ワルツ、チャチャ、タンゴ・・・(ツイスト流行の少し前の時代だとすぐに判ります)などをロック風にしてタップステップを取れる様にされていますが、聴く側からのロック系のポップス曲としてみると"Rock-a-Polka""I could Have Danced All Night"位で、あとは踊るための曲でしょうか。 次の『The Story of My Teens』はアネット初めての編集物、ベストヒット集的要素はそう強くなく、10代の集大成といった感覚で作られたアルバムだと思います。また"O Dio Mio"のシングルヴァージョン(英語版)が初めて収められたアルバムでも有りました。 20代以降のアネットはシングル曲のベスト100チャートインに見放されましたが、1963年から1965年の三年間は青春物の娯楽映画主体でアイドル女優として活躍しています。 エルヴィス・プレスリーやクリフ・リチャードのこの頃の映画同様、内容はちょっぴりコメディータッチの他愛ないストーリーの中、歌が随所に盛り込まれてファンなら充分楽しめる作りのお決まり作品です。 キャストクレジットもこの頃からANNETTE FUNICELLOに統一されていますが、レコード上の歌手名はまだANNETTEのまま記載されています。 下記がアネットが出演した劇場用映画のタイトルです。 1959 THE SHAGGY DOG (ボクはむく犬) 1961 THE PARENT TRAP! (罠にかかったパパとママ) BABES IN TOYLAND (おもちゃの王国) 1963 BEACH PARTY (やめないで!もっと) THE MISADVENTURE OF MERIN JONES (ツツぬけですピタリ一発) 1964 MUSCLE BEACH PARTY (ムキムキ・ビーチ) (1964) BIKINI BEACH (ビキニ・ビーチ) PAJAMA PARTY (パジャマ・パーティ) 1965 SKI PARTY (スキー・パーティ) BEACH BLANKET BINGO (ビンゴ・パーティ) DR. GOLDFOOT AND THE BIKINI MACHINE (ビキニマシン) HOW TO STUFF A WILD BIKINI (ビキニガール・ハント) The Monkey's Uncle (モンキーズ・アンクル) 1966 FIREBALL 500 (火の玉レーサー) 1967 THUNDER ALLEY (Hell Drivers) (大暴走) 1968 HEAD (恋の合言葉 HEAD!) 1987 BACK TO THE BEACH (バック・トゥ・ザ・ビーチ) 1989 Troop Beverly Hills (ガールスカウト・ビバリーヒルズ版) わたしが劇場でみたのはゼロ(エルヴィスやクリフのは劇場で観たのですが)、『BEACH PARTY』と『HOW TO STUFF A WILD BIKINI』をベータビデオ、『THE SHAGGY DOG』と『BACK TO THE BEACH』をレーザーディスクで買いまして何度も観ましたが、今となってはハードの方がポンコツで観る事も出来なく成りました・・・。 アネットがフランキー・アヴァロンと組んで出演した一連の作品はアネット名義のアルバムも発売されて収録曲はカリフォルニアの香り一杯で楽しいビーチソングがギッシリです。 この映画作の合間に発売された『ANNETTE ON CAMPUS』は アネットの歌が一曲も入って居ず、UCLA各大学の応援エール集、コーラスの合間に入るかけ声がアネット・・・でした。 1964年に入るといよいよビートルズ旋風が吹き荒れます。以後暫くは全米チャートにもイギリスのビートグループ物がどんどん入り、アメリカンポップスの一番よき時代が変化し始めました。『SOMETHING BORROWED, SOMETHING BLUE』にはそのビートルズの"All My Lovin'"がいち早く取り入れられたのはさすがですが 収録曲、アルバムタイトルが意味深です。「Something old, Something new, Something borrowed, Something blue」 という、アメリカで「花嫁が身につけると幸せに成るといわれている物」をタイトルにしたアネットは翌年・1965年に23歳で結婚しました。この中で地味ながら何故か10代の頃の様な歌い方が懐かしい可愛い曲"Crystal Ball" が妙に印象に残って居ます。(この曲は'66年に成って何故か遅ればせのシングルカットされました) '65年にはビーチボーイズのバック・コーラス参加で人気の"Monkey's Uncle"をフューチャーした『ANNETTE SINGS GOLDEN SURFIN' HITS』を発表、以後暫くアルバム作りは休止されています。"Monkey's Uncle"の前、同じ'65年にシングル発売された"Boy to Love/No One Could Be Prouder"も収録されています、どれもチャートインヒットこそしていませんが良い曲ですし、好きな曲です。 7年の歳月のあと発売されたのはベスト物要素の強い編集盤でした。『ANNETTE FUNICELLO』は『THE STORY OF MY TEENS』と同じくディズニープロが発売した公式編集物2枚のうちの1枚で、後年各国が出したベストヒット集と比べると選曲が異質な感がします。 1981年にニュージーランドで出された『GOLDEN HITS OF ANNETTE』は画期的でした、レーベル契約が難しくなかなか再発出来なかったアネットのオリジナルアルバムのうち、7枚を発売(レコード番号はオリジナルと同じ!)し同時に新選曲でのベスト物を発売しました。こちらは曲数こそ少ないですが、シングルのみの発売だった"Dreamin' about You"を収録するなど初めてリスナー側の立場に立った選曲と成っています。 この選曲方式を更に推し進めたのが'84年にRhinoレーベルから出された『THE BEST OF ANNETTE』でした。 此処にもシングルのみだった"Indian Giver"が"Dreamin' about You"と共に入っています。更にS&H(サーフィン&ホットロッド)ファンに人気のthe Rivierasのヒットで知られる"California Sun"(オリジナルヒットは'61年Joe JonesでBB誌 最高89位)が選ばれてB面に入れられた事はモロにファン側立場での選曲でした。ビーチサイドで固めたB面に"Pineapple Princess"が入った事でシングルヴァージョンじゃなく『ANNETTE'S BEACH PARTY』からのアルバムヴァージョン(イントロ部にアネットの台詞が重ね録音)に成ったのは仕方無しだったのかも知れませんが、私的にはちょっと惜しかったと思います。また、同盤はピクチャーディスク仕様でも発売されまして後日購入しました。 1984年に突然発売されたアルバム『COUNTRY ALBUM』は実に20年振りに製作された新録のアルバムです。ナッシュビルの「Hot Licks Studio」で現地のミュージシャンをバックに録音されました。 計算すると42歳時の録音ですよね、やはり大人の声になったアネットも顔出ししますが、ポップ調な曲では若々しき10代・20代の声が、そっくりそのまま出てきたりして懐かしいですがほんとお若い女性です。 この系統のカントリーソング集を2〜3枚続けて欲しかったですが、このアルバム以後ソロアルバム製作は行われていません。 LP時代では他に出演映画の中で数曲歌った物がサウンドトラック盤で数種出ていました(『TEEN STREET』はヘイリー・ミルズ主演作でアネットは出演せず歌のみの参加のようです)。その中では『HOW TO STUFF A WILD BIKINI(ビキニガール・ハント)』の中の"The Perfect Boy"がわたしは好きですね。 また『BACK TO THE BEACH』のサントラ盤の中で(アネットとは関係ないですが)あのブルーズマン、スティーヴィー・レイヴォーンがサーフ・ギターの神様と云われたディック・デールと一緒に"Pipline"を演奏しているのが意外な場所での登場で掘り出し物ですね。この曲はCD時代に入り、ディック・デール、レイヴォーンそれぞれのベスト物に収録されています。 CD時代に入ってからアネットのアルバムのCD化はアメリカの「TNT Laser」というレーベルでLP二枚をCD1枚に収める「2-in-1」物で3種出されていましたが、わたしが買ったのは三枚目のみでした。すぐさま翌年に日本で6種のアルバムと1種の国内選曲ベスト物が出され、そちらの方を買いそろえた訳です。 このポニー盤選曲では今後CD化は無理そうな『TEEN STREET』から2曲選ばれているのが嬉しいです。2001年のカナダ盤(米盤も同内容)は曲数の少ないのがたまに傷ですが"Merlin Jones"など他のベスト物では入れられない様な珍しい選曲が目を惹きますし、シングルB面曲の"Tell Me, Who's the Girl? "が入ったのは意外なところです。 2002年に日本のAvexに販売権が移ってからのベストは曲数は多いながらも最悪の『コピー・コントロールCD』! 「MP3やCD-R兼用のCDプレイヤーでは再生出来ない事も有ります」といった事が記されて販売されていますが、通常CD盤が同時販売されている訳でもないのでどうしてもコレを買うしかないというのは酷すぎます。「MP3やCD-R兼用のCDプレイヤー」というのは今後増えていく可能性大のハードなのに再生できないとは如何なるものなのでしょう? 折角60年代音源の再発という歴史的な価値を無にしてしまうような物です。Avexは日本で最もCCCDに積極的だった会社、えらい所にBuena Vistaの発売権が移ったものです・・・。 |
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C D時代に入ってからもアネットの音源C D可は各国で数回は行われています。 初C D可音源になる意外な曲が入っている編集盤などはある程度気にしてはいますが、『A MUSICAL REUNION WITH AMERICA'S GIRL NEXT DOOR』の中に見つけた曲が、今までに45回転シングル盤(それもB面)のみの発表だった "No Way to Go But Up" です。 2枚組で縦長の箱に入ったボックスセット・アルバムですが「めっけもの」でした。 |
A MUSICAL REUNION WITH AMERICA'S GIRL NEXT DOOR 1996 USA Walt Disney Records 60010-2 Disc-1 1.Tall Paul 2.Don't Jump to Conclusions 3.It Took Dreams 4.Wild Willie 5.Lonely Guitar 6.First Name Initial 7.Jo-Jo the Dog-Faced Boy 8.My Heart Became of Age 9.Amo Que Paso 10.Train of Love 11.It's Really Love 12.Tell Me Who's the Girl 13.Strummin' Song 14.Hawaiiannette 15.Pineapple Princess 16.Luau Cha Cha Cha 17.Song of the Islands 18.Italiannette 19.Please, Please Signore 20.Dream Boy 21.Mia Cara, Mia Amore 22.Lucky, Lucky, Lucky Me 23.O Dio Mio Disc-2 1.Danceannette 2.The Rock-A-Cha 3.Rock-A-Polka 4.Flapper Flip 5.The Rock and Roll Waltz 6.Mister Piano Man 7.I Can't Do the Sum 9.The Parent Trap 10.Merlin Jones 11.The Monkey's Uncle 12.Walkin' and Talkin' 13.Beach Party Tonight 14.Blame It on the Bossa Nova 15.Jamaica Ska 16.Bikini Beach Party 17.Let's Twist Again 18.Surfer's Holiday 19.Stuffed Animal 20.Canzone d'Amore 21.Music! Music! Music! 22.How Will I Know My Love 23.No Way to Go But Up 24.Annette Vocals Frankie Avalon, Paul Anka, Shelley Fabares, Tommy Sands |
2015年に英国のレーベルから出された『SHE'S OUR IDEAL』。 上の方の記述に---今後CD化は無理そうな『TEEN STREET』から2曲--- と記していましたが、このアルバム内にはその2曲以外に残りの "Walkin' And Talkin'" までが収録されていました。"Walkin' And Talkin'" は結構好きな曲ですので、驚きです。 今後もヒット曲のみでなく、未C D可音源の発掘物が出ると嬉しいです。 |
SHE'S OUR IDEAL 2015 UK Jasmine SKU 604988093322 1.Dance Annette 2.Rock a Charleston (Flapper Flip) 3.Rock and Roll Waltz 4.Rock-A-Cha 5.The Hokey Pokey 6.The Glide 7.The Huckle Buck 8.Takes Two to Tango 9.Como Esta Usted (Rock La Raspa) 10.Ballin' the Jack 11.Rock-A-Polka 12.I Could Have Danced All Night 13.Indian Giver 14.The Parent Trap -with Tommy Sands 15.Let's Get Together -With Tommy Sands 16.Dreamin' about You 17.Strummin' Song 18.The Truth about Youth 19.Mister Piano Man 20.He's My Ideal 21.Walkin' and Talkin' 22.Teenage Wedding 23.Two Against the World 24.Goodbye to Toyland -Feat the Vonnair Sisters 25.I Don't Wanna Play in Your Yard -Feat The Vonnair Sisters 26.Just a Whisper Away 27.Never Mind Bo Peep 28.I Can't Do the Sum 29.Go to Sleep 30.Just a Toy |
『THE ANNETTE FUNICELLO COLLECTION 1958-62』発売時期から60年ほど経つ2020年という時代にコレクション物が発売されるアネットは流石というか凄いと驚きます。 世界中に彼女の歌った曲が愛されていることを充分に感じます。元祖アイドル歌手でしょう。 彼女の曲ががビルボード誌 (若しくはキャッシュボックス誌) のヒットチャート100位以内に登場していたのは1958年から1961年まで。 そのシングル全曲とチャートインしなかった`62年発売のシングル。アルバム『Sings Anka』、『Hawaiiannette』、『ITALIANNETTE』、『Dance ANNETTE』からの抜粋曲で構成。 昔の曲は1分台、2分台が殆どだったとはいえ全65曲と詰め込まれています。 一番の珍曲は "Bella Bella Florence" で`62年公開のディズニー映画『Escapade in Florence』の挿入歌でシングル盤はA面のみアネットとAngelo Prioliというシンガーの二人歌唱、CDのクレジットには Annette & Gianni Marzocchi と記されていますが、ジャンニの歌唱はB面の曲の "Canzone D'Amore" という曲のみです。 アネット歌唱以外のが入っていないのは当然ですが、`62年までのシングルB面曲が収録されてのは有難いことです。 |
THE ANNETTE FUNICELLO COLLECTION 1958-62 2020 UK Acrobat ADDCD3325 Disc-1 1.How Will I Know My Love (Disneyland 102) 2.Don't Jump to Conclusions (Disneyland 112) 3.That Crazy Place from Outer Space (Disneyland 114) 4.Gold Doubloons and Pieces of Eight (Disneyland 114) 5.Tall Paul (Disneyland 118) 6.Ma. He's Making Eyes at Me (Disneyland 118) 7.Jo Jo The Dog Faced Boy (Buena Vista 336) 8.Love Me Forever (Buena Vista 336) 9.Lonely Guitar (Buena Vista 339) 10.Wild Willie (Buena Vista 339) 11.Especially for You (Buena Vista 344) 12.My Heart Became of Age (Buena Vista 344 & 349) 13.First Name Initial (Buena Vista 349) 14.O Dio Mio (Buena Vista 354) 15.It Took Dreams (Buena Vista 354) 16.Train of Love (Buena Vista 359) 17.Tell Me Who's the Girl (Buena Vista 359) 18.Pineapple Princess (Buena Vista 362) 19.Luau Cha Cha Cha (Buena Vista 362) 20.Talk to Me Baby (Buena Vista 369) 21.I Love You Baby (Buena Vista 369) 22.Dream Boy (Buena Vista 374) 23.Please Please Signore (Buena Vista 374) 24.Indian Giver (Buena Vista 375) 25.Mama Mama Rosa [Where's the Spumoni] (Buena Vista 375) 26.The Parent Trap (Buena Vista 801) 27.Let's Get Together (Buena Vista 801) 28.Hawaiian Love Talk (Buena Vista 384) 29.Blue Muu Muu (Buena Vista 384) 30.Dreamin' about You (Buena Vista 388) 31.Strummin' Song (Buena Vista 388) 32.The Truth about You (Buena Vista 394) Disc-2 1.I Can't Do the Sum (Buena Vista 394) 2.My Little Grass Shack (Buena Vista 400) 3.Hukilau Song (Buena Vista 400) 4.He's My Ideal (Buena Vista 405) 5.Mister Piano Man (Buena Vista 405) 6.Bella Bella Florence (Buena Vista 407) 7.Teenage Wedding (Buena Vista 414) 8.Walkin' and Talkin' (Buena Vista 414) 9.Teddy (from LP BV-3302) 10.I Love You (from LP BV-3302) 11.Hey Mama (from LP BV-3302) 12.Lonely Girl (from LP BV-3302) 13.Like a Baby (from LP BV-3302) 14.It's Really Love (from LP BV-3302) 15.Waiting for You (from LP BV-3302) 16.It's Really Love (from LP BV-3302) 17.And So It's Goodbye (from LP BV-3302) 18.Blue Hawaii (from LP BV-3303) 19.Song of the Islands [Na Lei O' Hawaii] (from LP BV-3303) 20.Now Is the Hour (from LP BV-3303) 21.Date Night in Hawaii (from LP BV-3303) 22.Holiday in Hawaii (from LP BV-3303) 23.Aloha Oe (from LP BV-3303) 24.Italianette (from LP BV-3304) 25.Gotta Love Love (from LP BV-3304) 26.Mia Cara, Mia Amore (from LP BV-3304) 27.Lucky, Lucky (from LP BV-3304) 28.That's Amore (from LP BV-3304) 29.Vieni Vieni (from LP BV-3304) 30.There's No Tomorrow (from LP BV-3304) 31.Dance Annette (from LP BV-3305) 32.Rock-A-Charleston (from LP BV-3305) 33.Ballin' the Jack (from LP BV-3305) |
Track 1 -5,6,12,13,16,18,19,20,21,22 Annette with the Afterbeats Track 1 -28,29 Annette with the Afterbeats Plus Four Track 1 -24 Annette with the Upbeats Track 1 -26,27 Annette & Tommy Sands Track 1 -30,31 Annette and the Vonnair Sisters Track 2 -6 Annette with Angelo Prioli |
2020年に発売されたクリスマス・ソングのコレクションアルバムで、同シリーズは4集位迄ある様です。 欧米のシンガー、ミュージシャンは有名どころとなるとほぼ皆さんが単独のクリスマス・アルバムを作られています。単独で作られていない人たちでも、まず数曲はクリスマス・ソングを録音していて、こうして編集アルバムに収録されています。 ここでもほかにポインター・シスターズやベリンダ・カーライル、もっと珍しいところではムーディー・ブルースといった初期プログレッシブ・ロック系バンドまで収録されていました。 アネットはフランキー・アヴァロンとのデュエットで1981年に発売されていたシングル盤 (Pacific Star : STRLT-569) のA面曲が入っています。(B面は未収録で曲名は The Night Before Christmas で未聴) まぁ、一度聴けば良いでしょう…といった感じの曲です。 |
20 CHRISTMAS STARS II USA Hip Kid Records CMND-0148 17.Together We Can Make A Merry Christmas (Frankie Avalon And Annette Funicello) |
Reissued LPs of Original Albums
ANNETTE 1981(original-1959) NEW ZEALAND Disneyland/EMI BV-3301 |
HAWAIIANNETTE 1981(original-1960) NEW ZEALAND Disneyland/EMI BV-3303 |
MUSCLE BEACH PARTY 1981(original-1964) NEW ZEALAND Disneyland/EMI BV-3314 |
ANNETTE'S BEACH PARTY 1981(original-1963) NEW ZEALAND Disneyland/EMI BV-3316 |
ANNETTE AT BIKINI BEACH 1981(original-1964) NEW ZEALAND Disneyland/EMI BV-3324 |
ANNETTE SINGS GOLDEN SURFIN' HITS 1981(original-1965) NEW ZEALAND Disneyland/EMI BV-3327 |
ANNETTE FUNICELLO 1981(original-1972) NEW ZEALAND Disneyland/EMI BV-4037 |
MUSCLE BEACH PARTY 1983(original-1964) USA Rhino RNDF-205 |
Compact Discs from Original Albums
ANNETTE VOLUME 3 (2 in 1) MUSCLE BEACH PARTY &ANNETTE 1991(original-1959,64) USA TNT Laser CD 3314/3301 |
ANNETTE 1992(original-1959) JAPAN Buena Vista/Pony PCCD-00065 |
ANNETTE SINGS ANKA 1992(original-1960) JAPAN Buena Vista/Pony PCCD-00066 |
HAWAIIANNETTE 1992(original-1960) JAPAN Buena Vista/Pony PCCD-00067 |
ANNETTE'S BEACH PARTY 1992(original-1963) JAPAN Buena Vista/Pony PCCD-00069 |
MUSCLE BEACH PARTY 1992(original-1964) JAPAN Buena Vista/Pony PCCD-00068 |
ANNETTE SINGS GOLDEN SURFIN' HITS 1992(original-1965) JAPAN Buena Vista/Pony PCCD-00070 |
ANNETTE BIKINI BEACH 2015(original-1964) JAPAN Oldays ODR-6159 |
Single Records (EP)
How Will I Know My Love/Don't Jump to Conclusions 1958 Disneyland F-102 |
Tall Paul/Ma, He's Making Eyes at Me 1959 Disneyland F-118 |
Jo-Jo the Dog-Faced Boy/Love Me Forever 1959 Buena Vista F-336 |
Wild Willie/Lonely Guitar 1959 Buena Vista F-339 |
First Name Initial/My Heart Became of Age 1959 Buena Vista F-349 |
O Dio Mio/It Took Dreams 1960 Buena Vista F-354 |
Train of Love/Tell Me Who's the Girl? 1960 Buena Vista F-359 |
Luau Cha Cha Cha/Pineapple Princess 1960 Buena Vista F-362 |
Hukilau Song/My Little Grass Shack 1962 Buena Vista F-400 |
Mister Piano Man/He's My Ideal 1962 Buena Vista F-405 |
Muscle Beach Party/I Dream about Frankie 1964 Buena Vista F-433 Promotional Copy |
The Clyde/Bikini Beach Party 1964 Buena Vista F-436 Promotional Copy |
The Wah Watusi/The Clyde 1964 Buena Vista F-437 |
The Monkey's Uncle/How Will I Know My Love 1965 Buena Vista F-440 |
Boy to Love/No One Could Be Prouder 1965 Buena Vista F-442 |
Crystal Ball/No Way to Go But Up 1966 Buena Vista F-450 |
上の画像入りはわたしの持っているシングルですが、持っていないシングルで他は下記のシングルが有ります。 ★Talk to Me Baby/I Love You Baby 1960 Buena Vista F-369 ★The Parent Trap/Let's Get Together 1961 Buena Vista F-802 ★Dream Boy/Please, Please Signore 1961 Buena Vista F-374 ★Indian Giver/Mama Mama Rosa 1961 Buena Vista F-375 ★Hawaiian Love Talk/Blue Muu Muu 1961 Buena Vista F-384 ★Dreamin' about You/Strummin' Song 1961 Buena Vista F-388 ★The Truth about Youth/I Can't Do the Sum 1962 Buena Vista F-394 ★Bella Bella Florence(Annette with Angelo Prioli)/Canzone d'Amore(Song by Gianni Marzocchi) 1962 Buena Vista F-407 ★Teenage Wedding/Walkin' and Talkin' 1963 Buena Vista F-414 ★Treat Him Nicely/Promise Me Anything 1963 Buena Vista F-427 ★Merlin Jones/The Scrambled Egghead 1963 Buena Vista F-431 ★Custom City/Rebel Rider 1964 Buena Vista F-432 ★Something Borrowed, Something Blue/How Will I Know My Love 1964 Buena Vista F-438 ★What's a Girl to Do/When You get What You Want 1967 Tower 326 ★Together We Can Make a Merry Christmas/The Night Before Christmas (Annette with Frankie Avalon) 1981 Pacific Star STRLT-569 ★The Promised Land/In Between and Out of Love 1984 Starview 3001 |
訃報
2013年4月8日、アネットさんは [多発性硬化症] という白人人種に多い神経難病によるによる合併症で亡くなられました。十代のミッキーマウス・スタイルのあどけない写真の姿が目に浮かびます。 謹んでお悔やみ申し上げます。 |