成分 | 性質 | 生理 効力 | 欠乏症 | 過剰症 | |
脂 質 |
飽和脂肪酸 |
肉類、チ−ズ、牛乳、 チョコレ−ト等の脂肪。 |
体内でコレステロ−ルを 作る材料となる。 血管を強化。 |
脂質の欠乏は ビタミンA,D E,K, の欠乏症状と同じに なる。 |
肥満進行。 高血圧症、 高コレステロ−ル症 糖尿病、 老化促進、 |
不飽和脂肪酸 |
魚類の脂肪や植物性の 脂肪。 空気に触れると過酸化 脂質に変化する。 ※過酸化脂質はガンの 誘因物質。 |
コレステロ−ル値を 減らす。 |
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コレステロ−ル |
動物性の脂肪から作成。 細胞膜、ホルモンの材料 として血液内に含有。 |
脂溶性ビタミンの吸収に 必要。 |
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※LDLコレステロ−ル (俗に悪玉コレステロ−ル)〜各組織へと動き運搬。 ※HDLコレステロ−ル (俗に善玉コレステロ−ル)〜肝臓へ戻るコレステロ−ル |
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炭 水 化 物 |
単糖類 (果糖、ブドウ糖 二糖類 (砂糖、乳糖、 麦芽糖 多糖類 (でんぷん、 グリコ−ゲン 食物繊維等) |
脳のエネルギ−はブドウ糖。 |
筋肉の働き維持、 解毒作用、 病気に対する抵抗力を 増加させ、治療力維持、 体温正常維持、 |
意識障害、 疲労感、 蛋白質の利用力が 低下する。 |
肥満促進、 糖尿病、 高血圧症、 高脂血症。 |
たんぱく質 |
20種類以上のアミノ酸 が結合して構成している。 その内の8種類は体内合成 出来ないので食物から供給 しなくてはならない。 |
筋肉、皮膚、毛髪、血液、 ホルモン、免疫物質等が 蛋白質から生成される。 グルタミン酸合成。 (頭脳の働きに必要) |
頭脳活動低下、 髪、爪等の成長不全 体力低下、貧血。 |
カルシウムを使い 体外に蛋白質を 排出するので、 カルシウム欠乏症 となる。 |
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成分 | 性質 | 生理 効力 | 欠乏症 | 過剰症 |
カルシウム |
99%は骨、歯内に貯蔵。 残りは血液、筋肉内に イオン、塩として含有。 リン、ビタミンDはカル シウムの吸収を助ける。 |
骨質強化、止血作用、 乳汁生成、 ホルモンの正常な分泌。 刺激に対する神経の 感受性を静める。 |
骨粗しょう症、 脱毛、慢性疲労、 高血圧症。 イライラ感。 |
なし |
リン |
筋肉、脳、神経を初めと して、すべての組織内に 含まれている。 量的欠乏はまず無いが、 ビタミンDが不足すると 利用率が低下する。 |
カルシウムと協力して 骨の硬化作用をする。 炭水化物の代謝推進。 |
骨、歯が弱くなる。 ※リンの欠乏ではなく D不足からくる利用 率低下。 |
通常、カルシウムの 吸収にはリンが必要だ が リンの量が多すぎる と、カルシウムの吸収 に弊害をきたす。 (同等量が好ましい) |
鉄分 |
赤血球内ヘモグロビン、 筋肉内ミオグロビン、 肝臓内フェリチンに含有。 ビタミンCは吸収を助ける。 ※タンニンは鉄分を破壊する。 (コ-ヒ-、緑茶、植物繊維内等にふ くまれている) |
酸素の運搬、活性化。 栄養素の燃焼。 ヘモグロビン育成。 |
疲れやすく忘れっぽ くなる。 貧血。 |
なし |
ナトリウム |
骨格、体液中に含有。 欠乏より過剰に注意。 カリウム摂取でナトリウム の過剰を防げる。 |
体液のアルカリ性を保つ。 消化助力。 |
胃酸減少、倦怠感、 めまい、失神。 |
高血圧症状。 動脈硬化症。 |
カリウム |
蛋白質と合成して細胞中に あり またリン酸塩として 細胞内に含有。 |
心臓、筋肉等の機能を 正常に働かせる。 |
筋力低下、筋肉麻痺、 腸閉塞、 |
なし |
亜鉛 |
前立腺、皮膚、肝臓、 腎臓内等に貯蔵。 男性の場合精液内に多量。 インスリン構成元素。 |
蛋白質、核酸の合成 に必要。 味覚感覚維持。 ウイルスの退治 |
味覚異常、 皮膚障害、 前立腺肥大症 |
なし |
マグネシウム |
7割が骨内、他に筋肉、 脳、神経内に含有。 |
刺激による筋肉の興奮性 を高め、刺激による神経 の興奮性を押さえる。 |
血管拡張、 過度の充血、 神経興奮。 |
なし |
セレン |
胃、下垂体等に含有。 |
組織細胞の酸化防止。 ふけ防止、 更年期障害予防。 |
体力不足、 スタミナ不足。 |
なし |
ヨ−ド |
チロキシン(甲状腺ホルモン) の成分。 体内に広く分布。 |
基礎代謝促進。 |
甲状腺機能障害。 疲労感、むくみ。 |
なし |